7/22 8日目
本日は19:30本土へ向けてフェリーが出向しますので90分前の18時にターミナルへ到着する計画で北海道最後の旅を楽しみます。
6時に起床して出発準備は大体整えて朝食バイキングをしっかり取り、9時にホテルを出発。
すぐに南下し30分ほどで美瑛に到着。
ケンメリの木は一応駐車場からCBだけ撮影し、
毎度のパターンになっている感がありますが、最終日は美瑛・富良野を中心に観光します。
まぁ、美瑛は2年前にも周遊したので、お気に入りの場所だけ回って写真を撮りつつ、まだ訪れていない展望個所を巡るようにしました。
パッチワークの丘付近?
三愛の丘展望公園
新栄の丘展望公園
贅沢なことは分かっていてはいますが、北海道に滞在して6日目だとこうした雄大な景色に慣れて感動が薄らいできてしまい、2年前にも経験していてあまり長居する気がなくなっていました。で、暫し走って夕張へ。
昔の山田洋次監督、高倉健・武田鉄矢主演の『幸福の黄色いハンカチ』の舞台となった夕張は、これまで訪れていませんでした。
本作品は結構好きで、DVDなどは持っていませんが、何度も視聴していてシーンは結構覚えています。で、ロケ地に一部撮影跡が残されている『幸福の黄色いハンカチ思い出広場』へ移動。昼過ぎに到着して見学料500円を払って暫し見学。
武田鉄矢がまだ若者という時代に仕事を辞めて買った車(FR時代最後位のマツダファミリア)で東京から北海道へ旅をし、途中でナンバした桃井かおりを同乗させた後にふとしたきっかけで網走刑務所から出所したばかりの高倉健を乗せて旅をするロードムービー。
一見するとサイコホラー的な物語も予想されそうですが、多くの人が笑い涙する、間違いなく名作と評価されています。
テーマになっている黄色いハンカチ↓
この映画が好きな人なら、ラストに近いところでこのハンカチが見えた瞬間に思い出すだけで目頭が熱くなってしまうんですよね・・・。
雄大な北海道を旅するという設定で、途中途中に雄大な景色はもちろん地方色豊かな場面も織り交ぜながら、旅先で偶然出会いって数日旅をする中で主役の3人を中心に、男と男、男と女、夫婦、親子、年上と年下といった様々な人間関係、人生、一期一会などについて考えさせられる深い作品ですね。
まだ視聴されていない方は是非一度視聴してみることをお薦めします。
作品に思い入れがないと、全く何も感じられない場所ではありますが、パネルには主役3人が辿ったルートが紹介されていて、映画を見た時には地図が思い浮かばなかったのですが、改めて見ると『なるほど、あそこのシーンはここだったんだ、こういうルートを走ったことになっているんだ・・・』などと別の意味で北海道への親近感みたいなものが湧いて来たと同時に、改めて『幸福の黄色いハンカチ』を見直したいと思った次第です。
1時間ほど展示物やロケ建物などを見た後、まだ苫小牧へ向かうには随分時間が早いので、初日に走った時に湖畔が綺麗だったのでもう一度拝んでおこうと方面的には同じ支笏湖へ向かいました。適当にナビ設定したため、初日に通った支笏湖の東岸の453号ではなく、南岸を通って西進するルートを走ってしまい、想定していた景色は拝ませんでしたが・・・(汗。
そのまま進むと洞爺湖方面で苫小牧から遠のいてしまうので、道道86号で白老方面へ向かいましたが、このルートが意外に良いワィンディングで、前を走っていた2代目隼(地元苫小牧ナンバー)に追いついて、マズマズのペースで楽しめました。
このルート、北海道にしては少しタイトなコーナーが続くところがあって北海道地元ライダーだと若干不得意な感じでしたね(要は、直線は3桁で飛ばすもコーナーはややおっかなびっくりな感じで若干スローダウン)。
17時過ぎに苫小牧のイオンにて食材とお土産を購入し、ENEOSで満タンにしてから念のためフェリーターミナルを確認。
すると、事前チェックが甘く、東港をナビ設定していました。苫小牧⇒新潟・敦賀便は西港出発ということですので、危ないところでした。
同じ苫小牧港でも東港と西港は地図上で近く見えてもかなり離れていて、その距離は22km弱。
ガス補給したGSからも20km弱あって、日?道を通って20分以上走る感じでした。
18時にはターミナルに無事到着。走行距離は結局約350kmでした。
ただ、複数あるバイクの列(長い方と短い方)があって案内人も立っていないので、取り敢えず長い方に並んでバイクを止めてから、事務所案内で列を確認しました。
長い列が正解で19時半出発の便で、短い方は0時前に出発する便でした。
ちなみに、後から来たハーレーの方も長い方に並びましたが、0時前の便(出発まで6時間弱ありますが、暗くなってからバイクで北海道を走るのはヤバいので早めにターミナル到着が正解ですね)とのことで、短い列の方に並びなおしておられました。
一晩お世話になるらいらっく。
トレーラーでの搬出入が結構あって乗船予定時刻の18時半を過ぎて暫くしてから乗船。
往路の新潟⇒小樽直行便と違って途中秋田に寄港してから新潟、そして敦賀まで向かう便で、往路に比べると所定で4時間余計に掛かる航路です。
まぁ、今回往路は天候で2時間遅れたので差は2時間になりましたが。
新潟・小樽便のフェリー(らべんだあ・あざれあ)に比べて若干古く、分かっては
いましたが、同じツーリストS(値段は同じ)でも設備に差が・・・。
らべんだあ・あざれあのツーリストSは入り口がカード(紙面QRコード)キーのドアですが、らいらっく(ゆうかり)はカーテンのみですので、個室感は結構違います。
ドアといっても個室の設定ではないので下側に隙間が結構空いているのですが、一応鍵が掛かるので心理的安心感は小樽便の方が相当上です。
酔い止め薬もしっかり服用しましたが、海は穏やかで揺れもそれほどなくて、寛ぎながらしっかり睡眠も取れました。
7/23
朝方、北海道行とすれ違い
7時過ぎに秋田港へ到着
朝食、昼食を部屋で取りつつ、テレビ(BS・地デジ)を見ながら、たまに外を眺めて、それほど退屈せずに予定通り15時半に新潟へ到着。
日曜なので、そのまま関越道で上り方面へ走ると埼玉県内で渋滞にハマることから、少し遠回りになりますが、北陸道・長野道・中央道を通って中央道原PAで夕食を取って時間調整。
甲府西ICで中央道を降りてENEOSで満タンにしてから、走りなれた下道ルート(一宮御坂⇒河口湖⇒山中湖⇒246号)で22時過ぎに無事帰宅。往路よりも寄り道したので、本日の走行距離は約400km。
今回の北海道ツーリングでは新潟までの往復を含めて約3500km(道内は2700km強)を走り、2年前よりも長い距離になりました。
平均燃費は約24km/Lで、K1600GTLより少し良いかな~って感じでした。
総走行距離は納車して1か月で3900km強となりましたが、2023年度にCBでツーリングに出掛ける計画はあと1000km前後ですので、年間走行距離は5000km前後になる予定です。
帰宅した翌日7/24も休みを取っていたので、ゆっくり体を休める・・・ということではなく、しっかり走ってくれたCBをキレイに洗車しておきました。
北海道、何度行っても、帰って来て暫くするとまた行きくなる不思議な場所。
数年後、バイクかクルマか分かりませんが、行くつもりです・・・。