
先週木曜にHaldexコントロールユニットの青箱を導入しました。
31番ヒューズ抜きの完全FFも体験していたこともあり、その差は歴然です。Dラーメカニックも「ノーマルとは全然違いますね。すっごく速いです!」と評判がいい♪
が、しかし…ノーマルより過敏に反応する青箱のため、私の個体では別のトラブルを抱えてしまいましたorz。ノーマルHaldexで起きていたリアタイヤの引きずりは解消されたけど、今度はハンドルめいいっぱいに切ってアクセルONすると、カップリングユニット内の多板クラッチが滑っているような「ガガガガ…」音が発生しちゃうのです。
青箱は正常に作動してるし、「コントロールユニットじゃなくてカップリングだったか?」と嫌な思いがめぐります。Haldex機構のトラブル因子としては、コントロールユニット/プリチャージポンプ/カップリングユニットがあって、どのパーツも二桁万するので、闇雲に交換&様子見なんてできません。
Tさんにいろいろ調べてもらって、
●北米vortexで検索できたHaldexトラブルはおよそ100件
●壊れ方は1)4WD化が過敏でタイヤを引きずる 2)全く4WD化しない
●1)はコントロールユニット交換で治るケースがほとんど。
●2)はプリチャージポンフ交換と続き、それでも治らない2件のみカップリングユニット交換まで逝ってる。
私のケースは、ノーマルHaldexでも青箱でも冷間時に症状が顕著で正確にはVortexのどの例に当てはまらないんですよね〜もしかするとHaldex機構以外での不具合があるのかも? この状態でプリチャージポンプ交換をするのは早計な感じがするので八方塞がり(>_<)
こういう時は、今もなお10台以上の4R32をメンテしている練馬店のF君を訪ねることにしてます。元々、MyR32最初の担当メカニックだし、以前の足回りの異音原因もピンポイントで当てたので違う観点からの指摘が期待できます。
既に練馬店に行く道中で油温が上がって快調になっていたので診断は厳しいかな?と思ってました。先入観も与えたくないので、症状も詳しく説明しないでテスト走行をお願いしました。
走行を終えたF君がしきりにリアタイヤを見てます。
私「どう?」
F「アライメントを疑ってます」
私「アライメント? Haldexの振動、体験した?」
F「ええ、でもHaldex機構自体は正常に作動してると思います。リアタイヤのキャンバーがノーマル車高の割には付き過ぎてる感があるし、左リアについてはトーがややIN方向にいってる感じがするんですよ」
F「Haldexってタイヤの動きが最優先事項なので…冷間時に顕著なのは、アライメントに加えてタイヤが暖まってないからだと思います。たまたま、そのビミョーな制御域にこのタイヤの状態があって、更に過敏に反応する青箱なので今の症状が出てると推測してます。」
F「スタッドレスでもいいから交換してみて症状が変わるのか? 場合によってはアライメントを崩して試したほうがいいですね」とのこと。
F「おそらく今の状態はリアのアライメントが左方向に行きたがっていて、フロントのアライメントが右方向に行きたがっていることで、結果として直進性を保ってると思ってます。R32のアライメント調整はリアを決めてからそれに合わせてフロントを決めていく手順です。リアの調整幅は狭いけど何とかなるハズです」
もう目から鱗ですw
そう言われれば、夏前から「リアタイヤ、こんなにハの字だったけ?」「左タイヤだけ内減りしてるじゃん」と思っていたので、あながちビンゴなのかもしれません。MyDラーにはテスターがないので、万が一のために最新テスターがある世田谷店のお世話になってたんだよな〜こりゃ、やってみる価値あるね。
進むべき道が見つかっただけで感謝です。
〈余談〉
F「これまで乗ったR32の中でもこのクルマ…吹け上がりが凄く軽くて、群を抜いてバランスが良いです!」とお褒めの言葉(*^_^*)
私「ありがとう♪ Fくんもスーツ着てモデルさんみたいにカッコいいよ。結婚したのか?」
F「それ言わないでください!」
私(あんなにカッコいいのに結婚してないなんて…あっ、まさか)
多額の出費はできないけど、必ず完治させます!
Posted at 2012/10/27 15:02:05 | |
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