何かから逃れるように駆け抜けた平日が過ぎ去り、会社員としての姿から解放される週末。
風こそ強いものの、カーテン越しに差し込む日差しからするに、空はいたって快晴なのだろう。
正確に時を刻む時計のごとく出かける平日とは違い、今日はちょいと遅めの朝食。
味にこだわらない自分には必要十分な、カップに入れたインスタントコーヒーを片手に、部屋のチェアに腰を下ろしながらふと思う。
「そういやアイツとも、しばらくすれ違いばかりだな・・」
まぁ、時期が時期だけに分かってくれているものと思うが、上司以上に気難しいアイツのこと。
これ以上機嫌を損ねるのも得策じゃないか・・。
ようやく落ち着いたのだし・・と向かったアイツのところ。
自然と足早になるのは、会いたさゆえか後ろめたさゆえか・・。
彼女はどうやら寝起きらしく、いぶかしげに眼をこすりながらこう言う。
「あら、生きてたのね?」
まぁこれくらい言われるのは当然か。
「あの色白なコとよろしくやっていれば良いんじゃなくて?」
「おいおい」
「まぁいいわ。今日は付き合ってくれるんでしょう?」
「そりゃもちろん、お姫様」
・・・
~~~~~~~
という事で、お姫様とはもちろん・・
「眠れる森の美女」
いや、もとい
「眠れる庭の美女」
もちろん「美女」というのは、自分にとっては・・ですけども(^^;。
「ちょっとだけよ~ん」
もっとも、よくお越しの皆さま方におかれましては、最初から人間の女性などとは思っていないであろう事は想像に難くないのですが(笑)。(←言っててちょっと悲しい
無駄に引っ張った冒頭のアレコレは置いておくとして(^^;、
加齢なオッサン華麗な王子のチッス(怪)で目覚めたお姫様は、
冬眠前に行なったメンテナンスのおかげか、グズることなく一安心。

今回エンジンオイルは、いつものRESPOではなくMobil 1を入れてありますが、意外とタペット音もすぐ鳴り止んだあたりは、やはり良いオイルなのかな~と。
(下手なオイル?だと、いつまでもガチャガチャうるさいのですよね(^^;)
問題無く目覚めたところで、今日のところは軽く磨いて終わりにしようかと思っていましたが・・

いざ火が入ればウキウキする心を抑えられるはずもなく(笑)、ちょいとお出かけ。
先日沿岸で20℃を超えたなんていう話しも聞きましたが、日差しがあるとはいえ今日は風が強いことと、選んだ道が山間とあって体感的にもそれほど気温は高くない様子。
それゆえ、冷え切ったミッションオイルにちょいと渋さを感じるものの、噛み合う感触を確かめながらのシフトチェンジは愉しい以外の何ものでもなく。
これを煩わしいと切って捨てるのは、車の面白さの大半を知らずに終わるような気がして、ちともったいない気もするのですけどネ。
入口付近はすっかり消えていたものの、じきに現れた両脇に残る雪に季節を感じつつ先へ進むと、それまでクリアだった路面に現れたのは一面の雪。
「ユキ通行止め」
一応、スイスポのおさがりである年代モノのスタッドレスは噛ませてあるものの、この先は夏場ですらすれ違いに苦労するような道だけに、ちょうど良い頃合いかとUターンを。
その後も、止まっている時間の方が長いような感じで、のんびり写真を撮りつつ。
角が欠けてしまった案内板は、恐らく冬の間にやられてしまったのでしょうか。

今シーズンは風の強い日も多かったため、あちこちで木が倒れたり、枝が折れているのを見かけますが、とても人の力では折れそうもないだけに、やはり自然の力は凄いですね。

この辺の雪が消えるころには、入れ替わるように桜の足音も聞こえてくるかなぁ・・と思いつつ、今日のところはこの場をあとに。
20kmにも満たない短い時間ではありましたが、ようやく訪れたシーズンに心躍る一日でした。^^
<おまけ>

(このメッセージは、iPhoneアプリの「みつをメーカー」で作成しました)
Posted at 2013/03/30 14:45:48 | |
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ロードスター | 日記