「どいつもこいつも頭がかとうて、
自分が得することしか考えてない。
本当に日本の未来を切り開こうとしゆうがは、
俺だけぜよ!」
「詐欺師で何が悪い?」
NHKスペシャル【ドラマ 龍馬 最後の30日】のあらすじ
『龍馬暗殺』の隠された真実が今、明らかに!
今年没後150年を迎える、幕末のヒーロー・坂本龍馬。
龍馬と言えば、薩長同盟と大政奉還の立役者。
だが、その人生のクライマックスは、大政奉還を成しとげた後、暗殺されるまでの最後の30日にあったことが、近年次々と発見されている資料から明らかになってきた。
龍馬が目指したのは内戦を避け、平和裏に新たな時代を作ろうとする、幻の
「新国家計画」。
さらに大胆に推測すれば、この計画こそが、龍馬暗殺の引き金となったかもしれないという「新たな暗殺論」まで浮かび上がってきた。
明治維新後の日本政治の大事な分岐点であったかもしれない
大政奉還後の1か月。
常に身の危険を感じながらも、命を懸けて闘った知られざる〝龍馬最後の30日〟を、新しく発見された資料を踏まえた大胆な仮説に基づき、スリリングなドラマとして描く。
【出演】
新井浩文(坂本龍馬) ← 加藤清正「真田丸」、ゴリライモ「ど根性ガエル」
伊藤淳史(岡本健三郎) ← 電車男、ちびノリダ―
宇梶剛士(永井尚志) ←元暴走族総長、ピカリン(のりぴー見合い相手)「ひとつ屋根の下2」
苅谷俊介(中根雪江) ←ゲン「西部警察」、アマチュア考古学者
筒井道隆(松平春嶽) ←パトロン「王様のレストラン」、松平容保「新選組!」 、上杉鷹山
【脚本】 相沢友子
NHKスペシャル【ドラマ 龍馬 最後の30日】のみどころ
龍馬の新資料とは…
2017年1月13日、坂本龍馬の直筆の書状を高知県が公開しました。
暗殺される5日前に
福井藩の家老・中根雪江に宛てたもの。
「坂本先生遭難直前の書状につき他見を憚(はばか)るもの也」と封印されていました。
新政府の財政を越前・福井藩士、三岡八郎(後の由利公正)にお願いしていたことや、
「新国家」の記述があり話題になりました。
新しい国作りに情熱をかけていたことが分かります。
同じ時期に坂本龍馬筆が書いた
「新政府綱領八策」には、
「○○○自ら盟主となり」 肝心の部分が伏字になっていました。
誰をトップに据えようとしたのか?
なぜ龍馬は殺されたのか?
龍馬暗殺を実行したのは見廻組というのが定説。NHKスペシャルでのドラマではどう描くのか注目です。
『書状の全文の現代語訳』
この度、越前の老侯(松平春嶽)がご上京になられたことは千万の兵を得たような心持ちでございます。先生(中根雪江)にも諸事ご尽力くださったこととお察し申し上げます。しかしながら、先ごろ直接申し上げておきました三岡八郎兄のご上京、(新政府)ご出仕の一件は急を要することと思っておりますので、なにとぞ早々に(福井藩の)ご裁可が下りますよう願い奉ります。三岡兄のご上京が1日先になったならば、新国家の財政の成立が1日先になってしまうと考えられます。ただ、ここのところにひたすらご尽力をお願いいたします。誠恐謹言
11月10日
龍馬
中根先生
左右
追白
今日、永井玄蕃頭(幕臣の永井尚志)方へ訪ねていったのですが、ご面会はかないませんでした。(永井と)談じたい天下の議論が数々ありますので、明日また訪ねたいと考えているところです。大兄(中根)もご同行がかないますならば、実に大幸に存じます。
再拝
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11月20日(日)NHKスペシャル【ドラマ 龍馬 最後の30日】。
おもしろかったぜよ (^-^*)!
土佐弁はよくわからないので、すみません。 無理に使うの、やめときます。
「坂本龍馬」と言えば、言わずと知れた、
司馬遼太郎「竜馬がゆく」。
それまで歴史の裏舞台にいた坂本龍馬を、一気に新しい時代を築いたヒーローにしたのが、この小説でした。
少年少女龍馬ファンが広かったのは、
漫画「お〜い!竜馬」原作:武田鉄矢、作画:小山ゆう。
この頃から、武田鉄矢さんの「龍馬押し」がちょっとウザいと思っていたのは、わたしだけではないはず、…ですよね。
そして、満を持して制作された
大河ドラマ「龍馬伝」。
主役の龍馬は、時代をときめく大人気のイケメンミュージシャン兼俳優の、福山雅治さんでした。
そのほかにも、印象深い龍馬を演じた俳優さんたちは、綺羅星のごとくいらっしゃいます。
■ 大河ドラマで坂本龍馬を演じた俳優一覧
「竜馬がゆく」北大路欣也
「勝海舟」 藤岡弘、
「花神」 夏八木勲
「翔ぶが如く」 佐藤浩市
「新選組!」 江口洋介
「篤姫」 玉木宏
「龍馬伝」 福山雅治
「八重の桜」 柾賢志
「花燃ゆ」 伊原剛志
「西郷どん』 未定
■ 民放ドラマで坂本龍馬を演じた俳優
TBSドラマ『JIN‐仁‐』 内野聖陽
三谷幸喜脚本のドラマ『竜馬におまかせ!』 ダウンタウンの浜田雅功
そして、今回、
新井浩文さん も、仲間入り!

イケメンで爽やかな龍馬もステキですが、
三白眼の胡散臭いワイルドな
新井浩文・龍馬 も魅力的でした☆
ところで。
坂本龍馬って、どんな人かご存知ですよね。
☆「薩長同盟」 幕府に反抗する薩摩と長州の同盟に奔走した。
☆「新政府綱領八策」(「船中八策」)大政奉還の発案、画策。五箇条の御誓文の原型。
☆「亀山社中(貿易結社・日本初の株式会社)」「海援隊(私設海軍・商社)」の創設。
☆「新国家」の構想を描き、日本を一つにまとめ、外国からの侵略に備えようとした。
これらの功績は、すべてが龍馬自身によるものではないという見方もあります。
(「新政府綱領八策」は龍馬直筆の手紙が2枚現存するが、「船中八策」は現存せず、小説の中の創作であり龍馬の発案ではない、など)
土佐藩の下級武士、しかも脱藩した一浪人が権力者たちと次々に会い、活躍ができた背景に、何か隠されているのではないかという説もあります。
最近では、マセソン商会代理店「グラバー商会」との関係から、ロスチャイルド、フリーメイソンに利用されていたのではないかという、都市伝説・陰謀論さえも。
そして、日本史を衰退させ、日本人の誇りをなくさせる「反日・自虐史観」「日教組」勢力による、坂本龍馬や吉田松陰先生らの名前を教科書から消そうという動きまで!
高校の歴史教科書に載る用語が半分に?坂本龍馬が消える可能性も
2017年11月14日
↑ ダメ、ゼッタイ。 暗記するだけの社会科高等教育が間違っているんだから。
正直、わたしも、坂本龍馬の活躍の背景には、本人の素晴らしい資質や人を引き付ける魅力のほかに、何かがあるのではないかと疑っていたことは、否定しません。
しかし!
今回、発見された手紙と、それまでの彼の足跡、功績から、
やはり、スゴイ人だと再認識しました。
それは、歴史に残る功績というより、この時代の
奇跡のような存在の
「彼自身のスゴさ」。
私利私欲に走らず、能力のある誰もが活躍できる社会を目指したこと。
新しい日本の仕組みを考えた先見の明。
諸外国とも対等に渡り合える、経済を中心とした国造り。
上級藩士と下級藩士の区別、差別が激しすぎた土佐藩士ならではの、固定観念に囚われないフットワークのよさ。
上士・山内家家臣に虐げられ、弾圧された(相撲大会はヒドすぎる・・・)下士郷士・長宗我部氏の末裔の意地と誇りが、幕末に爆発したとも言えるかもしれません。
いい国をつくるため、有能な人材を適材適所におき、理想的な組織をつくるために私心を持たずに奔走し、自身は商人として新しい時代に新しい可能性をどんどん広げていこうとしていたはず。
『新政府綱領八策』の手紙を、各方面の有力者に送り、
「○○○自ら盟主となり」の伏字の中に、それぞれに都合のいい人材を想起させる。
見事な口八丁、手八丁!
胡散臭いと思われても、信用ならぬと思われても、大きな仕事をやり遂げるために手段を選ばず、突っ走る男。
まさに、
幕末の世を駆け巡り、新しい時代の息吹を頭の固い腰の重い権力者たちに吹きかけて動かしていった、豪快な、魅力あふれる天性の詐欺師(ペテン師)!
いちいち、細かいこと言わなくたって、いいじゃない。
すべてが肯定できて、すべてが信用できなくたって、いいじゃない。
こんなに豪快に、力強く、私利私欲のためでなく行動できる人なんだから。
⇒ 安倍 晋三内閣総理大臣
元航空幕僚長・田母神 俊雄氏
日本維新の会・足立 康史議員
小坪 慎也・行橋市議会議員
ジャーナリスト・山口 敬之氏 ほか
現代の龍馬のような方に対しても!
小さなことを気にして、ごちゃごちゃ批判ばかりしている人は、イヤなんです。
なにもかも、完璧にやることなんて無理ムリ。 順番だってあるんです。体は一つ。
わたしは、
自分にはとてもできない「公のために大きな事を成す人」のことは、大らかな気持ちで、無条件で応援したい と思っています。
龍馬を生かすことができなかった時代の轍を踏みたくない。
大胆に、利他的な活動ができる素晴らしい人材の、せめて脚を引っ張らず応援し、できれば自分もそれに倣い、続きたい。

【ドラマ 龍馬 最後の30日】の最後に、
龍馬と一緒に日本で初めて自転車に乗った福井藩主・松平春嶽公が、今回発見された手紙を受け取った福井藩重臣の中根雪江に、こんなことをつぶやきます。
◆亡くなる5日前に龍馬が書いた、今回発見された手紙を受け取った、福井藩重臣の
中根雪江。
「いったい誰が・・・、誰に命じられて、手を下したのか・・・。」
◆第16代越前福井藩主。
「わたしだ、わたしが殺した。
坂本を殺したのは、憎しみではない。恐怖だ。
誰もが、坂本龍馬という未知なる存在と、あの男が思い描く予想もつかない未来に畏れを抱いた。
誰が坂本を殺したとしても、不思議ではなかった。
わたしの中にも、同じ恐怖があった。
ゆえにあの時、盟主になることをさけ、安全な道に逃げようとした。
考えても仕方のないことだ。
しかし、あの躊躇が坂本の明暗を分けた。
そんな気がしてならない・・・」
◆ドラマの最後 龍馬のセリフ
「どいつもこいつも頭がかとうて、自分が得することしか考えてない。
本当に日本の未来を切り開こうとしゆうがは、俺だけぜよ!」
「詐欺師で何が悪い?」
◇わたし
「いいよ、詐欺師で! なんにも悪くない!」
◇我が家の(結婚)詐欺師
「おっ! 俺のことも? 詐欺師でいいと、お許しが出たぞ! (笑)」
NHK スペシャル 2017年11月19日 171119 「ドラマ 龍馬 最後の30日」
龍馬・最後の30日(by 2017.11.19 NHKスペシャル) 1:00:20 2017.11.19作成