はく‐しゃ【拍車】
乗馬靴のかかとに取り付ける金具。馬の腹に刺激を与えて速度を加減する。ふつう歯車付きで馬体を傷めないようになっている。
拍車が掛かる
進行が一段と速くなる。「インフレに―・る」
拍車を掛ける
《馬の腹に拍車を当てて速く走らせる意から》物事の進行を一段とはやめる。拍車を加える。「政治の混乱が不況に―・ける」
萩原流行さん、バイクで転倒し死亡 高円寺の青梅街道…病院搬送1時間半後に
産経ニュース
2015.4.22 23:16
俳優の萩原流行(ながれ=本名・光男)さん(62)が22日午後6時10分ごろ、東京都杉並区高円寺南の青梅街道でバイクを運転中に転倒し、搬送先の病院で約1時間半後に死亡した。警視庁杉並署は、萩原さんがバイクの運転を誤った可能性もあるとみて、事故の経緯を調べている。
同署によると、萩原さんは同区善福寺在住。バイクに乗り、青梅街道を荻窪方面から東に向かう途中、何らかの理由で転倒した。
萩原さんは3月にも同区西荻北の路上でバイクを運転中に転倒し、軽傷を負って病院に搬送されていた。同月下旬には、乗用車によるひき逃げ事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反などの疑いで書類送検されている。
萩原さんは俳優としてテレビドラマや映画、舞台などで幅広く活躍。夫婦で鬱病を患ったことを公表し、鬱病への理解を求める活動も行っていた。
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萩原さんと言えば、いつでもテンガロンハット、ブーツのカウボーイ姿。
そして、ウェスタンブーツはただのブーツではなく、
「拍車」付き。
普段着で、ブーツに拍車を装着している人を見たことがありません。
乗馬をするわけでもなく、撮影のためでもなく、ブーツの後ろ、踵(かかと)の上部に、あんな、
くるくる回る邪魔なモノをわざわざ付けて歩いていることが不思議で、私の頭の中では
萩原流行(ながれ)さん = 拍車 の人
※ 他にも、
別所哲也さん = ハムの人
西田ひかるさん = お誕生会の人
というのも同カテゴリーです。
「拍車さん」は、かつての
「おやじ、涅槃で待っている」 = 沖 雅也さん を彷彿とさせる、眼力のある整った綺麗なお顔立ちで、独特の存在感があリ、お姿を拝見するだけで自然に笑みがこみ上げウキウキするような俳優さんでもありました。
突然のバイクの事故でお亡くなりになられて、残念です。
ご冥福をお祈りします。
車の運転をする者のひとりとしても、パイクとの接触事故に気をつけなくてはと教えられました。
今回は、萩原流行さんを追悼しつつ、『私の中のオモシロ映画 邦画編』について紹介しようと思います。
♪
そういえば。
邦画を映画館で見る機会は、滅多にありませんでした。
ハリウッド製作のド迫力のSF映画やアクション映画は、大画面で見るのが好きでした。
・・・というか、観たい映画のジャンルやキャストに非常に偏りがあったことに気づきました。
ハリソン・フォードが出演している映画は、ほぼ全て、銀幕で見ています。
その他、キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、ヒュー・グラント出演のSFやラブコメも、映画館で観てるかな。
(観たいなあ~)と思う映画があっても、地上波での放送を待つか、レンタルして自宅のテレビ画面で見ようかの、どちらかの選択が多かったです。
一方邦画は、話題作は一年待てばテレビで見られるし、大きい画面で見なくても満足できるような気がして、ほとんど見に行くことはありませんでした。
主人といっしょに有楽町マリオンで観た『たそがれ清兵衛』が、最後だったような…。
ちなみに、あまりにも感激したのでエンドロールで拍手をしたら、会場から同じく拍手がわき起こった一体感が嬉しかったこと、そして、あの「佐々淳行」さんが(おそらく奥様とご一緒に)鑑賞にいらしていて、すぐそばの通路をお通りになったことが記憶に残っています。
そんな、余り映画はたくさん観てもおらず全く詳しくもない自分が、レンタルビデオ屋さんで何度借りたかわからない、いっそのこと購入してしまえばよかったと思う邦画のご紹介です。
疲れている時、落ち込んでいる時。見たくなります。
何度も観ているのに、声をだして、心の底から笑えます。
※ 同じく借り過ぎて勿体なくなった 「BTTF VHS-3巻セット」は、買いっちゃましたw
『遊びの時間は終わらない』
<あらすじ>
ある日、警察は国民のイメージ上昇を狙って筋書きの無い防犯訓練を行うことにした。
しかし銀行強盗役に選ばれた警官・平田(本木雅弘)は、まじめで全く融通のきかない性格だった。
彼は大真面目に強盗計画を立案して犯人役を遂行。すばやく平田を検挙するはずだった警官がドジを踏んで平田の持つモデルガンで撃たれ死人扱いとなってしまったことから、人質とともに銀行に篭城する破目に陥る。
しかもこのことが、お祭り志向のディレクター(萩原流行)によってテレビ中継されることになってしまい、銀行の前には大量の野次馬が殺到。適当に落ちをつけてなんとか穏当に訓練を終わらせようとする警察の意図は次々とくじかれ、防犯訓練は前代未聞の先が読めない展開となってしまった。
誰がどうやって幕を引くのか……
<キャスト>
本木雅弘
石橋蓮司
萩原流行
斎藤晴彦
原田大二郎
今井雅之
赤塚真人
松澤一之
西川忠志
あめくみちこ
他
『ブタネコのトラウマ』様より、画像を拝借します。
http://buta-neko.net/blog/archives/2005/09/post_535.html
映画の場面を切り取ったコマを見るだけて、思い出して可笑しくなってしまうww
「死体」 「空気」 「拘束済み」 「レ○プ」・・・。
私が好む "勧善懲悪" な話ではありません。 ちょっと、そんな要素もあるかな?
モッくん(本木雅弘)主演映画ながら、まだ、「シコ踏んじゃった」以前の映画のため、あまり話題にならずに、ご覧になっている方も少ないかも。
モッくんの大真面目でストイックな演技が、可笑しさを倍増させていることは、間違いありません♪
しかし、他に出演している役者さんたちが見事にハマっていて、石橋蓮司さんも、萩原流行さんも、斎藤晴彦さん、今井雅之さん、西川忠志さんも、その後の出演作を見ても、この映画のキャラを思い出してしまうほどです。
どうしてこんなに可笑しいのだろう、大笑いしてしまうのだろうと、今回、考えてみました。
・・・・・・・。
出てくるキャラクター全てに、感情移入できてしまうことに気づきました。
大真面目だったり、小汚かったり、おバカだったりするけど、誰もが自分の中に住んでいる存在。
「自由に銀行強盗を演じる」ことを任命された平の警官は、完膚なきまでその任務を忠実に遂行します。
「単なる訓練」だと思っている署長さんは、予想外の展開に焦りながらもどうにかなると、部下に命令し丸投げし、責任逃れをします。
「切れ者のナンバー2」は、アホな署長を尻目に見ながら、どうにか解決しようと策を練ります。
「将来を約束されている幹部候補生」は、今までの甘え切った人生そのもの、危機感も想像力もなく、えばるだけで簡単に死体になってしまい、尿意を我慢できずに、ついに・・・。
「ノリのいい放送局のデレクター」は、本来のマスコミの使命『真実を視聴者に伝える』なんてことはしようとせず、話題となり、より視聴率が稼げる映像を放送するために、しゃしゃりでます。
「銀行のお局様」は、いつもの調子でストレスを抑えきれず、感情丸出しで向かっていき、ついに・・・。
「野次馬」「一般人」は、面白そうなことにはすぐに反応し、扇動し、熱狂し、面白がるだけで無責任なままです。
どこにでもいる日本人、自分の中にもいる哀しくも愛おしい「おバカな人間」の姿に共鳴し、大笑いし、
でも、最後は虚しく、悲しくなり、考えさせられ・・・。
時代は変わっても、同じではないか?
じゃあ、自分はどうなんだ? と。
萩原流行さんの演技は、ホントにハマり役で、「この人しかいない!」と思うほど鮮やかでした。
そこにただいるだけで面白おかしい石橋蓮司さん、
ナチュラルにボンボンを演じられる、西川ヘレンさん息子の西川忠志さんも。
萩原流行さん。
「拍車」を見るたび、「遊びの時間は終わらない」を見るたびに、
あなたのことを思い出しますよ(^-^*)
ブーツにしっかり、拍車が付いてますwww