【2021/11/15 もうひとつの受注生産について追記】
【2021/11/14 受注生産について追記】
以前に「
フジツボでワンオフマフラーの見積もり」という記事を書きました。
いつぐらいから止めたのかは不明ですが、実は現在ワンオフマフラーは新規受け付け停止になっています。
これは多分待ち期間がどんどん伸びてしまったから止めたんだろうな、と推測しておりました。
そして先日ハチマルミーティングに行った際に、フジツボがブース出展をしておりましたのでワンオフマフラーに付いて尋ねてみました。
自分
ワンオフマフラーは再開の予定はないんですか?
フジツボさん
そうなんです、待ち期間が長くなっちゃって止めてるんですよー
自分
仮として新規で依頼した場合、何年待ちになるんですか?
フジツボさん
4年です。
自分
それは・・・ちょっと辛いですね(苦笑)
フジツボさん
正直現実的では無いというは我々も承知しておりまして・・・
との事でした。
⇒後日問い合わせ窓口経由で聞いたら3年待ちという話でした。
最長だった時期が4年かもしれません。
という訳で新規受け付けを停止した理由は
「待ちがあまりにも長くなったから」
でした。
【受注生産について】
これもメーカーさんから聞いたお話です。
意外に誤解がある話として、ワンオフマフラーは確かに中止になってしまいましたが、受注生産は止めていません。
R31スカイラインを例としますが、レガリスのラインナップ上からチェックすると以下が引っ掛かります。
ポイントがこの「受注生産品」です。
受注生産品は特別な理由が発生しない限りオーダーが通れば必ず購入できます。
気になる納期についてですが経験上、3か月見ておけば間違いないと思います。
(最初に連絡された納期から短くなることは往々にしてありますが、逆に関してはあまり聞いたことがありません)
購入方法としては「メーカーから直接購入」か「販売店(代理店)経由で購入」のどちらかですがそれぞれメリット、デメリットを記載します。
(1)メーカーから直接購入
・メリット
間を通さないので、一番早く手に入ります。
(予定納期の合意さえ出来れば多分取り掛かりは早いはず)
・デメリット
定価での購入になるためディスカウントは効きません。
(2)販売店(代理店)経由で購入
・メリット
販売店次第ですが、大抵はディスカウントが効きます。
Amazonですら15-20%ぐらいは安くなります。
・デメリット
発注から代理店を通す形になるので、代理店次第ですが総じて時間は掛かります。
(メーカー⇔代理店⇔発注者の形になるので、代理店が気を抜くと諸々の流れが止まります)
個人的には納期に対して余裕を持つ方向で、(2)を選んで出来るだけ安く買える所を探すというのがお勧めかな!?と。
【もうひとつの受注生産について】
上記、記載の受注生産に関しては
「受注生産でも製品ラインナップとして存在していること」
が大前提になります。
つまり製品ラインナップに乗っていなければそもそも駄目です。
本来ならそこで「じゃあ、ワンオフを!」と言う話になるのですが、前述の通り新規受付は止まってしまっております。。。
しかし!
さすがの老舗フジツボさん、もうひとつの救済策があります!
それは・・・
カタログ落ちしている製品でも条件を満たしていれば、受注生産が可能!
ということです。
具体的には
(i)製品作成用のデータが残っている。(作成マニュアルやCADのデータとか!?)
(ii)製品作成用の治具が残っている。
(iii)作成用の素材が入手できること。
という条件を満たした場合になるようです。
(i)に関しては、ペーパー管理の時代でも無いのでほとんどの場合で問題が無いようで、(iii)に関しては後述の値段にぶつかるところですが、大抵はクリアできるようです。
問題は(ii)の製品作成用の治具のようです。
こいつが無いとNGとのことですが、治具自体は製品販売終了後(カタログ落ち)してから7年程度は保管されているとのことでした。
物によってはそれ以上の年数でも保管する場合がある、というお話もあるようですが、人気の車種用とかがそれに該当するのでしょうか。
上記の諸条件をクリアできた場合は、受注生産として請け負ってくれます。
つまり
「ワンオフマフラー扱いではないので、新規受付を停止している今日でも注文が可能!」
ということになります。
ただし、例によっていくつか注意点がありますので、下記に記載します。
・価格はカタログ落ちした当時の定価ではない
⇒当時の定価が69800円のマフラーの作成をお願いする場合、この価格では買えないよ、というお話です。倍ぐらいは見ておいた方が良いと思います。
・注文可能であってもその製品の仕様を少しでも変更する場合は、ワンオフ扱いになってしまう
⇒カタログでは2ドアにしか存在しない製品を4ドアに付ける為にテールを10cm延長してほしい、という内容はワンオフ扱いになります。
ワンオフ扱いになってしまうと「今は新規注文受けてないからダメー」という形になります。
・メーカーとの直接購入形式(BtoC)になる
⇒代理店次第ではやれないこともなさそうですが、基本的にはということで。
以上になりますが、このもうひとつの受注生産の話を聞いたときに、カタログ落ちした製品の注文という意義も大きいと思いましたが、それ以上にたたみ掛けているブランドの製品が注文出来るという点では素晴らしいと思いました。
一例としてフジツボでは最上級の扱いとしてフルチタンのSuper Tiというブランドがありますが2021年11月時点でラインナップとしては6車種しか存在していません。
恐らく売れる車種を絞り込んだ結果だと思われます。
ところが5年前の2016年には23車種、グレード別まで含むと48車種用が存在したわけです。
諸条件、予算をクリアできればこれらも手に入る可能性があるよ、という点ではやはり良いなぁと。
Posted at 2021/11/15 01:39:33 | |
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