ここのところ雨続きの岩手県。
先月はみるみる細っていった川の流れも、いまや川岸から溢れんばかりの勢いに(^^;。
おかげで気温もさほど高くなく、暑がりな自分にはありがたいのも事実なのですが、何かこう気分もジメッとしてしまいますので、そろそろ梅雨明けして欲しいなぁと思います。
そんな梅雨空の合間を縫って、先日スイスポで釜石へ向かったのですが、帰りの道に遠野でちょっと寄り道?を。
どこか独特な雰囲気があり、「民話の里」と呼ばれる遠野のなかでも、とりわけ有名な「カッパ」。
という事で今回は、カッパ伝説の残るという「カッパ淵」へ行ってみました。
カッパ淵は常堅寺の裏手にあり、境内を進んだ先には「カッパ淵橋」が。
そして、橋を渡ると目に入ったのは、
「カッパに引きずり込まれないよう、美男・美女は特に注意」
なる警告文。
なるほど、それは十分に注意しなくては・・。(←絶対不要
いつからそこにあるのか、ずいぶんな年月を経たであろう祠。
そして姿を現わす、まるで何かに包まれたような空間。
言い伝えがそう感じさせるのか、はたまた・・。
見えないから「いない」。
果たしてそうなのだろうか?。
それなら、空気とて見えない存在。
気配を消し、姿を見せぬように「いる」。
見えぬ空気が時に風となって存在を感じさせるように、時おり気まぐれに姿を現わす。
これほど文明が発達してもなお、解き明かされない謎というのは存在するもの。
見えるものがすべてではない。
ふと、そんなことを思うのでした。
ちなみに、写真中央にチラッと見えているのはカッパ釣りの仕掛けで、竿には「名人専用」の貼り紙がしてありました(笑)。
と、それも遠野らしい一面なのですが、別な意味で驚いたのがこちら。

カッパ淵へ向かう途中に畑があったのですが、実はこれ、ビールでお馴染み「ホップ」の畑なのです。

恥ずかしながらワタクシ、看板を見るまで知らなかったのですが、遠野は日本有数のホップ生産地なのだとか。
うーむ、カッパありホップありとは、さすが遠野(?)。
そういえば、あの淵にいたというカッパ達は顔が赤かったといわれているそうだけども、まさかお酒で赤い訳じゃないよねぇ?とか、妙なことを考えてみたりして(笑)。
なるほど、まだまだ岩手には知らない事がたくさんあるなぁ・・と感じた一日でした。
Posted at 2013/07/17 23:24:04 | |
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