BLUE　GIANT - あまりに高温なため赤を通りこし、青く光る青色巨星

熱い。熱すぎて、胸が痛くなって、グッとくるマンガ。
小学館ビッグコミックで連載中の、石塚真一「BLUE GIANT」。

マンガ大好きの自分ですが、大人になってから連載中の作品のコミックスを買うのは、これが初めてかもしれません。
結婚して購読するマンガ週刊誌は、主人が読んでいた「ビッグコミック」と「ビックコミックオリジナル」だけになりました。卒業した女子マンガで購入するのはただ一人、小学生の頃からの大ファン、陸奥A子さんの未読の単行本だけ。


いつもは、町のはずれの小さな書店で「ビッグコミック」と「オリジナル」を買うのですが、コンビニに寄った時に我慢できずにちらりと立ち読みしてしまう時も。
どうしても我慢できないのは「BLUE GIANT」と「C級さらりーまん講座」。(オリジナルでは「黄昏流星群」と「どうらく息子」w)

そして、必ず、感動号泣(BLUE GIANT)　＆　爆笑(C級さらりーまん講座)。
…ご迷惑おかけして、申し訳ありません(-ω-｀*)


BLUE GIANT公式サイトより


Youtube：BLUE GIANT　ダイジェストビデオ



(※ネタバレ注意です)
JAZZに魅了された少年、宮本大(だい)が世界一のプレーヤーをめざし成長を続ける青春ストーリー。
何がすごいって、マンガなのに、読んでいるとﾃﾅｰｻｯｸｽの音やジャズが聞こえてくるの。

そして、すごい男の子が二人登場する！
ヤバイほど私の理想の日本男児、ド・ストライクの主人公の「大」と、兄「雅之」。

大君は、野茂英雄さんや浅田真央ちゃんのような努力をつづける才能も持ち併せた、神様に愛されている「天才」。ちょっとおバカなくらい一途で「世界一のジャズフレーヤー」になることを信じて、夢に向かって一直線。失敗しても、すぐに前を向いて歩きだす。逞しいね。清々しいね。

兄の雅之さんは、幼いころに母親を亡くした三人兄弟の長男で、弟妹思いの頼れる兄貴。自分のことより弟妹が大事で、高校卒業とともに就職し、一生懸命働いている。:決してわがままを言わないサックスに魅せられた弟に、36回ローンで楽器店で一番高価なテナーサックスをさり気なくプレゼント。酒も飲まずパチンコもやらず、ひたすら真面目に働く。

願わくば、うちの二人の息子も、どちらかのようなイイ男になってほ・し・いヽ(´∀`｡)ﾉ

周りの大人も、友達も、みんな気持ちのいい人ばかり。読み進んでも、どんどん嬉しくなってくる。
サックスの師匠ジャズマン｢由比」、高校の音楽教師「黒木先生」、バイト先のガソリンスタンドの店長、練習する広瀬川に散歩にくる犬「バーナム」と飼い主、楽器店やｼﾞｬｽﾞﾊﾞｰの店長、大の憧れの同級生「三輪」さん。
大らかなお父さんやお兄さんに甘えるわがままな妹、彩花ちゃん。年相応なわがまま娘に育てたお父さん、大きい兄ちゃんGJ！お互いが思いやり労わりあう、理想の家族です。もし私が死んでしまっても、こんな風に育ってくれたら、天国(地獄だったらｲﾔだな…)から安心して見守れます。


こんなに夢中になるマンガに出会ったのは久しぶりです。「MASTERキートン」と「20世紀少年」以来かも。






現在、単行本が２巻まで、小学館より発売中です♪
連載誌は、「ビッグコミック」毎月10日、25日発売。