
今から20数年前に雑誌を見て心惹かれたのがマセラティ・ビトゥルボ(2ドアクーペ)だった。グリルの中に付いるヤリ?と鋭角的なスタイリング・赤いボディーにイタリア車を感じた。(外車にまだ興味が無い時代に)また、その当時としてはV6SOHCツインターボチャージャーで250psを発生するパワーにも惹かれた。(当時600万円オーバーもしていたなんて!)ときは流れ、05年秋コーンズの試乗会に珍しく妻が同伴。(これはビックチャンス!)数十年ぶりに見たマセラティはフェラーリーの傘下の元、みごと変身していた。何とも言えないフォルム、まさにイタリア家具が車内に封じ込められ、走る応接室??。しかし、座るとすぐにでも走り出したくなる、スポーティー感が漂っていた。BMやMBには無い独特の雰囲気!「試乗してみたい!」と申しでた。いざ!試乗・・・ここで大きな間違いを担当者は犯した!なんと・・・助手席にしか座らない妻を・・・後部座席に(こちらも足下が広く、シートの座り心地も最高!級のシート)。目をつぶりエンジン音を聴いているとF430かと???エンジンブロックを共有するだけあり、近い感触があるのか?アクセルを踏み込むと快いマフラー音が追いかけてくる!加速・停止・・・良いぞ。デュオセレクト6速もオートからマニュアルに切り替え加速。慣れないとエンジン回転が合わず少しぎくしゃくする感じはしかたないか??走り込めばF1の気分で操れるのだろう・・・と勝手に想像しながら走らせた。ショールームに戻り、担当の方から「如何でしたか?」と(私は試乗中、車内でも絶賛していた!熱くなりました)。私は「良いですねー」と前向きに?答えたが・・!!妻「何だか落ち着かないわ!」、「何だろう?」・・・「どこが」と聞き返すと、「信号待ちでの停車中、体に嫌な振動が伝わる」と。「え!」、あれか・・・・実は私も感じていた。しかし、私はドライバーの立場で感じていた。「心地よい振動と」。しかし、妻には「不快な振動」だったのだ!
「母を後部座席はダメ!酔うわ!」致命的なコメントだ!「あ!」・・・教訓:普段助手席にしか乗らない人を後部座席に座らせてはイカン!!・・・今後の同伴の試乗は慎重に!・・・でもあのサウンド・ハンドリング・雰囲気はどこにも無い・・・クワトロポルテだから醸し出す雰囲気なんだ!停車中のかすかな振動はエンジン(フロント配置)とミッション(リア配置)が前後に分かれ、完璧な50対50の重量配分をしているためリアから生じる。他社の何だか分からない「50対50」とはレベルが違うのだ!後部座席に伝わるかすかな振動は些細な事だ!と解釈。言われないと気がつかないかも??(失礼かな)クワトロポルテよ、いつかまた会いに来るよ!
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マセラッティー | クルマ
Posted at
2006/02/03 17:02:03