オーディオ熱再発から、もうすぐ4年
特にチューナーにはご執心となり、そろそろ何台触ったか台数がわからないくらいに(^^;
昨年からは調整用の機器を本格的に揃え始め、使いこなしも進んできました
機器の精度が多少怪しいところもありますが、今ではほぼ全てのことができるようになり、
以前はよくわからなかった性能が数値で把握できるようになりました
その結果、調整ズレが音質を低下させているということがよくわかります
調整用機器
・FM/AM標準信号発生器
・ステレオ信号発生器(FMステレオタイプの標準信号発生器であれば、これはなくてもよい)
・オシロスコープ
・周波数カウンター
・マルチメーター
・USBオーディオキャプチャー (アナログ/デジタル信号変換用)
・PCソフトウェア 測定用/WaveSpectra、信号発生用/WaveGene (efu氏作成のフリーソフト)
3年前に調整してもらった機種が早くも感度低下し始めてたんで、
完璧ではないにしろとりあえず性能維持ができるようになり、ひと安心です
ここ最近の、80年代のとある高性能・高音質機を調整・測定した一部です
FMで 1kHzのステレオ、もしくは片チャンネルの信号を入力しています
<調整前>
1.ステレオ受信のRチャンネル出力、歪率
出力値は -12.39dB
歪率のカタログ値は0.01%を下回る性能ですが、0.06%あります
2.ステレオ受信のLチャンネルからRチャンネルへの音漏れ(Lチャンネルのみを入力)
(1)の出力 -12.39dB に対して、Lチャンネルからの音漏れが -33.45dBもあります
その差がチャンネル分離度=ステレオセパレーション※となりますが、たったの21.06dB
カタログ値では70dB・・・
※クロストークともいうらしい
調整後は、一つひとつの音が明瞭になって量感がぐっと増し、
立体感もしっかり出るようになります
<調整後>
3.ステレオ受信のRチャンネル出力、歪率
調整で歪の原因を抑制し、歪率は0.014%ほどに改善しました
出力値は-11.50dBと若干アップ?
4.ステレオ受信のLチャンネルからRチャンネルへの音漏れ(Lチャンネルのみを入力)
音漏れを -66.92dB に減少させ、ステレオセパレーションは 55.42dB に改善しました
カタログ値には遠いですが、このくらいあればしっかりした音が聴けます
これまで入手したなかで、同じ機種でも結構音のバラつきがあるのを感じてましたが、
調整ズレの大小が影響してたんでしょうねぇ
いくら高性能機であっても全盛期のチューナーは25年以上経ったものばかりなんで、
調整して本来の性能・音質にしてあげないと勿体ないです
ワタシは揃えた機器の機能を必要な部分しか使いこなせてなく、なんとも勿体ない次第ですが(笑
Posted at 2015/09/03 23:59:25 | |
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