最近、また、あてごんちゃんのいぢりネタを探していました。
この半年間、ほとんどいぢっていませんでしたが、お金かけないでできることはないかぁと。
で、思いついたのがホイールスペーサー也!
タイヤ・ホイールをちょっと外へ出してあげたい。
ちなみに、あてごんちゃんのトレッドは、前1595、後ろ1585。
後ろの方が10mm狭いんですね。リアに5mm入れると揃いますね。
トレッドが広いほうが、単純にカーブの時にふんばりが効きますが、はたして数mm広げるだけで、効果はあるのだろうか?
ま、あまりお金かけないでできそうなネタとしては、興味あり!
まず最初に実車と市販製品を調査。
実車は、ボルトは5本。PCDはφ114.3。
マツダ車なので、M12×P1.5。
ハブ径はネットで調べた限りどうやらφ67らしい。
そいで、製品はメジャーな協永産業の5mmのスペーサーを前提に。
イエローハットの製品も参考にします。
ネジ穴は、4or5に対応。PCDもφ98~φ114.3に対応。外径はφ145、内径はφ73。
さて、ここで、スペーサーの内径φ73に対し、ハブ径はφ67。
嵌め合いができていませんので、隙間を埋めるリングが必要になります。
それが無いとねじ締めによる摩擦でホイールを支えることになります。
ねじの位置でなんとなくセンターはでますが、ねじ部は一般的にはばか穴。
ましてやこの製品は範囲を持ったPCDに対応にてしているので、長穴であり、ガタが大きいかと。
回転中心位置をしっかり決めないと、芯くるいで高速走行時に不安定になります。
そこで、考えた!
だったら、自分で旋盤で作っちゃえ!と。
ということで、早速設計してみました。
ねじ穴は、5個を72°ピッチでよいんですが、軽量化も兼ねて抜き穴5個を足して、計10個を36°ピッチに。
そして、先ほどの隙間を埋めるリングなんて必要ないように、最初から内径φ67とし、少しプラス公差で。
さらには、固着してスペーサーが抜けなくなるといけませんので、抜きボルトで押せるようにM6タップを2箇所。
外径φ145、PCD114.3は製品を参考に。ただし、PCDの公差はバランスが崩れないようにちょっと厳しめにしました。
もちろんφ67のハブの凸部にRがついているでしょうから、面取りは大きめに。
ちなみに計算質量では約31g/枚です。
とりあえず、これで旋盤の練習ということで、時間に余裕ができた時に作ってみましょう。
最後の課題ですが、既存ボルトの長さがネット上でわかりません。
ホイールを外して、今度測ってみます。
取付面からボルト先端までの長さと、ホイールねじ部の厚さの差分が、ナットのかかる長さになります。
M12なので、ナットのかかりが18mm以上あれば十分かと。
5mmのスペーサを入れても最悪12mm以上あれば、一応大丈夫かな。
ボルトの強度区分にもよりますが…。
とりあえずt5mmで作ってみよっと。
薄く削るのは後でもできますからねん。
<追記>
その後、ハブ部の嵌め相公差を調べてみたら、ハブとスペーサーのΦ67の公差は、上記図面よりももっと小さいのもありますね。
ハブの外径実測値を基準に0~+0.05くらいでもよいかな?これだとH7と大差ないなぁ。
ハブの外径がΦ67に対し、どのくらいの公差でできているのか測ってみたいとおもいます。
錆があるとその分太るので、嵌めるのが厳しくなっちゃうんですけどね…。
他のHPには、オイラの図面とほぼ同じ公差で!と載っていました。
嵌め合いの経験上、手で抜き差しできる公差は、やはり図面くらいの公差がよいようです。
(ただし、現時点で相手のハブ軸外径を測定していませんので、あくまでΦ67 -0.2~0くらいでできているという前提です。)
Posted at 2014/08/14 13:20:40 | |
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