鳥鍋のブログ一覧

映画「ドライブ・マイ・カー」を、平日の午後に鑑賞。

ネタばれ、性的な表現を含むので、苦手な方はここまででお願いします。

断片的に思ったことを書くので、文章の追加削除あり。

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観客は、交互席鑑賞で、１/4くらいの入りかな？
老夫婦など、年齢層高めですね。

村上春樹が苦手なので、原作も読まず、広島がロケ地だという事前情報のみで鑑賞。

上映時間3時間、カンヌ国際映画祭作品ということで、最初の性描写から1992年に見た「美しき諍い女」を思い出す。ちなみにこれは1991年のカンヌ国際映画祭グランプリ。

当時の彼と、期待して見たのですが、映像的には美しいものの、難解で冗長。オシャレなものを見ている自分に酔っていた、若かりし頃でもダメだった記憶が蘇える。

主人公と同じように、配偶者を亡くしているのですが、主人公より、運転手のみさきに共感しました。表情なく淡々と語る様子がリアル。同じように、私も友人の車で、夫の死の様子を淡々と語ったことがあるので。

車は、相手以外に誰も聞かないし、話しているのに、相手の顔を見ないので、対話というより独白に近い。

私の経験から言うと、人間として生きるのに3年（すぐ涙が出る状態）、立ち直るのに7年（客観的に見れる状態）かかりました。

主人公は妻を亡くしてまだ2年という事を考慮しても、妻を愛している自分に酔っている感じが苦手。子育てや介護があったら、こんなこと考える暇もないと思う。

西島秀俊の裸体は、八重の桜以来ですが、相変わらず美しい。これで主役になったのかと納得。でも、年齢を重ねているのに、体にコンプレックスがないのが非現実的。白髪や薄毛、ぜい肉、傷などがあってもいいのに。

妻役の方は、裸体は美しいものの、顔が好みではなく、いまいち入り込めない。というか、村上春樹独特の性描写が、やっぱり苦手だと再認識しました。

また赤いサーブも、年式から言って、あんな長距離を移動したら、内装がはがれたり、エンストしたりしてもよさそうなのに、トラブルがないのもおかしい。カセットをかけるのはリアルだったけど（笑）

あと燃費も悪いだろうに、給油シーンがないのも不自然。北海道に行くまでに、サマータイヤからスタッドレスにコメリで交換したのか？とか、疑問点は多い。