今年は東京なども例年より10日以上も早く桜が満開になったそうで・・・
なのに!なぜ!伊豆に住んでいるのに近所の公園の桜がまだまだ満開になりません・・・
まあ、本来4月ですしね(;^_^A咲くの・・・
というか昨年の桜が咲いた頃にコロナのせいでお花見ができないなんて今回だけだろうと思っていたら、1年経った今もコロナが収まってないなんて・・・
想像できませんでしたね・・・
ちなみにこれは、なるべく咲いてる所を選んで撮りましたw
最近の僕はやはり花粉症に悩んでいましたが病院で処方してもらった薬に変えたらだいぶ楽になりました(;^_^A
やはり薬による眠気はありますが・・・
話はガラッと変わりますが、この3月で東日本大震災から10年だそうですね・・・
重すぎるテーマだけに、ブログで触れていいのか悩みましたが。
2011年の3月11日は、僕は熱海で働いていました。
当時住んでいた独身寮が結構細長いビルで、ものすごく揺れたのを覚えています。
夕方からの勤務に備えて昼寝していましたが飛び起きて、幸い物的損壊などの被害はなかったので夕方から出勤しましたが当時テレビが部屋になくて会社で東日本大震災を知りました。
この3月は10年経った節目もあってテレビで多くの特集番組がやっていましたが、お恥ずかしながら震災当時から今まで10年、どこか自分にとってどこか他人事のような感覚があったと思います。
テレビで津波に流されて壊滅状態の町を見ても、テレビの向こう側の出来事で、身に染みてわかってないというか、当時自分の周りで建物が壊れたわけでもだれか亡くなったわけでもなく、熱海には津波は来なかったし、体験したのは計画停電と仕事の自宅待機と町から懐中電灯や乾電池が売り切れで手に入らなくて困った事くらい・・・
番組で被災された方々に取材して、家族を津波で亡くして遺体が出てこない方々の、「まだどこかで生きているのかもしれない」と思う気持ち、10年前の3月11日から時が止まってしまったように生きている方たち・・・
テレビを観ているだけで胸が詰まりますが、テレビで取材した方たちはほんの一握りで、震災で家族を亡くされた方たちはたくさんたくさんいて、この震災の悲しみのほんの一部に過ぎないんだななんてモヤモヤしていた所、「あなたのそばで明日が笑う」という綾瀬はるかさん主演のドラマを観ました。
25日に観たんですが本来3月6日に放送されたものの再放送だったらしいです(^_^;)
夫を津波で亡くし宮城県石巻市の復興住宅で息子と暮らす女性を演じる綾瀬はるかさんがかつて営んでいた本屋を再建しようとした時に建築士の男性と出会い、新しい恋を始めようとするも心の中の元、夫の存在が大きく、、踏み込めないといった、すごく大雑把にいうとこういうお話なんですが、なぜか同じ境遇の方を扱ったドキュメンタリーよりも僕の心に響きました。
ドキュメンタリーだと、当事者の方にインタビューというかお話を聞いて、時には取材する側が質問をして・・・当時自分の家があった場所に行ってもらったり、過去の写真がでてきたり・・・という展開が多いんですが、このドラマの綾瀬はるかさんの演技がすごく個人的に沁みたというか、やはり、一般的な死別と違い、相手が「行方不明」だと、どこかでまだ生きているんじゃないかという期待というか亡くなった事を信じたくない気持ちが大きすぎて、なかなか気持ちの整理がつかないように生きてしまうものなのだと思います・・・
新しく自分の事を好きになってくれる男性が現れても、その方が被災者ではなく、まして震災被害とは無縁の土地からやってきた人だったら、「あなたに何がわかるの」となってしまうでしょう。
心の温度差がありすぎて、津波で夫を亡くした女性の気持ちに寄り添うのはとても難しい事なんじゃないかと思います。
かといっていつまでも過去をひきずったまま死んだように生きるのが正しいのかというと個人的にはそうは思いません。
ちょっと例えていいのかどうかわかりませんが、このドラマを観て、高橋留美子の「めぞん一刻」を思い出してしまいました。
めぞん一刻の響子さんは未亡人ですが震災で夫を亡くしたわけではなく、比べるのは不謹慎かもしれないのですが・・・
響子さんが亡き夫、惣一郎さんの墓参りをした時に若いのに独身でいる響子さんに対して惣一郎さんのおじいさんが響子さんに「未亡人というのは(主人に対して)未だ亡くなってない人と書くけれど、まだ死んでないんじゃない・・・生きているんだ」と言うシーンがあるんですが、愛する者を亡くした悲しみは、その心の中は本人しかどうする事もできないけど、周りが背中を軽く押すくらいは出来そうな気もします・・・
って結婚もしてない僕が言っても何の説得力もない事に今気付きましたがwww
最後は五代くんと一緒になる道を選んで幸せになる響子さんでしたが、「あなたのそばで明日が笑う」の主人公、綾瀬はるか演じる蒼も新しい自分の幸せに前向きになる所でお話は終わります。
桜の咲くころ、別れもあれば出会いもある季節ですが、こんな事を考えた3月でした(/・ω・)/
Posted at 2021/03/27 00:42:28 | |
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