
『 -5℃ 』
ええ、もう、慣れましたとも。
私の愛車のインパネの温度計が表示する、外気温。
吹雪いていなくても、さらっと『-5℃』。
寒い、というより、身体が痛い感じがしますが、年をとってきたせいでしょうか。
今年は幸いなことに、雪がちょっと積もると雨が降り融かしてくれるので、道路の除雪もあまり必要ないくらいよい状態が保たれています。
土建屋さんはちょっと困っているのではないか、なんて心配もしつつ、脇道の入り口や家の出入口に除雪車が通ったあとの雪の塊がないことと、一度融けて変な形に固まった轍が全くないので、運転がしやすくて助かっています。
これからが、雪の季節本番、なのでしょうが。
愛車ゴルちゃんは、温度計が4℃を下回ると「ポーン」と音を鳴らして合図してくれます。
おそらく、百葉箱(1.2~1.5mの高さ)と同じように、気温に対して地温はマイナス4℃だと想定して、凍結のおそれがありますよという合図ではないかと思っています。
仕様書を読めば書いてあると思うのですが、・・・ちゃんと読まないといけませんね(汗)
ちなみに、上の息子は取説や設計図が大好き♪
冬は自転車に乗れないし、吹雪や雨の日は外で雪遊びができないので、家の中で工作をしたりラジコンで遊んだり、弟とぬいぐるみたちで「お家ごっこ」や「町内会ごっこw」をしたりして過ごしていますが、いよいよ読む本もなくなって退屈してくると、取説や仕様書、プラモデルの設計図などをとりだして読んだり眺めたりしています。読めない漢字があっても何となくわかるよなんて言って、図が載っているページをじーっと見ています。
男の子だなあ、と思って感心しますが、その隣で弟は、ウルトラマンメビウスのお気に入りのyoutubeをリピート再生していますorz
我が家は、本人たちも欲しいと思っていないのでゲームを持っていないのですが、ついにクラスで持っていない男の子は一人きりになりました。お年玉では、ミニ四駆とプラモデルのリモコン戦車を買いました。それでも、妖怪ウォッチの話題は友達とするし、キャラクターも知っているようだから。
親も、スマホや携帯でのゲーム等に興味がないので、家族の誰もゲームはしません。
あ、トランプやカルタ、オセロやまわり将棋などはやりますw
なんとなく退屈な時間をゲームで費やしてしまうより、本を読んだりごっこ遊びをしたり、工作したりして過ごすことの方が、大切な子供時代の時間を有効に過ごせる気がしています。
外へ出られる日は毎日、雪の田んぼで凧を揚げたり、ソリをしたり雪だるまを作ったり、かまくらにするために雪山を踏み固めていたりしています。
ほっぺを真っ赤にして帰ってくると、濡れた手袋やブーツをストーブの前に干してから、あったかいココアを美味しそうに飲んでにっこり(^-^) 子供は風の子、元気な子。大人は風邪でゴホンゴホン..,(反省)
私も子供時代は、外で自転車か川遊びか、本を読むか工作するか友達と遊ぶかだったので、自分とよく似ているなあと不思議な感じ。
まるで一昔前、今時の子供じゃないみたいです。
主人は、テレビでやる、ハンドルとかアクセルとか付属品が付いているカーレースのゲームがあるといいなあ、なんて言ってます。それなら家族みんなでできるからあってもいいかも。
でも、もしあれば、きっと早朝から、母が一人でこっそりやってしまいそうです(*^^)b
おっと、脱線しました。
当地での、運転のお作法、マナーについて書いてみようと思っています。
「車間距離さえしっかり取っていれば心配ない」「後の車に迷惑をかけるから、もうちょっとスピードを出せ」なんて助手席に乗っている人にせかされますが、思いがけない方向に滑って制御できなかった時の恐怖感が忘れられず、法定速度を大きく超える速度での雪道の運転なんて、私にはとてもできません。
そんな時のために、他県ナンバーのままでいるのですd(^-^)ご当地ナンバーができてからは、ます稀少になった絶滅危惧ナンバー。
雪道に慣れずもたもたしていても(・・・って、もう何年ここに住んでいるのでしょうorz)、後続車にご理解とご勘弁いただければ幸いと。
ただ、今年のように走り易くて危なくない道路だと、迷惑をかけずに流れに沿って走っているのではないのかな(*^^)v
ところで。
私が以前住んでいた県は、日本の大動脈といわれる主要な道路が密集して通っていたので、車の往来がたいへん多かった場所です。
そこからいまの街へ転居してきて、人々の車の乗り方、作法や常識がちょっと違うことに気付きました。
あくまで個人の感想なので、私の捉え方が違っているかもしれませんので、悪しからず。
【1】国道でも、道路の途中で右折する
国道にも、場所によって4車線、2車線、中央分離帯有、無といろいろあります。
そして幹線道路も、新国道、旧国道、(本当の)国道と、名称も様々。
どの道路でも、どんなに車の往来が激しくても、道路の反対側、対向車線を横切って右側の店舗などに入るために、追い越し車線上の車が、右折のためのウィンカーを出します。
驚きましたΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
はじめは、何事かと思いました。急にウィンカーをだして止まるのですもの。
もしも、国道一号線でそんなことをしたら。
後続車のクラクションが鳴りやまず、想定外のことだから、停車しきれずに追突されてしまうかもしれない。
右側にある場所に行くのなら、次の交差点でUターンするか、Uターン禁止なら、一度右折なり左折なりしてから出直す方法をしていました。
それなのに、当地の人は、どんなに後続車がいても、交通量が多い時間帯や道路でも、右折のサインを出します。
そして、後続車はクラクションを鳴らさず、あわてず自ら左の走行車線に左ウィンカーを出して、流れが途切れると速やかに移動して、何事もなかったように走り去る。
たとえ一車線の道路でも堂々とウィンカーを出して右折しようとし、反対車線の車の流れが止まるまで、後続車は、ただ黙って待っている。急いでいる人だって、きっといると思うのですが。
私は、後続車を待たせてしまったり、車線変更してもらうのが申し訳ないので、混んでいる時には国道などの大きな道の途中で右折はしません、というかビビりなので未だにできません。
目的地を通り過ぎて交差点まで行って、反対車線に移ってから目的地へ行きます。
後続の人たちの迷惑を気にしないで気楽に右折するのはどうなのか、ずっとそういう習慣だったから、お互い様だから気にしないのかなあと、私はちょっと気になります。
でも、誰に聞いても、「へー、そうなの。当たり前だと思ってた」と気にしていないようです。
所変われば・・・なのでしょうが、怒ったりイライラしたりせず、のんびりと待ってくれるなんて、なんという温厚な人たちの住む街なのかと、感動してしまいます。
【2】交差点の信号待ちでは、ウィンカーを出さない(特に右折)
進路方向のどちらかに曲がりたい時には、ウィンカーで意志を示します。雪道などでは、なるべく早く出す方が、自分や相手の運転のために良いと思っています。でも、あんまり早すぎると、その手前で曲がりたいのかと勘違いされるので、そのあたりは臨機応変に、です。
そこでまた、自分の習慣と違うと気づいたのは、交差点で信号待ちをしている時。
特に右折したい車は、信号が変わっても直進する対向車が走っていてすぐに曲がれない場合が多いのですよね。当地の運転者さんたちの多くは、信号待ちをしている間は、ウィンカーをつけません。信号が変わってから着ける人、流れ始めてから着ける人が多いような気もします。
私は、「曲がります」との意志表示をするために、絶対に車が動かない信号待ちの時にもウィンカーを着けていました。
確かに、右折車線に止まっていて待っているのだから、当然右折するはずで、ウィンカーをつけなくても共通理解しているはずです。
なるほど。合理的だな。
でも、道路交通法的にはどうなんだろう、後続車に進路を知らせなくていいのかなと、ビビりの私は、止まると同時につい、ウィンカーをつけてしまいます。もしかして、今までの私が間違っていたのかしら。
【3】ハザードやバッシングの合図は・・・
道路に合流したい時に、減速したり停車してその車の前に入れてもらったり、曲がりたい時に止まって待ってもらったりすると、嬉しいですよね。
「ありがとう」と声は出さなくても口の形で知らせたり、にっこり笑って会釈したりして謝意を伝えますが、ちょっと距離があったり、夜だったり、相手からは見えにくい場所にいる時には、ハザードを2-3回着けて、お礼の気持ちを表します。
・・・が、当地では「ありがとう」のハザードを点灯させる人は滅多にいません。
きっと、入れてあげたり止まってくりたり、親切にするのがお互い様、当たり前なんだな、と思っています。
以前住んでいたところでは、高速道路や有料道路、国道などで、しょっちゅう「ネズミ捕り」をやっていました。
対向車線の運転手さんのパッシングにより、何度助けられたことでしょう!
自分も、反対車線で取り締まりをやっていると気づいた時には、スピードを出している対向車が通り過ぎる前に、そっと合図したものでした。お互い様ですもの。
しかし。
当地では、あまり「ネズミ捕り」をしている場所がないためか、はたまた捕まる人が多くないせいか、「その先要注意」のパッシングの合図を送る人は多くありません。
決してそのせいではありませんがw、私は残念ながら、軽微な違反で何度か捕まってしまいました。
ひとりで運転している時のみで、子供が同乗している時ではありませんでしたが。
さあ、次こそは、目指せゴールドライバー! あっ、書き換え&講習に行かなくては。
安全な走行を心掛けることはもちろん大切ですが、一緒に道路を走るドライバー同士、気持ちを伝えるサインを送りあえるといいな、そんな習慣も広がるといいなあと思う反面、それが必要ない、美しいマナーの運転手さんたちの集う街は、素晴らしいと思います。
私もその一員として、よい作法で安全運転を心がけようと思います。
【4】雪の中で車が動かなくなると・・・。
私が嫁いできて初めての冬は、かの「三八豪雪」に続く久しぶりの大雪で、地元の人も大騒ぎのてんやわんやの年でした。大変な年にここへ来たと、みんなから気の毒がられたものです。
12月の初めに、飛行機で一人で東京の水天宮まで安産のお詣りに行きつつ友達と遊んでこようと、空港から飛び立ったものの、帰りは羽田から飛行機が飛ばずに空港内のホテルで一泊。翌朝、なんとか飛んでくれたけれど、空港の駐車場(当時は立体駐車場はなし)に停めた愛車に積もった雪の高さよ!
まだ12月の初めにこんなに積もってどうなるのかと思っていたら、そのまま根雪になってしまい、平野部でも大変なことに。
初めての冬を圧倒的な雪で迎えたので、それ以来、どんなに降っても大したことないと思えるほど、とにかく強烈な大雪でした。
アパートの駐車場は、雪かきをしつづけないと駐車も発車もできない。
スーパーへの買い物へも、一人で車で運転することはできない(co-opの宅配に助けられました)
幹線道路は大型の除雪車が走るけど、路地まではなかなか手が回らないので、いたるところで動かない車が続出。スタック、またスタック。特に、車高の低いFRの車は、・・・お気の毒。主人の車は、四駆の車高の高い車だったので無事でした。東北では、ちょっと値段が高くても四駆が売れるのも納得できました。
スタックしている車がいると、通りかかった車から、一人また一人と降りて来て、みんなで助けます。声を出し合い、押し合います。運転手さんも、申し訳なさそうな表情で運転席に座り、タイヤが空転しなくなるところまで押してもらいます。
そして、無事に運転できるところまで移動し、気持ちよくお礼を告げると、助けてくれた人たちはまたそれぞれの車にさっと戻り、何事もなかったかのように走り去ります。
私も、押す手伝いをしたくてうずうずしていましたが、妊娠中だから「ダメ、ゼッタイ」の指示が主人から出て、車の中で待ちながら、いつもその様子を見守っていました。
「困った時はお互いさま」
なんて美しい光景なのでしょう。
ずっと雪の降らない地方に住んでいたら知らないままだった、雪国に暮らす人たちの毎日のご苦労と、お互い助け合い支え合う、優しく美しい心。
絶え間なく雪が降り続く、新しく住む街で感動したことを思い出します。
・・・・・・・・・・・
のんびりと、広くて空いているいる道路を走ることに慣れてしまうと、たまに帰省した時の混雑した道路に戸惑ってしまいます。
特に、途中、東北道から東名へ移る前に首都高を走らなくてはいけない時。
わずかな車間距離でもどんどん割り込んできたり、自分も躊躇せず遠慮せずに車線変更をしなくては、いつまでたっても目的地へ行くことができません。
一度チャンスを逃してしまうと、大変なことに・・・Σ(゚д゚|||)
日本中のナンバーが集結しているので、地元ナンバーでない、なんて言い訳にもなりせん。
独身時代は、二カ月に一度くらい、東名を走って横浜や東京方面へ遊びに行っていたので、高速道路や首都高を図々しく走ることにも慣れていましたが、今ではすっかりマナーの良いドライバーの街での運転に慣れてしまったので、ドキドキしてしまいます。
首都高を通る時だけはナビを使い、有り難さを実感します。
地図を頼りに一人で首都高を運転する自信は、もうありません。
日本全国、所変わればでいろいろな運転マナーがあると思います。
そんな小さな変化に気づき、違いを感じ楽しむことも、旅の醍醐味の一つかもしれません。
また、愛車で日本行脚に出かけたいなあ、いつかまた、そんな日を楽しみに(´∀`*)
♪ 雪が降る街 / ユニコーン
雪が降る街。
辛抱強くて我慢強くて、心優しい人たちが住んでいます(*´∀`)b