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2017年02月14日

140コロナGXエクストラのカタログ

整備手帳で記しましたが、自車を週末に引き取ってきました。
W205からW204に戻ると、やはりシンプルかつクラシカルな印象は否めません。エンジンノイズも一回り騒々しく感じますし。
そんな印象も、ものの2~3分も走れば、身体はすっかり馴染んでしまうというのが、クルマの面白いところ。これ、きっとクルマの良し悪しからは離れたところなのでしょう。35,000kmの付き合いは伊達ではないのです。


さて本題。

またまた、軽く特別仕様車ネタをお送りしてみます。
今回はFRの最終世代となる140コロナです。

140コロナは、1982年(昭和57年)1月の登場。ちょうど今から35年前となりますね。
前代が3年4ヶ月の短命に終わったのを引き継ぐ形で登場しています。

それまでのコロナは、独自のシャシーで構成されていましたが、この世代ではカリーナ/セリカの系列に組み込まれることとなりました。このため、ボディサイズこそ先代よりもやや大型化されたものの、ホイールベースは25mmほど短縮されていたりします。

このモデルチェンジ、セダンがカリーナに近い形で登場したのは想定の範囲内でしたが、ハードトップがカリーナよりもセリカに近い形で登場したのは意外でした。カリーナのハードトップが転じたクーペは、あくまでもセダンベースでしたし。

この時期、セダンベースのハードトップというのは、販売に翳りが見えていましたので、スペシャルティーカーに近づけたというのは、一つの戦略ではありました。


登場したのは、ちょうど父が2代目マークIIから3代目マークIIに代替しようとした時期と重なりますので、結構記憶に残っています。これまでのコロナのイメージから離れて、すごく垢抜けた&若返った印象が強かったですね。「あのコロナが大きく変わったね」といったところでしょうか。

あとは、登場時期こそやや離れてとなりますが、やはりツインカムとターボの論争に終止符を打った、ツインカムターボの存在でしょうね。当時のCMのフレーズ通り「クライマックス、ここに極まる」といったインパクトがありました。まぁ、本題外れて長くならないようこの話は軽くということで(笑)


そんな140コロナでしたが、時代はFRからFFに急速に移行していた時期ということで、この世代は翌1983年10月には、FF4ドアの登場を以て、併売はされつつも販売の主流からは外れることとなります。

結局、ブルーバードとベストセラーを競う形で販売の最前線に位置していたのは、実質2年未満となりますから、販促を担う特別仕様車も前後世代と比較すると、数が少なくなっています。

・・・ということで、話がようやく特別仕様車に辿り着くと(笑)


〇1500GXエクストラ

(外装色/内装色)
 a1.ホワイト(033)/ブルー
 a2.ブルーM(889)/ブルー
 a3.レッドM(391?)/ブラック

(生産時期)
 1982年8月 ~ 1983年10月

(特別装備)
 A1.パワーステアリング
 A2.タコメーター
 A3.高級フルファブリックシート&トリム
 A4.マッドガード
 A5.ドアサッシュブラックアウト
 A6.デジタルクオーツ時計
 A7.フタ付コンソールボックス
 A8.サイド&リヤエンブレム
 A9.AM/FMマルチラジオ
 A10.電動リモコンミラー


〇1800GXエクストラ

(外装色/内装色)
 a1.ホワイト(033)/ブルー
 a2.ブルーM(889)/ブルー
 a3.ベージュM(4A5)/ブラウン(~1983年6月)
 a4.ライトベージュM(4D2)/ブラウン(1983年6月~)

(生産時期)
 1982年8月 ~ 1983年10月

(特別装備)
 A1.パワーステアリング
 A2.タコメーター
 A3.高級フルファブリックシート&トリム
 A4.マッドガード
 A5.ドアサッシュブラックアウト
 A6.デジタルクオーツ時計
 A7.フタ付コンソールボックス
 A8.サイド&リヤエンブレム
 A9.カラードウレタンバンパー





カタログは1983年(昭和58年)2月の発行となります。
今回の掲載にあたって、軽く調べてみたところ、1800のベージュのカラーが変更されていたのは意外でした。しかも、変更後のベージュは専用色っぽくもあり。

この時期解禁となったドアミラーの関係かなと推測したものの、ハードトップではドアミラーが選択可能となっているのですが、セダンはフェンダーのみのままでした。かなり難解な変更なのです。


特別仕様の内容としては、当時の最多量販であるGXをベースに、ちょっとした豪華装備を追加するといったもので、理解し易い内容ではあります。
1800GXには、デジタルメーターやバックソナーを装備したGX-ADも設定されていて、少々の未来感覚を訴えていたのですが、コロナの購買層には、こうした特別仕様車の仕立ての方が解り易かったというのは、あるでしょうね。このGXエクストラの追加以降、GX-ADはやや影が薄くなった感があります。

また、カリーナが売れ筋の1500に次々とグレード追加をしたのとは異なり、ライバル車との関係や車格差を意識して、1800に販売の主流を置いたことから、こちらは1500には上級グレードを設定しない状況が続いていましたので、やや上級を求める声に応えられたというのも大きいですね。

コロナに1500を追加するに際しては、一クラス下となる大衆車クラスとの競合を意識して、同じGXながら1800とは仕様を変えた部分がありましたので、こうして特別装備の一部も変えられると、見た目の印象はだいぶ違ってきますね。


モデルチェンジ後、半年強での特別仕様車の追加はやや早い気がするところです。
このコロナは、モデルチェンジ直後こそ、60マークIIと60カリーナが挑み、肉薄しつつも成しえなかった、910ブルーバードの小型車クラス(1400cc~2000cc)の販売台数連続1位の記録を止めることに成功しています(そうした点では、正しく「舞台は主役を待っていた」なのです)。しかしながら、その後は再びブルーバードが勝る月が多くなる状況となっていますから、販売台数の上積みという意図が働いているのでしょう。


この特別仕様車、先代や70カローラの特別仕様車との対比というのも面白い視点かもしれません。

 ・130コロナ後期の特別仕様車
 ・70カローラ後期の特別仕様車

先代ではDXがベースでしたが、この世代になると一つ上のGXがベースとなっています。特別装備として追加される内容は近いものがあったりですが、基本となる装備水準は明らかに上がっていますね。

また、70カローラとの比較では、上級車である分の差を見出すことが出来そうです。実際の商戦では、特に1500GXエクストラの方は、カローラの1500エクストラやSEサルーンとの競合は相当数あったでしょうし。


次世代となる150コロナでは、車格とか性格付けの部分が一旦リセットされています(140コロナの流れなら、むしろ10カムリ・ビスタの方が近いような)ので、ここが一つの完成形と見ることはできるかもしれません。長い歴史をもっているクルマですから、ファミリーカーとして一貫しているように映りつつも、詳細に見ていくと、各々の時代を反映して多少の性格違いは出ていたりしますね。
ブログ一覧 | カタログ話(特別仕様車編) | クルマ
Posted at 2017/02/14 22:17:33

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この記事へのコメント

2017年2月15日 8:05
確かに、車格や性格付けはここでリセットされる感じですね。よりファミリーカーとして徹底され、パワートレーンも変わり、パッケージングも変わりましたもんね。
GX-ADは、タコなしデジタルメーターだったですかね。個人的には気になるグレードで、ちょっと面白い企画だと思います。

この型のコロナが、数年前ですが静岡出張の際に偶然乗る機会があったんですね。パッケージングがとにかく低く、リヤシートと座面の位置関係が今の基準と大きく異なり、自分が乗ると膝が縦に曲がる感じの着座姿勢になりました。このパッケージングが昔は普通で、この姿勢で長距離移動があったかと思うと、FF化によるクルマづくりは大きな転換期だったのだなぁと感じました。
コメントへの返答
2017年2月15日 20:40
FFコロナは、後年副社長となられる和田明広氏が指揮を執られたそうで、氏の思想が強く出ていますね。全長を短くするのは、販売店から心配する声が上がったそうですが、成功となりました。
GX-ADは、お手軽にデジタルをという意図で、スピードだけデジタルの独自仕様でした。5ドアのGXエクストラに続きますが、結局共に短命に終わっていますね。これ、カリーナのロードランナーとの対比が興味深いところだと思います。

当時は、書かれているパッケージングの方が一般的でしたね。姿勢を崩す方が疲れない的な。実はバンは可倒機能の関係で座面が高く、現在に近かったりしますが(笑)
150と170はFFのメリットを生かして、かなり床を低くしていますので、後席の着座姿勢は改善されていますね。その分シートがやや低かったり、サイドシルとの段差があったりで乗降性には難がありました。この辺り含めての全体最適化は190以降と言えそうです。
2017年2月15日 9:58
こんにちは。

W204はサイズ的にも乗りやすいかなと思います。

内外装はシンプルですが、使いやすくて整ってて長く付き合えそうですね。

コメントへの返答
2017年2月15日 20:44
こんばんは

ちょっとした違いが積み重なることで、W205にはボディサイズの違い以上の大きさを感じました。

インパネ周りは機能が増えた分、使い勝手との両立が難しくなっている感もありますかね。機能不足を感じないのであれば、使い慣れたものに軍配という考え方もあるように思うのです。身内に甘いという感も否定できませんが(笑)
2017年2月15日 18:52
130コロナの登場時期が微妙だったこともあり、70年代の100コロナのイメージを引き継いでいるのに対し、140コロナの登場は『漸く』80年代チックになったな、と当時感じたものです。
私の好きなFR最終世代な訳ですが、70カローラや910ブルに比べてカラードバンパーなど、登場の遅い分アップデートされてますね。
クラウンやセドリックすらカラードバンパーは3ナンバーのみの当時、1800のみとは言え普及グレードでこの装いは格別です。

さて、『GX』は110サニーか初代ローレルがスポーティーグレードとして出したのが最初だったかと思いますが、コロナは従来の普及グレード『GL』のイメージチェンジ版として登場で、ランクルやコースターでの採用例はあるものの、トヨタのセダン系ではコロナだけですかね?
脱GLはこのあとのFF第一世代で進んで行きます。

GL=グランドラグジュアリーならば
GX=グランドエクストラともとれるのですが、
GXエクストラ=グランドエクストラエクストラ?
こりゃ違いましたか(笑)
コメントへの返答
2017年2月15日 21:10
トヨタのデザインは、70カローラで直線基調に舵を切っていて、ようやく140コロナで一巡した感がありました。最後の直線基調モデルだけに、こなれている感はあるんですよね。個人的に、直前のカリーナ/セリカより高く評価しています。
カラードはご指摘のとおり、早めの採用で高級感がありますが、先行していたギャランシグマからの影響はあるかもしれませんね。

EX・SX・DXと並んだことで、GL転じてGXとなったのですが、やはり日産のスポーティグレードのイメージがありましたので、最初は違和感がありました。トヨタのGXは、挙げられている他に2・3代目のコルサが該当します。
この時期は装備水準が一気に上がったこともあって、全般的にグレード名のインフレ化がスゴイですね。それまでのグレード体系が崩れて、アルファベットを組み合わせるパズル的にもなっていきますし。特別仕様車もエクストラで定着するかと思っていたら、あっという間にリミテッドやサルーンが加わって、さらにそれらが重ねられていくと(笑)
2017年2月15日 21:12
こんばんは。

140コロナのGX1800エクストラ、このクルマは自分が小5の時に教育研修を終えたばかりの新人体育教諭が、バリバリの新車で乗り付けてきたことをよく覚えています。
といっても、最初の半年くらいは、車種こそ忘れてしまいましたが学生時代に中古で買ったと思しき低年式車に乗っていたと記憶していますが、ある日突然wこの新型コロナのGX1800エクストラが職員駐車場に停まっていた時は、同じくクルマが好きな同級生とすっ飛んで見に行ったものです。

この型のコロナは、2ドアのスペシャルな感じはもちろんですが、4ドアもかなり特別なイメージのあるエクステリアで、それこそ小学生にも熱狂的にウケていたように思います(爆)
今となっては、エクストラと銘打ったにしては質素な感じすら漂いますが、当時としては、「良質で、ちょっとスペシャル感のあるファミリーカー」として、人気があったのも理解できるような気がします。

実際に、当時は件の教師のクルマ以外にも、街中で見かける140の4ドアはGXエクストラの確率が抜群に高かったですし。

前述の体育教師は、初めて赴任した学校に半年ぐらいで新車のコロナ1800とは、なかなか気張ったものだなあ、と今更ながら思います(余計なお世話ですがw)。
この後のバブル期ともなれば、18,19歳でマークⅡやソアラは当たり前、といった風潮ともなりましたが、1982~83年といえば、そんな兆しも既にあったとはいえ、まだまだ異例といった感じでしたから、23歳くらいで“1800のコロナ”は立派か、と(爆)

そう感じるのは、自分の親父が、最初の愛車、2代目パブリカを手放して、“ブラボー”コロナの1700を買ったものの、「燃費が悪い」と1年経たないうちに手放したと後に聞いた(その頃は自分もまだ3~4歳でしたので。でも、コロナ自体の事は微かに記憶には残ってますw)ためか、基準が1500CC以上=贅沢なクルマ
という個人的な事情も大きく影響しているとは思いますが(笑)

こんなことを考えるのは、不毛なことですが、現在、当時の140コロナを購入するつもりで、現行車を選ぶとしたら何になるのだろう?と。
もちろん、順当に考えれば正統な後継のプレミオやアリオンということになるのでしょうが、もはや新卒の子が「頑張って背伸びする」クルマではないですし、そうなると、車型の違いはあれどノアとかヴォクシーといったことになるのかなあ、と思った次第・・・

いちクルマ好きとしては、セダンの復権を叫びたいところですが、前述の先生はバスケットの顧問もしていましたから、部活道具の収納、選手の児童の送迎などには現代の方が、適しているのだよな~、とガラにもなく考えてしまいました。
コメントへの返答
2017年2月15日 21:53
こんばんは

当時の学校の職員駐車場って、今のクルマのイベント会場がそのまま置き換わったみたいなものでしたね(笑)。いいクルマに乗っている先生は、やはり一目置かれていましたし、代替をすれば話題になったものです。
それだけに、新型コロナをクルマが好きな同級生とすっ飛んで見に行ったというのは、よく解ります。私も、クルマが違うだけで同じようなことをやっていた気がします(笑)

今思えば、純粋なファミリーセダンなんですけれど、このコロナ、そんな位置付けから離れてカッコよく映るクルマでした。毎日の通学途中、ほぼ同じ時間に1800EXサルーンADのアドバンストーニングが通り過ぎて行くのに心底見惚れていたものです。910もカッコイイクルマでしたが、また別の存在でしたね。

EXサルーン系はお値段も結構お高かったですから、雰囲気を残しつつお買い得だったGXエクストラが売れたというのはよく解ります。おそらく販売比率もかなり高かったのだろうと推測するところです。

当時の学校の先生で1800って、気張ったという評価で合っていると思います。自分の周囲を思い返すと、学校の先生が新車を買ったとしても、2ボックスのハッチバックとかが多かったように記憶しています。その中で、どれがいいなんていう論争でしたね(笑)。上級車はそれこそ、いつかはという感じでした。

「当時の140コロナを購入するつもりで、現行車を選ぶとしたら何になる?」という話、私もノアやヴォクシーになるに同感です。今は、「いつかはクラウン」より「いつかはアルファード&ヴェルファイア」の方が確実に多そうな気がしていまして、そこからしてもミドルサイズ級の両車かなと。子供たちが当時の自分たちと同じような想いを抱くのかなという点は些か疑問ではありますが・・・。
その路線から外れて、新卒の方がプレミオ、アリオン、マークXを買われるというのであれば、応援したい気持ちになれる気がします。

実は中学生のときに、部活動での機動性を重視して、独身ながら初代タウンエースのグランドエクストラに乗られている先生がいまして、やはり重宝されていました。今でこそあまり不自然感はないのでしょうが、当時はそうした理由の説明が必要な空気感はありましたね。
2017年2月15日 21:57
こちらではご無沙汰しています。

近所の同級生の家で白い1500GXエクストラに乗っていました。
確か30カローラからの乗り換えだったと思います。
その同級生にはお姉さんが二人いて、いずれも運転免許を取っての練習車?のような感じでしたね。
当時は乗用車が一家に一台、という感じだったので、その同級生もその後コロナに初心者マークを付けて乗ってました。
高校卒業後、私とその同級生はとある専門学校に通うため、私の家のGX51クレスタと交互に出して乗って行きました。
ただ彼のコロナは4速MTでエアコンが付いていなかったので、真夏の暑さは大変でした(笑)

記憶が定かではありませんが、親戚関係でトヨペットに勤めている人がいた関係でコロナになったかと思います。

当時トヨペットのラインナップではコロナの下のセダンはコルサになりますので、それこそカローラクラスのモデルが必要だったのかも知れません。
このモデルから1600を1500に格下げ?した事もあって、また先代から1800を主力にしていた事も絡んでいるのではないかと思います。
まだ140では1500にEXサルーンを設定していない事もあったりして、前述のカローラクラスのお客を取り込もうという思惑も見えますね。

今改めて見ると、カラードバンパーが付いている1800の方が高級で豪華に見えますね(笑)そういう時代背景とか、リサーチの上手さとか、そういうものを感じます。

ちなみ私の手持ちのこのエクストラのカタログは57年10月発行の表紙が白の1800、58年5月発行の表紙がベージュの1800と2冊あります。
このベージュの表紙のモノを開くと、白の1500が載ってますが、
それこそ同級生が乗っていたモノそのものです(笑)
懐かしいですね。

長々と失礼しました。
コメントへの返答
2017年2月16日 19:00
こちらこそ、ご無沙汰をしております。

確かに、当時はまだ一家に一台だった時代で、一人一台となるのはもう少し後ですよね。
ご近所界隈でも、ハイオーナーカークラス含めて練習車になっていたケースが結構ありまして、数ある中には元は綺麗だったはずが、だんだんボコボコになってという経過を歩んだものもあったりします。
5枠の中ですから、ボディサイズこそ今より小さいものの、MT&重ステが当然の時代ですから、運転に慣れるのも大変だったのでしょうね。

中古車での後付も含めて、そろそろエアコン装着が当たり前になり始めていた時代ですから、エアコン非装着というのは比較的珍しい気もします。エアコンは本体の1割を超える価格設定でしたから、冬場に買ったら夏まで待つみたいな話はありましたね。夏の暑さに我慢できなくなったら買う的な(笑)

コルサは初代から4ドアがあったものの、台数が出ませんでしたので、コロナの1500は販売店的には売り易い存在だったようです。もっともカリーナと違って、GXまでに留めたのはコルサへの配慮ですよね。GXエクストラが売れたことで、150ではEXサルーンも設定的な流れを推測するところです。
130までは1600からということで、カローラクラスとは、価格帯こそクロスするものの、クラス分けは歴然と分かれていましたが、1500を積むことで上からカローラクラスに本気で手を突っ込む感はありました。
910ブルーバードと販売台数で競うにはカローラクラスの取り込みも必要という判断はあったようです。実際、もう少し足せば一クラス上が買えますというのは、カリーナ同様にセールストークの決め文句でもありました。

先のコメントでもいただいていますが、カリーナにも設定のなかったカラードバンパーは、豪華さの演出に効果的ですよね。当時の商品力はカラードバンパー>バックソナーでもあったのでしょう(笑)
これ1800のみの設定とされているのは、1800の差別化もあるでしょうが、最大は型式認証の影響だろうと推測しています。EXサルーンで認証済だったST140に対して、AT140は未認証でしたので、追加申請してまではという判断だったのではないかと。

設定色が変わっているのに気付いたのですが、やはりカタログは別判とされているのですね。58年5月のものは未見でありまして、いずれの機会に拝見させていただきたく思います。
2017年2月15日 22:44
140のパリッとした感じが好きです。
好みなのは欧州調の150なのですが、
だからと言ってどうしても140は見過ごせないかっこよさがあります。
特別装備の内容もこれなら現代でも乗れるかなと思える装備水準ですね。

2017年になってもイベントなどで
たまにお目にかかる機会がありますが、
実車は5ナンバーサイズとは思えないほど
堂々としており存在感がありますよね。

フードをあけてびっくり。
本当のラジエーターサポートから前ががら空きになっており、
たっぷりとデザイン代が取られていたのは驚きました。
現代でも似たような例がありますが、タクシー仕様と比べても
オーバーハングの寸法で車格感がグッと変わるものなのですね。
コメントへの返答
2017年2月16日 20:10
コンセプトとかパッケージングを考慮すると150に軍配を上げたくなるのですが、小難しいことを言わずに純粋なかっこよさなら140となりますよね。
この時代の特別仕様車だと、まだフル装備には届いていませんが、何よりパワステの標準が大きい進歩だと思います。

ギャランシグマや910ブルーバードへの対抗を意識してか、140コロナは、ベースシャシーを共用するカリーナに対して、特に長さ方向を伸ばしていますね。最も共用の多いバンで比較すると、フロントオーバーハングだけで45mm伸ばしています。バンパーも加えるともっとですね。最初、カタログスペックを眺めた時に、マークIIにかなり近付いたそのサイズにはずいぶん大きくなったなと思ったものです。
その大半はデザインのためのものというあたり、多くを共用する2ドアはもちろん、4ドアの方もセリカに近い存在なのかもしれません。

意図のとおり、車格感は確実に上がったものの、マークIIに近付き過ぎたという評価だったようです。
150で130やカリーナに近いサイズに戻されているというのは、FF化もありますが、本流はこのサイズという思想の反映があったかもしれませんね。
2017年2月15日 22:48
こんばんは

毎度毎度の内容で申し訳ないのですが、親せきが1500のGXエクストラのMT(多分)に乗っていました。
あんまり行き来が無かった親せきなのですが、それまで乗っていたグリ-ンの30カロ-ラからいきなりブル-メタリックのコロナで登場したのでびっくりした記憶があります。
カロ-ラから比べるとかなり先進的デザインに見えましたが、こんな立派に見えるのに1500cc?とも思いました。

が、何故かあまり長く乗らずに出てすぐのクイントインテグラGSiの5HB(AT)に変わっていました・・・。
多分、免許を取ったいとこの意向だったとは思うのですが、コロナがカッコよかっただけにちょっと残念でした。

ブル-Mの140コロナって結構カッコいいと思うのですが、何故かこのカタログには登場しないのが意外だったりします。

コメントへの返答
2017年2月16日 19:48
こんばんは

カローラ30から1500GXエクストラほの代替というのが、もうお一方ですね。この時代、カローラ30が一気に街中から消える一方で、解体屋さんに多くが積まれていたという記憶と重なるものを感じます。
散々苦労した排ガス対策も一段落し、ボディデザインが大きく変わっていた時期ですから、新車に目が向いていったのも解る気がします。

ボディサイズを比較すると、シャシーを共用するカリーナよりマークIIの方が近いくらいですから、これで1500cc?と感じたのも自然な印象ではないでしょうか。本来1500のセダンって、あまりカッコイイとは結びつかないはずなのですが、スペシャルティカー的なカッコよさですよね。
カラーコードからすると、GXエクストラのブルーは水色に近いファーマメントブルーとなるようです。ブルー系だと、標準車には、ダークブルー(896)がツインカムターボと同時に追加設定されていますね。

スペシャルティ的カッコよさ繋がりでいくと、次がクイントインテグラというのも自然な流れの気はいたします(笑)
2017年2月16日 21:07
こんばんは。

140コロナの1500GXエクストラ、中学時代に部活の顧問の先生が白い5速マニュアル仕様に乗られていて、何度か買い出しなどで乗せて頂いたことがあるので懐かしいです。

ただ、その先生は某大手化学メーカーから理科の先生に転職された異色の経歴を持つ方で、コロナで移動している間ずっーと理科の話をされるので、理数系が苦手な私にはちょっと地獄でしたが(苦笑)

あと、余談になりますが140コロナは地元のタクシー会社が小型車に1Cディーゼルの奴を導入しておりまして、初めて自宅に迎えに来て頂いたときには、当時としてはものすごくエンジン音が静かに感じられ(それまでが、430セドリックの220Dだったので、尚更です:笑)子供心に「こんなに静かなディーゼル車もあるんだ!」と驚かされたものです。
コメントへの返答
2017年2月16日 21:22
こんばんは

自分的には、学校関係含めて近くで乗っていた方の記憶がないクルマですので、こうして乗っている人がいたという話が集まるのが興味深かったりします。それもGXエクストラばかりというのがさらに面白いところです。

先生と一緒の車内って、お互いどういう話をすればいいのか悩ましい空間かもしれませんね(笑)

140コロナのタクシーは、メーカー都合なのかディーゼルだけ先に登場していますね。同じ4気筒のディーゼルながらも、SD22とは20年近い設計年次の差がありますので、静粛性が大きく違ったというのは納得です。当時は、自分の地元も含めて、地方のタクシー会社ではLPGではなくディーゼルを導入する所も多かったですね。
2017年2月16日 21:36
この型のコロナは、近所のおじさん(実は父の同級生)が乗っていた車で、フォグ一体のヘッドライトがカッコいいと思いました。
ホイールカバー付きの1800GXだと思います。
エンジン始動の音が、カローラ1500と全然違うのが印象に残ってます。
カローラ1500はクランキング5秒に対して、コロナ1800はクランキング1秒でかかってました。
なんだか1500カローラが安っぽく感じます。

話が変わりますが、80年代のカタログに乗っている装備表で、装着車設定の意味がわからないです。
メーカーオプションと何が違うのか教えていただきませんか?
コメントへの返答
2017年2月17日 5:46
フォグ一体のヘッドライトは、トヨタ車としてはクラウンに続く採用で、マークII系より先んじていました。この部分もギャランシグマからの影響を感じるところです。80年代のデザインアイコン的でもありますね。
教習車が1Sを搭載していまして、車種こそ異なるものの、やはり独特の音でした。当時はキャブレターですので、エンジン差だけでなく、個体差でも、エンジンのかかりは違いましたね。キーを捻る前にアクセルを踏むのですが、この加減が肝でした。

ご質問の装着車設定ですが、オプションは基本的に標準在庫ではなくメーカー発注となるのに対して、装着車設定だとこれが逆になるという違いですね。並列で在庫にした販社も一部あると思いますが、大半は装着車のみだと思います。その辺り、レスオプションに近いとも言えるのですが、装着車設定にすれば、標準価格はレス状態で表示できるというのがポイントですね。
2017年2月17日 0:31
このコロナの特別仕様車の解説楽しみにしてました(笑)私の中でFRコロナというと100.130系を真っ先に連想しますがこの140と次の150は歴代(初代~3代目除く)の中では外装デザインの流れが大きく変えた異端のモデルだと思います。
さてGXエクストラの件ですが上記のコメントをされてる方々から出てない視点で話させてもらいます。何故かともうしますとその前の130にあったSLというグレートがこの140には設定がなく、910ブルーバードやトヨタの社内の1.5クラスの競合があるにせよGXとEXサルーンの格差がありすぎるという指摘がトヨペットからきたのだと思います(断定はできませんが?)同時期の60カリーナの1.5がトヨタ店に格下の車の扱いないことを理由に決め細かかつ矢継ぎ早にグレートを追加していったのと対照的でしたがカリーナのSTに相当するグレートが設定されないのも不思議でした。130のSLは下のGLより見かける数も少なかったのでトヨタの開発陣としては不要と判断したのでしょうか?
その次の150では1.5にもEXサルーンが追加されたのでその探りを入れるために追加されたようにも思えます。この頃は今と違いグレード間格差が激しかったのでこの手の特別仕様車がでるとまってましたといいたかった人多かったのではないでしょうか?そんな複雑な私の小坊中坊の記憶をよみがえさせてもらいありがとうございます。長文失礼しました
コメントへの返答
2017年2月17日 6:12
そもそもの設定数が少ないのと、資料数が関係して、いつもの解説よりやや軽くとなっています(笑)
異論がありそうなのを承知で書くと、ザ・コロナは100なのだと思います。イメージを構築して実際に売れもしましたし。で、100から離れるほど何となく異端に映るのかなと。

EXサルーンとGXの格差についてですが、元々のCXがファミリーラインの最上級を意図していましたので、小排気量への展開に対してはあまり積極的ではなかったように映ります。それには、GLには標準又は特仕でエクストラ仕様を設定していたという事情もあるのでしょう。小排気量の豪華仕様は他社の方が先行していて、カリーナとコロナは後から参入した形ですね。
またSLに関しては、もちろんカリーナSTとコロナSLの台数の違いはもちろんですが(130末期でSLはATが落とされて5速のみに絞られていますね)、クラス全体で見るとカリーナの設定の方が独特なんですよね。スポーティなイメージ構築に成功したカリーナを除くと、小排気量のスポーティグレードはなかなか難しかったようです。

各車、GL級が販売の中心にありましたからそこへの特仕の追加は販売への貢献が大きかったですね。今よりもモデルサイクルが短かった時代で、特仕の追加は変更後1年を経過した辺りからが多かったですから、買い時の判定は難しかったのも事実ですが(笑)
2017年2月18日 12:10
こんにちは。再度コメント失礼します。

オプションと装着車設定を教えていただきありがとうございます。
特にパワステ装着車設定が気になってました。
今の基準だとパワステは必需品ですが、スポーツモデルだと非装着がかなりあるようで、910ブルーバードのターボはかなり重かったと聞いてます。
あるサイトで910ブルーバードの値段表を見たら、グレード別にパワステ無しと有りで値段表示してました。これが装着車設定の意味ですかね?

今は低グレードでもパワステパワーウィンドウパワードアロックは当たり前で、エンジンもEFIやVVTが普通です。
当時は最上級グレードにしか装備されてなかったので、ある意味幸せなのかもしれません。

コメントへの返答
2017年2月18日 19:03
こんばんは

パワステは、普及段階では好き嫌いが別れた装備ですね。故障が懸念されたりもして。その分、装着車設定になり易い装備でもありました。在庫の比率は、段々有に傾いたのでしょうね。
有無で重さが大きく変わるのが見解が分かれた要因ということで、一度ノンパワステを運転したことがありますが、今の基準からすると、無は比較対象が見つからないレベルかもしれません。

クルマが、大きく重くなった理由の最大が装備や機能の充実です。その一方で最適化技術も進化していますね。それだけで見てしまうと、画一的になったり、最新型=最良となってしまったりするので、文化的側面から過去を振り返って見たりするんですけれどね(笑)
2017年2月19日 14:54
こんにちは。

140コロナは60セリカと並んで大好物でしたが、私の中では大きなカラードバンパーがあってこそのものでした。1500ccは何となくタクシーのイメージが強いのですが、山口も沢山走っていたので随分とお世話になりました。

そういえば文中に書かれていますが、140コロナは前期型ツインカムターボ登場でフェンダーミラーのあとドアミラー車のカタログも存在してたんですよね~。私は中学生の時にたまたま両方を持っていましたが、セダンはフェンダーミラーだったかなぁ・・・。どちらもドアミラーだった気がするのですが、もしかして廉価グレードのみフェンダーミラーだったとか・・・。
コメントへの返答
2017年2月19日 19:59
こんばんは

それまでのファミリカーのイメージから離れて、スペシャルティーカー的なカッコよさがあったのが、この世代ですね。私も、このスタイルにはカラードバンパーがマストだと思います。バックソナーが普及しなかった一因でもあるような(笑)
マークIIに需要が移るまでは、コロナが小型タクシーの主流でしたね。

140コロナのドアミラー追加版のカタログは、追加を謳った表紙に変わっていますね。これ、後年に入手したような気がするのですが、見つからずのため、パーツカタログから追っています。私も今一つ?な結果ではありまして、発掘された時の宿題とさせていただきます。
2019年4月12日 10:15
はじめまして。大変興味深く、読まさせていただきました。
140コロナは当時の私に地味ながらその装備に目を奪われた思い出の車です。私が小学4.5年生ぐらいの時、友人とお母様が車で迎えに来てくれるとの事で待っていましたら大きめのカラードバンパーの新車の前期140がやってきました。新しいなと思いながら後ろに乗車するとGX61のようなリアヘッドレストとデジタルパネルにPWなどのフル装備に卒倒しました。それからはもうこの車に夢中でした笑 あの当時のこのクラスでこれだけ備わっているのは見た事がなかったからです。違う友人の家はカリーナのツートンのSEエクストラEDを購入していてそれも凄く装備が良かったです。双方とも会社経営者のお宅で片方はGX51クレスタSLをメインで使っており、もう一方の方は120クラウンのステーションワゴンをメインで使っておりました。
あとにも先にも前期140のEXサルーンADに触れたのはそれが最初で最後でした。今でも、あのセリカXXのような独特な大型の前期テールはちょっと欲しいな思ってしまいます。GXエクストラは本当に前期後期と街中で目にしましたね。前からは走ってくる140のグレード当てをしてました笑。シートを見てEXサルーンだと振り返ってました。長文失礼いたしました。
コメントへの返答
2019年4月12日 19:05
はじめまして
コメントをありがとうございます。

なるほど、思い出のクルマですね。書かれている装備からすると、スポーティグレードを除いた最上級となるEXサルーンADが該当のようです。確かに当時のこのクラスでは豪華な仕様でしたね。共にエンジンは1800キャブで、リヤサスはリジッドと、メカはあまり凝らずというのも特徴かもしれません。

カリーナのSEエクストラEDは、コロナより少し前に登場した同等仕様。コロナとカリーナの車格差で若干シンプルだったりしますが。

GX-ADが余り伸びなかった分を、GXエクストラが吸収した感じでしょうか。特に1800にはウレタンバンパーが追加されているため、前からだと上級グレードの佇まいですね。

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