• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

はらぺこ@きんたのブログ一覧

2014年11月15日 イイね!

RX-7の思い出【3】・今は無き、源泉掛け流しのはてに…【後編】

RX-7の思い出【3】・今は無き、源泉掛け流しのはてに…【後編】さて、前編で行った妙義山を出発して、温泉に向かいます。

登って来た道を戻り、高速入り口をスルーして国道18号の交差点を軽井沢方面に左折します。

横川駅とイニDで有名な(笑)「おぎのや」を過ぎて、碓氷バイパスと碓氷峠(旧道)の分岐点で旧道側の道を進みます。

旧道は道も荒れてるし、狭いし、クネクネしてるし、樹の枝や砂利などの落下物?も多いし、更にコーナー内側の落差(^_^;)も大きいので、走りにくいんですけど、私は旧道の方を通る事の方が多いですね。

だって、バイパスの方走っても面白くもなんともないんですもん。

ただ走るだけでめがね橋とか廃線跡のトンネルとか見れるんですよ、商用や日常通行で使うのならバイパスでしょうけど、観光や遊びで来てるのに碓氷峠の旧道使わないなんて言う奴の気が知れません(爆)。<言い過ぎ。

ま、この時は碓氷峠は通らなかったんです(^_^;)、まさに碓氷峠が始まるという場所にドライブイン(懐かしい響き)と分岐路が有るんですね、そのドライブインの横の分岐路に右折で進入して進んでいく形になります。

そのドライブインには目立つ看板で「力餅」って書いてあるので、寄ってみました。

この力餅って名物らしいのですが、私は当時、全く知りませんでした(^_^;)。



私はこの時、名物云々よりも店の壁等に貼られた懐かしい感じのする鉄道写真に驚きました。

どう見ても信越本線華やかなりし頃の写真です、私は鉄道マニアじゃないので良く解りませんけど、子供の頃は特急「あさま」等に乗って、「笹だんご」の車内販売を楽しみながら、夏休みに直江津から佐渡に何回か遊びに行った記憶が有るんです。

しげしげと写真を見ていると、店のおばちゃんが色々と教えてくれました(^_^;)。

力餅は以前は熊ノ平駅(現在廃線)で駅売りしていたらしいのですが、熊ノ平駅はうちのバーさんの小学校の遠足の目的地(!!)だったりして、私も死ぬまでに一度は行ってみたい駅だったりするので(^_^;)、思わずお土産に力餅買っちゃいました。
(現在、熊ノ平駅は公開されて見学する事は出来るのですが、私自身が病気になり、未だに行けてません(^_^;)、人生ままならないもんです。)


おばちゃん、商売上手だよね(笑)。


名物も手に入れたし、後は温泉まで一本道です。


ここまで書けば判る人は多いと思いますが、目的地の温泉は


「霧積温泉」


です。


霧積温泉に行くには、このドライブインの脇道をひたすら驀進します。

最初はすれ違える程度の広さが有る道なのですが、カーブが多くなるに連れて道幅も狭くなり、車一台が通れる程度の細い山道がずっと続きます。

対向車が有る場合は、すれ違いスポットが幾つか設けられているので、そこをタイミングよく(^_^;)利用しながら進む形になりますね、「タイミングよくってどんなだよ!!?」って言われそうですけど、意外とすれ違いスポットも考えて?作られているので、対向車が来てスーパーバック(^_^;)なんて事は余り有りませんでした。

何回か通れば慣れる・・・って感じです。

途中の霧積のダム湖を右手に見て、山道をドンドン登ると、突然真新しい巨大なコンクリートの橋が頭上に掛かり、谷間を横切っています。

この雄大な橋が実は長野新幹線の高架橋なんですね。

別に登れたりする訳じゃないのですが、下から眺めるだけでも迫力というか、こんな山のど真ん中に、深い谷を横切って、しかもトンネルとトンネルを繋ぐ橋を作るなんて・・・と、個人的には感動する光景で、バイクで通った時などは、思わずバイクを停めて、暫く眺めているのが好きでした。

車だと狭い道の明らかな通行のジャマになるので、そんなこと出来ませんけど(^_^;)。

運転手以外の同乗者の方は、是非見て欲しい光景ですね、日本の凄さとか色々凝縮している光景だとは思います。

そんな狭い道を走り切ると、突き当りの行き止まりが温泉施設の駐車場になってます。

そこに有るのが、霧積温泉の「霧積館」です。




入口横の水車を見ると、何だか何時もホッとするんですよね。

意外と来るのが困難というか来る機会が限られる条件の温泉なので、安心しちゃうんでしょうね。

その条件については後述します。


私はこの霧積館には、何度も来ているんですね。

.
バイクの時も走りの仲間に紹介して、一緒に行ったことありますし、実は当時、実家が空き家(^_^;)で安中市に有ったので、TZR250で妙義山に走り込み行って、実家に泊まると言うバイク合宿とか(笑)しょっちゅうやってました。

妙義山は第二のホーム○ースって感じでしたね。
(ホーム○ースは勿論正○・・・あわわ)

流石に実家は長年空き家ですから、テント代わり目立つホコリだけ一部屋分外に出して、押入れの布団を出せば寝れるんですが(^_^;)、風呂とか底が抜けてるしプロパンは空だし、水道は止まってるし実家で風呂使うわけに行かなかったので、風呂ついでに(笑)走り込みの帰りには近傍の温泉に浸かりに行きまくりました。

その一つが霧積館だったんですね、実家の黒電話は生きてたので(笑)、午前中出掛ける時に電話して、今日の風呂の男湯女湯の予定とか聞いて行くようにしてました。

霧積館にはお風呂が2個あって、多分総檜の六角風呂とオーソドックスな岩風呂が有りました。
六角風呂は木の香りが素晴らしく、二階の上に有るので窓からの眺めも良くて素晴らしい風呂なんですが、岩風呂は普通に薄暗い岩作りの風呂だったんです。



この2つの風呂は時間によって男女が交代するシステムになってたんです。
そんな訳で、事前に電話して、六角風呂が男湯になる時を狙って行ったんです。




これが「行くのが限られる条件」ってヤツなんですよね。


この霧積温泉については、大概の人は映画「人間の証明」の主題歌と、映画CMの

「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」

と言うキャッチコピーで知る人は多かったのではないかと思いますが、私は角川映画嫌いだったし(爆)、全然当時は知らなかったんです。


では、私は何でこの温泉を知ることになったか?
それも一つの強烈な思い出になってます。

----------------------------------------------

私が20代の頃、会社の同僚に凄い先輩が居て、この温泉を私に教えてくれたんですね。

その先輩は顔が尾崎紀世彦に似てる(と言うかクリソツ(^_^;))上に、体型は細マッチョのモデル体型の長身で、30代でアブラの乗り切ったプレイボーイを絵に描いたようなナイスガイ先輩でした。

歌も上手くて、スポーツマン、気さくで女ったらし、2バツで明るくて朗らかで、頭も切れるし、仕事も出来るし行動的って言う。

まぁ正直憧れでした。

そんな先輩が

「おい、きんた、女用意するからお前の車で温泉行こうぜ、社員旅行の代わりに!」

「ホントですか!」


ホントに集合場所の早朝の会社に(笑)華やかなオネイサン(としか言い様がない女性)が3人来たのにはビックラこきました。

20代だった私はモウ大喜びですよ(笑)。

あ、男は4人です、係長は妻帯者なので員数外ってことで(^_^;)。

そこで先輩が私に耳打ちしたんですね。

「おい、きんた・・・これから行く温泉はな男湯から女湯が見えるんだぜ・・・(ニヤリ)」

「ほ、ホントですか!?」

あのボンキュッボンのオネーサン3人の・・・うはへへへへ!
ウキウキで車を運転して、みんなを霧積温泉に運び、私は喜び勇んで男四人で岩風呂に入りましたねぇ。


そこで先輩の衝撃の事実を目撃しちゃったんですわ!!!





で、でけぇえええぇぇぇぇ!!!!!




何じゃそのニシキヘビは!!!




あんた外人か!?

「おらおら」

いや、私の顔に近付けなくても十分デカイですから!


プロペラだって出来るんだぜ!」


って、そりゃ私だって手でこう・・・くるくる・・・・って腰の動きだけでプロペラ出来る人初めて見たわ~すごいわ~半端ないでかさだわ~

「すっげぇえええええ!」

で、男四人で盛り上がって・・・「じゃ、そろそろ出るか・・・」って先輩が言うんで、私もついて行ったんですね・・・

「先輩!」

「あ?」

女湯が見えるって話はどうなったんですか?」

あ~あれな!見えるよ!今から見せるから!

「ほんとですか!」

「ほらっ思う存分見ろ!!」


そう言って、先輩は廊下状になってる脱衣所の擦りガラスの窓を思い切り全開にしたんですね。


「え?」


その時、私が見たのは・・・・


女湯に設定されていた六角風呂の窓でした。


しかも、六角風呂は2階にありますから、こちらからは下から見上げる形になり、窓しか見えません!

「せ、先輩!女湯が見えません!」

「ばか!見えるだろ!あの窓が女湯だ!しっかり見えてんじゃねーか!」

「えええええっ嘘つきぃ!!」

「嘘言ってねぇ!見えるんだから!そしてだ!!!」


そこで、何を思ったのか、先輩は開け放った窓の前に仁王立ちになり、思い切り指笛を吹いたんです!!!

物凄い大音量の指笛の音が響き渡り・・・そして・・・

「なに?何の音?」

って女湯から女性達の声が!!!

そして窓からあのオネイサン達が顔を覗かせて・・・・


「おーーい!俺だ俺だ!!」

「せ、先輩!一体何してんですか!」

そして、全開にした窓の所でうろたえる私とニコニコの先輩は直ぐにオネイサンたちに見つかって・・・


「きゃーーーー!、何してんのもーーー!」

黄色い声の大合唱!!


ここで、完全に私は「やられた!」と思いました、何しろ脱衣所が廊下状で、開け放たれた窓の前を通らないと脱衣カゴの所まで行けないんです!


思わず内股になる私でしたが、先輩は自慢のマグナムを女性陣に窓の前で晒しながら・・・

「おい、きんた!」

「うわぁ~」



「踊れ!」



「はぁっ!??」


「ばかやろう!踊るんだよ!こうやって!」

そして先輩はダイナミックに腰振りダンスしてマグナムプロペラですよ!


「きゃーーーーー!」


黄色い声の声援が!!


「踊るんだ!きんた!」

「・・・・(もうやけくそだ!)はいっ!」





先輩のマグナムプロペラの横で私は貧相な痩せっぽちな体を必死に左右に動かし・・・


右に・・・・ペチ


左に・・・・ペチ





「・・・・・プーーーークスクス」










「ありがとうございました!」

「したぁ!」

ガラガラガラ・・・・と擦りガラスの窓が閉まり、風呂の中で爆笑しながら様子を見ていた他の男性陣も風呂から上がってきて、着替えました・・・・


マスターエースサーフで帰りの運転をしている時も、オネイサン達が妙に私に優しかった様な気がします。

ううう・・・

その後オネイサン達はどうしたかって?


勿論、先輩が1人でお持ち帰りですよ。


ええ、両手に花どころか、首にまでぶら下げて意気揚々とお帰りになりました。


いやはや、豪快というかすげぇ胆力というか(笑)、もうね、勝手にして下さいって、ホント真似できんわ・・・・って返って感心しましたわ。

なんか酷い事された様な気がしますけど、全然憎めないんですよ・・・先輩の事が益々好きになってしまいましたね。

ちょっと記憶違いも有るかもしれませんけど、良い思い出です。


----------------------------------------------


そんな訳で、あの時オネイサン達が入っていた六角風呂にどうしても入りたくなって、再度訪れ、そして霧積館の風呂の良さに惚れてしまい、何回も通うことになったという訳なんです。

湯船も六角形なら風呂の建物自体も六角形と言う、入ると木の香りが強くして、ゆったりと足を伸ばして同行者と語り合いながら入れるお風呂は最高でした。

ま、私の場合、家族やバイク仲間を連れてきた事は何回かありますけど、殆ど単独で、独り占めって言うシチュエーションが多かったんですよね。


当然RX-7で訪問したこの時も独り占め!
(だから写真も撮れたんです(^_^;))

しかもぬるいお湯なので、ずーーーーーっと入ってられるんですよ。
ですから、夏場でも気持ちよく入れます。


施設自体も温泉施設と言うよりも、「湯治場」と言った方がしっくり来る施設で、共同の洗面台などが廊下に有ったりしました。


風呂に入っても、体が温まると湯船から上がり、小休止したり窓から外を眺めたり・・・ダラダラゆっくり入ってました。

温泉に行くと長風呂って言う私の癖も、ここら辺で付いたような気がします(^_^;)。


何しろ身も心も癒されて、ムニョムニョになるほど湯に浸かっているので、湯上がりはフラフラになってました(^_^;)。

ロビーには簡単な喫茶コーナーや囲炉裏や土産物が売ってるんですが、今にして思えば、「あの麦わら帽・・・」の暖簾とかタペストリーとかせっかく売ってたんだから買っておけば良かったと後悔してます。

ホントにフラフラになってたので、土産物とかはまぁいいかぁ程度で毎回スルーしてたんですよね・・・


(霧積館は2012年に閉館となりました、六角風呂も取り壊されて現在は有りません、GoogleMapで駐車場まではストリートビューが撮影されていますので、ご確認を、また、霧積温泉は現在もう一軒の別温泉宿が一軒宿として運営されてます、温泉をどうしても味わいたい人はそちらにどうぞ(ただし、最後の20分は徒歩(^_^;))。)


帰りにはちょっとだけ霧積ダムに寄り道しました。



確かもう相当いい時間になってたと記憶してます、写真だけ撮って直ぐに出発しちゃいまいたね。

そして、18号まで戻って・・・

「おぎのや」でかみさんとジジババに公衆電話で電話して、


「今、おぎのや来てるんだけど、釜飯食う?」


的な話をして、晩飯用にRX-7の助手席に釜飯4個積みましたね。
車だとお土産買うのも楽だな~なんて思いましたよ、バイクじゃ釜飯4個とか運べないもん(^_^;)。

そのまま松井田妙義ICから高速に乗りました。


上里PAまでは渋滞も無く快適でした、高速をRX-7で走るとロータリーサウンドも相まって、爽快感が半端ないです。


ただ、スカイラインに煽られたりしました(^_^;)、走行車線で後ろにピッタリ付かれましたが、こっちが反応しないと直ぐに追い越して行きましたね。

別に悪意が有るとか煽られて怖いとかじゃないんですが、スカイラインには通勤やツーリングで良く食いつかれました(^_^;)。


私は走り屋じゃないので(爆)車のこの手の感覚に疎いのですが、RX-7とスカイラインって何かあるのかしら?


なんて、思いながら走ってた記憶があります。


それがRX-7に纏わる最後のツーリングの思い出です。


東京方面から軽井沢に遊びに行く人も多いと思いますが、行く時は高速で軽井沢ICで降りても良いですけど、帰りは旧碓氷峠経由で松井田妙義ICから高速利用すると色々な観光名所が楽しめて良いと思います。

ロードスターに乗り換えてから、軽井沢にも何度も行ってますが、結構軽井沢ICに直行して、プリンスホテル過ぎた交差点辺りから大渋滞になってる状況もよく目にします(^_^;)。

あんな所で何十分もイライラする位なら明るい内に旧碓氷峠で楽しくドライブしたほうがずっと良いです。

シーズン真っ盛りの頃に通行しても、渋滞してる事なんて記憶に無いですし、夏場なら時間が遅くても明るいですしね。

カーブに気をつけて、旧碓氷峠、是非。



<何時までも追い続けるんだ、何処までも燃え滾るロータリーハート>

写真が尽きたので、RX-7の思い出ブログはこれで終了です(^_^;)。
何しろ写真が貴重な時代だったもので、他の色々有った事も忘却の彼方に行ってしまい、忘れてしまうんですね・・・写真一枚あれば色々思い出せるんですが。

まぁまた昔の写真を発掘したらやるかも?

RX-7の思い出ブログの表題は、「トップをねらえ!」のアニメの各エピソードのサブタイトルからモジリました(^_^;)。

やっぱりガイナ良いわ、EVANGELIONでしっかり儲けて、これからもぶっ飛んだアニメ作ってくれ!とりあえず「ニンジャスレイヤー」に期待してますwww。
Posted at 2014/12/04 00:37:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | RX-7 | 日記
2014年11月14日 イイね!

RX-7の思い出【3】・今は無き、源泉掛け流しのはてに…【前編】

RX-7の思い出【3】・今は無き、源泉掛け流しのはてに…【前編】*注*
この話はどちらかと言うと、RX-7と言うよりも、今は無くなってしまった温泉施設やら、私の郷里に纏わる話かもしれません(^_^;)、ご注意を
*注*

RX-7を手放す事が確定的になった時期に、最後だと思って行ったツーリングです。

夏生まれの長女が産まれる前、身重のかみさんを置いて出かけたと記憶してます。


目的地は温泉です。


勿論、かみさんを連れて行きたかったし、一緒に7で行けば楽しいのは判ってたんですけど、温泉の成分とか熱量とかは余り妊婦に良いもんじゃないって事も有りますし、やっぱりスポカーに長時間妊婦乗せるのはね~(^_^;)。

って事で、気軽な日帰り一人旅です。

最初の目的地は妙義山です。

ナイトキッズのホームコース(笑)、「妙義の谷は深いぜ」で有名な峠道です。



この峠、個人的には都内・埼玉から最も行きやすいイニD的メジャー峠(笑)だと思ってます。

私がRX-7乗ってた当時は松井田妙義インターが整備されたばかりだったんですが、高速から降りて右折すると、直ぐに峠道というオススメのスポットになってます。

あ、勿論暴走しろって事じゃありません(^_^;)、何しろ綺麗な場所なので、良いですよって事です。

緑の頃は緑の中の岩山の美しさや石門登り、秋は11月初旬に紅葉祭り、冬は冬で枯れ山の山水画のような風情が楽しめますし、春は桜の里に桜が満開となり、山の斜面が桜色に染まります。



走り屋(^_^;)マンガで興味を持った人も、「ああ、ここが中里が刺さった壁か」的な楽しみがありますし(笑)、何しろゴール地点(笑)には広大な駐車場と土産物屋や食堂が有るので、とても遊ぶのが楽ですよ。

他の思い出ブログでも使った、この場所がUターンポイント兼登りスタート地点(爆)。



この駐車場から出ると、気持ちの良い直線がバーーーッと始まり、殆ど突き当りでダイナミックに直角的コーナーが現れるんですが、加速に酔って、気持ちよくなってるとガードレールを突き破って数百メートルダイブして、本当に気持よく天国まで行けたりします(笑)。

何しろ、この直ぐ下にパラグライダーの発進場所が有るくらいなので、妙義山は基本的に断崖絶壁の横っ腹に道が付いているという恐ろしい道なんですよね(^_^;)。


(この日はラジコン飛行機を楽しむ人達がプラットフォームに居ました。)

ところが、走ると凄くキモチイイので、困ったもんです。


自制心大事ですよ!


「暴走行為!ダメ!ゼッタイ!」


ですからね。

いやホント。
(俺が言うと白々しいけど(^_^;))

それにしても、RX-7での妙義山訪問は2、3回しかしてないと思いますが、以前自分がバイクで走った道をスポーツカーで走ると、別の感動というか気持ちよさが有ります。



でも、路面に色々施されたり(^_^;)、何だか色々なモノが付けられたりして・・・

いや、正直スマンカッタ・・・

まぁ普通に走るにはとても楽しい道ですね、相変わらず時々道のど真ん中に停車して、サルに餌やってるバカとか、サル見物で急停車するアホとか居たりしてヒヤッとする事有りましたけど。

今は餌付け禁止なんでしょうか?当時は結構怖かったです。



頂上には駐車場と妙義神社が有ります。

駐車場は物凄く広くて、溜まり場としては最高ですね(^_^;)、バイクが華やかな頃にはNRの様な珍しいバイクが来たり、車だとスカGとか旧車が来たりする事もあったと記憶してます。

鳥居の後ろには食堂兼土産物屋があって、良く山菜そばとか味噌田楽とか食べました・・・っても地元の山菜なのか蕎麦なのか蒟蒻なのか判りゃしませんけどね(笑)。

駐車場側にも土産物屋があって、ここはコースが一望できて休憩できるベンチとか有るので、良く仲間でたまって缶コーヒーとか飲みながら見物してました。

妙義山を出発したら、いよいよ温泉に向かいます。

後編へ(^_^;)。


<RotaryMagic 寄り添えば何時でも 胸をキュンとさせる>
Posted at 2014/11/29 02:01:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | RX-7 | 日記
2014年11月13日 イイね!

RX-7の思い出【2】・発進!!未修理の回転兵器(ロータリーウェポン)!

RX-7の思い出【2】・発進!!未修理の回転兵器(ロータリーウェポン)!*注*
この話は20年近くも前の話です、当時はネットも通信機器も今と比べれば未発達で、知り得る情報は殆ど体験と口コミと当てにならない噂話だけという状況だった事を前提として見てください(^_^;)。
当然ですが、RX-7の事を私は大好きですから、RX-7の事をけなしたりバカにしたりするつもりは毛頭ありません。
何も知らないスポーツカー初心者が、とんがった車の代表であるRX-7を購入して、夢と現実のギャップに右往左往し、失敗して、ドタバタを繰り広げたと言う事実の羅列です(^_^;)。
そうした思い出もまた在るという事で残しておきたい。
それだけの文章ですからよろしくお願いします。

m(_ _)m
*注*


RX-7のGT-X乗ってた。昔後輩に勧められて中古探しに行ったら見た瞬間に即決した。
カッコイイ、マジで。そして速い。アクセルを踏むと走り出す、マジで。ちょっと感動。しかもスポーツカーだからMT、だから操作も楽しい、FCはパワーが無いと言われてるけど個人的には速いと思う。FDと比べればそりゃちょっとは違うかもしれないけど、そんなに大差はないって店員も言ってたし、それは間違いないと思う。
ただ坂道とかで止まるとちょっと怖いね。坂道発進苦手だし。


ッて感じで若気の至りで本当に何も知らずに買ってしまった人生初のスポーツカー(^_^;)。

それがマツダ・サバンナRX-7(FC3S)です。

仕事をし過ぎて預金が100万以上貯まってて、修羅場は過ぎたけど、相変わらず仕事はそれなりに有るからチャラチャラ遊ぶわけにも行かず、たまの休日や連休に気軽に楽しめる乗り物が欲しいな~なんて思ってたんですよね。

そこで矢鱈と車好きを公言していた、派遣で入ってきた後輩に

国産スポーツカー買いたいんだけど、何がいいかな?予算は100万

って相談したんですよ、そしたら即答で

「国産でスポーツカーって言ったらRX-7ですよ!FC最高ですよ!特に白!」

と言う答えが帰ってきたんですよね、へーそんなに最高なんだ・・・FCってのが
良いんだ・・・
白もいいけど地味だしスポーツカーっぽくないし赤がいいなぁ・・・なんて感じで完全にFC3Sカウカウモードに突入してしまったんですね
(^_^;)、それからは寝ても覚めてもFC買う事ばっかり考えて、恋は盲目状態。



だいぶ経った後で判明したんだけど、私にFC薦めてくれた派遣の後輩は車好きと言うよりも某ドリドリマンガ好きって奴で、
(無論、私はそんなマンガがバリ伝の後に人気になってるなんて知りもしませんでした(^_^;))


それどころか、自分で車なんて買った事もなくて、当時乗ってた車も父親のATのファミリーセダンだったんですね。

本人の告白で、「自分の車持ってないんか!」って驚いていたら、

「だって、セダンでFRってオヤジセダンのATしか無いじゃないですか!仕方なく乗ってんですよ!」

と、何故か逆ギレwww。
ま、その後直ぐに派遣会社が人員を入れ替えちゃいましたから、その後の彼の行方は知りません・・・。

ともかくFCに恋してしまった私は余り発達してなかった当時のインターネットの広告とか中古車情報誌を漁りまくり、ロータリー専門店と銘打った中古屋に飛び込んで「やっぱ赤だよな」と言いながら勇ましい音がする真っ赤なFCを予算内で購入してしまったんですね(^_^;)。

ま、殆ど外観と予算しか見てませんでした。

最初は本当にエンジンに痺れました!

ロータリーエンジンのガンガン回りそうなフィーリングに加えてターボまで付いて、ブースト計が反応するとまるで2ストのバイクのようにドカンと来る。
回転が低いとデロデロのドロドロなのにアクセル開けるとドッカン!バイクが好きだった私はロータリーの魅力にすっかりやられてしまい、全ての欠点が見えなくなって「こうゆうものだ」と、乗り回してました。

200馬力オーバーで、リトラの真っ赤なスポーツカー!
殆ど二人乗りの車なんて乗ったことも無かった私は、まるで人生に勝ったような浮かれぶりで有頂天でした。

真面目に何でも出来そうな「最終兵器」を買ってしまった位に思ってましたね。


ところが・・・・


ある日、ウィンカーの玉が何回交換しても切れるって言う変なトラブルに見舞われて、首をかしげながら近所のタイヤ屋兼クルマ用品屋さんだった○イヤ○ンのお店にちょろっと寄ってウィンカーの玉だけ買おうと思ったんですね。

意外と親切なんだけど汗臭い日焼けしたメカのオッサンが、

「今暇だから球切れくらいなら交換してやるよ」

って言ってくれて、そりゃ有難いと思ってお願いしたら・・・
オッサンが作業ブースから怪訝な顔で戻ってきて、

「交換したんだけど、交換したらいきなり切れたぞ・・・この車嫌な予感がするんだが?」

って、言ったんです(^_^;)。

「い、嫌な予感??(^_^;)、あの、どんな事でしょう??」

「うーん」

と言いながら、関わっちゃったから仕方ないな~的なオッサンは、心配で仕方な
いスポカー初心者の
ウルウル視線に負けたのか

「うーん、ちょっと見てみるけど・・・」

と、言ってバンパー周りやライト周りを触り始めたんですね。

「やっぱり・・・嫌な予感的中だぞ、この車」

と言いながらオッサンが見せてくれた惨状を今でも忘れられません・・・。

ライトからウィンカーからハザードまでハーネスがごっそり無くなってて、その代わりに糸のように細い針金状の配線と、クリップ分岐の赤や青のコネクターが、まるで蜘蛛の巣のようにバンパーの裏側に押しこんであったんです。

勿論、前のオーナーの素人施工です。

「にーちゃん、それからさ、この車、見ただけでアライメントがメチャクチャだぞ、良く走ってるな、この状態で」

「えっ?」

確かに走りにくい車だと思ってはいたのですがアライメントとやらが狂ってて、良く走ってるなとまで言われる程の事とは思いもよりませんでした。

それどころか私はアライメントなんて、言われるまで言葉すら知らなかったんです。



典型的な2スト脳だったんで、乗り物なんてエンジンパワーさえドカンと来れば、後はアドレナリンで何とかなるって言うスロットルジャンキーでしたから、何も考えてなかったんです(爆)、実はそうした事(車体演出)もバイク設計で凄まじく計算され尽くした結果である訳なんですけど、無論考えが及びませんでした。

「どうしたらいいんでしょう・・・」

「どうしたらって・・・いや、うちはやらないよ、ほらそこにマツダディーラーあるからさ・・・ってもこの車じゃな・・・」

「うるうる・・・」

「・・・・じゃ、ほらアライメント調整をうちでやるって事なら何とかしてやるよ・・・ええい、今まで通りUS仕様でライトが使える様にしてやるから!

「ほ、ほんとですか!」

「あ~、US仕様が流行った時期に何回かやったことあるからさ、こんな素人配線よりはマシだろ、これじゃ車検すら怪しいからな」

「あ、ありがとうございます!・・・ところで・・・」

「ん?」

「US仕様って何ですか?」

「ガクッ!」

オッサンマジでずっこけてました(^_^;)。


(ちなみにUS仕様とは、下の写真の様にフロントのポジションとウィンカーのランプがコンビランプになってて、日本仕様でポジションランプが付く部分が、透明のパネルで蓋してあるだけのスッコ抜けになってる仕様を言うらしいです。



ライトを閉じた状態でもライトを点灯する事ができて、スッコ抜けの穴から内側のライトの光が通過して、ちょっと前を照らしてくれるという面白仕様(^_^;)、私なんて平和なもんで、リトラってこんな事も出来るんだ~みたいに考えてました(笑))

ともかく涙目になってた私は、世の中には親切なお店も有るんだな程度に考えていたのですが、単純にメカとして正義かとか、法律的に膳か悪かって言われたら違うんでしょうけど、あのオッサンメカは間違いなく人情に厚い人です。

何しろ私は何も知らない単なる初心者で、善悪どころか途方に暮れていただけで、情に厚い人への感謝とか全然考えてませんでした。
ああ、こうゆうのも受けてくれるお店って有るんだな~良いお店で電球買ったな~程度に感じてただけです。

アライメントを規定値に戻して、すっかり綺麗になったハーネス部分を見せてもらい驚くほど乗りやすくなった車と、二度と切れなくなったウィンカーに大満足しました。

流石にちょっと酷いなぁと思った私はFC3Sを買ったお店に、文句の一つも言おうと思って訪ねてみたら・・・

数カ月前まであんなに並んでいたFCやFDが一台も無くなり、それどころか契約書を書いて現金を払った事務所も綺麗に無くなって更地になってましたwwww。

草ぼうぼうの更地と、その奥に続く稲刈りが終わった田んぼを見ながら呆然としたのを今でも良く覚えてます。

修理でお世話になった人情に厚いタイヤのお店も直ぐに移転?閉店?になり、今ではアンダーパス用の道路拡幅用地として十数年も更地になってます。

今にしてみれば、あの親切なメカのオッサンは、きっと色々と私を見て察してくれたんだと思うんですよ・・・だから気の毒だと思ったんでしょうね、自分の愛車を悪く言われるほど嫌なものは無いですから、初心者の私が傷つかないように、何も言わずに黙って直してくれたんだと思うんです。

こんなネットのページで申し訳ないけど、

「ありがとうございます」

とお礼を言いたいです。

そしてまた暫くして・・・

当時の私はバカでしたから、これで車検も楽勝だ!的な感覚でマツダディーラーに「車検お願いしまーす!」的な脳天気さで持ち込んだんです。

一見気難しそうなメカの人が受け付けてくれて、お店で手続きして家に帰って待ってたんですが・・・

その気難しそうなメカの人の声で次の日電話が・・・

「きんたさん、あの車ね車検通らないよ」

「えっ!?何で?どうして!?」

ライト周りも直したのに何で!?

「触媒がね、無いんだよ、良く走ってたね・・・相当臭かったろ?」

「ええええっ!!」

心の底から驚いて、言われてみれば・・・確かに臭かったけど、スポーツカーだしそんなもんだろうと思ってたんですね。

「ど、どうしたらいいんでしょう・・・うるうる・・・」

「どうしたらって・・・基本的には改造車は受けないんだけど・・・」

「うるうる・・・」

最初の「何で?どうして!?」辺りで、そのメカの人も全てを察してしまったんでしょう・・・。

「・・・・中古で触媒だけ探して取り付ければ、車検は通りますよ、そうしますか?」

「ぜ、ぜひ!」

「・・・でも中古触媒が見つからない場合もありますから・・・まぁ探してみるけど・・・時間かかりますよ」

「お願いします!」

そんな訳で、中古触媒無かったらドウシヨウ(ToT)、って寝ても覚めても不安な数日を過ごしていたら、3日後ぐらいに

触媒有りましたよ、車検通りますよ」

って連絡が来て、電話口でホントに喜び踊りながら

「よろしくお願いします!」

って車検通してもらいました(^_^;)。

毎日通勤で通る道にある、近所のディーラーだったので、車検上がりも歩いて行き、受け取って来た覚えがあります。
当時2台車持ってたので(マスターエースサーフ)、代車とか頼まなかったんですよね。

一人しか乗る奴居ないのに、車2台にバイクだ自転車だとずいぶん贅沢な生活してたもんだと・・・その金貯金しとけば・・・なんて、思い出はプライスレスですから(笑)、その時にしか出来ないことって有りますしね。

しばらくデートにツーリングにオフ会にと活躍したRX-7ですが、悲劇はまた突然やってきたんですよね。

ある日、ちょっと散歩にでも出ようかと思って7に乗り込み、キーをひねると・・・

キュルル・・・プス

え?

何度やってもキュルルル・・・プス。

えっ?何で?昨日まで走れてたじゃん!???
バッテリー・・・って、セルも回るし!

RX-7の突然死!?

訳が判らなくなって、件の気難しそうなメカの居るディーラーに電話すると・・・。

「あ、そりゃアペックスシールかもしらんね」

「アペ?は?」

つまり、アペックスシールが劣化して、おむすびの密閉が無くなっちゃったのでエンジンがかからなくなった訳ですね(^_^;)。

不幸中の幸いが、自宅の駐車場で発生した故障だったので、そのまま誰にも迷惑をかけず、ディーラーに直行で入院出来た事です。

診断した結果、やっぱりアペックスシールが逝ってるって事でした。

「シールだけ交換って事はオーバーホールになるけど・・・」

「おいくらですか?」

「40万とか
かな」

「プギョ!?」

リビルドエンジンって手もあるよ」

何ですか?それ?」

「まぁ、広島でエンジンだけ作り直して販売してるんだよ、要するに新品エンジンみたいなものだよね」

「おいくらですか?」

「50万くらいかな(^_^;)」

「ニャヒョオーー?」

「どうします?」

「どうしますって・・・リビルドならエンジン新品になるんですよね?もう安心ですよね?」

「そうだね、まぁそう思って貰っていいと思いますよ」

「・・・じゃ、リビルドで

車体価格とエンジンで、FDの中古なら買えたんじゃないか?ってこの時思ったのは内緒ですwww。

まぁその位何も知らない奴が所有して転がしてたんです(^_^;)、7には悪い事しましたわ。

まぁぶっちゃけ、今じゃ50万は大金ですけど、当時は仕事の実入りが良かったし、50万くらいなら現金で有ったので、結婚資金・・・とか、婚約指輪・・・とか、そうゆう思いも過りましたけど・・・

ま、いっか!

で、払いましたなんつっても新品エンジンですワクワクしましたね。

「出来ましたよ」

って連絡が入って、ルンルンニコニコでディーラーに行ったら、何時もの気難しそうなメカの人がニヒルな笑顔浮かべながら待っててくれました。

早速エンジンかけたら、当たり前のように絶好調!

マフラーから火を吹きそうな爆音が響いて、もう嬉しくて嬉しくて仕方なかったです。

「どうですか?」

ってメカの人がどうだ!みたいな感じで話しかけてくれたので、

「いやぁ、最高です!治って嬉しいです!」

って確か言ったような気がします。
そこで何かちょっとあれっ?て思って何気なく聞いてみたんですね。

「そう言えば、以前、改造車は受けないって言ってませんでしたっけ?

「ああ、言いましたね」

「でも、私の7って爆音だし、最初は触媒すらついてませんでしたし、なんか解かんない部品も付いてるし・・・改造車丸出しだったのに何で触媒探してくれ
たり、エンジンの面倒見てくれたりしてくれるんですか?」


「そりゃ、きんたさんがRX-7のオーナーですからなんとかしてあげたいじゃないですか」

「え?・・・そうですか(^_^;)何にも知らないオーナーですけどねwwwそれにしてもRX-7好きなんですね」

「そりゃそうですよ!RX-7無かったらこの仕事してませんから」

「そ、そうなんですか!?」

「そうですよ!ロータリーエンジンが好きだからこの会社入ったんですよ、ロータリーの車は何とかして乗り続けて欲しい、だからですよ。」

「そ、そうなんですか・・・(^_^;)」

そんな嬉しそうに熱い気持ちを話すメカの人が仕上げてくれたRX-7。

相変わらず音はちょっと爆音だけどどんどん安定して、どんどん乗りやすくなって、やっと完成した感じになりました。

ホントは消耗品とか色々有ったんだから、そのディーラー使って注文したり、オイル交換したりしに行けば良かったんでしょうけど、そのお店はある日閉鎖となり、更地になり、今じゃ回転寿司屋の駐車場になってます・・・。

調子が良くなったRX-7で、当時見合いして付き合い始めたかみさんと、色々な所に遊びに行きました。
私達夫婦にとっても、凄い思い出深い車です。

ま、もっともかみさんは、


「狭い」
「熱い」
「うるさい」
「椅子が硬い」
「乗りにくい」
「スカートで座れない」
「煙い」
(当時タバコ吸ってたので)

と、文句ばっかり言ってて、唯一の褒め言葉が

「ライトがカエルみたいに動いて面白い」
(褒めてるか?)

って感じでしたけどね(^_^;)。

結婚して子供が出来たので、流石に維持し切れないのが確定的になってしまい、3年間?の短い期間で、泣く泣く手放すことに・・・

そんな時に何処に引き取ってもらおうか?

って考えて、何も知らない私は大手巨人の名前の買い取りチェーンに電話してみたんですよね。

正直、エンジンは絶好調だし、外装も綺麗だし、車検が切れるだけで何の問題もないRX-7でしたからチョットだけ期待して電話したら・・・

「その状態なら60万で買い取ります」

って言われて、「えっ!そんなに!?」みたいに喜んで、有頂天で買取屋に持ち込んだんですね。

「60万って言われたんですけど!」

「じゃ、チョット拝見します」

って、事で、ドキドキしながら待ってたら・・・

「10万ですね」

「(゜Д゜)ハァ?!さっき60万って・・・」

何が何だか分からない私は、ショックでした。

一体最初の値付けは何だったんだ?と思って暫く押し問答してたんですが、頑として10万って言うんですよね、バカバカしくなって帰ろうとすると今度は引き止めるんですよ、やれ、他に持って行っても同じだとか、今売らないと値段は下がるばかりだとか、うちに持ってきたのに今更やめるっていうのは仁義がどうのとか・・・おどしたりすかしたりし始めました。

小一時間もグダグダと監禁状態が続くと、私も何だかどうでも良くなってきて、しかも趣味車なので負い目もあるし、疲れちゃったので。

「もういいよ・・・10万で」

で、売っぱらっちゃいました。
今考えれば馬鹿な事したもんです、どうせ後日ロードスター買うことになるんですから、その時までなんとか所有して、同じ10万だろうと5万だろうと何でも良いからマツダに下取ってもらって、商売に使ってもらえば良かった本当に後悔しました。

別にFC3Sの相場が10万だったら10万でいいんですよ、例えば買取業者が・・・

10万くらいですかね、中古買い取りなんてそんなもんですよ、他も見てください、あ、確かにそうですね10万ですね(^_^;)、でしょ?まぁそんなもんですよ・・・

って最初から言えば気持よく取引できたんですよ。

でもねあたかも高額買取りしますみたいな事で釣って、事実上車をガレージに押さえられ、帰れない状態にした上で、買取値段を下げて監禁まがいの囲い込み的な応対をして、車仕入れるとかさ・・・要するに仕入れする車は欲しいけど、他に回されないように囲い込んで、しかも安く買い叩いてるって事でしょ。

そりゃ、業者にも言い分有るんでしょうよホイホイ行った私が悪いとか、私の知識が足りないとか、商取引上問題ないとか色々さ。

今は違う?取引量が多いから批判も多い?そうかもね(笑)。

それはそれでイイんじゃない?

でもね、俺はもう絶対二度と利用しないね。

基本、車は買い替えにして、中古車屋でもディーラー中古でも下取りで引き取ってもらう事にしてる。


そうすれば長年付き合った愛車と関わった身内全員が手を降って、さよならを言いながらお別れ出来るんです。


釣られた自分が悪いのか・・・何だか悔しい思いで10万円を握りしめて、トボトボと歩いて帰った記憶があります。

の買取屋も今じゃ無くなって釣具店になってたりします。


思い付いたようにやってきて、ロータリーサウンドを響かせながら駆け抜けて、夢のように去っていった、真っ赤なRX-7。

何だかんだ有りましたけど、楽しかったし、色々と勉強させてもらいました。

ありがとう!RX-7!

ロータリースポーツも、また復活することを願ってます!!


<夢ならたくさん見た、覚めたままでもまた会いたい、セブンがそうさせた、恋は欲張りだね!>
Posted at 2014/11/19 23:17:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | RX-7 | 日記
2014年11月12日 イイね!

RX-7の思い出【1】・ 「初めてのときめき☆初めてのツーリング」

RX-7の思い出【1】・ 「初めてのときめき☆初めてのツーリング」マツダ、ロータリースポーツの復活計画は存在せずCEOが明言

って記事が発表されて、REファンの人も私もガッカリしてる所ではありますが、部屋を整理して衣類のハンガースペース作ってたら、棚の奥の引き出しからRX-7の写真がバラバラ発見されたので、これを機に私のRX-7に纏わる思い出をブログに上げていこうかと思います。


昔々阿呆みたいに仕事して、ホテルに泊まるか職場に泊まるか現場に泊まるかって程働いて、スイッチひとつでン億円の大損害って言う修羅場で身も心もボロ布になって居たのに本人は若気の至で次の日には元気に仕事ができたというそんな私の青年時代(^_^;)。

そんなプロジェクトもどうにか終わり、抜け殻の様になってた私ですが、残業代で金はうなってたので・・・


一発スポーツカーでも買うか!


って事で手に入れたのがRX-7でした。



色々有ったのですが、その顛末は又別の機会に(^_^;)。



さて、RX-7での最初のツーリングは下田でした。



確か買ったばかりで眺めていたら我慢できなくなって、会社に有給休暇を朝電話で申請して(笑)、そのまま平日2日+週休だったかの連休にしちゃって、ノープランで出発しました。

初夏の頃で無論オフシーズン、当初目的地は「大阪!」って思ってたのですが、何でそんな事思ったのか・・・大阪は大都会だからカプセルでもビジネスでもホテルは有るし、500km程度なら、1xxkm/hで5時間走れば着くだろう・・・的な適当さで出発!



・・・沼津で心が折れました。



RX-7がどんなに速いスポーツカーでも、都内やその近傍の渋滞には敵わなかったんですね(^_^;)、つまり時間切れですよね、当たり前ですけど。

自分の馬鹿さ加減に呆れながら、沼津インターで降りて、干物屋の看板が並ぶ道を見ながら、軽い敗北感に襲われたのですが・・・

まだ日没まで(?)時間あるし!このままイケるところまで行っちゃえ!

って感じで、伊豆半島の先っぽは下田だから、下田街道って道を突っ走れば取り合ええずイケるところまではイケルだろう・・・的な?(^_^;)。

ヤケクソになって突っ走りました。

それでもクネクネの山道走るんですから、楽しくないはず有りません。

しかもRX-7と言うスポーツカーは実にバイク的なエンジンで、気持ちよく回るし、パワーも有るからグイグイ山道登るし、自分を中心に手の届く所にタイヤがあるような感覚で、かなりコンパクト。

あっという間に時間を忘れて、ドライブに没頭し、ぐんぐん突き進んでしまいました。



しかし・・・


ループ橋に差し掛かる頃にはすっかり日も暮れて、もう何だか訳がわからない記念写真とか撮る羽目に陥り、バカの上塗りです。




「もうどうにでもな~れ」

        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *   
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜


って感じで、下田まで行けば何とかなるみたいな・・・ええ、勿論宿とか取ってませんよ、当時は携帯とかスマホとかありませんから宿なんて事前に予約してなかったら宿無しですわ。

いよいよRX-7の必殺技後部座席を倒して、トランクルーム平にして車中泊スペシャルが炸裂か!?

それも又吉!

なんて泣きそうになりながら考え始め、下田の街ナカを道沿いにウロウロしていると・・・

道端に綺麗なホテルがね、見えたんですよ、独身で残業代だけはシコタマ持ってた私は、ダメ元でセダンばっかり停まってるそのホテルの駐車場に直管マフラーの真っ赤な7でボボボボ言いながら乗り付けて・・・・



恐る恐るフロントに・・・

「あの・・・部屋空いてますか?」

って聞いてみたら、こんな怪しい風体の一人旅の変な奴ににっこり笑って。

「空いてますよ」

って泊めてくれたんですよね。

そのホテルがこちら。

下田ベイクロシオ


さんでした。

実はシーズンオフでガラガラで、宿泊客も少なかったと言う事で、まぁそれなりにお金取りましたけど、通常価格よりも格安で泊めてもらったのでこっちが恐縮してしまいました。

部屋に案内されたんですが、一体これは・・・??





って位、豪華な部屋で(笑)、ここに一人で泊まるんか(^_^;)・・・あんツー贅沢な・・・って思いましたよ。

トイレまで写真に撮ってたりするんですからね(笑)。



当時、心からびっくりしてたのが解るってもんです。

お風呂がこれまた最高で、感動しちゃいました、風呂から下田港の夜景が一望、お湯に浸かっていると、うっすらと見える海の水平線がまた幻想的

すっかりいい気分になって風呂から出て来て部屋に戻ると、一人旅なので部屋で食べるって言っておいた夕食が運ばれてきましたわ。

予約なしだったんですけど、海鮮づくしの会席料理?が腹一杯になるほど出て、おまけに「宿泊客が居なくて暇だから」とかホントなのか嘘なのか判らない事を言いながらロビーで出迎えてくれた、ちょっと綺麗な中居さんがお酌までしてくれて、小一時間世間話(^_^;)。

マジか・・・明日目が覚めたら枕元に玉手箱とか老いて・・・もとい置いてねぇだろうな・・・位に思いながら夢見心地で過ごしました。

中居さんが戻った後も、ビールをやりながら、のんびり食いながら・・・

思いつきで飛び出して良かったのかも?なんて考えて、その日は寝ましたね。

次の日の朝は最高に気分が良かったです!

朝風呂にも入りました!ガラガラだったので、その時風呂の写真まで撮ってます!





明るい時にこの風呂に浸かると、海の中のお風呂みたいな錯覚に陥りますね。
更に全面ガラス張りなので、下田港や下の道路を見下ろしながら、全裸で仁王立ちして

「わーはっはぁ!」

って訳のわからない事まで出来ます。
開放感が最高ですが、丸見えじゃ問題有るんじゃないの?ええい!見たきゃ見ろ!

と、粗末なモノを丸出しにして腰に手を当てて色々ポーズ取ってたんですが、流石に心配になって、7で帰る時に風呂の窓を振り返ってみたんですが、どうゆう仕組みなのか黒いだけで何も内部が見えない??

あんなに頑張ったのに頑張り損か・・・と、変な落胆を覚えてしまいました。

阿呆ですみません・・・。

帰りは本当に帰るだけだったので、どうせ伊豆の根本は沼津だから、あっち方面に進めば沼津に着くだろう的な適当さで別の道通ったと思います。

その途中の駐車スペースで綺麗な富士山が見えたのでRX-7と並べてスナップ。

それがトップの写真です。



あんまり富士がよく写ってないけど(^_^;)。
RX-7と一緒に沼津からまた高速に乗り、首都高の分岐に苦労しながら・・・

「バイクならこんなに困らねぇのに・・・」

と、ブツブツ文句言いながら、それでもRX-7のエンジン特性と走りに感動しながら楽しいドライブが出来ました。

暗くなってから飛び込んだ不審者スレスレの変な一人旅の男を泊めてくれた下田
ベイクロシオホテルさん、
ホントにありがとう。

RX-7ライフを始めるのに記念に感じるくらい、忘れられないいい思い出が出来ました。
また何時か家族で訪問させてもらいたいと思ってます。

あ、その時は通常料金でかまいませんので(笑)。


<開国してくださいよぉ、イイじゃない、減るもんじゃなしぃ、下ネ田に入港しまっすぅ~>
Posted at 2014/11/18 01:34:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | RX-7 | 日記

プロフィール

「アマプラレンタルで「光のお父さん」、会社幹部の父が突然退職し気遣った息子がFF14に誘い込んで元気づけるコメディ、題名も含め自分の状況に合致しすぎて感動したw、ゲームが世代と感動をシンクロさせる感動、劇中の言葉が世相に突き刺さる良作、ゲーム禁止令作る香川の輩に爪の垢煎じさせたい。」
何シテル?   03/22 16:28
ブログは長文が多いですが、強調表示や大フォントだけ読んでもらえれば、大体中身が解るようになっております。 基本的に趣味車持ってないので、ブログ含め車の話は殆ど...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

はらぺこきんたのバイクとか色々日記 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/06/22 08:08:33
 
Hit!Graph 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2007/10/20 22:33:26
 
NINJATOOLS 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2007/07/26 23:45:53
 

愛車一覧

ホンダ N-BOX N-BOX君 (ホンダ N-BOX)
2017年の6月から、きんた家に来たN-BOX君です。 MPVが年式なりの劣化で故障多 ...
ホンダ クロスカブ CC110 クロスカブ君 (ホンダ クロスカブ CC110)
*注* 長文の上にカブが初めてのため、カブのレビューになってる部分もあります、ご了承下さ ...
ホンダ N-VAN+スタイル ピカチュウ号 (ホンダ N-VAN+スタイル)
発表したときから欲しかったN-VANです。 ギミック満載で、バイクのトランポとして、キ ...
カワサキ Ninja150RR バッタ君 (カワサキ Ninja150RR)
2016年、エコに支配されたCoolな現代日本に、白亜紀の様に暑い国から海を渡って突如上 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation