
実際に図柄入りナンバープレート装着車を見たけど、図柄によっては数字の視認性が悪いですね。
透明カバーが違反なのに、図柄が許されるのは財源確保の姑息なご都合主義。
図柄入りナンバープレートの基準は以下
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・ 照度が一様に200ルクス程度の場所で、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持した場合に、番号標から20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察者とを結ぶ線が、番号標の板面に対し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明瞭に識別できること。
・ 暗夜又は暗室内において、地上1メートルの高さの位置に番号標を横長に垂直に保持し、番号標板面における照度を10ルクスに照明した場合に、番号標から20メートルの距離をへだてて、番号標に正対した位置並びに番号標の中心点と観察
者とを結ぶ線が、番号標の板面に対し左右それぞれ15度及び30度の角度となる位置から番号標に表示された文字等が明瞭に識別できること。
※ 視認性は、3人以上(奇数)の視力の正常な観察者によって確認すること。
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「…文字等が明瞭に識別できること。」…結局は絶対的尺度ではなく、相対的な感覚なんだね。(しかも、図柄入りナンバー導入の忖度が入るから、かなり甘い)
片眼だけ白内障になって、人工レンズを入れた体験では「色彩や見え方は、個人によって違うのかもしれない」って思うようになった。
視力は若い頃から緩やかに老化が始まるし、健康眼の被験者も多様性を持たせるべき。
その上で、数字の背景にくる色彩の数字グリーンに対して色相差、明度差の相対的尺度を示すべきだろう。
また、ナンバープレートの実際の視認性は、瞬時の動体視認です。時速60km/hでコントラストがはっきりした情報を瞬時に認識できるのは多くて5〜6情報くらいなんだよね。
普通ナンバーで4情報で、実際の道路環境では意図せず飛び込んでくる視覚情報もあるし、瞬間的な認識が、記憶に至るにはギリギリなんじゃないかしら?
Posted at 2022/05/08 10:07:50 | |
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