前回記事「
Google Earth ツアーが面白い」の続きです。
”まだよく調べてないけど、実走行で得たGPS信号のファイルから3Dマップにパスを描けるのかな? そしたら走った通りにツアー出来る。あと何年後か準天頂衛星の態勢が整い本格運用を始めて、3Dマップの精度も一段と向上したら。十数センチの精度で走行ラインを再現できるようになるかも。”
昨晩ちょこっと調べて試したら、こんなサンプル動画ができました。😀
動画再生時間 ツアーの設定
08:00 〜 設定1:上空を舞う鳥のように
00:40 〜 設定2:ヘリコプターから空撮のように
01:08 〜 設定3:ドローンでコースをトレース
オレンジのラインがドライブレコーダーのGPSログから生成したパスです。
実走行ではちゃんと左側通行で走りましたが、ドライブレコーダーのGPS精度はこれくらいブレますね。走行ラインが読める精度にはまだ遥か遠い。iPhoneのA-GPSならもっと精度が良いかも? G-BowlログからGPSデータを書き出せたら良いのですが。もっきーさん、可能でしょうか?
動画を見て驚くのは市街地3Dマップの凝りよう。建物や樹木もモデリングとはすごい! でも都内とは言えこのコースは郊外のせいか、所どころ衛星写真をテクスチャーとしていて、モデリングとのつなぎ目がちょっと変です。前回の椿ライン 3Dツアー動画サンプルは山間部なので全面的に衛星写真のテクスチャーでした。
あと気付いたのは、GPSログは一定時間間隔のポイントの連なりでパスを構成してますが、ツアーはパスを一定速度でトレースします。つまり実走行のペースとは無関係。コースを辿るだけで走行を再現ではないです。
GPSログから3Dツアーを作成した手順を簡単に紹介します。
用意するもの
・ドライブレコーダーのGPSログデータ。私はBlackVueのログを利用。
・ドライブレコーダーのビュワーソフト。GPSログをKMLファイルで出力できること。
私はMac用フリーソフトの Datakam Player for Mac を利用。
Windowsならフリーソフトの
Registrator Viewer が良さそうです。
作成手順
1.ビュワーでGPSログを開いてKMLファイルに書き出す。
2.KMLファイルをGoogle Earthで開くとGPSログがTrackとして読み込まれます。
3.そのTrackを指定して「ツアーを再生」をポチッとすれば3Dツアーが作成されます。
標準のGoogle Earthをご利用の場合はアプリで再生して見るだけ。実に簡単!
4.Pro版なら ツール > 動画メーカー で先ほど作成したツアーを指定して動画ファイル
に書き出し。あとは適当なビデオ編集アプリでお好みのままに。
最初よく分からなかったのはGoogle EarthにGPSデータをインポートする方法でした。ファイル形式も知らなくて。調べたらGoogle Earthは
KMLファイルと名付けたXMLを処理するアプリだと判明。市販のGPSロガーにはGoogle Earthが対応してますが、沢山あるドライブレコーダーにはいちいち対応せず、ドライブレコーダーのビュワーがKMLファイルを書き出せってことでした。
ドラレコ機種によっては付属ビュワーがKML出力に対応してますが、BlackVueの付属ビュワーは非対応。(´・_・`) そこでフリーソフトの出番です。フリーのビュワーが様々なドラレコ(のファイル形式)に対応していて、BlackVueが割とメジャーだったので、Datakam PlayerでGPSログをKMLに変換できました。
最近のドラレコはGoogle Earth対応(KMLが書き出せる)が趨勢? 例えばマツダが純正OPに採用した
富士通テンDREC200は ”Google Earthで走行軌跡を確認できる” と謳ってます。最近、DJデミオ用にこれを選んだ時に知って「ところでGoogle EarthでGPSログを見るのはどうやるの?」それがことの発端でした。そして今年1月
Google Earth Proの無料化が渡りに船でした。😀
知ってる人はずっと以前からGoogle EarthでGPSログを活用してますね。アテンザにBlackVueを載せて動画を活用するまで、3Dツアー動画にあまり関心が無かった。今さらこんな便利で面白いと知ってビックリです。
ブログ一覧 |
Tech | 日記
Posted at
2015/06/03 17:30:03