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3月24日に長尾和宏先生らの記録映像が名古屋で上映されるそうです。
私はどこで上映されても平日は仕事で行けません。
また、９９％の人はワクチンを打っても、大きな影響はないと思われます。
しかしながら、全国で数千～数万人の人たちには大きな影響があります。
ワクチンはまだ治験が十分でないので、完全なものではないという前提を忘れた場合に、不幸に陥る人が出てくると思われます。また、最近はやっているオミクロン株やステルスオミクロンは、最初のアルファ株とは塩基配列が相当異なっていますので、どの程度効くのか、もっとよく調べてほしいと思います。

できれば、国産ワクチン開発（開発中のものはあります）、そして、一部で投入が始まってはいますが、さらなる治療薬の開発が望まれます。

http://www.drnagao.com/img/lecture/nagoya20220324_01.pdf

　マスコミはウクライナの健闘、そしてロシアの残虐性を盛んに報道していますが、たとえそれが事実であったとしても、強い方が勝つのは歴史の必然です。

　この地球上には、大きな軍事力を持ち、火種になりうる国がいくつかあります。
　一つは日本の西にあるN国であり、もう一つはC国であり、さらに、西方にはこれらとつながっているといわれるI国があります。そして少なくとも前２者は核兵器を持っています。

　一方、2018年11月、米国の首都ワシントンの米国平和研究所が発表した報告書では、ロシアと中国に対する「平和時の競争と戦時の紛争に勝つ方法を明示できていない」と書かれているそうです。また「軍備刷新を着々と進める中国とロシアが手を組めば、アメリカの軍事的優位はあっさり崩れる」とも書かれているといいます。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/11/post-11299.php

　もし、先述の国が動いたら、米国はそれを防ぐ手段を持ち合わせないと思われます。そのとき、台湾は、そして日本はどうするのでしょうか。今後、日本が空爆を受ける可能性すらないとはいえません。また、ロシア、N、Cの３国は、西側諸国が持っていない極超音速ミサイルを保有しており、これを迎撃する技術は今のところ開発されていないといわれています。

　第２次世界大戦で、ドイツがポーランドやフランスの一部を占領し、イギリスの首都ロンドンも空爆を受ける中、イギリスを勝利に導いた当時の首相チャーチルは「悪魔（ナチス）を倒すためなら，悪魔とも手を組む」と語っています。ここで彼が言っている悪魔とは、多くの人々を粛正したソ連のスターリンのことを指しています。

　こうした思考ができなければ、たとえ民主主義国家が正しいと思われることを主張し、そうした国々で連合を組んだとしても、軍事力の強い専制国家に敗れ去るということは十分にありうることです。紀元前の頃、ギリシャの民主主義国家群は専制国家であるペルシアの攻撃を何度も受け、一時敗北するところまで行っております。

　このような戦略的思考ができる人が先述の国々の方にしかいないとすれば、世界の危機であると思います。