2016年09月30日
うちの町家、裏の方が敷地境界をハミ出して基礎が他人の敷地に入ってました(笑)
さすがにそこは今回、矯正しますよ。
この町家、もともとの持ち主は裏の家のご先祖様です。それを昭和17年に前の所有者のお父様が購入されたんだな。ということは元々は裏の家と繋がっていて、オーソドックスな町家の間取りで、今ある裏庭は元の中庭だったと推測できる。
で、切り離されたのはいつか?
県税事務所によると町家の建物登記は明治25年。その頃には既に切り離されていた?
元々の所有者が適当に切り離したから敷地からハミ出たままになっていたんじゃないかな〜前所有者からもハミ出てることを知らされなかったし、裏のお宅の人も気にしてない様子(^_^;
因みに裏のお宅の前面道路は1幅間なのでクルマが入れないです。
モータリーゼーションがやってくるなんて想像できてなかったろうし、居住部分は奥に集中していたから仕方ないですね。
Posted at 2016/09/30 13:00:44 | |
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町家リノベ | 日記
2016年09月30日
町家はユンボで絶賛解体中らしい…正式な着工は10/1なのにフライングじゃないのかな?(笑)
現場に出向いてないから臨場感がないね〜。
古井戸を埋めるのに砂10トン入れたけど、まだ埋まらないらしい。どこかに砂ごと流れていってるのかも?砂利を入れたら変化があったので様子見してるみたい。
町家の建ってる地域は、大昔は泉がたくさん湧いていたらしいから地下水が豊富なのは間違いない。
町家の土地は、延宝年間(江戸初期)の古地図を見ると、藩主ゆかりの寺社の寺領の一角。火災や神仏分離令などの影響で現在は小さなお堂があるだけだけど、当時は大きな敷地を有していて寺領の周りに堀が作られていたんだな(今もその痕跡は残ってます)
で、幕末の古地図を見ると、寺領の東西の一部が切り離されて門前町になって、堀の位置もこれに伴って変えられてる。うちの町家はこの門前町に建っている。入手する時には既に知ってはいたが、延宝年間の古地図に描かれてる堀上に建てられてるのかもしれないね。
隣家は建て替えられてるけど、やはり井戸があってそのまま埋めずに残してるようです。
改修年代の違いが外観にはっきり出ている建物も面白いけど、土地も調べると興味深いのよね〜
Posted at 2016/09/30 12:30:30 | |
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町家リノベ | 日記