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2021年06月28日 イイね!

ハサミ石神社の再建 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

ハサミ石神社の再建 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕) 河津七滝ループ橋の旧道に行った日の続きです。

夕方は、河津町から東伊豆町へ移動しました。

1年前に訪問した旧国道135号の廃道区間に昔存在した「ハサミ石神社」が再建したという話を確認したかったのです。


前回の教訓を踏まえて、今回はトモロトンネル脇の駐車スペースに止めました。
(この場所に止めると、あの車こんなところで何やってんだ?という視線を集めます。。。)


さっそく降りて向かいますが、どうも道が整備されているようです。

1年前はこんな感じで、蛇行しながら降りる感じでしたが




真っ直ぐに降りる形になってました。
素晴らしい。




隔離病棟はあまり変わってない様子です。






展望スペースまできたところ、何か様子が違う・・・




去年来たときはこうでした。




という訳でイスとテーブルは無くなってしまったようです。




はさみ石を確認したところ、注連縄が付いていました。




去年はこうでした。




黒根トンネル側に進んだところ、前回の時から明らかな変化点がありました。
1年前はこうだった場所が




今年はこうなってました。




先の部分も1年前はこうだったのが




現在はこうですよ。



地元有志の方の整備だと思いますが非常に有難いです。
(この部分、結構な角度の崖になっており滑ると命を落としかねないので)

これぐらいの道幅であれば危険度もだいぶ減ったかと思います。




ただし上を見上げた所、土砂崩れは現在進行形であることが伺えました。



危険場所であることには変わりませんので、行く方は十分にご注意を。


さて、ハサミ石神社ですがやはり再建されておりました。






鳥居前についても土砂が片付けられたようで、埋まっていた路面が顕になっています。
重機が入れられない都合上、人力だと思いますが大変だったと思われます。




鳥居の脇からはさみ石に下りて行く道についても、ガイドロープが張られたようです。




この神社についてですが、昭和19年に黒根岬にある黒根神社(磯辺神社)の姉妹社として小さな祠を建立しハサミ石神社と名付けられました。

当時の鳥居のあった痕跡は現在も確認出来ます。




比較画像です。
昭和19年(1944年)


(はさみ石:H18年発行より)


そして令和3年(2021年)




実際は2020年に新しくなったようですので、76年振りの建立ということになるのでしょうか。
Posted at 2021/07/05 05:35:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 日記
2021年04月12日 イイね!

静岡県道13号修善寺下田線と河津町道椎の木線

河津七滝ループ橋 旧道 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕) からの続きです。


ループ橋により廃道となった、県道13号修善寺下田線の旧道区間を踏破してきました。

が、地元の方のお話により実はその区間に、更に旧道があったとのことでした。

地元の方
「廃道になった道は確かに旧道だが、その旧道で置き換えられた古い道は見つけられたかな?」


「いえ、そういったものは見あたりませんでした」

地元の方
「バスの券売所から降りてこられたんでしょ?」


「ええ、そこから町道に出てきました」

地元の方
「それが旧道の一部ですよ。つづら折りになっていて町道に降りる口の所を真っ直ぐに行けたんですよ。」


「全然気が付きませんでした。その先はどこへ(つながっている)?」

地元の方
「慰霊碑のある少し手前に。民家と民家の間になるのかな。昭和40年代半ばぐらいに置き換わったんですよ。
ただ、地震の時にもその道は崩落して、(導入路である旧道の廃道を以て)結果的に廃道になりましたが」

とのことでした。


という訳で困ったときの空撮頼りで探してみたらあっさり見つかりました。

昭和39年3月の写真です。




赤いラインが当時の県道のようです。




これが昭和44年5月には現旧道の工事が行われており




こういう状況だったようです。



比較してみると良くわかりますが、つづら折りになっている部分をショートカットするように作られています。


つまり元券売所から降りてきたこの部分だったんですね。









で、これが分かった時に思い出した事がありました。
探索時に通ったこの箇所、




矢印のように行けそう?と思ったんですよ。




写真で検討してもこれは合っていそうです。




ただ、こっちのアプローチがあるとは思いもしませんでした。




この予想の妥当性を確認できる画像として以下です。
ループ橋の背後を通る道があるのが分かります。




どこに出るかについては
「慰霊碑のある少し手前に。民家と民家の間になるのかな。」
ということでしたが、ここのようです。




地震で崩落したという件についても確認が行えました。




国土地理院の報告書にも崩落を示す記載がありました。




県道については復旧工事が行われましたが、こちらの町道の崩落については復旧作業は行われなかったようです。
ループ橋が完成したのは昭和56年ですが、その時点でまだ崩落状態が継続していることが分かります。




この道路ですが、「町道椎の木線」というのが正式名称のようです。

町道との分岐点(おおよそ元券売所あたり)からバイパス化された旧道ですが、昭和45年開通と仮定した場合でも結局ループ橋開通までの11年程度で廃道になってしまったことになるようです。
Posted at 2021/04/13 02:13:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 日記
2021年04月10日 イイね!

河津七滝ループ橋 旧道 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

河津七滝ループ橋 旧道  (「伊豆大島近海の地震」の爪痕) 1978年1月に起きた伊豆大島近海の地震の痕跡を辿って、今回は河津七滝ループ橋に行ってきました。

正確に言うと河津七滝ループ橋が出来たことによって、廃道になった県道13号修善寺下田線の旧道区間、です。


伊豆縦貫道経由で今回は真っ直ぐに河津町へ向かったので、昼前ぐらいには到着。

車の置き場所に悩みましたが、結果的にループ橋真下の観光駐車場に置いてアプローチすることに。


お約束ですがやってみましたw


駐車場から歩いて5,6分程で旧道の下田側に出ます。
手前右側が七滝方面、奥のT字は右がループ橋経由で修善寺方面、左が下田方面です。




ループ橋が出来る前はこんな感じだったようです。
(1978年1月。下田側から修善寺方面を望む)
この位置にバス停が存在するのは40年変わっていないようです。




右側の段差が少し不思議な感じがしますが、道路幅は現在でも十分にあるように思います。




丁度歩いてきた道ですが、七滝方面の道はループ橋の下方に伸びています。




通り沿いに民家が何軒かあります。少しずつ道幅が狭くなっているようです。




奥まで行くと、左に曲がる形になりますが、




急に道が無くなります。




アスファルトが途切れる部分、コンクリートの擁壁近くにお地蔵さんがあります。



ループ橋の作成を決定付けさせることになった、大規模な崩落に巻き込まれて亡くなられた方の慰霊碑です。




旧道区間では2個所で、崩落が起こり下田側の崩落は丁度通過していたバスを巻き込む形になりました。




当時、1976年の豪雨の影響で発生した土砂崩れの復旧工事が行われていましたが、丁度お昼という事もあり、別の場所に移動していた作業員の方は難を逃れる結果に。
(中央のH鋼は復旧工事で立てられた物ではなく、従前からあったものなので根元部分に土砂が掛かっています)




圧倒的な量の土砂に押しつぶされた結果、まるでプレスされたように・・・




こちらは同日、天城湯ヶ島の余市坂で起きた落石事故にあったバスですが、
前述の被害にあったバスと同系の可能性があります。
もしそうだと仮定した場合、この形があそこまで変形させたとすれば本当に自然の力は恐ろしい。




という訳で、実際に踏み込んでみました。




入ってすぐの所にあったこれ、多分しいたけの原木栽培の跡だと思われます。
近所の人!?




アスファルトは全く見えませんが、見通しは良好です。
この時点で旧135号トモロ岬のような危険性は無いと思えました。




不思議なのがこういう形で「道路だった部分」に木が生えていることですが、




植えた、というのは考えにくいので自然にこうなったのでしょうね。




スタート側を振り返って。




少し進んで、この辺りがバスが巻き込まれた場所だと思われます。




ガードレールが崩落しています。




国道と旧道の接続部分が望めました。




遠くで縦貫道の工事が行われています。




少し見通しが悪くなりましたが




許容範囲でした。




真ん中はクレバスのようになっているので、左右のどちらかのルートを選びます。






落ちてました。当時ものだと思われます。




若干、枝が多くなってますが




越えるとまた歩きやすくなってます。




この区間で路肩との境目?が現れました。




この辺りで右手側のH鋼が無くなりました。






コンクリートの擁壁が良く見えるになり、道幅が広がりました。




少し進むと




木が積み上げられていました。何らかの形で手が入っているのでしょうか。




丸太積みを過ぎると少し開けた場所に出ました。




ループ橋が見えます。
下って行けるようですが、とりあえず後回しにして進みます。




この区間唯一の建物です。




当時ここにバスの停留所があったことに関連して、東海バス七滝口乗車券販売所があったようです。




なんでこんなところに?下側の七滝に近い所にすれば利便性良かろうにと思いましたが、後に調べた限りでは「ここしかなかった」というのが実情のようです。
(これはまた別の話題で・・・)


ガラスも割れており、もちろん廃墟状態です。




表には当時ものであろう、ベンチがあったのですが気になったことが・・・
これはまあ経年通りだと思うのですが、




もうひとつのこっち、状態良すぎませんかね!?
40年雨ざらしには見えません。何処かから持ってきたものなのか・・・




元販売所から再び右手にH鋼が現れます。




崖側のガードレールが健在であり、廃道後も大きな土砂崩れには見舞われてない事が伺えます。




ふとH鋼を見ると「53災」の記載がありました。
昭和53年の53かなと。




崖側の木々の間からループ橋が覗けます。




またH鋼が無くなりました。




崖側に一部崩落ありです。




標識がありました。




現在は廃止された、高速車&中速車の標識です。




この辺りで正面に現道が見え始めてきます。




盛り土です。恐らく誤って進入させないためのものだと思われますが・・・




はっきりと現道(R414)が視認できます。




修善寺側の現道との分岐点に到達しました。




擁壁の階段があったので登ってみました。
壁、スレスレとまではいきませんが土のせき止めが擁壁によって行われていることが確認出来ます。




斜面側にもH鋼が埋められてました。が、大分土砂に浸食されてます。






擁壁の上を少し歩いてみました。
擁壁自体はこの区間ずっと設置されておりましたので、上を歩いていく事も可能かもしれません。(枝が大分邪魔になると思いますが)




上から現道側を望む。




ループ橋側はそれなりな交通量です。




昭和56年3月の完成です。




で、この通ってきた道はバスの乗車券販売所あたりまでは、歩行者に対するループ橋の迂回路のようです。

その証拠がこれ。2012年のストリートビューから。




看板のアップ。



今回行ってみて探しましたがこの看板は見つかりませんでした。
(朽ちて地面に転がってると思いましたが無かったです)


目的は果たしたので車の所まで戻ります。




行きは気が付きませんでしたが、もう一つ標識を見つけました。上側が折れ曲がってしまっております。



これは地震による崩落からループ橋完成までの間(詳しい期間は不明)は、この先から暫定的なトンネルによる通行が行われた名残です。(バスの高さ制限3.8mに準拠)


先ほど見た分岐路を下ります。




元乗車券販売所ですが、こちら側からみると大分崩壊が激しいです。




ループ橋の下をくぐる形になります。




懐かしい当時物です。




砂糖、香料、酸味料。
凄いシンプルです。今のキリンレモンってもう少しいろいろ入ってますよね。




ループ橋の写真っていろいろあると思いますが、この角度はあまり見ないと思います。
「ループ橋を降りてくる車」を撮るにはベストな位置かもしれません。




ループ橋の保守車両用でしょうか、ある程度のスペースがあります。




つづら折りで、下って行きます。




下り勾配結構あります。




国道から七滝方面を結ぶ町道との分岐に出ました。
天城荘のはす向かいあたりです。




ループ橋の真下の駐車場に取りに戻って、車で七滝観光駐車場に向かいました。

七滝見学に行っていた家族と合流するための待ちでしたが、せっかく来たのでわさびでも買って行くかと、駐車場からすぐの場所で、民宿を経営されている方が露店を開いていました。

わさびの購入がてら、自分が伊豆大島近海地震を調べていること、今日もループ橋で置き換わった廃道を歩いてきたことを話した上で当時のお話をお伺いさせて頂きました。

ご自身の体験も含め資料では出てこない貴重なお話を聞かせて頂いたのですが、その中で驚愕だった一言が


「廃道になった道は確かに旧道だが、その旧道で置き換えられた古い道は見つけられたかな?」


えー、そんなのあったのか!



という訳で旧道たる静岡県道13号修善寺下田線の旧旧道の話に続きます・・・
Posted at 2021/04/12 01:02:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域
2020年05月03日 イイね!

はさみ石 旧稲取灯台 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

はさみ石 旧稲取灯台 (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)前振り


黒根隧道(黒根トンネル)に行くための調査をしていると、トンネルの近くに地震で行けなくなった奇勝があることが分かりました。

その名も「はさみ石」

2本の石柱の間に挟まった石があるのではさみ石だそうです。

町の観光協会では

現在、徒歩ではさみ石にアクセスする事はできません。
稲取漁港から出ているクルージングでのみ行くことができます。


とのことですが、現場付近は磯釣りの名所になっているので釣り人は結構行っているらしい。
(これを確認するために、伊豆半島パーフェクト地磯ガイドなる本を入手しましたが、これはこれで面白い内容でした)

しかも昔はロープで上り下りをするしかなかったのが、近年有志の方によりハシゴなり、階段が作られて行き易くなっているとのこと。

これは黒根トンネルのついでに見てみたい!

ということで黒根トンネル見学のついでにこちらも行く事にしました。


黒根トンネル行きの分岐点から


トンネルからこのポイントまで戻ってきました。


見づらいですが、左に行くとはさみ石という記載があります。


注連縄が木に掛かってます。
事前に電話で伺っていた、地元の有志の方が1月に張り替えようとしたものの波のため断念して一時的に置いているものでした。


注連縄をくぐって下に向かいます。




昔は国道から降りて行けたようで、所々でこういうたたきの跡が見られます。


一発目のハシゴ






降りてきた階段を見上げる


2発目のハシゴ




最後のハシゴ。すっごい急角度。




ハシゴの後は、岩の上を歩きます。


見えました


着きました!


ちゃんと挟まってます


写真で見るよりもでかい!対人間比でも分かると思います。


改めてぐるっと見渡してみると


旧国道の所までは大分高さがあるのが分かります。






トモロ岬です。磯釣りの名所とのことですが!?


やっぱりいますねw



下から見てみましたが、肝心のはさみ石はでかい地震が来たら外れそうな感もありますが、
見た目よりがっしりはまってるかもしれません。



東伊豆の海岸部は溶岩によって出来ているというのが非常に良くわかる場所です。
地理なんて高校以来ですが、節理のうちのこれは方状節理でしょうか。


こっちは一部に板状節理!?



太陽が陰り始めたので、戻ることにしました。
ただ、下ってる時に気が付いてはいたんですが帰りは上りなんですよねこれが。

もう大分しんどかったです。
一気には登りきれませんでしたw

せっかくなんで帰りがけに


ちょっと覗いてみました。
まー霊がどうこうという噂ですが、そういうのは感じなかったです。


ようやく国道のところに


しかしここから車置いてある場所までも更に上りで、旧灯台についたときはもうヘロヘロでしたw


せっかくなので灯台も見学していきます。
今建ってるのは昭和の終りごろに再建されたものですが、土台は昔からの物のようです。


実際に点灯されていたのは明治の後半から戦中までの33年程度だったようですが、
ここから相模灘を航行する船に対して安全を提供していたのでしょう。


行きはよいよい帰りは…的な感じではありましたが、また再訪してみたいという思いです。
Posted at 2020/05/03 05:25:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域
2020年05月01日 イイね!

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)前振り


昔の有料道路の調査まがいなことをしておりますが、伊豆の道路に関してはその地質や形状から災害に見舞われ易いのが事実として挙げられます。

そして調べていくとどうしても1978年に起こった「伊豆大島近海の地震」という出来事に引っ掛かります。

軽い気持ちで資料などを探してみましたが思ったよりもはまってしまい、
論文を読んでみたり、自治体に話を聞いてみたりと最早、有料道路は関係ないんじゃないかという所までも及んだりしているのですが、ここでは道路インフラにフォーカスします。

結果的にこの地震が道路に対して起こした物は「修繕」を筆頭として、「新規作成」、「廃止」ですが、
新規作成として有名なのが伊豆半島の中央を南下するとほとんどの車が通るであろう河津七滝ループ橋です。
alt

そして東海岸を走る国道135号線は東伊豆の白田から稲取にかけての区間が一部が廃止になりました。
alt

この廃道区間にはトンネルが3つあり、「城東隧道」「黒根隧道」「白田隧道」になりますが、そのうちの黒根隧道には当時難を逃れたものの置き去りにされた車があるらしい・・・

これは是非実物を見てみたい
というのが2019年の夏ごろの思い付きで、それから入念に下調べを行い(危険な場所というのは分かっていたので)、
満を持して実際に3月の3連休に行ってきました。


本題


<車の置き場所>

現地までは車で行くのですが、車乗りとして気になるのは車がちゃんと置けるか(路上駐車をしないで済むか)ですがこれは旧稲取灯台の駐車場を利用させて頂きました。

旧稲取灯台までのアクセスは公式の
http://www9.plala.or.jp/iyama/contact.html
が非常に分かり易いです。

私は旧稲取灯台に併設されている「安紗刺しゅうの館」にも用があったので、
最初に刺しゅう館で用を済ませてから、許可をもらってそのまま止めさせてもらった形です。
alt

この際に伺いましたが、2020年4月から休館という扱いになるようですので現在は駐車場の利用が難しいことが見込まれます。


<現地への経路>

現地に向かいます。
駐車場の旧灯台から、一旦来た道を少し戻ります。
alt

旧灯台の敷地付近には2件の民家がありますが、稲取側の民家の手前に


ひっそりと案内板があります。


ロープ沿いに下っていきます。



しばらく下ると左手に国道135号線が見えてきます。


下りきると国道沿いに出ます。友路トンネルの稲取側のところです。


振り返って降りてきた場所


ここから更に下ります。


下って少し歩くと廃屋が見えます。
稲取の隔離病舎です。


2019年の台風で大分崩壊が進んだようで、渡り廊下部分と奥の病棟は完全に崩れています。


重機も入れづらい場所ですから、このまま自然崩壊を待つ形なのでしょう。


病舎の脇にはしっかりしたコンクリートのたたきの道があり、これを下ります。
(急角度ですが、この道は旧国道から病院へのアクセス道だったことが伺えます)
上に見える赤い橋は国道135号線です。


下りきると、展望台が見えます。
2017年(!?)年ぐらいに有志の方が作成されたようです。


展望台の場所から白田側の城東トンネル方向


展望台の場所から稲取側の黒根トンネル方向


展望台から見る「はさみ石」です。
いやー結構下まで降りないと・・・


黒根トンネル方向に向かいます。急激に道幅が狭くなります。


左手側は崖です。すべるとやばいです。
最早国道の跡形なんか・・と思っていたら


急に出てきたガードレール。
ここがはさみ石への分岐点ですが、ひとまず黒根トンネルを目指します。


路面の舗装も健在です。


遠くになんか見えます。


30km標識。
国道だけど30km制限です。そりゃあこんな幅が狭かったらね。。。


行き止まりに見せかけて、標識の脇に進むことができます。


ガードレール再び。廃タイヤは当時からの物か?


ここからは岩場です。


行くと分かるんですが、なんとなく道筋はできています。


しばらくすると見えてきました!


着きました!黒根隧道です!



<取り残された軽自動車>

そして


いました!


スズキフロンテ!


42年前はこうだったのが


こうなっちゃいました。


走行距離は6130km
まだまだ新しい車だったことが伺えます。



<終わりに>

ちなみにトンネルの稲取側は土砂崩れが起こってますが、抜けることはできそうです。


トンネル内の路面舗装は悪くないようでした。



ひとしきり見学も出来たので、今度は「はさみ石」を見に行くため途中まで戻ります。
しかし、、、こうみると最早「道」ではないですね。
Posted at 2020/05/01 05:08:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域

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「諸事情で明日のモーターファンフェスタは見送って、今日は駒門駐屯地に来てます。この後戦車の搭乗体験です。」
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