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2020年05月01日 イイね!

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)

旧国道135号 黒根トンネル (「伊豆大島近海の地震」の爪痕)前振り


昔の有料道路の調査まがいなことをしておりますが、伊豆の道路に関してはその地質や形状から災害に見舞われ易いのが事実として挙げられます。

そして調べていくとどうしても1978年に起こった「伊豆大島近海の地震」という出来事に引っ掛かります。

軽い気持ちで資料などを探してみましたが思ったよりもはまってしまい、
論文を読んでみたり、自治体に話を聞いてみたりと最早、有料道路は関係ないんじゃないかという所までも及んだりしているのですが、ここでは道路インフラにフォーカスします。

結果的にこの地震が道路に対して起こした物は「修繕」を筆頭として、「新規作成」、「廃止」ですが、
新規作成として有名なのが伊豆半島の中央を南下するとほとんどの車が通るであろう河津七滝ループ橋です。
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そして東海岸を走る国道135号線は東伊豆の白田から稲取にかけての区間が一部が廃止になりました。
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この廃道区間にはトンネルが3つあり、「城東隧道」「黒根隧道」「白田隧道」になりますが、そのうちの黒根隧道には当時難を逃れたものの置き去りにされた車があるらしい・・・

これは是非実物を見てみたい
というのが2019年の夏ごろの思い付きで、それから入念に下調べを行い(危険な場所というのは分かっていたので)、
満を持して実際に3月の3連休に行ってきました。


本題


<車の置き場所>

現地までは車で行くのですが、車乗りとして気になるのは車がちゃんと置けるか(路上駐車をしないで済むか)ですがこれは旧稲取灯台の駐車場を利用させて頂きました。

旧稲取灯台までのアクセスは公式の
http://www9.plala.or.jp/iyama/contact.html
が非常に分かり易いです。

私は旧稲取灯台に併設されている「安紗刺しゅうの館」にも用があったので、
最初に刺しゅう館で用を済ませてから、許可をもらってそのまま止めさせてもらった形です。
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この際に伺いましたが、2020年4月から休館という扱いになるようですので現在は駐車場の利用が難しいことが見込まれます。


<現地への経路>

現地に向かいます。
駐車場の旧灯台から、一旦来た道を少し戻ります。
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旧灯台の敷地付近には2件の民家がありますが、稲取側の民家の手前に


ひっそりと案内板があります。


ロープ沿いに下っていきます。



しばらく下ると左手に国道135号線が見えてきます。


下りきると国道沿いに出ます。友路トンネルの稲取側のところです。


振り返って降りてきた場所


ここから更に下ります。


下って少し歩くと廃屋が見えます。
稲取の隔離病舎です。


2019年の台風で大分崩壊が進んだようで、渡り廊下部分と奥の病棟は完全に崩れています。


重機も入れづらい場所ですから、このまま自然崩壊を待つ形なのでしょう。


病舎の脇にはしっかりしたコンクリートのたたきの道があり、これを下ります。
(急角度ですが、この道は旧国道から病院へのアクセス道だったことが伺えます)
上に見える赤い橋は国道135号線です。


下りきると、展望台が見えます。
2017年(!?)年ぐらいに有志の方が作成されたようです。


展望台の場所から白田側の城東トンネル方向


展望台の場所から稲取側の黒根トンネル方向


展望台から見る「はさみ石」です。
いやー結構下まで降りないと・・・


黒根トンネル方向に向かいます。急激に道幅が狭くなります。


左手側は崖です。すべるとやばいです。
最早国道の跡形なんか・・と思っていたら


急に出てきたガードレール。
ここがはさみ石への分岐点ですが、ひとまず黒根トンネルを目指します。


路面の舗装も健在です。


遠くになんか見えます。


30km標識。
国道だけど30km制限です。そりゃあこんな幅が狭かったらね。。。


行き止まりに見せかけて、標識の脇に進むことができます。


ガードレール再び。廃タイヤは当時からの物か?


ここからは岩場です。


行くと分かるんですが、なんとなく道筋はできています。


しばらくすると見えてきました!


着きました!黒根隧道です!



<取り残された軽自動車>

そして


いました!


スズキフロンテ!


42年前はこうだったのが


こうなっちゃいました。


走行距離は6130km
まだまだ新しい車だったことが伺えます。



<終わりに>

ちなみにトンネルの稲取側は土砂崩れが起こってますが、抜けることはできそうです。


トンネル内の路面舗装は悪くないようでした。



ひとしきり見学も出来たので、今度は「はさみ石」を見に行くため途中まで戻ります。
しかし、、、こうみると最早「道」ではないですね。
Posted at 2020/05/01 05:08:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 伊豆大島近海の地震 | 旅行/地域

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