
【このブログは個人的意見・感想が含まれています】
今回、東日本大震災の被災地の南三陸・女川・石巻を訪れました
南三陸町志津川は防災対策庁舎のあった場所
津波で町の中心部がすべて流されてしまいました
中心部ではかさ上げ工事と街づくりの工事が続いています
震災から5年半、訪れた感想は復興の難しさというのを感じました
原発で帰宅困難地域になっているところに比べれば、津波の被災地は再建すればまた故郷に帰れるから・・・と思ってました
でも、生活基盤の街ごとすべて流されてしまったら・・・
住むところは仮設住宅などで確保できても、働くところ・買い物するところがないと生活するのは難しく、人口の流出も続いているようです
また中心部を再建するにしても、土地のかさ上げ・堤防や道路の再整備など時間のかかる工事が多く、正直まだこれぐらいしか復興は進んでいないのかと思いました
南三陸町によれば、住民の高台移転など住居関連の整備を先行したために旧市街地の開発はこれから本格化するとのこと
南三陸町 復興みえる化
来年にはさんさん商店街も移転し、仮設ではなく本格オープンします
さらに今年度中に三陸道が志津川まで開通予定
仙台から1時間ちょっとでこられるようになります
もっと多くの人が訪れてもらえれば・・・
震災の爪痕を観光の目玉にするのはどうかという意見もありますが、写真や映像からでは伝わらなしリアル感ある現地を訪れるべきだと思います
こちらの「高野会館」も市街地に残る震災遺構のひとつ
震災当日、この建物にいた人たちは屋上に避難し無事だったそうです
この建物の所有者が経営する「南三陸ホテル観洋」では語り部バスを毎日運行しています
目に見えるものが無くなると、いくら言葉で語っても伝わりにくいと言っています
意見も立場によっていろいろあると思いますが、自分は残すべきだと思います
震災を直接経験していない立場では、やはり見て実感することで自然の力の大きさ・怖さを実感するのも必要だと思います
もう一つ、被災地のなかでも象徴的な建物
石巻市立大川小学校跡を訪れました
言葉が出ません
地震後、裏手の山の斜面に登ればいくつかの命は救われたであろうに・・・
市の浸水ハザードマップではこのあたりは浸水予想地区にはなっていなかったとのこと
想像以上の大津波がきたことはわかります
でも、ベストを尽くしていれば・・・
震災関連の記事
校舎の保存について 卒業生の意見
クルマを海岸沿いに進めて、雄勝・女川を通って帰ってきました
海沿いの平地の少ない雄勝の再建の難しさ
仙台に近い女川の、着実に復興している力強さ
対照的な2つの街も同時に見てきました
女川は鉄路も復活し、仙台までの直通列車も走り出しました
線路も付け替えし、駅も新設
駅前には仮設ではない立派な商店街が作られました
街ごと流されたのは三陸の街と一緒ですが、大都市圏に近いというのはやっぱり有利なのでしょう
ドラマ「孤独のグルメ」にも登場し(仙台地区では28日(日)に放送だそうです)観光客の大幅な増加が今後見込まれると思います
東北魂が少しは入っている「まんけん」としては
やっぱり被災地を巡り、応援していくことを誓います
ホントは美味しいものを食べに行きたいだけだったりして・・・
気仙沼や釜石・宮古・陸前高田など、首都圏からはちょっと(かなり?)遠いですが
三陸の街を訪れたいと思います
今回の旅レポ
温泉に入ったり楽天イーグルスの試合を見に行ったり(ノーゲームになっちゃったけど)
Upしましたので合わせてご覧いただけたら幸いです
Posted at 2016/08/23 22:17:20 | |
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