(本日のブログは、某RPG風にお楽しみくださいませ)
キャキャッ キャキャキャキャッ
んんっ、つぐみんの声・・?
いや、まさかな。まだフェリーの時期じゃあな・・って、俺は何を言っているんだ。
「タクマーロや、早く起きなさい。今日はお城に行く日でしょう?」
「お城?、ああそうだったかな」
・・・
王様:おお、よく来た
愚者タクマーロよ。
タクマーロ:私にご用とは、一体?。
王様:実はな、そなたに頼みがあるのじゃ。
王様:ここ最近東北地方を中心に、紅葉を食い荒らす魔物が出現しておってな。
タクマーロ:その魔物を退治して欲しい・・と?。
王様:さすが理解が早いな。その魔物は白く、時によって姿を変えるらしい事だけはわかっておる。
タクマーロ:やってみましょう。
王様:おお、引き受けてくれるか。では、この歴代勇者に伝わる武器を授けよう。
「タクマーロは、スノーブラシをてにいれた」
タクマーロ:失礼ですがその・・こんなもので魔物を倒せるのですか?。
王様:ヤツには剣撃は効かぬのじゃ。そして攻撃は絶対零度、並みの武器では凍ってしまう。
タクマーロ:(これは、難敵だな・・)
王様:ではゆけ、タクマーロよ!。
さて、白いとだけは聞いたが、果たして見つけられるのだろうか。
馬車をおいて、すこし辺りを見てくるか。
・・・。
!?。
馬車の窓が真っ白に!。
や、奴かっ!。
ユキゴン:どんな屈強なヤツが来るかと思えば、こんなアホ面のモヤシ野郎とは舐められたもんだ。
タクマーロ:フン、見た目で何がわかる。
ユキゴン:フフッ、口だけは威勢が良いな。まあいい、かかってこい!。
「タクマーロはスノーブラシでひっかいた」
ユキゴン:ほほう、思ったよりはやるな。では、これならどうだ!。
「ユキゴンは仲間を呼んだ。みるみる辺りが白くなる!」
タクマーロ:な、なにっ!。クッ、仕方がない、ここは一旦・・。
「タクマーロは馬車に飛び乗った。しかし夏タイヤが空転して進まない!」
「ユキゴンの攻撃。しかしユキゴンは様子をみている」
ユキゴン:チッ、日差しか・・今日はこの辺にしておいてやろう。また来るぞ、フハハハッ!。
た、助かった・・。
かろうじて命拾いして、家にたどり着いたタクマーロ。
次の戦いに向けて、装備を固めなくては。
「タクマーロは、スタッドレスタイヤを装備した」
「雪道の走破性がアップした!」
「車高がちょっとアップした」
「カッコ良さはちょっと下がった(かも)」
さあ、これでいつでも来い!。
・・・。
あ、いや、来なくて良いです。
弱気な勇者タクマーロと、白い悪魔ユキゴンの戦いはまだ始まったばかりだ。
~おしまい~
Posted at 2014/11/15 18:31:40 | |
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