
去る3月5日に今シーズンのウィンターラリーの最終戦、『2017 Winter Rally in SARABETSU』が更別村にて開催されました。
ラリー好きの私の事なので観戦したい気持ちはやまやまだったのですが家から更別までが遠すぎで行こうかどうか前日まで迷っていました。
しかしパジェロのエンジン音も聞きたいし、あのワークスもそろそろ表彰台を獲得しそうだし。そして、まさかの初参戦を果たすあのコンビも見ておきたい❕

という事で急遽、十勝行を決めたのでした。当日は4:00に起きて6:00に出発です。この時点では時間だけはエントラント並みだなと自分を心の中で褒めていましたが、のちに2:00に起床した面々もいたという衝撃の事実が明らかになりました(^^;
途中、吹雪かれながらも十勝に抜けるころには天気も回復傾向に(^.^)広すぎる十勝スピードウェイのゲートを間違うという失敗をしながらも、どうにか午前中の競技には間に合いました。
いざ着いてみても事前のアイテナリーも出ていなかったため、一体、今何をどこでやっているのか全然見当がつきません。コースもここでいいのかな…すると目の前を競技車が走っていくのでここで良いらしい。しかし走ってくるマシンはゼッケンと順番が全く合わない。うーんこれはどうも何時ものラリーとは勝手が違うようです。

困惑しながら見ていると更別のSS(Sarabetsu)より戻ってきた、かわねこさんと合流することができました(あ~。
かわねこさんだ(^.^)良かった!)そして三々五々戻られた美瑛番外地さんや青いメカウマさん達エントラントの方々にいろいろ聞いてやっとラリーの概要が分かってきました。

ラリーは3SSで行われる様ですが(3本だけの計測だったようです)…掲示がないので走っているクルーも順位が分からず、TCがないのでターゲットタイムもないという異例(緩~い)の展開の様です。

午前中は気温もそれ程高くなく、路面の状態が比較的良いようでかなり速度が乗るようです\(^o^)/タワー前のこのSS(Paddock)がいろいろな角度から速度の乗ったコーナリングを観戦出来て中々のロケーションでした。

サラベツのSS(Sarabetsu)へはHQ❔から10㎞ほど離れていましたが、かわねこさんに道案内をお願いして無事に観戦ポイントを行き来できました(#^.^#)
競技の方も台数は少なかったですがエントラントの皆さんの力走で見ごたえのある戦いとなりました。
青いメカウマさん/
美瑛番外地さんの2号車。2戦続けての2位表彰台おめでとうございます。これでJMRCスノーチャレンジカップ 4WDクラスでも2位獲得です。冬のラリーでのパジェロはジンギスカンとか白い○人とか、そういう立ち位置でいいと思います。この快音と豪快な走りにはそれほど魅力がありました。

奥のSS(Tokachi)は走っている姿がよく見えませんが遠くで鳴る雷鳴のようなエンジン音が響くたび見ているエントラントから『おお❕』という歓声が上がっていました。

この大柄なボディで4輪を滑らせて複合コーナーをクリアする姿は見ごたえがありました。ご本人は曲がらないとおっしゃっていましたが小山のような姿でシャープに回頭しているのには、毎回驚かされます。
在りし日のyellow Bulletさん/
555レプソルベルグさんの1号車。今回はマクレーもペターも背負った栄光のカーナンバー1(笑)相変わらずこのクラスはエボ、インプ、パジェロエボという殆どゴリアテとダビデ状態。ワークスにとっては厳しい展開です。

それでも無事にゴールまでマシンを運んで初の3位表彰台獲得です(じつは密かにあるかな…と予想していました)。最後まで走り切るのもこれまたラリーですね。おめでとうございます。

今回は前戦以上に自信をもって走られてたんじゃないでしょうか。表情にもそんな印象を持ちました。グラベルラリーの参戦が決まりましたら教えてくださいね(笑)

そしてこのカーナンバー1にはもう一つ裏の顔があります。そうです貼物組合からの出場ですね…というかスズキなのに何かス○ル色が強い二人(^^;
レプソルベルグさんのコドラ業もいよいよ渋~い請負人化が進んでいます…このままいけば
ステファン・プレボも夢じゃない(笑)

そして初出場の
久野さん/
とらっちょさんの8号車。こちらも某オフ会(^.^)のような仲良しコンビで2人とも初出場ながらその点はリラックスして走れたのではないでしょうか。

FFのマシンは午後からの雪解けが進んだコンデションでトラクション不足でかなり走りずらそうに見えましたが、着実に走り切って初参戦ながら見事に3位獲得でした。おめでとうございます。コースサイドから見ていましたが、ばっちり「ラリースト」になっていました。

最終SSで一時8号車が刺さったらしいという、無線が聞こえ緊張が走りましたが実際刺さったのは7号車でした『おー。よかった…ゆきかぜ無事だったのか❕』(ごめんね小野君…)。
あの小野選手でもミスの可能性のあるコンデションですから2人にとって価値ある入賞ですね。

ご存知❕小野選手/小野寺組の7号車。相変わらずのキレキレの走りを見せてくれた小野選手のキャリー。
ホイールベースが短いこともあるのでしょうが、まるで独楽鼠のようなターンをしてコーナーをクリアしていきます。

午後のサラベツSSにて本人から衝撃の告白が…『2速、完全になくなっちゃいました』(^^;
そこからの話で小野選手のキャリーはファイナルが変更されていたんですね…ってこれは軽トラの話ですよね(汗)
残りは本人も勝負権がないので見ている人に喜んでもらえるように努めますと言っていましたが、有言実行のド派手ドリフトショーになりました。

『2速ブロー』のデコレーションに見ている全員が大喝采(^o^)あんな短い間にいつ貼ったんでしょうか?ほんとに小野選手は人気者ですね。今年のスノーは3戦とも出場の皆勤賞で毎戦とっても楽しませていただきました。ありがとうございました(*^^)v

今回も衝撃的な走りを披露した猿川/逸見組の5号車。サラベツも優勝でスノーカップ3連勝でJMRCスノーチャレンジカップ 2WDクラス完全制覇でした。おめでとうございます。

恐るべし、ニシボリックサスペンション(゜o゜)

コースサイドで見ていても突っ込みの速さが素人目にも格段に違います!その上、コーナーのかなり手前から横向きに姿勢をつくっています。その後FRのようにきれいに回転して無駄なく抜けていきます…私の記憶が正しければこのニュージェミニってFFですよね(笑)…まさに名人芸。

ラリー終了後にマシンも見せて頂きましたがここでも衝撃映像が…。2CVとか空冷ワーゲンではフロアが錆びて穴が空くなんてよく聞きますが、ここでそれを見られるとは(゜o゜)ましてぶっちぎりで優勝したマシンと言うオチ付き。これも名人芸です(笑)
初心者シビック乗りさんのオフィシャル業も完全に板についてきましたね。今回も遠路遥々お疲れ様でした。
夏のドラ業の方も楽しみにしています(#^.^#)現地ではありがとうございました。

小石 /藤部組の3号車。このドコドコ音はスバリストならたまりません(^o^)クローズドクラス(4WD)でみごと優勝でした。おめでとうございます。

渡部 康太/渡部 麗組の6号車。途中リアバンパーを落とすほどの激走でした。。DC2はやっぱり名車ですね。おつかれさまでした(^-^)

華麗なドリフトもたっぷり見せて頂きました。ありがとうございました。

昼食は時間的にも余裕があってエントラントの皆さんと一緒に更別の道の駅に移動して、わいわい、がやがや和気あいあいでした。普通ラリーではここまでの余裕はないのでいろいろな話をしてホントに楽しかったです。緩いラリーもこれはこれでいいね!と思ったりしました(^.^)

表彰式も大変な盛り上がりでしたが皆さん嬉しそうで良かったよかったヽ(^。^)ノ表彰式の様子まで書くと分量が大変なことになるので今回は割愛させていただきます(笑)

今回も朝早くから設営、準備並びに寒い中、役務をされたオフィシャル、チームの皆さま、遠い中遠征されてきたエントラントの皆さま、大変お疲れ様でした。そして現地でお世話になりました皆さま、ありがとうございました。おかげさまで大変充実したラリー観戦ができました。
最後になりましたがS選手におきましては1日も早く、回復されることを願っています。
これで冬のラリーは終了で次は春となりますね。またラリーでお会いしましょう。
おまけ
楽しい時間は過ぎ去って残るは自宅に向かっての4時間のロングリエゾンのみ…途中は夜の峠越えもあるし寂しいなぁ(-_-)

するとうちの車と同じテールランプが前方にみえました。ん…しばらく走るとちょっと思い当たる節があります。手を振ってみると前に並んだブルーのインプからも手を振る姿が❕まさかの美瑛番外地さんと再遭遇。おかげさまで峠をランデブーで楽しく超えることができました(#^.^#)