割と早かった…なんてことはないカンニング受験生の「逮捕」

そもそも先進文明国にはどこも“通信の秘密”があるんだから、
司法が介入しない限りは大学関係者が地道に答案チェックをやり終えるまで結果は出ない。

逆に今回のように携帯を使っていたら、
私一人で捜査しても半日とかからずヒットする。
勿論関係各社に要請できる国家権力があって初めて実現できるものだ。

何故なら世界中の携帯は、IMEIという端末識別子を持っている。
更に今のSIM方式であれば、IMSIという加入者識別子も併せ持っている。
IMEIは15桁、IMSIは15～20桁の数字から成りワールドワイドでユニーク（唯一）。

この足跡が残るログがあれば、使用者の特定なんて造作も無い事。
盗難・紛失品の線は無い。誰でもすぐ利用停止にするだろうからね。(笑)

一部報道では“IPアドレス”という文言も見られたけれど、
これは全くの誤り。
つーかよくまぁ無知を公言するような恥知らずな真似ができるもんだ。(苦笑)

先月「いよいよ世界中のIPアドレスが枯渇する」とアナウンスされたのに、
他人事と聞き流していたのは疑いの余地無し
アドレス枯渇問題は遥か昔から言われ続けてきたというのに
こんな状況下で個々の携帯にIPアドレスなんか割り当てられる筈がないだろうに。


どちらかと云えば第一報が入るまでに各所でアップされた、
プロファイリングによる犯人像定義の方が面白かった。
トイレに籠る女子学生説。共犯ありきの共謀説。
しかし事実は何とも呆気ないもので
被害者面はしているが、大学側の管理能力欠如は否めない。
性善説を振りかざしてはみても、それが社会の公正な目であろう。

既に数年前から大きなコンサートホール等に導入されている
「携帯電話抑止装置」を作ってる会社へ大学からの問い合わせが何件もあるというから
来年からの入試は厳戒体制下だな。(笑)