F1日本GPの歴史 Vol.20【2004年編】

過去のF1日本グランプリを振り返るシリーズ『F1日本GPの歴史』はとうとう第20弾・・・前回はシューマッハの影に隠れがちな偉大なるセカンドドライバーのR・バリチェロが独走した2003年を振り返りました(^.^)
チームオーダーはやはりレースを面白くなくする・・・チームとは言え、みえみえの順位入れ替えはガッカリしますよね！






＜これまでの日本グランプリ＞
76&77年（in JAPAN）　　　1987年　　　1988年　　　1989年　　　1990年　　　1991年　　　1992年　　　93年　　　94年Pacific　　　94年鈴鹿　　　95年Pacific　　　95年鈴鹿　　　1996年　　　1997年　　　1998年　　　1999年　　　2000年　　　2001年　　　2002年　　　2003年








2004年のF1はバーレーン･中国GPが加わりレースが増加・・・フェラーリが圧倒的な強さを見せ、早々とコンストラクターズタイトル（6年連続）を決め、ドライバーズでもシューマッハ（5年連続）→バリチェロが1-2態勢で独走しました！
ウィリアムズ・マクラーレンが低迷する中、BARホンダとルノーが躍進・・・ルノーのF･アロンソがフランスGPで2位、BARホンダの佐藤琢磨がアメリカGPで鈴木亜久里以来となる3位表彰台を獲得しました(^.^)







迎えた鈴鹿は台風接近で土曜日の予選とフリー走行が全てキャンセルとなり、日曜日に予選と決勝が行われることに・・・予選1回目ではヘビーウェットの中、トヨタのJ･トゥルーリがトップにたったものの、ドライタイヤの2回目では2位ラルフに0.490秒差をつけてM・シューマッハがポールポジション、以下2位R･シューマッハ（ウィリアムズ）、3位M･ウェバー（ジャガー）、大声援を受けたBARホンダの佐藤琢磨が4位、バトンが5位と見事に上位に食い込みました(#^.^#)








決勝レースは台風一過の晴天の中、スタートに失敗したM・ウェバーを除く上位勢が順調にスタート・・・バトン3位、琢磨4位でレースは進みます(#^.^#)








序盤はラルフの食い下がりがあったものの13周目のピットインまでで兄ミハエルが13秒差まで差を広げ独走状態に・・・3ストップの琢磨と2ストップのバトンという戦略に差をつけたBARホンダは順調に3-4位走行を続けます！








レースはこのままM･シューマッハが1度もトップを譲らずトップチェッカーを受け、2位には14.098秒差で弟ラルフが入り、見事な兄弟1-2を決めました(￣▽￣)








3-4位はこのままJ･バトンが入り、大観衆の声援を受けた佐藤琢磨が4位入賞・・・ややバトンに引き離された琢磨でしたがレース中に肩の古傷の痛みが再発し目一杯のレースだったそうです(^-^;








M・シューマッハの独走で終わった2004年の鈴鹿でしたが意外にも彼の鈴鹿での優勝（6回）はこれが最後・・・BARホンダの躍進は留まらず、次のブラジルGPでコンストラクターズ2位を獲得しました(^_-)-☆