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2024年04月30日 イイね!

ネバーランド(約束のではない方)へ

ネバーランド(約束のではない方)へ「七三に撫でつけた髪、量販店のスーツ、型が合っていない安物のビジネスシューズを履いて、毎朝満員電車に乗って、つまらない仕事に振り回され、上司や取引際の顔色伺うぐらいなら、好きなことやって野垂れ死んだ方が百倍マシだぜ。俺は誰にも縛られない、そう、魂は永遠にネバーランドのままなのさ。」
なんてイキがっていた時期がありました(赤面)

アメリカでのメジャーデビューとプラチナDISC、そして日本人初のメタルバンドでのグラミーを夢見ていた20代前半。

留年、仕送り停止、恐怖の牛丼下積み生活の闇など数々の試練に耐えつつ、赤貧のバンドマン生活を送るも、その夢は叶わず、結婚のために、冒頭の唾棄していた社会人へとなり替わり、満員電車に揺られ、会社の禄を食み、慣れない接待や取るに足らない上司の愚痴に振り回された20代後半。
かつて、父が接待で飲めないお酒を飲み、深夜の台所のシンクに突っ伏し、あれだけ貢献した会社からまさかの仕打ちを受け、それでも恨み言ひとつ言わず、ひたすら仕事に尽くした姿に、「ダッセェ。」と舌打ちしていた10代の自分をぶん殴りたくなったあの頃。

そんな偉大な苦労人だった父の背中を、間もなくやってくる父の誕生日(&私の結婚記念日)が近づくにつれ思い起こしつつ、世間はGW中だというのに、こんなことやっている場合じゃないと、仕事をぶん投げてG80M3に火を入れ、脈絡不明の長距離ドライブへと向かうことにいたしました。

嫁を誘ってみると、「私のことは放っておいて、、、いいからあなた1人で行って。」と、本来、戦場とか、もっと感動的なシチュエーションで使うようなセリフでお断りされ、いざ、ぼっち・ざ・ドライブに。

本日の目的地は、日本に実在する『ネバーランド』です。

出発は朝10時、往復200㎞と丁度良いマイレージ。

トヨタ系が稼働していないだけあって、交通量のめっきり少なくなったグリーンロードを気持ちよく抜け、153号へ。
高速ステージでのパワー感はStage1のF80といったところ。



153号から適度なワインディングが始まり、新緑に癒されつつ、G80の簡単なインプレをいたしますと、



山道でのG80は、巨体とは思えないほど軽快にコーナーを抜け、下りではボディの重さを感じさせる場面もあるも、そこは強力なブレーキが頼もしく、立ち上がりもお化けトルクと8ATのおかげで、思いのままに加速していく様子は、最新版のMではあるものの、かつて、MTを駆使し、加重移動とトラクションに神経を研ぎ澄ましながら、高回転域をキープして峠を駆け抜けたハイチューンNAを積むM3と比べると、こんなに安楽になってしまったのかと、なんだか車に乗せられている気になってしまうのですが、
それでも、どこまでいってもドライバーズカーであることはMの流儀である通り、気持ちいいことに変わりはなく、当たりが付き始めたデッドスムーズなS58を哭かしつつ、現地に到着。



当地愛知県と長野県との県境にある、根羽村の観光施設。
通称、『森の駅』だそうで、道の駅に登録していない豆腐屋さんが併設された民間施設のようです。
新緑のこの時期、ピーターパンのイメージカラーと景観がマッチしているかのよう。



GW中の昼時だけあって、まあまあの混み具合。
ここの推しという『たい焼き』は、並んでいたため、諦めて物産に。
裏の工場からの出来立ての豆腐やらを買い込み、ご当地のジビエ料理「鹿肉マン」400円を、腹の足しにと一つ試してみたところ、鹿肉は旨いと聞いていたとおり、ゴロゴロのお肉とひき肉の食感、そして、癖のない絶妙な味付けがとても美味しく、家族に4個入りの冷凍を買っていくことにいたしました。



帰路もワィンディングを堪能し、自宅へ。
オフ会があったのか、S30や空冷911のトレイン走行、クラシックmini軍団、その他、グレード不明なマクラーレン、フェラーリ数台と遭遇。
かつて当地でも盛んだったオフ会を思い出し、更新が止まってしまったり、また、いつの間にか去って行った古いみん友さんのことなどが頭をよぎり、少し寂しい気持ちに。



自宅前で洗車をし、エンジンルームを儀礼的に視認していると、可愛い彼女とのデートから帰宅したリア充爆ぜろ息子と出くわし、「父ちゃん、ずるい!次は乗せてよ。」と予約も入り、この日のドライブは終了。

たっぷりと買い込んだお土産に嫁はご満悦、そして、鹿肉マンは子供たちに大好評。
絶賛反抗期中の娘からも、「私も行ってみたい。連れてって♪」との嬉しい反応が(感涙)

こうして、長距離ドライブの楽しい余韻に浸っているうちに、厳しい現実に戻らなければならなくなり、渋々PCを再び開くと、途中でぶん投げた仕事がごっそりと待ち構えており、カチコチと期限を告げるその音に、ワニに怯えるフック船長のごとく青ざめてしまうのでした(滝汗)


※本日現在、生ける屍と化しながら、何とかやり遂げ、変なテンションのままブログに認めてております(ジョージAロメオ汗)

Posted at 2024/04/30 12:26:05 | コメント(4) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記

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20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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