
今年の冬は、降っては融け、積もっては融けの有り難い天候です。
場所によっては、大雪が積もっている地域もあるかと思いますが、沿岸地域は今日も恵みの雨です。
スキー場などでは降雪量も足りているようですので、今年はどうかこのままで・・・。
さて。
先日、運転免許証の更新に行ってきました。こちらの県に転居して来てからは、三回目。
今回も、写真を持参する必要がなく、即日講習、交付される免許センターへ行きます。
いつもと違う経路、初めての路を通りましたが、曲がる道を一本間違えたため、Uターンせず適当に路地を進んで行くと、いつのまにか車で鳥居をくぐる道へ。
縁起のいい名前の神社だったので、神様がこちらへ呼んでくださったと都合のいい解釈をして、一時停止をして、頭を下げて通り抜けさせていただきました。
その後、住宅地のちょっとした袋小路キミマロにはまりつつw、どうにか無事に目的地にたどり着きました。
案内に従って受付、そして、暗証番号は必要なのかなと思いつつも登録し、視力検査へ進みます。
このところ、目が疲れてくると視点が合っていないような、文字がぼやけるような症状が出ているため、近視になってしまったか、はたまた老眼なのか、おそるおそる検査に臨みます。
おじ様「はーい。のぞきこんで、穴のあいている方を教えてください」
わたし (や、ヤバイ、すごい小さいじゃん・・・)
おじ様 「あっ、悪い悪い、これだ」
大きなCが出て来て、ほっ。
小さなCも登場。 (ええい。 こっちだ!)
おじ様 「よく見えてますよー」
やったーヽ(≧∀≦)ノ!
無事に通過できました。きっと、神社の鳥居をくぐったおかげです(゚∀゚人)
続いて、更新・講習手数料を払い、名前を呼ばれるのを待ちます。待ち合い席にはたくさんの人。
一度に10人くらい、同時に呼ばれるグループには、・・・・入っていませんでした。
見ていると、窓口で職員の方が名前を呼び、記入した用紙と引き換えに、色の札を受け取っています。
つづいて、またまた10人くらい呼ばれます。
どうやら、優良運転者、つづいて一般運転者の皆さまのようです。
しばらく待つと、次のグループの最初に私の名前が呼ばれました。
4人だけ。
今日の講習を一緒に受けるお仲間、違反運転者の皆さんです。
職員のお姉さんが説明をしようとすると、
「◇◇ ○男!」
いきなり名のり、書類を渡そうとする人。
お姉さん、無表情のまま、「こちらからお名前を呼びますので、順番にお待ちください」(キッパリ)
○男さん、違反運転手になってしまう要素が垣間見えます。
せっかちなのと、周りの様子を俯瞰していないのは、事故や違反の元かもしれません。
人のふり見て我がふり直せ、です。 私も気をつけます。
自販機で温かいブラックコーヒーを買って持参し、いよいよ講習の会場へ。
♪
この日は、15人ほどが一緒に受講しました。
作業服とゴム長靴のままで仕事を抜けてきた方、英国製風のジャケットとハンティング帽の伊達男さん、普段着のダンディさんたちが多く、以前よくご一緒した皮ジャンのパラリラ風の方々にはお目にかかれませんでした。もはや絶滅危惧種の方たちなのでしょうか。
隣の通りの席には、椅子に浅く腰かけて、すぐにでも生まれそうな大きなお腹を撫でている妊婦さん。
おっかないビデオを見せられて、産気づいて仕舞わないよう祈ります。
講習が始まるまでの時間。
ゆったりとコーヒーを飲みながら、スクリーンのスライドショーを眺めていると、うっすらと、インストゥルメンタルのBGMがかかっていることに気付きました。
ん?何の曲かしら。聞いたことがある。
あーーーっΣ(=゚□゚=;)
思い出した途端、口に含んでいたコーヒーを吹き出しそうになって必死で呑み込んだら、むせって、鼻からタラリー・・・。(キチャなくてスミマセン)
♪ベサメ・ムーチョ by トリオ・ロス・パンチョス
スペイン語で「もっとキスして」。
この粋な曲をチョイスした方は、一体どなたでしょうか。
免許センターの職員の方でしょうか、講師の元警察署長さん(予想)でしょうか。
私のコーヒーを返していただきたく、謝罪と賠償は、・・・要求いたしませんでしたww
今回も、講習が始まる前から、笑いが止まらなくなって困ります。
開始時間前に、講師の先生が入室。
お巡りさんをしていらしたような風格の、眼光鋭く、丁寧な物腰の団塊の世代の先生です。
いわゆる、「天下り」でしょうが、適任の方だと思われます。
「天下り」は全否定されるものではありません。
はじめに、講習の注意点をお話されました。
二時間の長い講習だから、寝てもいいですよ。
でも、声をかけますよ。去年は、ここに三回、救急車がきました。
寝ているのか、体調が悪いのか分からないから、起こしますよ。
ただ、ずっと寝ている方には、明日も来ていただきますよ(ニッコリ) ← ドヤ顔で
(σ´∀`)σ「あははww」
声を出して笑ってしまったのは、私だけ。
なんて笑いのハードルが低いのでしょうか。
ベサメ・ムーチョで、笑いのツボにスイッチが入ってしまったので、笑いの入れ喰い状態です。
講習は、昨今の交通事故の推移や傾向、道路交通法の改正などについて、手元の資料とスクリーンの図表などで学びます。
本県の去年の交通事故死亡者数は37人で、統計を取り始めて二番目に少ないとのこと。
一番多かったのは、車の数もずっと少ない昭和40年代だというお話には、驚きました。
年々減少してきている交通事故と死亡件数。素晴らしいことだと思います。
では、どの県が一番多いのかしら。
以前は、北海道だったような記憶があるのですが。
なんと、12年連続で愛知県がワースト1とのこと。
自動車保有数一位、幹線道路が多く信号待ちが長い、そして、・・・名古屋走り。
・・・・・。
事故を起こさないように、巻き込まれないようにしたいものです。
暖かくて眠気が襲ってきた前半最後は、後部座席のシートベルトの大切さを、ダミー君実験の映像で実感します。
高速道路の事故を想定し、なんと、時速100キロのスピードで前の車に衝突した場合の衝撃は!
・・・こ、コワイ((((((゜゜;)
ダミー君の衝突後の空中での動きが半端なくて、ぞぞぞ。
人が、弾丸のように後ろからフロントガラスめがけて衝突します。
39mのビルに高さから、真っ逆さまに転落したのと同じ衝撃があるそうです。
高速道路では装着しますが、普段も後部座席でもシートベルトをするように心掛けたいと思いました。
♪♪
眠気が少し飛んだところで、休憩時間。
講習の会場を間違えて、講義が始まってから大声で弁解しながら入室してきた真面目そうな主婦の方(九条の会に入ってそうな雰囲気)が、やっぱり大きな声で講師の先生を質問攻めにしています。
どうやらその方はスリップ事故を起こして免停となり、次回は優良者講習へ行けるかどうか気になっている模様。免停が一日、と繰り返していましたが、先生から、「30日の免停のところ、講習を受けて29日短縮しただけだから、免停は30日」と、きっぱりと訂正されていました。
なるほど。
そう言えば、私も三年前に免許を更新して以来、無事故無違反なのに、どうしてまたこの講習を受けるのか、気になっていました。もしかして、本当はゴールド免許なのかも?と。
先生のお話によれば、五年間、無事故無違反の人がゴールド免許を取得できるようで、ここにいる人も、前回の更新後たとえ無事故無違反でも、その2年前に事故や軽微な違反を二回以上していれば、違反者講習の対象者になるとのこと。
なるほど。
そういうわけですか。二回以上もしでかしていた、ということですね。了解です。
優良運転者への道は、まだ遠く、険しいことが分かりました。
♪♪♪
後半は、危険運転致死傷についての講義と映画の鑑賞です。
以前の講習でも、かなり事故の生々しい写真を見せられたため、苦手な時間です。
しかし。
なんと。
今回は、東映制作の渾身の交通安全啓蒙映画
「飲酒運転の報い 破滅への道」。
2004年制作、R-20、劇場未公開、幻の短編作品ww
キャストは、わが故郷の偉大なスター、里見浩太朗さん(水戸黄門・助さんと黄門さま役)と、ひき逃げ犯役には原田龍二さん(水戸黄門・助さん役、松本明子さんの義兄)。
【ファンキー通信】里見浩太朗が破滅への道を語る
より転載
http://news.livedoor.com/article/detail/1455561/
2005年10月25日 0時7分
「今晩、一杯どう?」なんて言われた日に限って、あいにくの車出勤。そんな時、ついつい「まあいっか、一杯くらい」と思ってしまったことありませんか? その一杯が、事故のもと。飲酒運転などの危険な運転者は、まだまだ後を絶ちません。そんな現状を打破すべく、各都道府県の免許センターの違反者講習会等で見るビデオが、パワーアップしているそうなんですよ。
タイトルはずばり、「飲酒運転の報い 破滅への道」。企画・制作は東映株式会社の教育映像部が行い、主演は里見浩太朗さん、ひき逃げ犯役には原田隆二さんとかなり豪華な出演陣。
内容は本格ドラマ仕立てになっていて、危険な運転行為をしてしまったドライバーの心の軌跡、訪れる家庭の崩壊、被害者を襲う突然の悲劇を描くことにより悪質な交通事故の犯罪を訴えるもの。
被害者に1億円を超える損害賠償の支払いを命じられ、やっと手に入れたマイホームも手放すことに。奥さんは必死に働くが、ついには耐えられなくなり自殺してしまう・・・。このやりきれなさは、昼ドラも真っ青の仕上がりだ。
「免許センター等の講習会で使われている従来の交通安全ビデオですと、退屈でつい眠くなってしまうという声が多くありました。そこで、ドラマ仕立ての内容で制作を進め、2004年に作品化しました」(東映株式会社 教育映像部 中林さん)
水戸黄門でおなじみの里見さんや助さん役の原田さんだけに、注目度も大幅にアップ。「ドラマチックな内容に思わず引き込まれ、眠くなる隙がなかった」「飲酒運転の恐ろしさにようやく気がついた」という反響も。
「当協会で推薦した作品の一つです。都道府県の免許センターや警察署で利用していただいています」(財団法人 全日本交通安全協会 業務課 担当者)
一度見てみたい!と思ったあなたに朗報。
「現在は、個人販売は行っていませんが、各都道府県によっては視聴覚ライブラリーで無料で見ることができますよ」(東映株式会社 教育映像部 中林さん)
飲んだら乗るな、飲むなら乗るな。「神様、飲酒運転なんてもう二度としません」と決意したくなるこの作品、是非一度お近くのライブラリーでご覧ください。(文/verb)
・・・・・・・以上 転載了・・・・・・・・・・・・・・・・・
映画鑑賞後、違反者講習を受けて良かったと、初めて思いました。
流石は東映作品。救いのない、悲惨極まりない結末ですが、里見さんの慈愛と品格溢れる存在感、原田さんの熱演で、時間があっという間に過ぎました。
事故に遭ってしまった被害者の子供たち、その家族だけでなく、加害者の家族の人生もめちゃめちゃにしてしまう、取り返しのつかない飲酒運転の事故。
本物の「謝罪と賠償」で疲れ果て、子供たちを残して命を絶ってしまった加害者の奥さんの境遇に、思わず涙がでました。
飲酒運転、危険運転は絶対にしようと思わなくなること、間違いなし。
皆さんも、免許書き換え時は、違反者講習へ
GO!
♪♪♪♪
さあ。
講師の先生の分かりやすい講義と映画鑑賞で、眠気に負けることなくしっかり受けた講習も無事に終わり、あとは、新しい免許証をいただきます。
がーーーん・・・・・○| ̄|_
ちょっと顎を引いて顔の上からのアングルにすると、ほっそりと美人に写る・・・はずだったのに。
甲本ヒロトさんみたいな逝っちゃってる表情になってました・・・・・゚・(つД`)・゚・・
何かあっても、免許証の写真だけは公開されたくないデス。
おまけ
安全運転自己診断