立春の訪れとともに、本当の春がやってきたようなぽかぽかした陽気。
冬はお日様が出ないのがデフォなこちらの地方がカンカン照りの日は、関東や東海など太平洋側が雨や雪が降ることが多いようです。
いつもは雪が積もらない地方の皆さま、どうぞお気をつけくださいませ。
禍福は糾える縄の如し。
節分の豆まきで鬼を外に追い出して福を招き入れたら、今日、福の神が我が家を訪ねてくださいました。
二月は、一年の慶事のお祝いを先駆けてお届けする慣わしがあるそうで、ばあばの年祝い、下の息子の小学校入学祝いなど、お土産をどっさり持って…。
家族みんなが、健康で楽しい毎日を過ごせるように、我が家の太陽でありたい母は、できるだけ笑顔でいようと思います。
♪
2月3日。
節分の夜は、例年通り、豆まきをしました。
私が生まれ育った地方は「たいず」を撒きましたが、こちらの地方では「落花生」を撒くのがメジャーのようで、豆まき用の大豆は置いていないスーパーもあります。
落花生は、食するマメっこの部分は殻の中に隠れているので、撒いた後、床やたたみに落ちても中身は問題なし。
なるほど、合理的です。大豆は、掃除済みの床から拾ってもなんとなく・・・でしたので。
ちなみに、私の故郷は、落花生といえば塩茹でしたものがポピュラーだったので、乾燥させた落花生(ピーナッツ)は、あまり食べたことがありませんでした。
子供の頃は、豆を年の数だけ食べられるから、早く年を取りたいと思ったものです(遠い目…)。
下の子は幼稚園で作った手作りの鬼のお面、上の子は流石に小学校ではもうお面は作らないので、スーパーでいただいた「でん六」さん提供のお面をかぶって、子供たちがまず鬼になります。
母はその昔、ドッジボールとソフトボールで鍛えたコントロールを生かして、痛くない場所を狙って、ピシッバシッと当てちゃいます。
すると、ばあばが、
「お母さん。女の人はマメを投げちゃダメなの」
「えーーーーーーーーーーーーーっ!」
・・・・・・・・・・・・知らなかったorz。
毎年、攻守交代しながら、子供たちと本気で豆まきをしていました。
お父さんが不在中なので、ばあばの指示で、長男が家長としてマスを持って落花生を投げます。
そのうち、ペッドボトルで手作りした豆まき銃(ゴムをひっぱって当てる仕組み。かなりの精度)も登場して、お母さん鬼を狙い撃ち!

息子たちは、テンちゃんに良く似ています。甘えんぼなところもww
さて、母は、この中のどの鬼wwに、一番似ているでしょうか?


♪♪
節分の日は、玄関に柊(ヒイラギ)を飾って、鰯干しを食べましたが、近頃では、「恵方巻き」なる太巻きを食べる習慣が定着したようです。
15年くらい前でしょうか、しきりにコンビニとスーパー(7とヨーカドー)でアピールしていた記憶があります。
手巻き寿司や海苔巻き、太巻きは大好物なので、CМやスーパーのチラシなどを見ると、とっても食べたくなってしまいます。
子供たちもお寿司が大好きだから、節分には「恵方巻きが食べた~い♪」とリクエストされます。
でも。
恵方巻きの怪しげな由来 ⇒(上方のヱロゐ御座敷遊び。芸者さんに太い海苔巻きを食べさせて、それを見て悦ぶ)
なんて、清らかな日本の歴史にはそぐわないもの。
バレンタイン、クリスマス、ハロウィンなど小売業者が勝手に作ったイベント商法にはのりたくありません。
自分の子供の頃には全くなかった風習なので、「恵方を向いて、切らずに長いまま黙って食べる」なる食べ方は、子供たちには絶対させません。
太巻きは、ほどよい厚さに切って食べる。
自分、頑固者です。
常備している海苔と、自分でブレンドする寿司酢と、冷蔵庫にある在り合わせの具で、太巻きをつくりました。
その他のおがずは、生の鰯を頭も内臓も骨も丸ごと食べられるように圧力鍋で炊いたもの(生姜とにんにく入り)、
クジラの油とワカメのかやき(お吸い物)。
【寿司酢】
※ ご飯 五合 ( 昆布を入れて硬めに炊く ) に対して
酢 大さじ 7
砂糖 大さじ 7
塩 大さじ 1と1/3
【具】
出汁巻き卵焼き(甘くない京風に焼くのが好き)
カニかまぼこ
ローストビーフ(特売の塊肉でホームメイド)
キュウリ・カイワレ大根・アスパラ菜
チーズ
沢庵のマヨネーズ和え
ツナのマヨネーズと出汁しょうゆ和え
「おいしかった~♪」「おなかいっぱーい」
「お母さんの作ってくれるお寿司が、一番大好き♡」 ←次男。天性のジゴロ。
-「きゃ~。ありがとー。(ぎゅうっ)」
「お刺身のお寿司も、食べたかったなあ~」 ←おねだり上手orz
-「・・・ごめんね・・・」
そうだね。太巻き寿司と言えば、やっぱり海の幸がメインでないと、ちょっとさみしいね。
♪♪♪
翌日、2月4日。
立春も、
太巻き寿司♪
【具】
お刺身の盛り合わせ(まぐろ・ブリ・サーモン・イカ・エンガワ)
キュウリ・カイワレ大根・アスパラ菜・カニかまぼこ
最後に、全部ミックスの太巻きを。
母が巻くのを、子供たちと、そのお友達のリラックマたちも見守ります。
『いっただきまーす♪』
「わがまま言って、・・・ごめんなさ~い」 ← ちょっと将来が心配になる甘えっぷり。
-「お母さんこそ、家にあるモノだけで簡単に作っちゃって、ごめんね」
「やっぱり、お刺身も、おいしいね~♪」
生魚が食べられないばあばには、野菜とイカ刺しの太巻きと、またまた鰯の煮物。
♪♪♪♪
節分と立春の、二日続けて太巻きをお腹いっぱい食べて、一足先に子供たちは夢心地でおやすみなさ~いヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
母もお楽しみの時間を過ごして眠ろうとすると、外は不思議な明るさ。
そうっと表へ出てみると、そこには明るい満月が♪
右上に、木星もはっきり見えていました☆
毎日のように、不可解な事件が起こる昨今。
悲しいことも辛いこともたくさんあるけど、夜のお月様も、昼の太陽も、きっと世界中の誰もを同じように照らしてくれているはずです。
そして、新しい季節のスタートをニコニコ笑って見守ってくれている、そんなことを信じてみたくなる、如月のはじまりです。