
この記事は、
日本人の美徳の崩れが恐ろしいについて書いています。
Thomas@20Gさんのブログに紹介されていた、8月15日の終戦の日に産経新聞に掲載された曽野綾子さんのコラムが胸に沁みました。
日本人の美徳の崩れが恐ろしい
2016年09月23日
◆現在の日本の全国紙の多くと、それに属する週刊誌は、
・日本人がいかに貧富の差が激しく、
・貧困で、
・結婚もできず、
・子どもも産めないでいるか、
それは政治の堕落と弱さのせいだ、などという言い方をするのを見ると、私はおかしくてたまらない。
◆非常時に備えることのできる社会というものは、かなり高度の意識と経済力や政治力にささえられていなければならない。マスコミにどんなに叩かれようとも、国家の安全保障のために備えていなければならないのである。
◆日本人の特性は職人風実直さにあった。私はその美徳がくずれてきているのに恐怖を感じている。
・建築の強度偽装
・自動車の燃費に関する虚偽の申告
・歴史ある大手企業の粉飾決算など
日本人の誇りだった誠実と職人気質を失った姿を見ると、私は我が国の将来に暗澹たるものを見る。
彼らは仕事の発注者や消費者をだましただけではない。
日本という国を詐欺の容疑で売った新しい「売国奴」に等しいのである。
(以上、「正論」の記事より引用し 改行しました)
全くその通り!
おっしゃることが腑に落ちます!
私は膝を叩き、快哉を叫びました。
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いつの間にやら、マスコミの仕業により深刻な社会問題のような顔をして、政治的な持ちゴマに使われている「あやしげな問題」。
・朝鮮人高級慰安婦の駄々コネ(捏造・従軍慰安婦問題)
・支那事変を終結させるための南京侵攻(捏造・南京大虐殺)
・幼稚園落ちた 日本死ね
・子どもの貧困 格差社会
マスコミが報道しない自由を発動する「上級国民」による私利私欲、特権乱用、隠ぺい。
・東京五輪誘致、新国立競技場などの建設、エンブレム選考、築地市場の豊洲移転
・東芝、シャープ、三菱など腐った経営者、管理職による経営失敗、信用失墜
・二重国籍、「裏金・横領・詐欺」政治資金の悪用など、ウソをつき説明、反省もしない国会議員
・震災後の被災地格差。働かずパチンコ三昧の原発事故避難民補償金漬け生活
・2000年以上つづく我が国の国体を、さしたる問題もないのに変えようとする動き
多くの問題は、日本をリードしていく立場にある政治家や官僚、大企業などの
「公」に対する意識の低さ、利己主義が問題だと思っています。
さらに、日本を貶めたい反日勢力の存在。マスコミのミスリードには腹が立つことが多いので、テレビ番組もほとんど見なくなりました。
そのような「上級国民」の低いモラルと自分だけよければいい言動とリンクするように、私利私欲を丸出しにして自分さえよければいいと思う「一般国民」も増加しているように感じています。
全ては「鏡」のように、表裏一体なのです。
指導し支配する「上級国民」のせいだけでなく、それをすんなりと、または喜んで受け入れる
「一般国民」の心もちにも大きな問題があるのだと感じています。
そんな中、曽野綾子さんがズバッと発言する言葉が、自分の心の中には直球で届きます。
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曽野綾子さん とは、どんな方なのでしょうか?
Wikipedia より
曽野 綾子(その あやこ、1931年(昭和6年)9月17日 - )
・作家。カトリック教徒。
・笹川良一氏の後任として「日本船舶振興会」の会長、のちに通称を「日本財団」に改める。
・沖縄戦における集団自決について。現地取材もせず、間違った記述が多いと大江健三郎氏らを非難。
・失脚した元ペルー大統領のアルベルト・フジモリ氏が日本に長期滞在した折、自宅に私人として受け入れた。
・新聞や雑誌、テレビ番組での歯に衣着せぬ発言が物議を醸す。
※『氷点』は、クリスチャン作家、三浦綾子さんの小説。
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自分と同じように、曾根さんのご意見に賛同している人が多いのかと思いきや・・・。
ネットには、批判する記事ばかり。
でも、よく読むと、批判は左翼的思想の人からの視点ばかり。それを嬉々として反日・左翼系のマスコミが取り上げています。
「高齢者は適当な時に死ぬ義務あり」84歳曽野綾子発言がブーメランに ネットで「あなたからどうぞ」
J-castニュース
2016/2/ 2
「亡国の徒」曽野綾子の老化した感性
小林よしのり
2016年03月14日
曽野綾子も野田聖子に障がい者ヘイト
安倍首相の盟友・曽野綾子も野田聖子議員に障がい者ヘイト!「子どもの治療に税金を使っているのを申し訳なく思え」
リテラ
2016.08.01
「よくぞ言った」「ありえない」 曽野綾子「出産退職のススメ」議論ますますヒートアップ
J-castニュース
2013/9/13
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◇↓ こちらまとめ主さんは、曾根綾子さんに対して批判的なスタンスのようです。
賛否両論、どちらも掲載されていますが、批判的なツイートが多いでしょうか。
曽野綾子さん「保育園落ちた日本死ねは自己中」「4畳半一間で暮らせば奥さん働く必要ない」
Naverまとめ
「四畳半一間」は比喩であって、現代では、つつましい住環境のことだととらえればいいのでしょうが…。
それにしても、やっぱり大川隆法氏、期待にたがわず、ヤッてくれますwww
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曽野 綾子 (著)
人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)
2013/7/28
◆商品の説明
内容紹介
「もっと尊敬されたい」
この思いが
自分も他人も不幸にする。
人はみな平等に年を取るが、
しだいに人生がおもしろくなる人と、不平不満だけが募る人がいる。
両者の違いはいったい何か。
「憎む相手からも人は学べる」
「諦めることも一つの成熟」
「礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない」
「他人を理解することはできない」
「人間の心は矛盾を持つ」
「正しいことだけをして生きることはできない」
等々、自分を見失いがちな人が、後悔しない生き方のヒントが得られる一冊。
◎人は年相応に変化する方が美しい
内面は言葉遣いに表れる
心は開くが、けじめは失わない喋り方
幸せの度合いは誰にも測れない
「問題だらけなのが人生」とわきまえる
「努力でも解決できないことがある」と知る
憎む相手からも人は学べる
いいだけの人生もない、悪いだけの人生もない
「自分の不幸の原因は他人」と考える不幸
すべてのことに善と悪の両面がある
「目立ちたくないは卑怯な姿勢」
人の一生は最後の一瞬までわからない
◆内容(「BOOK」データベースより)
人はみな平等に年を取るが、しだいに人生がおもしろくなる人と、不平不満だけが募る人がいる。両者の違いはいったい何か。「憎む相手からも人は学べる」「諦めることも一つの成熟」「礼を言ってもらいたいくらいなら、何もしてやらない」「他人を理解することはできない」「人間の心は矛盾を持つ」「正しいことだけをして生きることはできない」等々、世知辛い世の中を自分らしく生き抜くコツを提言。まわりに振り回され、自分を見失いがちな人に贈る一冊
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評価が分かれているのが、またイイです!
目次だけ読んでも価値があるような、そんな一冊。
レビューを書いている人がどんな人物なのか、リトマス試験紙のように見えてきます。
読んでみたい本です。
今回、曾野綾子さんに関するネットの記事や書籍のレビューを読んで思ったこと。
日頃、自分が読むブログや記事は、ブックマークをしているお気に入りのサイトのものが多い。
また、自分が発信しているこちらのSNSでも、「みん友さん」と「マイファン」の方のブログや記事しかほとんど目にしません。
ですから、自分と同じような考えの方、似ている方ばかりに触れてきたので、巷に溢れている自分とは対極にいる「左翼的」「共産主義的」「グローバル」「反日」「売国」「利己的」「嫌ならスルーすればいいのにこっち見ないで」・・・そんな人たちの主張を、今回、たくさん見ました。
やっぱり、合わないんだなあ~、受け入れられないわ~、というのが率直な感想。
おそらく、
・人格が形成される幼い頃の家庭や自然環境
・テレビやマンガ、音楽などからの影響
・尊敬する偉人や年配の人に出会えたかどうか
そんな要因が、大人になったその人の芯を創っているのだと思います。
だから、全く違った道をたどってきた人とは、そう簡単には分かりあえない。
でも、日本人として、人として大切なことは、共有できていることもあると思います。
若く多感な頃に出会う人や本、体験は、本当に大切。
いまさら変わり様がない大人よりも、やはり、瑞々しい感性をもっている子どもたちが大切。
自分の国に誇りの持てる明るく大らかなビジョンを持てるように、正しい教育を施し、正しい情報を与え、取捨選択する能力を身につけさせ、志と思いやりを持ち、自分だけのためでなく公のために生きていく、そんな日本人らしい日本人になってほしいと願います。
私も、曾野綾子さんのように信念に基づく強さとたくましさを身につけて、家族や周囲の人のため、できれば世の中のためになることを実践していきたいと思います。
Posted at 2016/09/26 06:31:41 | |
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