【メモ】
CLのヘッドランプ構成は、エンジンフードを開けてヘッドランプのマーキングを見ると分かります。
CLはバイキセノンヘッドランプ、ポジションランプ、Direction Indicator、コーナリングランプが組み込まれています。
ヘッドランプは国連の欧州経済委員会の統一法規UN基準で認可が取れています。Rの番号は法規の番号。ディスチャージヘッドランプはUNR98番の基準という意味です。
まずE9。UN基準の中で9はスペインを表します。スペインの当局から認可を取ったという意味。写真の取り方が悪く映ってないですが、右側の白いエリア(PLの右側)にマーキングあります。
・ヘッドランプ 01 R98 DCR PL 12.5
R98はディスチャージ光源のヘッドランプのUN基準。DCRはハイビームとロービームがディスチャージ、つまりバイキセノンはDCR。法規のバージョンである01シリーズで認可とっているので、01があります。PLはプラスチックレンズを使っている場合。
12.5はリファレンスナンバー。ハイビーム時の最大光度によって番号がふられます。数字が大きいほうが明るい。
・フロントポジションランプ 02(下矢印) A
フロントポジションランプはUN R7番。Aはフロントポジションの意味。ちなみにR7はストップランプ、リヤポジション、サイドマーカーも網羅しています。02は法規のバージョンの02シリーズ、下矢印は発光面下端が地上から750mm以下であることを示しています。
・ディレクションインジケーター 01(下矢印)1a
ディレクションインジケーター、方向指示器はUNR6番。R6は補助方向指示器(カテゴリー5)も含みます。01は法規のシリーズ01のこと、下矢印はR7と同様発光面下端が地上から750mm以下、1aはフロント方向指示器のカテゴリーの1つ。
・コーナリングランプ 01 K
UNRは119がコーナリングランプ。01はシリーズで、Kはコーナリングランプの意味。
・Daytime Runing lamp 00 RL
UNRは87番。日本はR87を批准していないので欧州法規でいうデイタイムランニングランプは装着が禁止されています。しかしランプ自体には機能は有り、設定でDRLを殺しているので、認可はDRLもある。よってマーキング等もランプに残っていて、00シリーズでRLがDRLの意味。
ちなみに他の欧州車などで昼間光っているランプは法規でいうとDRLではなくて保安基準の”その他の灯火”というもの。デイタイムランプみたいな物だけで厳密には法規のDRLではないのが実情。
〜おまけ〜
刻印は樹脂のランプハウジングに刻印されているのだけど、このハウジングはHLものダイナミックコーナリングランプ仕様のライトと共通っぽい。その証拠にダイナミックコーナリングランプのマーキングも刻印されている
VWのスタティックコーナリングランプはR119のランプが点灯するのに対して、ダイナミックはパッシングもしくはハイビームランプが左右上下に動く、ヘッドランプの1種類。これはフルAFS(Adaptive Front lighitng system)と呼ばれているけど、法規はハロゲンのR112、ディスチャージのR98ではなく、単独でUNRは123というものが存在している。
R123ではマークングから法規的に車両がどんなどきに光軸が動くか知ることができる。
XCERT
クラスC(パッシング)、E(パッシング)、R(ドライビング)、T(BendMode)
XCVERT
クラスC(パッシング)、E(パッシング)、V(パッシング)、R(ドライビング)、T(BendMode)
日本導入車両のHLはどんな時に光軸が動くのか分からないけど、ハイビームでも動けばXCVERTのランプということ。
Posted at 2013/12/28 17:58:02 | |
トラックバック(0) | 日記