いやー、もう10月ですね。
岩手山に初冠雪のニュースが飛び込んできてからというもの、今時間ともなれば一桁台の気温も珍しくなくなってきた我が地元。
なんだか寒くなるペースが早いような気がするのがちと怖い所でありますが、それと同時にボチボチ聞こえてきておりますのが紅葉の便りでありまして。
八幡平や栗駒山あたりはすっかり見ごろを迎えたとのことですが、まぁ近場はまだ早いだろうなあと思いつつも、色づきの様子を伺いに出かけてみることにしました。
おぉ、今日は車内が暑いくらいだなあ・・と思ったのもつかの間、進むにつれ灰色を増す空(^^;。

おかしい、今日は洗車してないのに・・。
いや、あの微かに見える青空の元が私の目的地に違いない・・という希望的観測をしながら、まずは湧水を求めて稲荷穴に寄り道を。

遠野は東北一といわれるわさびの産地で、それだけ綺麗な水に恵まれているということでしょうね。
砂利敷きの道もあるのですが、ちょっと遠回りして雰囲気のある山側の遊歩道へ。

斜面から流れ落ちる沢の水といい、夏場でも涼しそうですね。
ほどなくして稲荷穴に到着すると、70代と思しきご夫婦の姿が。

「こんにちは」と声をかけられたので、私もご挨拶をしてカメラを片手にウロウロしていると、旦那さんから「どちらから来られたのですか?」と聞かれ、少しだけ雑談を。
すると、私がデジカメを持っていたので多少はカメラの事が分かると思ったのでしょうか。
だいぶ使い込んだ雰囲気のEOS(たぶんKISSかな?)を差しだし、レンズのスイッチを指さしながら「バカ〇ョン(オートですな)で撮る時って、AFの方で良いんだよねえ?」と一言。
「ええ、そうですね」と答えると、「最近シャッターが切れなくなったりするし、限界かなあ」とおっしゃっておられましたが、きっとあちこちの旅行へ持ち出して想い出を刻んできたカメラなのでしょうね。
最近はスマホのカメラも性能が上がり私も重宝しておりますが、専用機ならではの雰囲気というのもありますし、私自身もデジカメを手放すことは当分ないだろうなと思います。
その後は、いよいよメインの高原地帯へ。

途中、放牧中のお馬さんの姿も。
あまりの強風に昼食タイムは断念せざるを得ませんでしたが、一瞬だけでも空が明るくなってくれたのは、せめてもの神のお情けか。

紅葉はまだこれからといった感じながらも、淡くなりつつある木々の色が季節を物語っているような気がした午後のひとときでありました。
Posted at 2015/10/05 00:51:47 | |
トラックバック(0) | 日記