本日は、『海の日』です。雲ひとつない快晴、無風の、爽やかな朝です。
日の出とともに「国旗」を掲げ、家族で海へ出かけます。
この連休で海の事故も起きてしまっているようですので、気をつけたいです。
「いざ!」という時のために、大人は体力を使わずに長時間浮かんでいられるくらいの、子供もあわてずに顔を出せるくらいの泳力をつける必要があると思っています。
(自分は、水泳をやっていたので何時間でも泳げる自信があります!子供たちも水泳を習っています。でも、誰かが溺れてしまった時に助けられるかは、自信がありません。)
海に囲まれた海洋国家としての日本に誇りを持ち、海に親しみ、海の恵みに感謝する一日としたいと思います。
海の日
wikipediaより
海の日は、1995年(平成7年)に制定され、1996年(平成8年)から施行された日本の国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日だった。2003年(平成15年)の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)により、7月の第3月曜日となった。
国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条では、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としている。国土交通省の文書の記述などによると「世界の国々の中で『海の日』を国民の祝日としている国は唯一日本だけ」という。
2007年(平成19年)に制定された海洋基本法第13条は「国及び地方公共団体は、国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第2条に規定する海の日において、国民の間に広く海洋についての理解と関心を深めるような行事が実施されるよう努めなければならない。」と海の日の行事について定めている。
海の日が制定された1996年(平成8年)以降、7月20日から7月31日までの12日間を「海の旬間(じゅんかん)」とし、国土交通省海事局が中心となり、地方公共団体、海事関係団体などとともに、海事思想の普及のための活動を実施してきた。
2003年(平成15年)以降は、海の日の三連休化に伴い旬間を月間化し、広く国民に「海」に対する理解と認識を高めてもらうために、海の日を含む7月1日から31日までの1か月間を「海の月間」と定めた。国土交通省海事局が中心となり、関係省庁、地方公共団体、海事関係団体などとともに、「海フェスタ」を始め、全国各地で行われる海に関する各種様々なイベントの紹介を行っている。
平成26年7月18日「海の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ
首相官邸トップ> 総理大臣>総理指示・談話など
日本は、四方を海に囲まれた「海洋国家」です。我が国は、古来から、豊かな水産物等の海の恵みを得、また、資源に乏しい我が国としては、エネルギー資源や食料など、たくさんの生活物資を海を通じて確保しています。
我が国は古来より海を愛し、海に守られ発展を遂げてきた国です。海上交通の安全を確保し、領海と排他的経済水域等での海洋権益を守り、法の支配に基づく「開かれ安定した海洋」を次世代に引き継ぐことに真っ向から取り組んでいかなくてはいけません。人類の海を法の支配が貫徹する公共財として保ち続けることこそが、世界に共通する利益なのです。
この広い海からもたらされる資源は、日本の未来を切り拓く、大きな可能性を秘めています。特に、近年、エネルギー・鉱物資源に対する需要が世界的に拡大している中で、我が国においてもメタンハイドレート等の国産の海洋資源開発が進展しております。新たな海洋の役割はこれまで以上に重要となってきました。
このような観点から、本年7月4日、「大陸棚の延長に向けた今後の取組方針」を政府として決定し、国連海洋法条約の規定に基づき、我が国が天然資源の探査・開発を行うための主権的権利が及ぶ大陸棚を延長することとしました。今後も、我が国の海洋を活用して、海洋産業をはじめとする多様な経済活動を推進するべく、海域管理に積極的に取り組んでまいります。
また、海域の利用に当たっては、気候変動等の全地球的課題の解決に積極的に取り組み、開発と環境保全の調和を図らなければなりません。そのためにも、海洋及びその環境に関する教育や人材の育成の充実を図り、国民の皆様ひとりひとりが海洋及びその環境に対する深い理解と関心を持っていただくことが必要です。
私は「海の日」が国民の皆様にとって、海に親しみ、海の恩恵に感謝し、海を通して我が国の未来に思いを馳せる機会となることを切に希望いたします。
平成26年7月18日
内閣総理大臣・総合海洋政策本部長 安倍晋三
海の日 明治丸の活躍を範として
MSN産経ニュース
2014.7.21 03:20
[主張]
大小6800余の美しい島々からなるわが国は、国土の総面積はごく狭小ながらも、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた海洋面積では世界第6位を誇る。
四囲の広大な水域は魚介類や鉱物を豊富に蔵し、変化に満ちた海岸線の風光は国の貴重な観光資源となっている。この海を通じてわが国は古来、外国の文物を手に入れるとともに、海運による貿易で栄えてもきた。「海洋国」の名にふさわしく、海とともに生きてきたのである。
そんな海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日が、きょうの「海の日」である。
明治9(1876)年、東北・北海道巡幸を終えた明治天皇が還幸の際、英国で建造された最新鋭の灯台巡視船「明治丸」に函館から乗り、横浜港に着いたのが7月20日だった。これを記念して平成7年にこの日を「海の日」として祝日に定めたが、後に現行の「7月第3月曜日」と改められた。
もともと「海の日」のいわれを知る国民は多くはなかったが、法改正で年によって日付が動くことになると、明治丸との関係がさらに意識から遠のいていったように思われる。学校教育などで、若い世代に祝日の由来を含めた海洋知識を普及させることも、海洋国としての責務ではなかろうか。
重要な役割を担った明治丸の歴史はもっと広く語られていい。幕末から明治にかけ、小笠原諸島には欧米との間で領有問題が生じていた。所轄する方針を決めた新政府は明治8年、調査団を乗せた明治丸を急遽(きゅうきょ)、当地に派遣する。
英国も横浜から軍艦を向かわせたが、新鋭で速度に勝る明治丸が英艦より2日早く同諸島・父島に着いた。このことが結果的に小笠原諸島の日本帰属を確固たるものにし、ひいては日本のEEZ拡大にも寄与した。明治丸の活躍に、海洋立国を目指す当時の日本国の意気込みが感じられる。
顧みて現在、わが国領海では国の主権や国民の安全などが重大な危機にひんしている。尖閣諸島周辺では、「核心的利益」を掲げる中国が領海侵入を重ね、ルールを無視した海底資源開発にも有効な手立てを打てていない。
集団的自衛権の行使容認を抑止力の強化につなげる法整備もこれからだ。海に守られてきた日本国民は今こそ、自ら海を守る決意を高らかにうたうべきだ。
首相 海の日のメッセージ 法の支配の重要性
NHK web NEWS
7月21日 4時10分
安倍総理大臣は「海の日」にあたってメッセージを発表し、「法の支配に基づく『開かれ安定した海洋』を次世代に引き継ぐことに取り組んでいかなくてはいけない」として、海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配の重要性を強調しています。
政府は「海の日」を迎えるにあたって、毎年、総理大臣のメッセージを発表しています。
ことしのメッセージで、安倍総理大臣は「四方を海に囲まれた『海洋国家』である日本は、たくさんの生活物資を海を通じて確保している。日本は海を愛し、海に守られ、発展を遂げてきた」としています。
そのうえで、安倍総理大臣は「海上交通の安全を確保し、領海と排他的経済水域などでの海洋権益を守り、法の支配に基づく『開かれ安定した海洋』を次世代に引き継ぐことに、真っ向から取り組んでいかなくてはいけない」として、海洋進出を強める中国を念頭に法の支配の重要性を強調しています。
また、安倍総理大臣は、天然資源の探査・開発を行う権利が得られる日本の「大陸棚」を拡大する方針を決定したことを紹介し、今後も海洋での資源開発を積極的に進めていく考えを示しています。
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記念日 | 日記
Posted at
2014/07/21 07:36:44