前日の雷を伴なった大雨で、園庭での開催が危ぶまれた幼稚園の運動会でしたが、朝から快晴のお天気となり、無事に屋外で行うことができました。
「私、雨女だから心配だったヽ(;´Д`)ノ 」
「私は晴れ女だから、大丈夫だと思った (´∀`*) 」
そんな声が、早朝の園庭で、役員や教職員の先生方の間から聞こえてきました。
(ちなみに、私は晴れ女です♪ かつて担任した学年の大きな行事 -修学旅行や林間学校、遠足など- は、ほぼ晴れになりました d(゚∀゚*))
日差しがむしろ、暑いくらいに感じた昨日の午前中、幼稚園の運動会が無事に開催されました。
嬉しかったこと
その一。開会式の「運動会の歌」が、キーボードの生演奏だったこと(いつもは音の割れたテープ) ↑ 歌声の少ない幼稚園なので、生演奏はほとんど出番がなかったのです。
その二。転んでしまった子も、靴が脱げてしまった子も、最後まで走り切っていたこと
その三。最後のプログラム、年長さんの対抗リレー。全員が力を合わせ、友達を応援し合い、全力で 走り切り、一勝一敗の接戦で最後を飾ったこと。保護者は、感極まって、涙涙…。
それぞれの学年が、かけっこ、親子競技、お遊戯をやり、年長さんだけは最後に、毎年恒例の、二色対抗リレーもやります。
運動会の練習が始まると、(今年はいよいよ自分たちの番だ!)と気合が入って、チームごとに練習を進めたそうです。
走る順番を決めたり、作戦を立てたり。
はじめは、自分の事にしか興味がなかったり、勝っても負けても関心がない子もいたそうですが、だんだんチームとしてまとまりが出て来て応援し合ったり、勝てば喜び、負ければ悔しくて泣いて、(よーし頑張るぞ)と、さらに気合いが入った子供たち。
先生方も、そんな子供たちを応援し、励ましてくださいました。お便りや、息子からの今日の出来事の報告で、子供たちの成長していく様子がわかり、親としてもその姿を嬉しく見守ってきました。
今年の対戦は、一回戦目は気持ちばかりが逸って転んでしまう子、バトンを落としてしまう子も続出。ちょっと差がついて、息子たちの相手チームが勝ちました。
泣いてしまっている友達を励ましている子や先生方。
負けたチームからも勝ったチームからも湧きおこる、アンコールの声。
毎年恒例ながら、もう一度、対戦をすることになりました。
一人一人の顔が、さらに引き締まっているのがわかります。
チームごとに、「がんばるぞー。オー!」という掛け声も聞こえてきます。
いよいよ、二回戦目のスタート。
第一走者は、集団行動が苦手でいつも教室から飛び出してしまう男の子。
でも、この日は、一度もふらふらとしている姿は見られず、リレーにも集中して、素晴らしいスタートを切りました。
その顔を見ているだけで、早くも、もう涙が・・・。
対戦したおっとりとした小柄な可愛い女の子は、張り切っている男の子に大きく差をつけられてしまいました。
しかし、誰も責めずに諦めずに、序々に差を詰めます。
なかなか追いつかないまま、いよいよ息子の番。
背は高いながら、飛び抜けて足が速いわけではありません。お父さんに教わった通り、一生懸命手を大きく振って、口を真一文字に結んで、全力で走ります。
母も、役員が集まっている場所から、大きな声援を送ります。
すると、息子が前を行く友達に追いつき、とうとう、並びました。
残る走者は、四人。
抜きつ抜かれつのデッドヒート。
勝負は最終走者、アンカーへ。
一回戦目に負けてしまった息子のチームは、女の子がアンカー。
相手も、俊足の男の子。
バトンを受け取った時は、2mほど差をつけられてもあきらめずに追いかける。
ゴールまであと、5m。まだ追いつかない。
3m2m、追いついた!
1m。
ゴール!
審判の先生の判定は・・・。
「2回戦目は、青チーム!」
子供たちからも、会場からも湧きあがる歓声と拍手!
見事に、もう一つのチームも、勝利することができました。
全員が精一杯走って、一対一の引き分け。
今まで頑張ってきた子供たちを、神様がずっと見守っていてくださり、最高の思い出をプレゼントしてくださった瞬間でした。
今度は、子供たちに涙はありませんでした。
代わりに、年長組の保護者の目から・・・・゜・(つД`)・゜・
幼稚園に入園した年の、息子の不安そうな顔。
(先生のお話を、しっかり聞けるかな)
(お友達と仲良く、一緒に行動できるかな)
(転んでしまっても、泣かないで走れるかな)
そんな不安を抱いて見守っていたことを思い出しながら、成長した我が子やお友達の逞しい姿を見ていると、嬉しくて、有り難くて、胸がいっぱいになってしまいます。
日々の生活の中や園の行事の中で、子供たちが安心して自分たちの持っている力をのびのびと発揮できるのも、先生方や見守ってくださる地域の方々のおかげだと、改めて感謝の気持ちを抱きました。
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ところで。
本年度、力不足ながら保護者会役員会長を務めることになったことは過去の記事にもありますが、
※参考 「プロジェクトZ ~仕事の遊戯~」 ←ウソ
【これでいいのか】お人好し、万歳【これでいいのだ】
運動会では、準備だけでなく、当日、会長としての役割もいくつかありました。
祖父母競技で、おじい様、おばあ様が、台に乗った先生か会長のポーズをマネして、それができたらゴールに進んで景品をもらう競技のポージング。
保護者競技の玉入れの、籠に入った玉の数をマイクで数える仕事。
そして、閉会式の会長挨拶。
自分の性格とそれまでの仕事の経験から、人前に出ることや話す時にそんなに緊張することはありません。
閉会式でお話する言葉は、予め原稿も書かず考えていなかったので、その日に一番心に響いた伝えたいと思ったことを、子供たちにも保護者にも、わかりやすくお話しようと思っていました。
※一度でいいから、「えー、スカートの丈と挨拶は、短い方がいいと云いますが・・・。」を言ってみたいのですが、止めた方がいいとアドバイスされ、却下しましたww
・・・並んでいる園児と保護者の顔を見ながら話すのですから、当然ですorz
さて、
閉会式では、・・・・・・・。
帰宅してから晩に、自宅の有線放送で、その日の運動会の開会式と閉会式の様子を放送したので、恥ずかしながら家族みんなで聞いてみました。
子供たちには、一生懸命がんばったことを褒める言葉をゆっくりと話していました。
保護者の方には、感動したこととご協力いただいたことへの感謝を短く伝えていたと思います。
運動会に来られなかったばあば(義母)から労いとお褒めの言葉をもらい(^-^;)
子供たちと主人からは拍手をもらいました(//∇//)
笑顔いっぱいの、お○ぱい星人たち。息子(左)と お友達。
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運動会が無事に終わり、一年間の主なPTA行事のほとんどを終え、ほっと胸をなでおろしているところです。
役員を引き受けた14名のメンバー(二度目の経験者も多い、押しに弱いお人好しが多数)で、幼稚園のお祭り、二度の奉仕作業、幼稚園全国大会開催の協力&動員、運動会という大きな行事を終え、あとは、文集の編集を残すのみとなりました。
役員の年齢も、20代半ば~30代、40代と幅広く、お互い会話にジェネレーションギャップも感じつつ(汗)、一つ一つの仕事を協力して進めるうちに、打ち解けて仲良くなっていきました。
当初から気になっていた、ちょっと斜に構えたお若い役員さん。
ちょっと露出の多い服装が好きで不機嫌顔がデフォな、でも、腹に一物あるような方ではありませんでした。
頼まれた仕事は、不機嫌顔をしながらも一生懸命とりくむ姿に、(勝手に心配して、ゴメン)と心の中で謝りながら、感謝しました。
本年度、一番の懸案だった奉仕作業への保護者の参加。
二度ある活動のうち、どの家庭からも、一度だけでも、短い時間でも出てもらいたいと願って工夫しましたが、全員参加とはなりませんでした。
上の子供さんの少年団活動や部活動と重なっていたり、お子さんが小さすぎて一緒につれて来られなかったり、強制的ではないので、どうしても参加できないご家庭もありました。
それはそれで仕方のないことですが、みんなで協力しようという機運が高まって、次の機会にはうちも・・・、そんな気持ちになってもらえたら。そして、家族みんなで子供や地域の活動には進んで関わることが大切だと思ってもらえたら、これからも幼稚園や地域が、子供たちにとって居心地のいい、素敵な環境になっていくのではないかと思いました。
二度の奉仕作業、どちらにも参加してくれたご家庭も多くありましたし、年長さんを中心に、子供たちもたくさん参加してくれて、保護者の方と一緒に、一生懸命草取りなどの自分たちにできる仕事を頑張っている姿が、頼もしく、微笑ましく見られました。
おじい様、おばあ様がきてくださるご家庭もあり、親子三代で早朝から幼稚園のために、にこやかに作業してくださる姿には、目から汗も・・・。
昨日の運動会では、テントを設置、撤収する仕事を、多くのお父さん方が協力してくださり、短時間で準備、片付けをすることもできました。
いざ、という時には、お互い気持ちよく助け合える姿を見ていると、ここに暮らして子供たちを育てていくことになって良かった、困ったことや問題が起こっても、みなさんと相談しながら、子供たちのために頑張っていけそうだと感じました。
それぞれの家庭は、育ってくる環境も教育方針も違う中で、違和感を感じたりお互い不安に感じることもあります。
でも、幼稚園や学校、地域の行事などで、共に協力し合って培われる連帯感や雰囲気の中で、子供たちや自分たちにとってよりよいものは何か、どうすればいいか、土台があればそこで考え合うこともできます。
子供たちがなかなか外遊びをしなくなっていたり、家庭の中でもゲームにぱかり夢中になって親子関係がぎくしゃくしていたり、そんな悩みも聞かれます。
いろんな価値観がある人たちが集まっているからこそ、発見できることや真似したいと思うこと、反面教師にさせてもらうこともあります。
親として、子供たちがどんな時代の中でもどんな場所でも、逞しく元気に育ってくれることを一番の願いとしながら、自分も生活を楽しみ、地域の人たちと共に成長していけるような、そんな未来図を想像することができた、運動会と保護者会役員活動でした。