
昨日は「澤屋まつもと 守破離 忘年会」を飲みました
京都府京都市 松本酒造のお酒です
使用米は五百万石 精米歩合は…あれ?記載されてない?
ネットで調べてみましたが、記載されてるところはなかったです
で、松本酒造といえば…
今月の初めにお家騒動というか、クーデターというか…
社長と杜氏が解任されるという事態に
杜氏の松本日出彦氏のFBには
松本 日出彦
12月1日 13:55 ·
皆様へご報告です。
私、松本日出彦は、2020年12月31日付けで松本酒造株式会社の取締役を退任し、松本酒造を去ることとなりました。
今まで本当にたくさんの方々に応援して頂き、心よりお礼申し上げます。
たくさんの皆様が応援して下さったお陰で、父と共に、二人三脚で、田んぼからの酒造りを実現する事が出来ました。
私と父親は、蔵を徹底的に清潔にし、米が育った田んぼの特性をシンプルに表現する日本酒を醸し、信頼出来るパートナーの酒販店の方々、飲食店の方々と共に、お客様に本物の日本酒の価値を伝えてきました。そして、我々が行ってきた改革と方針が、苦境に立たされている日本酒業界で生き残れる唯一の道だと信じて突き進んできました。
しかしながら、今シーズンの一本目の日本酒を搾り出したタイミングである昨日、松本酒造の臨時取締役会が開催され、父親が代表取締役社長を解任され、12月8日、取締役からも解任される運びとなりました。そして、これまで酒造りに携わっていなかった、先代から相続した株を保有している株主の元で松本酒造が経営される流れとなりました。
このような事が起こらないよう、父と共にここ数年は株式の集約にも取り組み、酒造りに専念することによって、皆様に本物の日本酒を届けるべく、株主の理解を得ようとしていたのですが、最悪のタイミングでこのような事態が起こってしまいました。
我々としては、経営権変更の話をするとしても、せめて今シーズンの酒造りが終わった後にしてほしいとお願いしたのですが、全く聞き入れられませんでした。私と二人三脚でやってきた父が、本人の反対を押し切って、臨時取締役会後直ちに松本酒造の社長を交代させられ、かつ、1週間後に取締役も解任され会社から排除させられるという、あまりにも強引で、また、酒造りに理解を示そうともしない新体制とは一緒に仕事が出来るはずもなく、私も職を辞する決断をし、父親と共に蔵を去ることとなりました。
あまりにも突然の出来事で、まだ先のことは何も考えられていませんが、引き続き、日本酒には関わっていきたいと思っています。
父と魂を込めて守ってきたこの蔵と、共に戦ってきたスタッフのためにも、私は諦めるわけにはいきません。まだ具体的な事は決まっていませんが、皆様へご相談、そしてご協力をお願いすることがあるかもしれません。その際は何卒、よろしくお願い申し上げます。
このような悲しい内容を皆様にお届けしなくてはならなくなったこと、突然のご報告になってしまったことを深くお詫び申し上げます。
2020年12月1日
松本日出彦
そして追加の情報として、
佐野屋さんのHPには
松本酒造代表取締役及び杜氏変更について
2020年12月1日、松本酒造の杜氏、松本日出彦(まつもとひでひこ)さんがFacebookの日記で、父で蔵元の松本保博(まつもとやすひろ)さんと共に蔵を去られることを話されました。
日出彦さんが書かれた日記は、まるで「乗っ取り」が起きたかのような内容で、日本酒ファンや業界関係者が震撼しました。
ただ、その日記には誰が次の代表(蔵元)になるのかは書かれておらず、不明な点は多数ありました。
そして、12月2日、松本酒造からFAXが届きました。
新しい代表は現在の蔵元で今回解任されることになった松本保博さんのお兄さん、前会長の息子さんの松本正治(まつもとしょうじ)さんです。
松本保博さんは4兄弟の次男。
松本正治さんは前会長である長男の息子さん、つまり、保博さんの甥、日出彦さんの従兄に当たる方です。
私はそもそもどのような経緯で次男の保博さんが蔵元に就任されていたのかは分かりません。
しかしながら今回、長男の息子、正治さんが次の蔵元に就任されます。
そして、FAXに書かれているもう1つの名前、松本庄平(まつもとしょうへい)さん。
松本庄平さんは三男で「澤屋まつもと」を立ち上げられた方です。
次男の保博さんは、「日出盛(ひのでざかり)」「桃の滴(もものしずく)」等の既存ブランドを。
三男の庄平さんは、横浜に事務所を構え、限定流通銘柄「澤屋まつもと」を立ち上げ担当されていました。
現在の「澤屋まつもと」の特約店は、庄平さんの時代に彼を通じて取引を始められた方が多いと思います。
元気に全国を飛び回る。
それが私にとっての庄平さんのイメージでした。
そして毎年、干支の動物と「澤屋まつもと」の看板を一緒に撮った写真で年賀はがきを送って下さる。
決して悪い印象の方ではありません。
保博さんの息子、日出彦さんが蔵に入られた際も、まだ「澤屋まつもと」は庄平さんが仕切られていました。
日出彦さんが杜氏を務められるようになり、強いリーダーシップで蔵人をまとめるようになると、庄平さんは、「澤屋まつもと」は次の世代に任せる。
自由にさせる。
ただし、白純米(レギュラーの澤屋まつもと純米酒)の味だけは変えないように。
と、おっしゃり、一線から退かれていました。
その時は円満に世代交代が出来ていたものと思っておりました。
その後、日出彦さんはカリスマの存在に成長。
「澤屋まつもと」の存在が、日本酒ファンの間で強い影響力を持つようになります。
そして今回の出来事…。
前会長の息子、正治さんという方の名前を私は今回のFAXで初めて知りました。
ですから、正治さんがどのように蔵と関わられたのも当然知りません。
このFAXを見た際、私は松本庄平さんの直筆と思われるサインが書かれていたことがショックでした。
このFAXだけを見ると、まるで庄平さんが正治さん側に加わってるかのように見えたからです。
私は庄平さんには色々とお世話になり、「澤屋まつもと」がまだ売れていなかった頃から共に頑張ってきた仲なので、今回の件に関わっていないことを祈りたい!
そんな思いで、12月3日に私は松本庄平さんと電話で連絡を取りました。
そこで分かったのが、今回新しく蔵元に就任される松本正治さんは東京で「松本酒造」の営業として20年近く卸の営業として働いていらしたこと。
それと、松本庄平さんも今回退職届を出し、代表権を会社に返上。
今後は蔵の経営には関わられないそうです。
FAXに署名はされていますが、経営には一切関わられないと明言されました。
どうやら健康状態が良くないようで、とても経営に関われる状態では無いそうです。
この話を庄平さんから直接聞けたことで私は胸を撫で下ろしました。
これらの情報から私は現状、以下のように考えております。
私は蔵元一族の確執の中には入って行けません。
それぞれの立場からの言い分があると思うからです。
何が正しいのは部外者には到底分かりません。
ただ、現在の「澤屋まつもと」は、現在の蔵元である保博さんと、息子で杜氏の日出彦さんの酒造理念に共感した人々によって支えられているお酒であることは間違いありません。
「澤屋まつもと」という名前が今後続いたとしても保博さんと日出彦さんが去った後に造られる「澤屋まつもと」は別物だと私は考えます。
蔵元の保博さんと杜氏の日出彦さんが造られたお酒はまだ蔵に残っています。
弊社はそれらの販売は続けて行きたいと考えております。
しかし、新体制で造られるお酒の取り扱いに関しましては現状未定です。
現在は不明な点が多く、今後どのような状況になっていくかも分かりません。
今後の動向を見守り、判断していきたいと思います。
(文:佐野 吾郎)
今期のお酒はたぶん、残ったスタッフによって出荷されると思いますが
来年度からは造りが変わるのか 杜氏が誰になるのかはいまのところ不明のようです
ということで、日出彦氏が作ったお酒をGETしなければ…ということで
確保してきた1本です
コロナ禍で忘年会も自粛が求められており、外呑みができない状況
ということで、家呑みで家族と忘年会です
久しぶりのシュワシュワタイプ~♪
甘さは控えめ、キレのあるタイプ
ドライですね~
でも、食事と合わせても邪魔せずいい感じ
美味しいお酒です
さて「澤屋まつもと」どうなってしまうのでしょうか?