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イイね!
2015年08月15日

感謝。 そして、新しい歩み。

感謝。 そして、新しい歩み。

内閣総理大臣談話
平成27年8月14日
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20150814danwa.html

安倍内閣総理大臣記者会見
平成27年8月14日
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2015/0814kaiken.html


 以下、首相官邸ホームページ「安倍内閣総理大臣記者会見」より転載させていただきます。
   ※政府インターネットTVで動画も視聴できます。

【安倍総理冒頭発言】

 8月は、私たち日本人にしばし立ち止まることを求めます。今は遠い過去なのだとしても、過ぎ去った歴史に思いを致すことを求めます。

 政治は歴史から未来への知恵を学ばなければなりません。戦後70年という大きな節目に当たって、先の大戦への道のり、戦後の歩み。20世紀という時代を振り返り、その教訓の中から未来に向けて、世界の中で日本がどういう道を進むべきか。深く思索し、構想すべきである。私はそう考えました。

 同時に、政治は歴史に謙虚でなければなりません。政治的、外交的な意図によって歴史がゆがめられるようなことは決してあってはならない。このことも私の強い信念であります

 ですから、談話の作成に当たっては、21世紀構想懇談会を開いて、有識者の皆様に率直かつ徹底的な御議論をいただきました。それぞれの視座や考え方は当然ながら異なります。しかし、そうした有識者の皆さんが熱のこもった議論を積み重ねた結果、一定の認識を共有できた。私はこの提言を歴史の声として受けとめたいと思います。そして、この提言の上に立って、歴史から教訓を酌み取り、今後の目指すべき道を展望したいと思います。

 100年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は、19世紀、アジアにも押し寄せました。その危機感が、日本にとって、近代化の原動力となったことは、間違いありません。アジアで最初に立憲政治を打ち立て、独立を守り抜きました。日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました。

 世界を巻き込んだ第一次世界大戦を経て、民族自決の動きが広がり、それまでの植民地化にブレーキがかかりました。この戦争は、1,000万人もの戦死者を出す、悲惨な戦争でありました。人々は「平和」を強く願い、国際連盟を創設し、不戦条約を生み出しました。戦争自体を違法化する、新たな国際社会の潮流が生まれました。

 当初は、日本も足並みを揃えました。しかし、世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、力の行使によって解決しようと試みました。国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった。こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました

 満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。

 そして70年前。日本は、敗戦しました。

 戦後70年にあたり、国内外に斃れたすべての人々の命の前に、深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます。

 先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。終戦後、酷寒の、あるいは灼熱の、遠い異郷の地にあって、飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、無残にも犠牲となりました。

 戦火を交えた国々でも、将来ある若者たちの命が、数知れず失われました。中国、東南アジア、太平洋の島々など、戦場となった地域では、戦闘のみならず、食糧難などにより、多くの無辜の民が苦しみ、犠牲となりました。戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも、忘れてはなりません。

 何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。一人ひとりに、それぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。この当然の事実をかみしめる時、今なお、言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません。

 これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。

 二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。

 事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない

 先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。70年間に及ぶ平和国家としての歩みに、私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります

 我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫して、その平和と繁栄のために力を尽くしてきました。

 こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります。
 ただ、私たちがいかなる努力を尽くそうとも、家族を失った方々の悲しみ、戦禍によって塗炭の苦しみを味わった人々の辛い記憶は、これからも、決して癒えることはないでしょう。

 ですから、私たちは、心に留めなければなりません。
 戦後、600万人を超える引揚者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた3,000人近い日本人の子供たちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。
 戦争の苦痛を嘗め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんが、それほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。
 そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。
 寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後70年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださったすべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の8割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりませんしかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。

 私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、未来をつないでいくことができる。それは、先人たちのたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈に戦った米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、恩讐を越えて、善意と支援の手が差しのべられたおかげであります。
 そのことを、私たちは、未来へと語り継いでいかなければならない。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります。


 私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります。

 私たちは、20世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、そうした女性たちの心に、常に寄り添う国でありたい。21世紀こそ、女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界をリードしてまいります。

 私たちは、経済のブロック化が紛争の芽を育てた過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させ、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引してまいります。繁栄こそ、平和の礎です。暴力の温床ともなる貧困に立ち向かい、世界のあらゆる人々に、医療と教育、自立の機会を提供するため、一層、力を尽くしてまいります。

 私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。

 終戦80年、90年、さらには100年に向けて、そのような日本を、国民の皆様と共に創り上げていく。その決意であります。

 以上が、私たちが歴史から学ぶべき未来への知恵であろうと考えております。


 冒頭、私は、21世紀構想懇談会の提言を歴史の声として受けとめたいと申し上げました。同時に、私たちは歴史に対して謙虚でなければなりません。謙虚な姿勢とは、果たして聞き漏らした声がほかにもあるのではないかと、常に歴史を見つめ続ける態度であると考えます
 私は、これからも謙虚に、歴史の声に耳を傾けながら未来への知恵を学んでいく、そうした姿勢を持ち続けていきたいと考えています。

 私からは以上であります。


【質疑応答】
(内閣広報官)
 それでは、これから質疑に移ります。質問される方、私のほうから指名させていただきます。所属とお名前を明らかにされた上でお願いいたします。なるべく多くの方に質問をしていただけるよう、各自の質問は簡潔にお願いしたいと思います。
 それでは、初めに幹事社から御質問をいただきます。どうぞ。

(記者)
 幹事社の共同通信の杉田と申します。
 総理は、戦後70年談話について、世界に発信するものだと位置づけてきました。国内外に最も伝えたいメッセージは何でしょうか。また、過去の村山談話や小泉談話と違う形で、お詫びの気持ちや侵略の文言を入れた理由をお聞かせください。

(安倍総理)
 戦後70年という大きな節目に当たり、先の大戦への道のり、戦後の歩み、20世紀という時代を大きく振り返りながら、その教訓を胸に刻み、戦後80年、90年、100年に向けて、どのような日本を創り上げていくのか、それを世界に向けて発信したいと考えました。
 作成に当たっては、国民の皆様とともに、日本が目指すべき国家像を描くという意味で、できるだけ多くの国民と共有できるような談話を作っていく、そう心がけました。より幅広い国民とメッセージを共有するという観点からは、一部だけを切り取って強調することよりも、談話全体としてのメッセージを御覧いただきたい、受け取っていただきたいと思います。
 先の大戦における行いに対するお詫びの気持ちは、戦後の内閣が一貫して持ち続けてきたものであると考えています。そうした気持ちが戦後50年においては村山談話という形で表明され、さらに60年を機に出された小泉談話においてもそのお詫びの気持ちは引き継がれてきたと考えています。こうした歴代内閣が表明した気持ちを私の内閣においても揺るぎないものとして引き継いでいく。そして、恐らく今後の内閣もそうでしょう。そのことを今回の談話の中で明確にしたところであります。
 次に、侵略という言葉についてでありますが、今回の談話は21世紀構想懇談会において有識者の方々が共有した認識、その報告書の上に立って作成したものであります。その報告書の中にもあるとおり、中には侵略と評価される行為もあったと思います。だからこそ、談話においては事変、侵略、戦争といった言葉を挙げながら、いかなる武力の威嚇や行使も国際紛争を解決する手段としてはもう二度と用いてはならないことを先の大戦への深い悔悟の念と共に誓ったと表現しました。
 先の大戦における日本の行いが侵略という言葉の定義に当てはまれば駄目だが、当てはまらなければ許されるというものではありません。かつて日本は世界の大勢を見失い、外交的・経済的な行き詰まりを力の行使によって打開し、あるいはその勢力を拡大しようとしました。その事実を率直に反省し、これからも法の支配を尊重し、不戦の誓いを堅持していくということが今回の談話の最も重要なメッセージであると考えています。その上で、具体的にどのような行為が侵略に当たるか否かについては歴史家の議論に委ねるべきであると考えています。
 重要な点は、いかなる武力の威嚇や行使も国際紛争を解決する手段としてはもう二度と用いてはならないということであります。これが私たちが過去から学び、教訓とし、反省すべきことであると考えます。

(内閣広報官)
 それでは、幹事社の方、もう一社、どうぞ。

(記者)
 東京新聞の関口と申します。
 総理は、2009年ですが、月刊誌の対談で村山談話について、村山談話以降、政権が代わるたびにその継承を迫られるようになる。まさに踏み絵です。村山さんの個人的な歴史観に日本がいつまでも縛られることはない、と述べておられます。これらの発言と今回の談話の整合性について、分かりやすく説明してください。

(安倍総理)
 村山談話につきましては、これまでも全体として引き継ぐと繰り返し申し上げてきたとおりであります。同時に私は、政治は歴史に対し謙虚であるべきであるとも申し上げてきました。その信念のもと、今回の談話の作成に当たっては、21世紀構想懇談会を開き、学者、歴史家をはじめ、有識者の皆さんにお集まりをいただき、20世紀の世界と日本の歩みをどう捉えるか、大きく世界と時代を超えて俯瞰しながら御議論をいただきました。視座や考え方の異なる有識者の皆さんが、最終的に一定の認識を共有できました。
 私はこの21世紀構想懇談会の報告書を歴史の声として受けとめたいと思います。そして、その報告書の上に立って、先の大戦への道のり、20世紀という時代を振り返りながら、その教訓を胸に刻んで、日本がどのような国をつくり上げていくべきか。戦後70年の大きな節目に当たって談話として取りまとめたものであります。
 その上で、これからも果たして聞き漏らした声があるのではないか。ほかにもあるのではないかと常に謙虚に歴史の声に耳を傾け、未来への知恵を学んでいく。そうした姿勢を持ち続けていきたいと考えています。

(内閣広報官)
 これからは幹事社以外の方の御質問をお受けしますので、御希望される方は挙手をお願いします。私が指名いたします。再度、自らお名前と社名を明らかにした上でお願いします。

(記者)
 産経の阿比留です。
 今回の談話には、未来の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりませんとある一方で、世代を超えて過去の歴史に真正面から向き合わなければなりませんと書かれています。
 これはドイツのヴァイツゼッカー大統領の有名な演説の、歴史から目をそらさないという一方で、自らが手を下してはいない行為について、自らの罪を告白することはできないと述べたのに通じるような気がするのですが、総理のお考えをお聞かせください。

(安倍総理)
 戦後から70年が経過しました。あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、その先の世代、未来の子供たちが謝罪を続けなければいけないような状況、そうした宿命を背負わせてはならない。これは今を生きる私たちの世代の責任であると考えました。その思いを談話の中にも盛り込んだところであります。
 しかし、それでもなお私たち日本人は、世代を超えて過去の歴史に真正面から向き合わなければならないと考えますまずは何よりも、あの戦争の後、敵であった日本に善意や支援の手を差し伸べ、国際社会に導いてくれた国々、その寛容な心に対して感謝すべきであり、その感謝の気持ちは世代を超えて忘れてはならないと考えています。
 同時に、過去を反省すべきであります。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく。アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があると思っています。
 そうした思いについても、あわせて今回の談話に盛り込んだところであります。

(内閣広報官)
 では、イザベルさん。

(記者)
 ブルームバーグニュースのレイノルズです。
 今回の談話の効果の期待についてお聞きしたいのですけれども、例えば今年中に中国に訪問して、習近平国家主席と3回目の首脳会談を行う可能性が高くなると思いますか。
 そして、今のタイミングですけれども、大変中国の経済後退が懸念されているところですけれども、その中での談話のインパクトが薄れる可能性はあると思いますでしょうか。

(安倍総理)
 中国の皆さんには、戦後70年に当たっての我が国の率直な気持ちを、ありのまま受けとめていただきたいと願っています。
 中国とは習近平国家主席との2度にわたる首脳会談を通じて、戦略的互恵関係の考え方に基づいて関係を改善していくことで一致しています。日本と中国は地域の平和と繁栄に対して大きな責任を共有しています。両国の経済関係は非常に密接であり、今後も様々なレベルで対話を重ねながら、安定的な友好関係を発展させ、国際社会の期待に応えていきたいと思っておりますし、首脳会談についても、機会があればそういう機会を生かしていきたいと考えております。日本の対話のドアは常にオープンであります

(内閣広報官)
 さらにいかがでございますか。
 では、七尾さん。

(記者)
 ニコニコ動画の七尾です。よろしくお願いします。
 談話を踏まえまして、安保法案についてお聞きします。改めて、法案に関します識者などの御発言を見ていきますと、その中の一つに軍事をめぐる中国の動向を脅威と見るか見ないかで、安保法案に対する賛否が分かれるといった傾向が見られます。
 こうした考えの隔たりは国民も見ていると思うのですが、いずれにしましても、日本の安全保障上、このような大きな認識の違いをどう御覧になっているのでしょうか。
 よろしくお願いします。

(安倍総理)
 70年前、私たち日本人は二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないという不戦の誓いを立てました。この不戦の誓いは今後も決して変わることはありません。
 今回の平和安全法制は、戦争を未然に防ぐためのものであります。まずもって外交を通じて平和を守る。このことが重要であることは言うまでもないと思います。今後とも、積極的な平和外交を展開してまいります。
 その上で、万が一への備えも怠ってはなりません。この法案は、国民の命、平和な暮らしを守り抜いていくためのものであります。もちろん特定の国を想定したものではありません。今回の法制によって、日本が危険にさらされたときには、日米同盟が完全に機能する。このことを世界に発信することによって紛争を未然に防ぐ力はさらに強くなっていく、高まっていく。日本が攻撃を受ける可能性はより低くなっていくと考えています。
 国民の皆様の御意見、御批判にも真摯に耳を傾けながら、この大切、必要な法制について理解が深まるように今後も努力を重ねていく考えであります。

(内閣広報官)
 それでは、もう一問だけ質問をいただきます。
 では、竹内さん。

(記者)
 日本テレビの竹内です。
 歴史認識の問題など、やはり国民の間でも意見が分かれている部分があると思うのですけれども、そういう中でこの談話、あえて総理が込められた、国民への思いとか、国民にどう受け取ってほしいかというメッセージはどういうところなのでしょうか。

(安倍総理)
 まず、今回の談話においては、より多くの皆様に御賛同していただけるものを作成していきたいと考えました。
 その上において、アジアの国々をはじめ、多くの国々と共に未来への夢を紡ぎ出していく、そういう基盤にしていきたいと考えたところであります。
 今回の談話を作成するに当たりまして、「国策を誤り」といった抽象的な用語に終わらせることなく、どのように針路を誤ったか、歴史の教訓を具体的に酌み取らなければならないと考えました。そして、21世紀構想懇談会を設けて、有識者の皆さんに、その具体的な作業をお願いしたわけであります。
 世界に目を向ければ、残念ながらいまだ紛争は絶えません。ウクライナ、南シナ海、東シナ海など、世界のどこであろうとも、力による現状変更の試みは決して許すことはできない。また、貧困やテロの問題は深刻さを増している現実があります。
 そうした時代にあって、70年前の歴史から学べる教訓を発信していくことは、日本一国のみならず、世界に対しても大きな現代的な意義を持つと考えています

(内閣広報官)
 以上をもちまして、予定した時間を回りましたので、会見を終わらせていただきます。皆様の御協力に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

(安倍総理)
 ありがとうございました。


  以上、転載、了。

・ …………………………… ・ …………………………… ・ ……………………………・




安倍晋三内閣総理大臣。

ありがとうございます。



先の戦争でお亡くなりなった方々、二度と祖国の土を踏むことなく遥か異国で無念の死を迎えてしまった方々、戦争の辛い記憶を終生抱えたままで御存命の方々、戦争を知らない世代の私たち、そして、これから生まれてくる次世代の子供たち。

日本人のために、日本人の名誉と尊厳を守るために、新たな総理大臣談話を発表してくださり、ありがとうございました。


近隣特定亜細亜の国々の策略に乗せられず、抽象的な「言葉繰り」に惑わされることなく、具体的な事例を挙げて、戦争へ向かってしまった当時の時代背景、事情を語ってくださいました。
「ゴネ得」をねらう卑しい人たちへの全く不必要な配慮をしまくった以前の談話とは違う、希望が視える、未来へ視線を向けてくださる談話です。


◇引揚者が無事に帰還できたこと。(実は多くの方が暴行強姦略奪され命を落としましたが)
◇中国残留孤児を育ててくれて帰国できたこと。(中国にいても、ソ連、韓国にはいない残留孤児)
◇敵国の捕虜の方が慰霊を続けてくれること。
◇米国、豪州、欧州諸国など敵国が日本の復興のために支援してくれたこと。

◇戦時下に、特定の国の女性のみならず、多くの女性の尊厳を傷つけられた事から、今後、女性の人権が傷つけられることのないようにすること。(朝日新聞の捏造により日本の名誉も傷つけられた。現代でも尚、売春婦だらけである、女性の尊厳を守らない国に言われる筋合いはない)

◇経済のブロック化から戦争にいたってしまった反省から、いかなる国の恣意にも左右されない、自由で、公正で、開かれた国際経済システムを発展させること。

◇これまで通り、途上国支援を強化し、世界の更なる繁栄を牽引していくこと。

◇「積極的平和主義」のもと、国民の安保法案大切への理解が深まるように今後も努力を重ねていくこと。

◇日本が、70年前の歴史から学べる教訓を発信していくことは、日本一国のみならず、世界に対しても大きな現代的な意義を持つこと。


以上のような、本当に大切なエッセンスだけを、網羅してくださいました。



今回の総理大臣談話を基に、大切なことを押さえてしっかりと子供たちに学ばせる教科書づくりをすることができ、また、日本中の教員は、自虐史観に基づいた特定の国々へのみに対する配慮に腐心し、軽重を誤っていた「太平洋戦争」の学習から、「大東亜戦争」(名称の是非は別として)の真実に基づいて、正しい歴史学習を進めていくことができます。

特定アジアの国々を喜ばせるだけの意味のない「反省と謝罪」に振り回されることなく、子供たち、これから生まれてくる日本人が、自信と誇りを持って、日本と云う国の歴史を学ぶことができることが、何よりも嬉しく、有難いことです。


本日、終戦の日を迎え、新たな内閣総理大臣談話を以って、大東亜戦争でお亡くなりになった御霊を御慰めできることを、日本国民の一人として、心から感謝しています。



そして、もうひとつ。

総理大臣談話とともに、まずは私たち日本人の大人が知っておきたい「戦争論」「日本人論」「今後、日本人が進むべき道」をご紹介させてください。


Mikkolaさん

National Security Legislation  自衛隊 彼の地にて、斯く戦えず。
https://minkara.carview.co.jp/userid/203735/blog/36218054/


年長者や先輩からの伝聞、ご本人の様々な体験、職歴や友好関係などによって、客観的史実と冷静な分析、国家や仲間を思う熱い心で執筆された論文です。

私自身も何度も拝読、精読させていただいて学び、正しく理解し、これからの往くべき道の羅針盤とさせていただく所存です。




本日は、8月15日、終戦の日。

謹んで哀悼の意を表し、ご英霊への感謝の黙祷を捧げます。


日本をお護りくださる天照大神様をはじめ、八百万の神々様、御皇祖様、ご英霊、ご先祖さま。
そして、日本を正しくリードしてくださる安倍晋三内閣総理大臣、諸先輩の皆さま、同志の皆さま。


心から、感謝の念を捧げます。



ブログ一覧 | 安倍政権 | 日記
Posted at 2015/08/15 07:24:08

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この記事へのコメント

2015年8月15日 9:38
おはようございます。

第二次世界大戦の根っこが欧米列強の植民地拡大にあることから言及したのはよかったですね。
日本の戦後の歩みをしっかりと語ったことも。
日本は中国や韓国と違って戦後の世界に多大な貢献をしてきたわけですから。

過去の歴史をふまえて、謝罪を越えて、やっと未来が語られました。
戦後70年を経てやっとこれからの未来が語られました、もうここから後戻りはして欲しくないです。
コメントへの返答
2015年8月16日 6:03
ニシモティさん、おはようございます♪

>第二次世界大戦の根っこが欧米列強の植民地拡大にあることから言及したのはよかったですね。

きちんと学校教育で学んでいないまま、テレビや新聞の情報だけで「戦争」を捉えている人(安保関連法案に反対しているような情報弱者)対して、どうして戦争に至ってしまったのか、分かりやすく教え諭してくださるような内容と語り口でした。
戦争に追い込まれていった時代背景や日本の立場から談話が始まり、真摯に向き合い、戦争で亡くなった方への感謝、謝罪すべきことについては謙虚に反省の弁を語ってくださいました。

しかも、対外的に日本にとって一番大切な国は、当時敵国でもなく戦後賠償金をガッツリもらいながら存在しない従軍慰安婦問題でタカり続ける恥ずかしい韓国でも、過剰なお詫びをする必要もない中国でもない。
あくまでも大切な国々は、寛容な態度で終戦後の日本を受け入れ支援し、そのおかげで復興につながった、特定アジア以外の諸外国であり、その国々への感謝の念をはっきりと語ってくださいました。

戦後70年。日本にとって、大事なターニングポイントとなりました。
超スッキリです(pq*´∀゚)ウレスィ~♪
2015年8月15日 12:28
こんにちは

世界の平和と日本の繁栄が続きますように。

日本の子供達が誇りをもって明るく上を向いて歩いて行けますように。
コメントへの返答
2015年8月16日 6:10
Mikkolaさん、おはようございます♪

本当の「平和と繁栄」をやっと理解できそうです。

自分が大好きな日本、日本人の姿を取り戻し、次の世代の子供たちに明るく伝えていくことが、自分の使命だと思っていますd(^-^*)
2015年8月15日 15:01
こんにちは♪

同じ過ちを、二度と繰り返してはならないということ、一国の代表として世界に発信したことはとても意義のあることだと思います。

何をやっても謝罪と慰謝料をばかり求めて日本を揺るがそうとする中韓とか、安倍氏の個人的見解がどうのこうのとかいう野党の顔色なんて伺う必要なんてないですから。

彼らの都合の良い情報しか流さないマスコミも、然り。各社によって支持率が大きく浮き沈むのも笑ってしまいますね。

彼らのようにいくら後ろ向いてばかりいても、事実を消し去ることができないのです。だから国民1人ひとりが前を向いて、同じ過ちを繰り返さないように肝に銘じていけばそれで良いことではないかと思いますね。
コメントへの返答
2015年8月16日 6:18
Briskenさん、おはようございます♪

>何をやっても謝罪と慰謝料をばかり求めて日本を揺るがそうとする中韓とか、安倍氏の個人的見解がどうのこうのとかいう野党の顔色なんて伺う必要なんてないですから。

ほんと、仰るとおりです。
例年ならこの時期、韓国と中国に媚を売るような文言が紙面や画面に踊り、先の戦争の本質、動機や原因には全く触れられていませんでした。ただひたすらに「日本人が悪かった」「お詫びしなくてはいけない」と、どこの国のマスコミなのか分からない売国反日マスコミ。

総理はゴネてタカってばかりの特定アジアは、日本にとって大切な国ではないことを明言してくれました。歴代の総理大臣や政治家がバシッと言ってこなかったから、中韓が増長してしまった感もありますね。今、ようやく、そこまで日本人が辿り着いたのかも知れません。

歴史的な事実を真正面から語り、謙虚に反省すべきは反省する。そして、戦争は二度と起こさない。
野党は、この談話のどこにケチをつけるのでしょうね。

この談話から、ご自分の今までの認識と違和感を感じ、マスコミに踊らされず真実を見つけられる日本人がたくさん出てくるといいなあと思います。

プロフィール

「「はるみ」みかんと「晴見」フィルハーモニー@静岡 http://cvw.jp/b/2096003/47512533/
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