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2015年08月21日

GX71前期の特別仕様車のカタログ

GX71前期の特別仕様車のカタログ またまたストックネタからのご紹介です。

70マークII・チェイサー・クレスタの3兄弟は、以前から何度か取り上げてきていて、特別仕様車という括りでも後期クレスタを取り上げている(リンクはこちら)のですが、また別の括りで取り上げてみようと思います。

この3兄弟の特別仕様車、”グランデ リミテッド”、”アバンテ ロードリー”、”スーパールーセント エクシード”は、メーカーの販売施策の上手さもあって、特別仕様車とは思えないくらいの知名度がありますが、この70型だと販売台数、あるいは雑誌等で取り上げられる回数等から、先ず後期の方が思い浮かんで、前期まで記憶が及ぶ方は少ないのではと想像するところです。

手持ち&資料共に限られているため、完全版には至らないのですが、そんな理由から可能な範囲で取り上げることにします。

【マークII グランデ ツインカム24 リミテッド】

(ベースグレード)
 ハードトップ グランデ ツインカム24

(限定台数)
 2,000台

(特別装備)
 ・アルミホイール付205/60R15スチールラジアル
 ・オートドライブ
 ・リヤワイパー
 ・エレクトロニック・ディスプレイメーター
 ・専用高級フルファブリックシート
 ・ステアリングホイールマーク、リヤ・サイド・シートエンブレム等

(特別色)
 ・衝撃吸収式カラードウレタンバンパー
 ・カラードプロテクションモール
 ・カラードバンパーモール
 ・電動格納式カラードドアミラー
 ・色さしクリスタルピラー
 ・色さしアルミホイール等

(外装色/内装色)
 ・特別色ホワイトパールマイカ(042)/マルーン

カタログは、1985年12月発行となります。











トヨペット店開設30周年記念の限定車となります。

後期でも組み合わされた、特別色ホワイトパールマイカ(042はパールシルエットトーニングのパール部分の色です)にカラードモールの外装ながら、内装色はマルーンというのが特徴。ステアリングエンブレムの”Limited”もこのモデルだけでしょうね。

おそらくここで高級グレードの市場の存在を確信したからこそ、後期のツインカム リミテッド シリーズの展開があったのだろうと推測するところです。


30周年記念車のカタログらしく、マークIIシリーズの歴代モデルも掲載されていましたので、おまけ的に取り上げてみます。



コロナの上級モデルとして誕生したマークIIも、3代目以降は、ハイオーナーカーとして確立したように感じます。初代から3代目まではスタイリングも振り幅が大きかったですが、4代目以降は、マークIIらしさを掴んだように映りますね。



【チェイサー アバンテ ロードリー】

(ベースグレード)
 アバンテ

(限定台数)
 1,500台

(特別装備)
 ・アルミホイール付185/70HR14スチールラジアル
 ・ヘッドランプクリーナー
 ・リヤワイパー
 ・エレクトロニック・ディスプレイメーター
 ・革巻きステアリング
 ・ファブリック張りコンソールボックス
 ・革巻きシフトレバーノブ(5速マニュアルのみ)
 ・ルーズクッションボタン引ファブリックシート 
 ・ハイファイスピーカーシステム
 ・リヤ・サイドエンブレム等

(特別色)
 ・カラードプロテクションモール
 ・カラードバンパーモール
 ・電動格納式カラードドアミラー

(外装色/内装色)
 ・スーパーホワイトII(040)/ベージュ

カタログは、1986年1月発行となります。





先代チェイサーは、アバンテベースの特別仕様車が登場しなかったため、モデル廃止まで長く使われることになる”Lordly”という名称は、この時点が初登場。

こちらは、ツインカム24ではなく、量販グレードのアバンテがベースとなります。スーパーホワイトII&ベージュモールの外装にベージュの内装の組合せは、後期モデルの特別仕様車に近い装いですね。

このモデル専用のボタン引ルーズクッションシートを仕立てていますが、どうやら前期アバンテのシートは、兄弟車と比較すると豪華さが今一つという評価だったらしく、市場観測的位置付けだったと推定できます。

事実、後期モデルでは兄弟中唯一、シートの縫製が変更されていますね。



【クレスタ スーパールーセント エクシード】

(ベースグレード)
 スーパールーセント

(限定台数)
 1,000台

(特別装備)
 ・フロントスポイラー
 ・エレクトロニック・ディスプレイメーター
 ・革巻きステアリング
 ・革巻きシフトレバーノブ(5速マニュアルのみ)
 ・ハイファイスピーカーシステム
 ・リヤエンブレム等

(特別色)
 ・カラードプロテクションモール
 ・電動格納式カラードドアミラー

(特別オプション)
 ・アルミホイール付205/60R15スチールラジアル
 ・エクシード専用サンシールドストライプ
 ・エクシード専用フロアマット

(外装色/内装色)
 ・特別色パールシルエットトーニング(2V0)/ベージュ

カタログは、1985年4月発行となります。









トヨタビスタ店開設5周年記念の限定車となります。
こちらもベースは、ツインカムではないスーパールーセントとなります。

ビスタ店5周年記念ながら、上の2台に比べると特別感が不足している感がありますが、パールシルエットトーニングの外装は、まだツインカム24の専用色だった時期でしたので、ツインカムorターボの専用オプションだったアルミホイール付205/60R15タイヤの選択可能と合わせて、十分特別な存在だったのです。

こちらは、記念名目の市場観測的存在でしょうね。
好評を受けて、ツインターボ追加時にスーパールーセントでもパールシルエットトーニングが選択可能となっています。

この他に、グランデ リミテッド&アバンテ ロードリーと同時期にツインカム24 スーパールーセントをベースとしたエクシードも発売されていますが、手元資料がないため、略とします。


これら限定車は、何れも限定台数が少量ということもあって、今ではかなり希少な存在となってしまいました。年間に20~30万台売れたことから、30年前の中古車としては今でも多くの台数が残るGX71であっても、見かける機会は殆どないだろうと思います。
それでも、参考情報として知識の一角に留めていただければ、ありがたく存じます。
ブログ一覧 | カタログ話(特別仕様車編) | クルマ
Posted at 2015/08/21 22:51:33

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この記事へのコメント

2015年8月21日 23:51
こんばんは、

前期グランデリミテッドですが
当時、ウチみたいな田舎でも
かなり走り回っていた気がしますので
たった2000台とは驚きです。

チェイサー、クレスタに関しては存在は
知っていても後年まで現車を全く
見かける機会は無かったですね。

ウチの地元ではトヨペット店扱いの
車種に関しては特別仕様車は比較的
多く走っていたように思います。
コメントへの返答
2015年8月22日 7:52
おはようございます

この中では、一番台数の多いグランデリミテッドのみ、中古車雑誌等で時折見かけるぐらいだった気がします。

そちらではかなり走り回っていたということですので、ディーラー単位の取扱枠が多かったのかもしれませんね。

チェイサー、クレスタの方は見かけることもまず無かったのですが、特にクレスタは、この仕様だとエクシード化けと見なされて、数多い中古車の中に紛れてしまった可能性も否定できなかったりします。
2015年8月22日 23:07
グランデリミテッドは、前期にあったんですね。
最近も後期リミテッドをスーパーのPで見ました。
近所にいますね。
71リミテッドは、素晴らしいですね!
カタログ掲載楽しませていただきました、ありがとうございます。
コメントへの返答
2015年8月23日 7:23
おはようございます

61はマークIIの15周年記念で、71前期はトヨペット30周年記念と台数限定のメモリアル扱いでした。
後期では、特別仕様車となって、台数・知名度の両方が上がっていきますね。

都内でも少し前までは見かけたものの、最近ではめったに見かけない程に減ってしまいました。今ではかなり貴重な存在ですね。

カタログネタは各種ありますので、今後ともお楽しみいただければと思います。
2015年8月23日 9:38
おはようございます。


この70系の限定車ですと、やはり私自身も後期の印象が強いのですが、特に前期のモデルは今回初めて詳細を知った事もあってとても参考になりました。


どの車種も、ベースグレードと比べると魅力的な装備が多く装着されていていますが、特にクレスタの「エクシード」の外装は、他の2車種と比べるとちょっと装いが異なるように思いますが、この当時のスーパールーセントとパールシルエットトーニングの組み合わせはこれだけでも十分な特別感がありますね。 ただエンブレムを貼り換えてしまえば、そのままツインカム24仕様になってしまいそうですが(笑)



仰る様に未だに多くの台数が残る車であっても、今回の前期の限定車は殆ど見掛けませんよね。
シングルカム搭載車でさえも年々値上がり傾向にあるようですので、こういった限定車は希少価値もあって、程度は問わずそれなりの価格になってしまいそうですね。


コメントへの返答
2015年8月23日 12:29
こんばんは

お言葉ありがとうございます。人気車だけに取り上げ方が意外と悩みどころだったりします(笑)
このシリーズの特別仕様車は、後期の印象が強いですよね。それだけ後期では、一般グレード並みに売れたという事なのでしょう。

このエクシードは、I型のパールシルエットはツインカム24のみという事前知識がないと、どこが特別なんだとなりそうでもあります(笑)。前期ツインカム24エクシードは他の2車種と同様の装いであることもあって、こちらは”エンブレム化け”と誤解されそうな仕様ですよね。

71は残存台数が多いため、却って希少価値が尊重されているのかもしれませんね。何が貴重なのか、一般的に知られているあたりは情報入手が容易になった時代を反映してもいそうです。
それにしても、71も10年程前なら上物が安価に入手できましたが、昨今ではそれも難しくなってしまいました。
2015年8月23日 17:29
こんにちは。
彩度の高いR系のシート生地。この時代の象徴でしたよね!
車の種類・形に関わらず、強い印象が残っています。
コメントへの返答
2015年8月23日 18:46
こんばんは
このシート生地は、「モケットは化学繊維だから元から光るのに、さらに光らせている」と揶揄されていました。また、内装色も濃い系が多かったりしますし。
内装を見ただけで年代が判別可能なのですから、この時代を象徴する記号性を持っていますよね。
2015年8月25日 23:51
こんばんは。

70三兄弟は本当に人気でしたね。スポーツ系が好きだった私ですが、ハイソ系も好きになったのがこの70三兄弟とS120クラウンだけでした。外観も内装ものちの80系やS130系よりも断然好きでした。特に内装は絶壁でプラスチッキーになった80系(&S130)よりも豪華に見えました。

LIMITEDは当時沢山目にしていた記憶がありますが、文面からするとひょっとしたら後期型だったのかもしれませんね。前期がこれほど少ない台数で、それが市場調査に向けたものだったことも知りませんでした。
三兄弟で微妙に内容が違っているのも興味深いですね。マークⅡだけが1G-Gだったのもその戦略が気になります。

私はこの三兄弟では実はクレスタの前期が好きで、いつか懐かしのカタログでアップしようかと思っておりますが、クレスタは三兄弟で唯一ツートンカラーのイメージが強いですね。まぁイメージカラーでもありましたけど、実際にこのツートンが白の次くらいによく見かけた気がします。

1G-E搭載車は5MTが用意されていたことも今となっては驚きです・・・
コメントへの返答
2015年8月26日 21:14
こんばんは

この三兄弟は、メーカーの予想を超えて売れましたね。あまりの売れ行きの理由を分析した特集が自動車雑誌の誌面を飾るほどでした。

X70三兄弟とS120クラウンは、その売れ行きと足回りを一新したこともあって、次世代はキープコンセプトの深化型でした。ご指摘の絶壁インパネは、この頃トヨタが掲げていた、各スイッチへのアプローチ量低減のためですね。純粋にデザインだけなら、前代の方が純粋だったと言えそうです。

この代の特別仕様は、台数からしてほぼ後期型で占められると思います。前期までは記念車兼限定車だったのですが、好調に売れたことから、特別仕様車として台数限定を外すのがこの時期ですね。
どうやら特別仕様車については、販社の意向が比較的反映されていたようです。上級グレードが強かったマークII・クレスタに対してチェイサーは、下級グレードが充実しているという構図でした。

私も前期クレスタは好きですので、ダブルさんの解説を期待して待ちたいと思います。
この世代では、ツートンもまだ塗り分けも試行錯誤している感があって、その中ではクレスタが成功していますね。次世代の初期にも同じ塗り分けがありましたが、似合っていたのはやはりこの世代だと思います。

ATの比率が50%を超えたのが、この1985年ですので、まだまだMTも人気がありました。ここから5年くらいで急速にATの比率が上がっていきますね。

プロフィール

「帰還後の近況 http://cvw.jp/b/1984303/48316556/
何シテル?   03/16 21:58
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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