ちょっと、誰に断って6月になったんですか?。(←知らんがな)
ということで、気が付けば半年が過ぎ行こうとしているこのごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ウチの辺りはまだ梅雨入りしていない(はず)なのですが、ここ数日雷雨や豪雨と荒れ模様で、ずいぶんとお日様の姿を見ていないような気がしています。
そのせい?か車もアメて(方言で「痛む」)きたのか、ロードスターの方がそろそろ形になろうかという所まできたと思ったら、ジムニーのABS警告灯が点灯しまして(^^;。
フェイルセーフ(故障の際、安全側に機能する)によって、とりあえず通常のブレーキ機能に支障はないそうですが、ブレーキシステムだけに放っておくのもなあということで、原因を調べてみることに。
まあなんと言いますか、そもそも「無い」のと「壊れていて動かない」のは、やっぱり気分的にも違いますよね。
まずは、ダイアグモニタカプラの指定端子を短絡(ショート)させ、自己診断モードにします。

JB23Wの場合、アクセルペダル上部付近の青いコネクタが、ダイアグモニタカプラのようです。
以前はこの付近にABSコントローラがあったそうですが、3型以降?はエンジンルームにあるハイドロリックユニット(HU)と一体になったのだとか。
JB23Wはモデルが長いぶん、マイナーチェンジで色々と変更が加えられているため、こういった作業を行なうときや部品手配のときは、年式に気を付けたほうが良さそうですね。
この状態でイグニッションをONにするとABS警告灯が点滅し、その点滅によってどこが異常かというのを読み取ることができます。

今回の場合、点滅が示すコードは「21」で、ダイアグコード一覧表によりますと、「前・右(F・R)のセンサ信号回路断線」という内容のようです。
複数の原因がある場合、間隔を開けてさらに別なコードが表示されるそうですが、今回の場合はこのコードのみでしたので、前・右側のセンサ回路に問題があるということですね。
この後は点検手順に基づいて、実際どこに問題があるのか確認を行ないます。
フロント側のホイールスピードセンサのカプラは、バッテリー直下あたりにあるのですが、この手のカプラ(コネクタ)は経年で外しにくかったりで、こじって割れたり・・というパターンもありますね(^^;。
点検はホイールスピードセンサの抵抗値で判定し、基準値はフロントについては「1.4±0.2(kΩ)」となっており、こちらが実際に端子間抵抗を測定してみたところです。

向かって左側が「F・L(前・左)」、右側が「F・R(前・右)」となり、「F・L(前・左)」は約1.33kΩで正常ですが、問題の「F・R(前・右)」は抵抗値が上下して安定せず、やはり異常がありそうですね。
断線であれば無限大(オーバーレンジ)になりますので、どうやらセンサ自体の故障かなと。
こちらがホイールスピードセンサです。

写真では「センサー」って書いていますが(^^;、こういう用語って、技術系の表記では長音符(-)を省略することが多いような気もしますね。
この辺で、私が文系というか文学青年なことがわかりますね、ええ。(←違うと思うが)
それはともかく(^^;、どうやら構造を見る限り、センサからカプラ間、加えて左右のハーネスは一体となっているようで、フロントはASSYで左右同時交換になるみたいです。
価格的には13000円前後といったところのようで、まあユニットが壊れたりしたことに比べればだいぶ安く済むかな・・といったところでしょうか。
とまぁ、色々書いておいてなんですが、これは私が3型の車両で確認した内容になりますので、情報の正確性はもとより、モデルによって変わってくる部分があるかもしれませんので、あくまで参考程度に捉えていただけると幸いです。m(_ _)m
<追記>
みんカラ友達のtさん(仮名)から、「センサに砂鉄が付着しているせいでは?」とご意見を頂きましたので、交換の予習がてらセンサを取り外してみました。

結構キッチリはまっていて少々苦労しましたが(^^;、確かに先端が真っ黒ですね~。
なるべく取り除いて、期待を込めて測定してみたところ、な、なんと!。
えーと、今回のケースでは残念ながら変化なしでした。
とはいえ、そういう原因によるパターンもあるものと思いますし、トラブルシューティングにおいては色々な情報を頂けるのはありがたいことですので、改めてtさんには感謝です。
Posted at 2017/06/04 11:31:39 | |
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