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2020年06月02日 イイね!

古めのAndroid端末でハイドラの自車位置が動かない理由

去年の11月から、半年ぐらい地味に労力使って対応していたのがようやく解決したので共有として記載します。

アプリのレビューなどからも同じ目にあった人がいるようなので、そんな人たちへの慰めになればと・・・


現象
ハイドラ走行時に、自車位置が動かない

・設定の「自車位置が動かなくなる問題を改善」は有効にしている
・他のGPSを使ったアプリケーション(「Google map」や「ヤフーカーナビ」など)は正常に動作する
・走行開始時や休憩からの再開の時にはきちんと現在地をマークしてくれる
・比較的古い端末(2014年までの販売モデル)を使用している
・ソフトウェアアップデート(ファームウェア、ベースバンド)は最新にしている
・発生したのが2019年11月頃から


結論

お気の毒ですがGPSと端末側の仕様でハイドラはもう使えません。
諦めて端末を替えてください。



以下が結論に至るまでの顛末です。


トラブルシュート


1) GPSが正確に取れているか

・まずは大基本。
 Androidの場合、GPSからの誤差情報をなんちゃらaccuracyという値でひっぱってきており、この値を各アプリで使用しています。
 大抵のアプリはこの値が一桁台にならないと位置情報として許容しない作りで、ハイドラの場合もモニターしながら走ると大体7~8mぐらいから位置情報としてマーキングしています。

→端末分解の上、接点磨き&カーボングリスを使用しGPSセンサーの感度改善を行い、
 gps.confのチューニングも実施し、その結果誤差情報3mまで縮めても動かないのでこれは問題無しと判断。

⇒ちなみに許容の誤差情報をしれっとサポートに聞いてみましたが、教えてくれませんでしたw




2) 端末の時刻がずれていないか
 ソース:[ハイドラ] 走行開始後、自車アイコンの位置がマップ上で動かない

・端末の時計が15秒以上ずれていると動かない仕様のようで、これは恐らくGPSから提供される時刻と端末の時刻の差を示しているのかと思われます。

→ /etc/ntp.conf が無いので、/etc/gps.conf に日本のメジャー処のjp.pool.ntp.orgを記載。
 ネットワーク設定の「ネットワークから時刻を取得する」も有効にしているのでこれは問題なさそう。(15秒以内にはおさまってるはず)


3) アプリケーションのバグ

・使用しているバージョンの不具合かも

→どのバージョンから遡るべきか悩みましたが、アプリのTLS必須対応が去年の9月にアナウンスされていたので、
 【重要】セキュリティ強化に伴うお使いの環境の確認
 そこから1個1個バージョンを上げて行きましたが、やはり解消には至らず。


4) OSの不具合

・Lineage OS使ってAndroid5.1から9.0まで入れなおしを実施

→OSダウンロード→インストール→アプリ導入→conf設定→テストのルーチン
 しかしどのバージョンでも動作は変わらず。
3)のアプリとの組み合わせの問題もありこれが一番面倒でした・・・


5) サーバ側で端末制御が行われている

・OSのバージョン、あるいは端末名でサーバー側への通信が蹴られている

→普段使えていたのがある日急に使えなくなったので、正直これを強く疑ってはいました。
 ただ制限する側の視線で考えた時に現実的ではないのと、そもそもアプリの導入要件で絞れるから正直ないなーと思いつつも、一応サポートに問い合わせてみました。
 もちろん回答は「サーバ側では制限していません」でした。まぁそりゃそうですよね。


正直この段階で、もうわけわからん!という状態でしたので、しばらく放置していましたがある日GPSアプリを起動して眺めていたところ、重大な事に気が付きました。



日付が2000年?

あ、なんかこれってどっかで見た・・・・


で、”gps 2000年問題”でぐぐってみたらすぐ出てきました。。。

GPS週数ロールオーバー


しかもドコモからもアナウンスがされてて、

GPS週数ロールオーバーに伴う一部機種への影響について

端末名まで発表されてました。


ちなみにテストしてた端末はSO-01F、SC-03E、SC-01F。
直撃でアウトで御座いますw


他、au、ソフトバンクからも同様に出てます。

au
GPS 週数ロールオーバーについて

softbank
GPS週数ロールオーバーについて


ソフトバンク社の説明に具体的な内容の記載があり、

>■事象
> アプリでGPS位置情報を取得する際に、測位結果の日時(Location.getTime()で取得できる値)が過去のものとなります。


ハイドラの場合、ハイタッチとチェックポイント取得はもちろん、至る所で日時が記録されるアプリだから絶対このAPIを叩いてるはず。
なので、アプリ内の動作としては


ハイドラがGPS位置情報をリクエスト

GPSから位置情報と合わせて、日時情報もゲット

受け取った日時情報と端末ローカルの日時情報を比較(15秒ルールのチェック)

15秒どころかそもそも日付が違うので、無効な位置情報としてリジェクト

以下ループ

そりゃ動くわけがないw


尚、最初に記載した項目に対しての理由づけは

>・他のGPSを使ったアプリケーション(「Google map」や「ヤフーカーナビ」など)は正常に動作する

これらのアプリが測位結果の日時を必要していないアプリだから


>・走行開始時や休憩からの再開の時にはきちんと現在地をマークしてくれる

多分A-GPSで取得した値がオーバーライドされるから!?



メーカーがファームウェアアップデートを出してくれていれば救われたんですが、
さすがに販売から6年も経ってると、見送られますよね。

という訳で、古い端末の有効活用として使用していた方は潔くあきらめましょうw


ちなみにこの問題に関してAppleの場合は、2011年販売のiphone 4sすらもFixの対象としているのでAndroidと比較すると優位性があります。
Posted at 2020/06/02 05:22:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | ハイドラ | 日記
2020年05月09日 イイね!

フロントシート交換しました

今年のGWは外出自粛も相まってゆっくり車をいじれる、
と思いきや家の用事や、子供の相手でなかなか実行に移せませんでしたが、
前からやりたかった作業の一つであるシートの交換を行いました。



運転席側のSP-JCはシェルフレームに不具合がある訳あり品を入手。
オーバーホールした上で保持していましたが、助手席側がなかなか見つからなく保管状態が続いていました。

助手席側を2019年の春にようやく手に入れる事が出来たのですが、これも経年劣化でリモコンハーネスが駄目になっていたのでオーバーホールをした上でようやく2脚取り付けることが出来ました。

34買って最初に交換したシートがIMPULのレザーシートだったので年数経ってまたレザーに戻ってきました。

しばらくはこれで行こうと思います。


Posted at 2020/05/09 04:06:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ER34 | 日記
2020年05月03日 イイね!

はさみ石 旧稲取灯台 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

はさみ石 旧稲取灯台 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)前振り


黒根隧道(黒根トンネル)に行くための調査をしていると、トンネルの近くに地震で行けなくなった奇勝があることが分かりました。

その名も「はさみ石」

2本の石柱の間に挟まった石があるのではさみ石だそうです。

町の観光協会では

現在、徒歩ではさみ石にアクセスする事はできません。
稲取漁港から出ているクルージングでのみ行くことができます。


とのことですが、現場付近は磯釣りの名所になっているので釣り人は結構行っているらしい。
(これを確認するために、伊豆半島パーフェクト地磯ガイドなる本を入手しましたが、これはこれで面白い内容でした)

しかも昔はロープで上り下りをするしかなかったのが、近年有志の方によりハシゴなり、階段が作られて行き易くなっているとのこと。

これは黒根トンネルのついでに見てみたい!

ということで黒根トンネル見学のついでにこちらも行く事にしました。


黒根トンネル行きの分岐点から


トンネルからこのポイントまで戻ってきました。


見づらいですが、左に行くとはさみ石という記載があります。


注連縄が木に掛かってます。
事前に電話で伺っていた、地元の有志の方が1月に張り替えようとしたものの波のため断念して一時的に置いているものでした。


注連縄をくぐって下に向かいます。




昔は国道から降りて行けたようで、所々でこういうたたきの跡が見られます。


一発目のハシゴ






降りてきた階段を見上げる


2発目のハシゴ




最後のハシゴ。すっごい急角度。




ハシゴの後は、岩の上を歩きます。


見えました


着きました!


ちゃんと挟まってます


写真で見るよりもでかい!対人間比でも分かると思います。


改めてぐるっと見渡してみると


旧国道の所までは大分高さがあるのが分かります。






トモロ岬です。磯釣りの名所とのことですが!?


やっぱりいますねw



下から見てみましたが、肝心のはさみ石はでかい地震が来たら外れそうな感もありますが、
見た目よりがっしりはまってるかもしれません。



東伊豆の海岸部は溶岩によって出来ているというのが非常に良くわかる場所です。
地理なんて高校以来ですが、節理のうちのこれは方状節理でしょうか。


こっちは一部に板状節理!?



太陽が陰り始めたので、戻ることにしました。
ただ、下ってる時に気が付いてはいたんですが帰りは上りなんですよねこれが。

もう大分しんどかったです。
一気には登りきれませんでしたw

せっかくなんで帰りがけに


ちょっと覗いてみました。
まー霊がどうこうという噂ですが、そういうのは感じなかったです。


ようやく国道のところに


しかしここから車置いてある場所までも更に上りで、旧灯台についたときはもうヘロヘロでしたw


せっかくなので灯台も見学していきます。
今建ってるのは昭和の終りごろに再建されたものですが、土台は昔からの物のようです。


実際に点灯されていたのは明治の後半から戦中までの33年程度だったようですが、
ここから相模灘を航行する船に対して安全を提供していたのでしょう。


行きはよいよい帰りは…的な感じではありましたが、また再訪してみたいという思いです。
Posted at 2020/05/03 05:25:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域
2020年05月01日 イイね!

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)前振り


昔の有料道路の調査まがいなことをしておりますが、伊豆の道路に関してはその地質や形状から災害に見舞われ易いのが事実として挙げられます。

そして調べていくとどうしても1978年に起こった「伊豆大島近海の地震」という出来事に引っ掛かります。

軽い気持ちで資料などを探してみましたが思ったよりもはまってしまい、
論文を読んでみたり、自治体に話を聞いてみたりと最早、有料道路は関係ないんじゃないかという所までも及んだりしているのですが、ここでは道路インフラにフォーカスします。

結果的にこの地震が道路に対して起こした物は「修繕」を筆頭として、「新規作成」、「廃止」ですが、
新規作成として有名なのが伊豆半島の中央を南下するとほとんどの車が通るであろう河津七滝ループ橋です。
alt

そして東海岸を走る国道135号線は東伊豆の白田から稲取にかけての区間が一部が廃止になりました。
alt

この廃道区間にはトンネルが3つあり、「城東隧道」「黒根隧道」「白田隧道」になりますが、そのうちの黒根隧道には当時難を逃れたものの置き去りにされた車があるらしい・・・

これは是非実物を見てみたい
というのが2019年の夏ごろの思い付きで、それから入念に下調べを行い(危険な場所というのは分かっていたので)、
満を持して実際に3月の3連休に行ってきました。


本題


<車の置き場所>

現地までは車で行くのですが、車乗りとして気になるのは車がちゃんと置けるか(路上駐車をしないで済むか)ですがこれは旧稲取灯台の駐車場を利用させて頂きました。

旧稲取灯台までのアクセスは公式の
http://www9.plala.or.jp/iyama/contact.html
が非常に分かり易いです。

私は旧稲取灯台に併設されている「安紗刺しゅうの館」にも用があったので、
最初に刺しゅう館で用を済ませてから、許可をもらってそのまま止めさせてもらった形です。
alt

この際に伺いましたが、2020年4月から休館という扱いになるようですので現在は駐車場の利用が難しいことが見込まれます。


<現地への経路>

現地に向かいます。
駐車場の旧灯台から、一旦来た道を少し戻ります。
alt

旧灯台の敷地付近には2件の民家がありますが、稲取側の民家の手前に


ひっそりと案内板があります。


ロープ沿いに下っていきます。



しばらく下ると左手に国道135号線が見えてきます。


下りきると国道沿いに出ます。友路トンネルの稲取側のところです。


振り返って降りてきた場所


ここから更に下ります。


下って少し歩くと廃屋が見えます。
稲取の隔離病舎です。


2019年の台風で大分崩壊が進んだようで、渡り廊下部分と奥の病棟は完全に崩れています。


重機も入れづらい場所ですから、このまま自然崩壊を待つ形なのでしょう。


病舎の脇にはしっかりしたコンクリートのたたきの道があり、これを下ります。
(急角度ですが、この道は旧国道から病院へのアクセス道だったことが伺えます)
上に見える赤い橋は国道135号線です。


下りきると、展望台が見えます。
2017年(!?)年ぐらいに有志の方が作成されたようです。


展望台の場所から白田側の城東トンネル方向


展望台の場所から稲取側の黒根トンネル方向


展望台から見る「はさみ石」です。
いやー結構下まで降りないと・・・


黒根トンネル方向に向かいます。急激に道幅が狭くなります。


左手側は崖です。すべるとやばいです。
最早国道の跡形なんか・・と思っていたら


急に出てきたガードレール。
ここがはさみ石への分岐点ですが、ひとまず黒根トンネルを目指します。


路面の舗装も健在です。


遠くになんか見えます。


30km標識。
国道だけど30km制限です。そりゃあこんな幅が狭かったらね。。。


行き止まりに見せかけて、標識の脇に進むことができます。


ガードレール再び。廃タイヤは当時からの物か?


ここからは岩場です。


行くと分かるんですが、なんとなく道筋はできています。


しばらくすると見えてきました!


着きました!黒根隧道です!



<取り残された軽自動車>

そして


いました!


スズキフロンテ!


42年前はこうだったのが


こうなっちゃいました。


走行距離は6130km
まだまだ新しい車だったことが伺えます。



<終わりに>

ちなみにトンネルの稲取側は土砂崩れが起こってますが、抜けることはできそうです。


トンネル内の路面舗装は悪くないようでした。



ひとしきり見学も出来たので、今度は「はさみ石」を見に行くため途中まで戻ります。
しかし、、、こうみると最早「道」ではないですね。
Posted at 2020/05/01 05:08:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域
2020年04月17日 イイね!

祝・みんカラ歴14年!

祝・みんカラ歴14年!4月17日でみんカラを始めて14年が経ちます!
<この一年のみんカラでの思い出を振り返ろう>

経年による不具合が少しずつ露見してきた一年だったと思います。

今年は維持のためのメンテンスを中心にしつつ、遊び的に手を入れることもしてきたいと思います。

これからも、よろしくお願いします!
Posted at 2020/06/02 22:21:02 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「人生初のレッカー搬送でした。一人だけで乗っていたタイミングというのと原因がほぼ予測できていることから、あまり悲壮感はなかったです。また、想定よりも保険対応が手厚かったのも予想外でした。」
何シテル?   08/21 08:28
ER34スカイラインに乗ってます。 3台目のスカイラインですが、長く乗って行ければと思っています。 ハイドラでハイタッチした方には愛車にイイね!を付けさ...
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