うさだのブログ一覧

何をトチ狂ったかと思われるでしょうが、これは『ドキドキ！プリキュア』オープニングテーマのサビ後半部分で、基本的に「歌詞は聞いてない私（ぉ」が珍しく記憶している部分です。（＾＾；


早いものでプリキュアも今年で10作目。イコール十年選手という訳で、その節目に相応しいハイライトとなる曲が付いたなと思う次第です。

散々あれこれ書いてる割に、実は今までどのシリーズも
７話以上は観たことがありません。(爆)
カミングアウト終わり。(笑)


アニメに限らず、初めて耳にする曲に対しては真摯に望みます。
「正座して背筋を伸ばして」という感じです。

・先入観を挿まない。
・過度の期待をしない。（何

出来るなら作者も知らない方がいい。その方が新鮮な気持ちで味わえます。
それ故に新作アニメの情報収集が疎かになりがちですが、（＾＾；
わざわざ感動を薄める事もなかろうと思っています。


さて、何故にこのフレーズが頭にこびり付いているかと言うと
この曲のサビは半拍の休符に続いて“ソラシドレミファ、ソ、ソ、ソ♪”という、
音楽を習い始めたばかりの子供ならいざ知らず
プロが作っていいメロディじゃネーだろ!?
と言い切れる単純な音階で構成されているのが先ず一点。
「普通やらない事をやってのける」　簡単には出来ません。

続いて同じフレーズを繰り返します。
これは作法としては至極スタンダードであり、それ故に「次をどう続けるか」がポイントになります。
『起承転結』と同じで、「転ずる必要はあるけれども外してはいけない」
更にその次では綺麗に纏め上げないといけません。(｀･ω･´) ｂ

シンプルですが、ありとあらゆる創作には不可欠な要素です。
こういう基本中の基本がキチンと出来てないのに、小手先で飾ろうとばかりするから
J-Popはダメなんだ
と常々思っております。(苦笑)



最近思うようになった事ですが、「美しさ」はバランスであり穏やかな感動を、
反対にアンバランスは精神の高揚を招くのではないか…と。
尤も光と影のようなものですから、どちらか一方だけじゃ飽きます。(苦笑)

しかし完成された美しさを嫌う人は居ないと思います。（変態除くｗ
また既成概念に囚われない表現に心ときめくのも事実です。
しかしアンバランスが過ぎれば、それはやはり「悪趣味」な異形のものでしかありません。
相反する二つのギリギリの線で上手にバランスを取ったもの。
それを満たしてこそ「新しい価値観」として認められるのではないでしょうか。

機能美も含め、車のデザイン等はそれを如実に表していると思います。

J-Popをボロクソに貶したついでに言及すると、
プリキュアの主題歌というのは、大きな制約の中で見事に完成されたものばかりだと考えます。
対象となるのが就学前の女児であることから、高度な芸術性は不要です。

・キャッチーであること
・覚えやすいこと

言葉にすると簡単なようですが、レギュレーションとしては最悪です。(笑)
また子供向け番組での主題歌はキャラクターに次ぐ看板ですから、生半可なものでは務まりません。
しかし限られた中で十分な結果を出すのがプロの仕事。
そして10年後、20年後、、、
それ以降でも記憶に残っている歌であって欲しいじゃないですか。


書きながら延々と歴代の主題歌を聴いていると、(爆)
これだけ主人公の名前が歌詞に織り込まれているのは、今時にしては稀少な部類でしょう。
大昔(核爆)は普通だったんですけどねぇ…。（＾＾；

王道にして原点回帰。それがプリキュア主題歌の魅力かと思います。


画像は劇場版広報に差し替えられたオープニングですが、
ロングラン故に「オールスターズ」をやると㌧でもない絵面になりますネェ…（￣▽￣；