ここ最近だいぶ暑くなってきましたが、それに反して?暖機後の走り出しに聞こえる、スイスポのリアブレーキから鳴っているらしき「キッー」という音。
春先見た時はブレーキパッドの残量もまだ大丈夫そうだったけどナァ・・と思いつつ、それは次の晴れ間にでも見てみるとしまして。
そんな事を考えていると、ふと思い出しのたは、初めて入れたチューニングパーツのことでした。
あれはそう、年齢が今の半分ほどだった頃。
初めての愛車ミニカを横転させて失い、二台目として迎えたのが
ファミリア(BFMP)でした。
そのファミリアは、元々車屋さん(親戚の姉さんのダンナ)の愛車だったのですが、他車流用のエアクリーナーと、フジツボのマフラーが入っているという仕様。
B6ターボはマフラー交換がだいぶ効くらしく、とある場所で一度、BPターボ(1.8L)を搭載した新型ファミリアGT-X(BG8Z)とヨーイドンした事があったのですが、これがなかなか良い勝負でして。
BFMPはFFで軽かったのもあったでしょうが、そのオーナーさんに「相当いじってるんですか?」と聞かれ、「吸排気だけですよ」と答えたら、「え~、嘘だぁ~」と言われましたっけ(^^;。
と、元々付いていた吸排気のパーツはともかく、その他はまったくのノーマルだったファミリア。
先輩などから聞いた話しで徐々に某所へ行き始めたのですが、少しは車に慣れるうちに、それまで何とも思っていなかったブレーキも、走っていると効きが落ちてくる感じがしてきまして。
そこで先輩に相談したら、ブレーキパッドを換えてみたらどうか?という事になったのですが、フルタイム4WDによってラリーシーンで活躍したファミリアも、チューニングベースとしてはマイナーな存在。
人気車のように、数ある中から・・という訳には行かないまでも、ショックでいえばKYBの「NEW SR SPECIAL」があるように、ブレーキパッド界にも存在する心強い味方。
ショップでカタログをああでもないと眺めつつ選んだのは、
ウインマックスのブレーキパッドでした。
(写真は同社のものではありませんが、あくまでイメージということでm(__)m)
そしてこれが、自分で初めて買ったチューニングパーツだったのですよね~。
交換のほうはショップさんにお任せでしたが、なにぶん初めて見たその作業光景。
気さくにピットで接してくれたオニイサンの説明も、当時はまったく理解できませんでしたケド(^^;。
当時履いていたのは5本スポークのホイールでしたが、そこからチラッと覗く色。
もうそれだけで、何だか心がウキウキしていたような気がしましたが(笑)、もちろん交換した効果は凄いものでして、そのしっかりとした効きにはとても安心感がありましたね。
その後も、ブレーキパッド以外に手を加えることはありませんでしたが、BFMPには電動切り替え式のショックが装備されており、コネクターを抜いて本来無い設定にしてみたりして楽しんでいましたっけ。
当時はガソリン代とタイヤ代で精一杯・・という感じでしたが、逆にそれが「あるものをトコトン使い倒す」という事につながっていたのかも知れませんね。
無ければ無いなりに考えて、自分なりに楽しんでいたあの頃。
今は自分でもいくらか手を入れられるようになり、「自分好み」を免罪符に、チョット気に入らないと感じれば「これはダメだ」と交換したりしますが・・。
あれからちょっとは得た知識と、望めば想像以上の情報が手に入る今。
それで知った気になっている過剰な先入観も、もしかしたらあるのかなぁと。
自分にとっての満点レベルが、他の人にとっての50点でも、きっと良いハズ。
本当に求めているモノって案外多くないのかも知れないなぁと、パッド交換だけで嬉々として走り回っていたあの頃に思う、梅雨空の午後でした。
Posted at 2013/07/06 10:37:21 | |
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