朝晩だいぶ涼しくなってきまして、先日県内でも気温一桁台のところがあったとか。
市内では秋祭りの準備等が進んでおり、季節を感じる場面が増えてきています。
さて、休み明けの提出期限?に間に合わなかった大人の自由研究ですが、今回は引き続き、前回分解したスターターロックアウトスイッチ(クラッチSW)の検証を行なっていきましょう。
前回、分解清掃して動作確認したところ抵抗値が安定せず、接点の接触不良を疑ったものです。
こちらが分解したスイッチですが、端子は3極になっており、片側のケースには内部からコネクタへつながる平らな端子が3つあり、もう片側には押しレバーにプレート接点が入っています。

押しレバーのプレート接点には突起が3つあり、クラッチレバーを握っていると水色の接続、離していると赤色の接続になるという感じですね。
プレート接点の裏側にはスプリングが入っており、これによって相手側の接点に押し付けられて導通が確保されるというものです。(エンジンストップスイッチも同じ構造)

以前乗っていたトリッカーの場合、単純なオン・オフの検知のみだった記憶がありますが、エストレヤの場合は二系統の回路を切り替えるため、こういう構造になっているようですね。
で、このレバーが意外と長く、わざと横に押し付けると結構傾きます。

3極スライドの構造のため、ストロークを確保するために自ずとレバーも長くなっているものと思われますが、スイッチのケースはツメ4箇所で閉じられおり、経年でここも少し開き気味になってくるのも影響しているような気も。
レバーが長いが故と思われますが、ここが折れるトラブルもネットの情報で見受けられるようです。
予想としては、経年劣化によってこのレバーのぐらつきで接触不良を起こしているのではないかと考え、ケースを片側だけにして確認してみました。

コネクタ側にワニ口クリップでテスターを接続し、この状態でレバーをスライドさせてみると、思いのほか追従性が良く、わざと軽く押し付けたり傾けたりしても接触不良は起こらず。
どうも接点不良ではなさそうな感じ?なので、単純に内部の端子とコネクタ側の端子にテスターリードを当ててみると、どうもコネクタ側の端子の接触が悪い雰囲気。
ワニ口で挟んでみると安定するようなので、コネクタ側の端子表面の酸化?が原因のような気がしてきました。
コネクタのメス端子も全面を覆う形ではないので、接触していない部分が酸化して、そこにテスターリードが当たると抵抗になっている?気がします。
前回、スタータースイッチ~ジャンクションボックス間の導通は見ましたが、その時はこのスイッチがスターターに関係していると思っていなかったため、取り外し前の状態は不明ですが(^^;。
現状、スイッチ内部については問題なさそうですので、端子の磨き直しと、車体側のコネクタピンの清掃を行ったうえで動作確認してみるとしましょう。
このスイッチはサイドスタンドが降りていると発進できないようにする回路にも関係しているようですし、先ほどのとおりレバー折れの懸念もあるようですから、いずれ新品に交換しても良いかなとは思います。
ということで、自由研究の補習で補修(寒)を行なうという話しでした。
Posted at 2025/09/06 09:27:46 | |
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