2013年07月31日
昔はかかさず買っていた車雑誌があったものでしたが、同じように毎週必ず読んでいたマンガ雑誌を買わなくなったのは、果たしていつ頃のことだったろうか。
最近マンガといえば、特に興味を持ったものを単行本で買う程度で、今部屋にある手持ちのそれも、せいぜい小さなカラーボックスに収まりきる程度。
いや、別にマンガが嫌いになった訳ではないのですけど。
ネット環境が良くなって、そちらで見られる情報が面白いというのもあるのかなぁ?と。
まぁそこには、みんカラの存在もだいぶ関係しているかも知れませんケド。
それ故、普段読む機会はだいぶ少なくなったものの、時々ふと昔読んだマンガを読み返してみたくなることがあるのですね。
今ちょうどそんな気分なのが、「GT Roman」なのです。
「GT Roman」を知ったのは、確か友人H君がきっかけだったでしょうか。
某工業高校で同じクラスだった、ワタシとH君。
何かのきっかけで2年生頃から徐々に親しくなりまして、帰りに彼の家に寄り道してファミコンのゲームで勝負したり、ああだこうだと雑談したりする日々。
普段はのんびりしている感じのH君も、これと思った事には熱くなるタイプみたいで、そんなお互いチョット似ている性格も、気の合う理由だったのかもしれません。
と、じきに卒業を迎え、社会人になってからは会う機会も少なくなっていましたが、学生時代はそんな話しをした記憶が無いながらも、お互い車が趣味の一つになりまして。
当日は本屋さんでバッタリ会ったような覚えがありますが、車を乗り換えたというので話しを聞いてみると、その車というのが何と「MGミジェット」だったのでした。
もう辺りは暗くなっていた時間でしたので、あまりハッキリ覚えてはいなのですが、黒っぽいボディーカラーの左ハンドル。
彼の運転で少し山の方へ向かいつつ、車内で聞いた乗り換えのきっかけというのが、「GT Roman」の世界感に憧れて・・という話しで、同時にそのマンガの存在を知ったのでした。
その時、ミジェットをちょっとだけ運転させて貰ったのですが、今ならもう願っても無い機会だった訳ですけど、当時は走りのほうにしか興味が無かった自分。
その時すぐにピンと来なかったのも確かでしたが、機械らしさを感じるエンジンやミッションの音が印象的だったことだけは覚えています。
結局ミジェットはメンテナンス面などで苦労して手放したそうで、残念ながら再び見る機会には恵まれませんでしたが、今となればあれは良い体験をさせて貰ったなぁと。
それと同様に「GT Roman」も、当時は「ちょっと面白い車マンガ」という感じでしたが、今になってあの世界観がようやく分かってきた気がすることが、読み返してみたくなった理由なのかもしれません。
ちなみに登場人物で特に好きなのはスーパーセブン乗りのヒロシ君で、愛用の「キャメル」を真似して吸ってたなぁ・・なんていう思い出もあったり。(いまはタバコ自体止めましたケド)
昔は携帯を持っておらず、彼とは連絡先も交換しないまましばらく会っていないのですが、道沿いから見える駐車場に収まるのは、マツダ最後となるかも知れないロータリーFR。
あまり動いている気配が無いその白い姿は、もしかすれば仕事で地元に居ないのかもしれないな・・なんて想像しつつ。
まぁ、自宅に押しかければ何かしら情報は得られるだろうけども、いずれどこかでバッタリ会うかも知れないのだし。
もしその時まで、お互い白いFRに乗っていたのなら、それはそれで面白いかナァなんて、ね。
簡単に連絡がとりあえる時代だけに、そんな偶然のような必然のような再会の機会を待つ・・というのも、時には良いかもしれないなと思う、梅雨空の夜なのでした。
Posted at 2013/07/31 23:52:56 | |
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