身体にムチを打って

DSくん救出に向けて今日も頑張ります。


姿を見るたびに辛くて急ピッチで雪かきしてました。

父や母に止められても、手を動かし続けてました。

雪の冷たさなんて感じませんでした。



母の『包丁が刺さった状態みたいよね』という言葉に、DSくんの哀れな姿に、私の筋肉よりDSくんの方が何十倍も今もなお痛いんだと感じていたから、必死で雪をどけるために働きました。



とはいえ車庫を人間の力で持ち上げることなど不可能ですから、これは助けの到着を待つしかない。

早く来てほしい…………



雪かきの最中にも助けがあったんです。


どこからともなくガガガガガと音が近づいてきて、家の側に…
見ると近所に住む建材屋さんが重機にて道の除雪をしながら進んでいて、私の家の入口付近や敷地の中まで入って雪をどかしてくれたりして、そのおかげもあり雪を早めにどかすことが出来ました。

他の近所の方々も不憫に思って声をかけてくださったり、共通で使う道の雪かきを引き受けてくださったおかげもあって我々家族は敷地内(DSくん付近)に集中して雪かきすることが出来たんです。


両親の人望というか、近所の方々の温かさとか、そういうものに救われた日でした。


まだ潰されたままのDSくんをみるのは辛いですが、いま自分に出来ることを頑張りたいと思います。