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2018年07月17日 イイね!

G-Bowlアプリで躍度を観察 その2

G-Bowlアプリで躍度を観察 その2 
前回に引き続きG-Bowlアプリで躍度を観察します。
G-Bowlログで躍度は何を表すか? 前の記事では...

躍度は加速度(G)の勾配を表します

このことからGグラフと躍度グラフはタイトル画像のような関係にあります。Gグラフの見方を変えて躍度で見ると今まで気付かなかったことに気付いたり。言い換えると見方を変えただけで新たな物理量を測る訳じゃない。iPhoneに躍度センサーがあるのではなく、Gの測定値から計算で躍度を得ます。そのお陰でVer.5で過去ログを開くとしっかり躍度表示してくれてありがたいことです。


躍度グラフがどう分布するかはGグラフの形次第。Gの測定精度が高ければ躍度グラフからそれなりに意味を読み取れますが、振動ノイズまみれのGグラフから得た躍度は意味不明。測定時になるべく振動ノイズを含まないようにiPhone設置を工夫します。

特に設置を気遣っていない過去ログでも、路面が良ければそれなりに綺麗なGグラフが得られることもあるので、Ver.5のグラフ編集メニュー Edit > 振動ノイズ除去をやり直す は重宝します。振動ノイズ除去を弱にすることで、微妙なG変化が再現されて躍度分布に反映されます。



ノイズフィルター(NF)を強めれば滑らかなGグラフになるが躍度分布の情報は失われ、弱めればGグラフの再現性は高まるがノイズで躍度が乱れると意味が読みにくい。そのバランスが難しく、結局は測定時に振動ノイズを出来る限り排除してNF弱で読むのが最善です。手っ取り早い方法は公式サイトでお勧めしてる助手席フロア(マットの下など)で測定でしょう。測定中に画面を覗き見出来ませんが。

前置きついでに躍度と加速度(前後方向に絞って)の関係をいくつか例示すると...


水色:躍度 青:減速G 赤:加速G
躍度分布に相当する加速度分布は加速から減速まで様々。でも初期値が違うだけで変化の仕方は同じ。

A:躍度0で一定。Gは一定で変化無し。
B:躍度が正で一定。Gは勾配一定で右肩上がり。
C:躍度が負で一定。Gは勾配一定で右肩下がり。
D:躍度が0から正へ右肩上がり。Gは谷底から下に凸の増大傾向。
E:躍度が0から負へ右肩下がり。Gはピークから上に凸の減少傾向。
F:躍度が正から0へ右肩下がり。Gは上に凸の増大からピークへ収束。
G:躍度が負から0へ右肩上がり。Gは下に凸の減少傾向から一定へ収束。

Gは図に描いてませんが類推できますね。加速度と躍度の関係に限らず、ある量とその変化率(勾配)はこの様な関係にあります。これを知っていると加速度分布から躍度分布は予想でき、逆に躍度分布から加速度がどう変化しているか読み取れます。「正しい(望ましい)躍度グラフはどんな形か?」の問いは「理想の加速度グラフはどんな形か?」の置き換えです。

例えばブレーキ減速→停止を想定して、Eの躍度分布で停止するとカックンブレーキ。理想は速やかな減速から0Gに収束するのでGの躍度分布です。図に描いてありませんが。

前置きが長引いたので前回の宿題「減速操作開始から目標G到達まで1秒間で完了はどんな躍度分布になるか?」はまた次回に。
 
[7/18追記]
躍度と加速度の説明図にGを追記して差替え。
 
Posted at 2018/07/17 22:37:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | G-Bowl | クルマ
2018年07月11日 イイね!

G-Bowlアプリで躍度を観察

G-Bowlアプリで躍度を観察先月G-BowlアプリVer.5(今日現在の最新は5.2.0)がリリースされました。メジャーアップデートに相応しく機能強化が盛り沢山。中でも躍度表示と「これは便利」と思った機能に注目してログを観察します。

その前に躍度(Jerk)とは。定義や意味はWikiをどうぞ。エレベータやローラーコースター設計の乗り心地を決める特性です。車も同様でマツダがよく引き合いにします。i-DMマニアな方はマツダ技報でご存知でしょう。


基本は上記リンクに任せ、この記事ではG-Bowlログではどう見えるか、運転操作との関連を観察します。タイトル画像は私がログ合成動画で減速Gの立ち上げ勾配をチェックする目的でグラフに描き込んでいる目安のゲージです。1秒間で0.3Gに達する勾配、つまり躍度0.3G/sを意味します。今まではこんなゲージで勾配をチェックしましたが、Ver.5以降はグラフから直接読めます。



X-Y合成の躍度で0.34G/s、減速GのY成分に注目するとちょうど0.30G/sです。このようにG-Bowlログでは躍度はGの勾配を表します。

タイトル画像のゲージは0.3G/s勾配と左右対称な勾配も描き込んでます。これは減速Gの立ち下げ勾配を見る意味もありますが、もっと重要なのはブレーキに踏み変える直前、アクセル抜きの勾配チェックです。理想はアクセル抜きの「赤の勾配」とブレーキ踏み込みの「青の勾配」が対称で揃うこと。タイトル画像は対称っぽく見えますが微妙に「赤の勾配」が「青の勾配」より立ち気味。



これをVer.5のグラフ⑥前後Gのみ で見るとこんな具合です。



グラフ①前後-左右合成G のようにアクセル(加速G)を反転していないので、アクセル抜きからブレーキ踏み込みまでのG変化を連続的に捉えやすいグラフです。Ver.5から採用されたグラフでお気に入りです。躍度分布と絡めて良否を判断するのに好都合。

どうも私の悪い癖として、上り坂コーナーで失速しないようアクセルオンからコーナー進入手前の減速へ、アクセルからブレーキへの踏み替えを急ぐあまり、毎度アクセルの抜きが雑らしい。(^^;



このコースで躍度測定した合成動画で確認すると一目瞭然。上り坂コーナー手前でアクセル抜きに要注意。

2018-05-30 小坂子 左2 躍度観察(X,Y)



日常運転のブレーキ減速Gを目標0.2G〜0.3Gとして、操作開始から目標G到達まで1秒間で完了を狙うとどんな躍度分布になるか、書こうと思ったら長くなったので次回にします。
Posted at 2018/07/11 21:41:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowl | クルマ
2017年11月10日 イイね!

グランツーリスモ SPORT

グランツーリスモ SPORTPS4レースゲームが豊作の2017年、最後にやっと登場はグランツーリスモ SPORT(GT SPORT)。

過去にPS2でGT3、PS3でGT5を遊んだけどGTシリーズに特別な思い入れは無く、PS各世代を代表する”真面目”レースゲームで、PSの限界を、どこまで表現できるかを見せてくれるゲームと捉えてました。でも私が一番熱中したのはリッジレーサーでしたが。PS4発売から2年3年経ち、新作GTはいつ出るの?と待つうちに、Project CARS や DiRT Rally など新興勢力が隆盛。もはやGTシリーズの栄光は過去のものか... と、あまり期待せず、NDロードスターなど国産車を目当てにとりあえず買っておこうかなと。


GT SPORTより先に熱中した Project CARS ,Project CARS 2 とどうしても比較してしまいますが、GT SPORTの売りであるグラフィックは現行世代のレースゲームとしては平均的、収録車種・コースは少なめ(従来GTシリーズからは激減)、天候など環境変化に非対応など、新興レースシムの機能や技術からやや見劣りする印象。あまり期待せずに始めたGT SPORTでした。

実際プレイすると、グラフィックは時刻経過や天候変化に非対応なものの、Project CARSより空気が澄んだ印象。パッと見にはGT SPORTの方がクリアで高精細でより良く見える。光の演出やレンズ効果など細かく見れば2年先行するProject CARSの方が凝っていたりしますが。でも車の3Dモデリングの精度はGT SPORTが抜きん出てます。リプレイ映像や撮影で見せる精緻な造形は傑出してます。

ドライブの再現性に拘る Project CARS と 眺めに拘る GT SPORT という感想。過去のGTシリーズがそうであったように、GT SPORTもプレイ時とリプレイ/撮影時で3Dモデルの表現レベルを変えてそう。とにかくリプレイ/撮影時は非常に美しい。プレイ時も他のレースゲームに劣ること無く十分綺麗ですが。

GT SPORT の操作性に慣れるため、まずはドライビングスクールやミッションチャレンジで遊んでます。操作性はProject CARS 2より優しい。ハンドル切ればそれなりに曲がり、すぐスピンしたり挙動が乱れたりで悩まない。それでも過去のGTシリーズよりブレーキを使わないと曲がりにくいそうです。スクールでニュルブルクリンクの難コースを走ると、Project CARS 2 なら完走すらままならない雑な運転なのに、GT SPORT では金メダルのタイムが出たり。レースシムと言っても所詮はゲーム。操作の難しさを競うよりそれぞれの楽しさ追求が正解でしょう。

期待薄に反して意外と楽しい GT SPORT ですが、発売1ヶ月もしないのにamazonレビューは低評価で溢れ、販売価格は一気に下降。従来GTシリーズから路線変更(オンラインレース志向)が反発食らったような。従来GTシリーズはレースシムと言うよりカーライフシム?とでも言うか、好みの車や身近な市販車を収集したり改造したりRPG的要素が好まれたのか。GTシリーズに思い入れが強いユーザーほど反発するような。

PS4世代の新しいレースゲームだと捉えれば、美しい3Dモデルのレースカーカタログと見れば、十分楽しめるゲームだと思うので、車好きな方にはお勧めのレースゲームです。


楽しみにしていたNDロードスターでレースの練習。



なんと! GJアテンザも収録。好みの背景に合わせて撮影できる。



レース用にGT SPORT仕様に改造されたATENZA Gr.4 でレース。

 
Posted at 2017/11/10 21:54:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | GAME | クルマ
2017年10月01日 イイね!

待望の Project CARS 2 が楽しい

待望の Project CARS 2 が楽しい
待ち望んでいた Project CARS 2 。DLからプレイまで少々手間取りますが期待に違わず楽しい。

最初は前作 Project CARS と雰囲気の違いが気になりましたが、2 から体験なら違和感無く楽しめそう。前作は一般的なゲーム性は地味でひたすらレースとチューニングを繰り返して「走りを楽しむ」に特化でした。

2もその点同じですが初見の取っ付きにくさを和らげた感じ。デフォルト設定で楽しめます。ハンドルコントローラ使用の場合で、PS4パッドは私は未体験です。


前作は収録車種・コースに偏りがあって欧州が中心、北米は少々、日本はごくわずかですが、2では日本の車種・コースが増えました。ハイパフォーマンスのレース車が多くNDロードスターがあれば嬉しかった。

2 の売りは天候や状況に応じて路面変化が車の挙動に反映される Live Track 3.0 。同じコースでも周回を繰り返すと降雨や水たまり泥はねの有無が影響するそうな。

『Project CARS 2』でリアルな環境変化がレースに与える影響とは

グラフィックは前作が既に十分リアルな表現に達していたので、2では景色の表現がわずかに劣化したような... と感じましたが、動画は処理が安定してチラつくカクつく不自然さが無い。キャプチャした静止画レベルの画質でスムーズに動きます。シム志向のレースゲーム好きな方には体験する価値あるゲームとしてお勧めです。ぜひハンドルコントローラで。


  NSXでドライブ動画





リプレイ中にチェイスカメラを操作してアングルを変えて観察したり。



アップしたリプレイ映像は720p 30fps(PS4の動画キャプチャ機能を利用)ですが、ゲーム中のリプレイ映像は 1080p 60fps で滑らかに再生します。

【10/4追記】

2017年発表のMcLaren 720S 。前作同様、最初から全車種全コース選べます。


 
Posted at 2017/10/01 11:49:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | GAME | 日記
2017年07月30日 イイね!

DiRT 4 はかなり楽しめそう

DiRT 4 はかなり楽しめそう
ゲットしてまだ2日しかやってない、今はまだ基本技術のトレーニング中ですがとても面白い!ラリーのことをまるで知らなくて用語から学んでます。

前作 DiRT Rally はリアルな挙動がマニアに高評価ですが、同時に初心者には取っ付きにくいそうで。DiRT 4 は対象ユーザーを広げるべく、挙動をゲームモードとシミュレーションモードから選べます。さらに難易度調整と初心者向けチュートリアル(DiRTアカデミー )でスキルアップを促します。



DiRTアカデミーのレッスンはよく出来てる。お手本のデモンストレーションがどのように操作しているか、リアルタイムにインジケータ表示するので、ペダルとステアリングの操作タイミングが分かる。できればグラフで見たいところですが、そこまで凝ってなかった。

DiRTアカデミー レッスン(デモンストレーションと解説動画を抜粋)

DiRTアカデミー レッスン

DiRT 4 が他のラリーゲームと異なる特徴としてコースは自動生成です。

つまり毎回違うコースを走ることになり、道を覚える「予知」が通じない。コ・ドライバーのペースノート(DiRT 4ではルートノートと呼んでる)が頼り。だからペースノートの聞き取りが重要。瞬時の状況判断と予測、的確な操作が求められる。ゲームとはいえラリーの緊張感が味わえそう。

路面状況によりグリップが変化してGのリミットも変わる。Gを体感できませんがそのつもりで操作しないと。途中でサーフェスが変化する「ミックスサーフェス」(練習動画)を走ると、それなりに挙動やフォースフィードバックを再現しているように感じます。案外、DiRT Rallyに劣らず巧妙に作り込まれてるかも?


コースは自動生成

DiRT 4の目玉機能として、ユーザーが簡単にコース作成可能とありますが、まさかゲームのSSも自動生成とは! なので実在コースは収録してません。DiRT Rallyにあったパイクスピークもモンテカルロも無し。あらら...
 

【8月3日追記】

DiRTアカデミー 練習(デモと練習走行)動画を追加。練習走行は十数回走った中のベストを収録。本来は一発録りで出来るようにならないと実戦では使えない。

DiRTアカデミー 練習(デモ&練習走行)
Posted at 2017/07/30 23:41:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | GAME | クルマ

プロフィール

「IMAXシアターで『F1』観た 面白かった」
何シテル?   07/09 10:51
GJアテンザ から MAZDA3へ乗換えました。 よろしくお願いします。 思い込みのまま好き勝手に書いてますので 「それは違うだろー」が多々あると思い...
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