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青と緑の稜線のブログ一覧

2015年05月23日 イイね!

ぼくらのハードデイズ

ぼくらのハードデイズぼくたちの五月は、大忙しさ。

こいのぼりを毎日あげるし、田んぼの田植えや小学校の運動会だってある。
冬の間は禁止されている自転車にも、自転車教室のあとにやっと乗れるんだよ。


ぼくの好きな「リラの花(ライラック)」も庭に咲く。紫のイイにおいがするお花なんだけど、弟は
「リラックマのお花だけあって、バブちゃんのお花がないのはずるい」って泣くんだよ。
弟の大事なぬいぐるみの白クマのバブルの名前のお花がないって。
お母さんが「おおでまり」の白いお花のことを、「これがバブの花だよ」って言ったら、ちょっとご機嫌になった。五月はいろんな花が咲きはじめるからワクワクするんだ。



本当は土曜日に運動会があったはずなんだけど、雨が降っていたから中止になってしまった。
ちょっと残念だったけど、田植えのために帰ってくるお父さんに運動会を見てもらえるから、ちょうどよかったかな。


そうそう、運動会の前日の土曜日。
お母さんは、朝からなんだか元気がなかったんだよ。
故障して走らなくなっちゃったうちの軽トラックの代わりを、借りに行かなくちゃいけないから。
うちの軽トラの「キャリイ」は、ヤバい運転をするじいじがしょっちゅう車庫や作業小屋の柱にぶつけていて、道路を走っていたらよその田んぼにダイブして横転したりして、ボロボロになっちゃった。
うまくエンジンがかからなくて、「押しがけ」をすることもある。
庭の坂道を利用して、ぼくが運転席に座ってクラッチとブレーキを踏んで、お父さんとお母さんが押してエンジンをかけることもよくあったんだ。
「押しがけ」を知ってる小学生はあんまりいないってお母さんは笑うけど、自分で運転するとギアがうまく入らなくてエンジンが止まっちゃうこともあるマニュアルの軽トラの運転は、苦手なんだって。

お父さんが帰ってくるのが夜中だから、どうしても一人で軽トラを借りに行かなくてはいけないのが「ゆううつ」で、それでお母さんは朝からBLUEだったみたい。
もしも途中で止まっちゃったら、どうしようって。

でも、夕方、お母さんはご機嫌で軽トラを運転して帰ってきた。
オートマ車だったんだって!



ぼくらはお母さんが出かけているその時間、「明日天気になあれ♪」ってご機嫌で砂場や畑で泥んこ遊びをしていたら、服も身体も真っ黒になっちゃったから、自分たちでお風呂を沸かして入ったんだ。
楽しみなことがあるとワクワクが止まらなくて、思いっきり遊んでしまうのが、ぼくたちなんだ。


さて。いよいよ、運動会。

お父さんも夜のうちに帰って来ていたけど、ぼくらが朝起きたら、運動会のテントを張るお手伝いに学校へ行って、田植えの準備をしていたよ。
お母さんは、お弁当づくり。
一週間くらい前に畑の草取りをしてたら熱中症になっちゃったばあばは、やっと起き上がれるようになってぼくたちを見送ってくれた。ちょっと安心だ。

風が強い日だったけど、雨は降らずに運動会は始まった。
ぼくたち学校は、赤・白・黄色の三色対抗だ。まだ学校に慣れていない弟たち一年生は、午前中で競技が終わって、帰ってもいいことになっている。
見に来てくれる家の人は、町内会ごとのテントで応援してくれる。
お母さんは、運動会と云えば秋に紅白で対決するものだったと言っているけど、ぼくたちの運動会は春にやるんだよ。
毎年、田植えと重なってしまうのは、仕方ないね。

徒競争は、プログラムの最初の方にある。
その時間だけ、お父さんが田んぼから見に来てくれた。
ぼくも弟も頑張ったけど、結果は・・・まあまあかな。
「大玉ころがし」や「デカぱんリレー」「三色対抗学年リレー」「玉入れ」は、どれもぼくらのチームが一位になったよ。デカパンリレーは、ぼくのペアがすばやくパンツをはいて半周差をつけたおかげて、ぶっちぎりの優勝さ。

お昼は、お母さんが重箱に詰めたお弁当をモリモリ食べたよ。
ぼくたちのリクエストで、大好物の太巻きがいっぱい入ってた。チーズ入りの卵焼きや唐揚げ、ウィンナーもたっくさん♪
お母さんの子供のころは、運動会の時に必ず「青いみかん」と「ゆで落花生」を食べたって話している。ぼくたちも、大人になっても運動会のことを覚えているのかな。

ぼくらが出るプログラムが終わったら、お母さんは田植えのお手伝いに行ってしまった。もし、前の日に運動会ができていたらずっと見られたけど、ごめんねって言って。
ぼくと弟は、運動会が終わったら、歩いて帰ったよ。


家に帰ると、お母さんはビニールハウスにいた。
稲の生えてる箱からはみ出したじゃまになる根っ子を、包丁で切っていた。
土の上にシートを敷いて、そこにダシをのせるけど、今年はお母さんがやったからあんまり平になってなくて、根っ子がのびちゃったんだって。
それを引きはがすのが力が必要で大変みたい。ぼくたちも挑戦したけど、できなかった。

「ぼくのチームが優勝で、ぼくはなんと3年連続で優勝、弟のチームは二位だったよ」と報告すると、おめでとうって言いながら、帰って来ててすぐで悪いんだけどお願いがあるの、って。


・・・・・・・・。

えっ!
今から?
二人だけで?!



お父さんはその日の高速バスで仕事先に帰る予定だったけど、田植えが終わらなくて、次に日に帰ることにした。
でも、バスの予約は電話では変えられなくて、大きな駅にある「営業所」ってところで変更しなくてはいけないんだって。
お父さんもお母さんも少しでも早く田植えを終わらせなくてはいけないから、電車や車で行って帰ってくる時間がない。
だから、ぼくたちだけで駅まで行って帰って来てくれないかだって。



・・・・・・・・。


ぼくらだけで電車に乗ったことは、まだなんいだ。
春休みに東京と静岡へ行った時にもらったぼく専用の時刻表の紙で、お母さんと電車の時間を調べた。
ちょうどいい時間の電車がある。

この前、静岡のおじちゃん(お母さんの弟)がうちに来た時、こんなことを言ってた。
「夏休みに、子供たちだけで新幹線に乗って、静岡へ遊びに来い」

すごく嬉しくて、絶対に行きたいけど、・・・ホントのこと言うと、ちょっと不安だったんだ。
二人だけで行って、迷子にならないか、間違った電車に乗ってしまわないか。
だって、東京駅には、信じられないくらい人がおおぜいいた。

でも、ぼくたちだけで電車に乗るのは、ちょうどいい練習になる。
弟は、なんにも考えてないから、「行く、行く――!」って大はりきり。
よーし、ぼくもやってみるぞ。


紙に駅の地図と電車の時刻を書いてもらって、近くの駅までお母さんが送ってくれた。
行きと帰りの「往復きっぷ」を買ってもらい、弟はなくすかもしれないから、ぼくが持った。
何かあった時のための「キッズ携帯」も持った。
そして、帰りに無事に駅についたら自動販売機でジュースを買って飲んできてねって、お小遣いをもらった。何でも、好きなジュースを飲んでいいって。

さあ、出発だ。

ホームについた電車の入り口にあるボタンを押すと、ドアが開いた。
東京の電車は、自動でドアが開いたっけ。
ぼくらは並んで座って、ホームで見送るお母さんに手を振った。



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


「ただいま! 予約の紙、もらってきたよ」
「楽しかったー。もいっかい、行きたい!」

お母さんが作業しているビニールハウスの横へ出る道を選んで帰ってきた。
帰りに迎えに行けなくてごめん、歩いて帰って来られる?と聞かれたけど、ぼくたちは平気だった。
だって、二人だけで冒険しているみたいだから。
運動会と冒険、どっちも楽しい♪


「おかえりー。ありがとう。お遣いできてえらかったね☆」

お母さんはぼくらの頭をなでてくれた。

「はい。お母さんも飲んで」

ぼくは、駅で買ったジュースの残りをお母さんにわたした。
好きなジュースを買って飲んできてっ言ってくれたけど、美味しかったからお母さんにも飲んでほしくて、ぼくたちはジュースが入った缶を手に持って、歩いて帰ってきた。
30分くらい歩いたから、もう、あったかくなっていたかも。

お母さんはひと口飲むと、
「あー、美味しい!ありがとう」って言って、泣いてしまった。
そして、ぼくたちをぎゅーっとしてくれた。
何だかちょっと照れくさかったけど、嬉しかったよ。


駅に行ったら、迷わずにバスの営業所を見つけたこと。
帰りの電車を間違わないように、乗っている人に聞いて確かめたこと。
隣に座ったちょっと先の駅で降りるおばあさんが、「どこからきたの?」「お父さんとお母さんは?」「本当に子供だけでおつかいにきたの?」って、いろんなことを聞いてきたから、退屈しなかったこと。
いろんなことを、お母さんに教えてあげた。
お母さんは、「すごーい」「えらいね」って言いながら、ニコニコ聞いていた。



家の中に入って、運動会のおやつの残りを食べて、農作業用の服に着替えてから、お父さんが田植えをしている田んぼにいった。

ぼくたちはちっちゃい時から、田植え機に乗せてももらっていた。
柔らかすぎるところはダメだけど、大丈夫なところは一人ずつ乗せてもらった。

他にも、トラクターやコンバイン、キャラ、一輪車(ねこ)、ぼくらはどんな乗り物にも乗る。
運転の仕方も教えてもらっていて、稲刈りの時のコンバインの操作は、一人でもできる。
車庫にしまってあるときにも、こっそりいろんな機械に乗りこんで、運転する練習をしているんだ。


その日は、日が暮れるまで田んぼにいて、田植えを続けた。
夕焼けが、とってもきれいだった。




∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



次の日。運動会の代休で、学校は休み。
お父さんは、午前中にに田植えを済ませて草刈りをする予定だったから、朝早くから田んぼに来ていた。
弟はまだねていたけど、ぼくは急いで着替えて、自転車に乗って田んぼへでかけた。
今日も、田植え機に乗せてもらうぞ。



あれ?

変な音。

えっ?
こわれちやったの?

田植え機が畦に近づきすぎてぶつかってしまったみたい。

家に持ち帰って修理しなくてはならなくなってしまった。
お父さんは、農機具の修理はなんでも自分でする。
きっと今度も、直せるだろう。


えっ?
ムリ?

時間がない?
誰かほかの農家の人に田植えをお願いする?
機械屋さんを呼んで直してもらう?
あとは、お母さんが一人で植えるの?

お父さんはいつもは優しいんだけど、ピンチになると怒りだす。
イライラしてると、なんだかおっかない。


でも、お母さんは、だいじょうぶ、なんとかなるって、笑ってる。
のんきだなあ。
「お前がしろ」って怒られちゃって、・・・あれ?…なんかさがして持ってきたぞ。
前に、機械屋さんでもらってきた部品だ。
うちの農機具はみんな古いから、必要な部品はもう作ってないって言われたけど、廃車にする機械置き場から、欲しいものは持って行っていいって言われたんだって。
そこから、必要なモノ以外にも、壊れた時使えそうな部品を、お母さんがいくつかもらってきてあったんだ。

お父さんはもう一度、壊れたところを確かめた。
すると、曲がってしまったところから切って、新しい部品を溶接してもらえば何とか使えそうだと言う。

さっそく、壊れた部品をとりだすために、解体を始めた。
ネジやクリップをなくさないようにとぼくは渡されて、工具箱へ入れておく。
ひとつひとつ丁寧に外して、一番大きな壊れてしまった部品も取り外した。

「よし、鉄工所へ電話でお願いしてあるから、すぐにいくぞ」
隣の町の小さな鉄工所へ壊れた部品とくっつけたい部品を持って出かけた。
工場のおじちゃんが、上手に切ってくっ付けた。
溶接っていうんだと教わったよ。
鉄と鉄をくっつけるのには、すごく熱いバーナーみたいな火を使って、仮面みたいなのをかぶっていた。
物を作ったり直したりする仕事は、面白そうだな。

二つの部品が合体して、元の通りになった。
すぐに家に帰って、分解した田植え機を、一つずつ元通りに直していく。
お母さんは、すぐに田植えができるように、せっせと稲のダシを運んでいる。


さあ、直ったぞ。
元の通りに動く!
さすがはお父さん。なんでも直せるんだね。
ぼくも、大きくなったら機械を動かすだけじゃなくて、修理もできるようになりたいな。


今度はぼくたちは、田植え機に乗らないで、田植えの様子を見ていた。
すごいスピードでどんどん植えている。
直って、本当によかった。


お父さんとお母さんは、お昼ごはんも食べないで田植えの作業を続けていた。
夕方、お父さんが帰る時間までに、無事に今年の田植えも終わった。
お父さんは、大きな駅まで送る車の中で、タッパに入れたお昼ごはんの冷やしラーメンとおにぎりを食べた。

「バイバイ」
「またね!」


お父さんを駅で見送って、ぼくたちはある場所へ向かった。

運動会を頑張ったことと、子供たちだけでお遣いに行ってくれたことのご褒美に、ぼくたちの大好きな「焼き肉食べ放題」のお店に連れて行ってもらうんだ。
「平日だからちょっとお安くなってる」とお母さんはにこっと笑った。

車の中で「日本印度化計画」なんていう変な曲をかけて、お母さんは「♪おれにカレーを食わせろ~」なんて歌ってる。
「カレーが食べたくなっちゃった」なんて言ってたのに、お店に入ったらカレーは食べてない。
どうして食べないのかお母さんに聞くと
「だって、カレーを食べちゃうと、他のものが食べられなくなっちゃう~」だってさ。

弟は、好きなサーモンの握り鮨ばっかり食べて、
「もう、お腹いっぱい」なんて言って早くデザートを食べたがって、・・・そこからがすごかった。
ソフトクリームにアイスクリーム全種類に、フルーツ、クレープ、ケーキ、綿菓子。
お腹いっぱいって、何だったんだ(笑)

ぼくは、お肉を持ってきて焼いた。
美味しくて柔らかいお肉ばかり上手に持ってくると、お母さんに褒められた。
お母さんは、サラダばっかりせっせと持ってくる。今、いろんな野菜が高いからだって。
黄色い変な色のジュースを入れて持ってきたから何か聞くと、「リアルゴールド」っていう栄養ドリンクだって。なんだかヤバイ色だって、みんなで笑ったよ。

ぼくもデザートにクレープを自分で焼いてクリームをのせて、綿菓子も作って、お腹いっぱい食べた。


帰りの車で、「筋肉少女帯」の小学生が遠足で遭難してしまう曲を聴いた。
「♪遠足にはネーコはつれてけない」ってところが気に入っている。
ぼくたちはその歌が大好きなんだけど、それからどうなったのか、すごく気になる。
いつも話し合いをする。


車の中でうとうと寝てしまって、家につくと、すごくきれいな夕焼け空だった。
オレンジ色じゃなくて、紫色の夕焼けなんて不思議だ。
日が沈んでしまうまで、ずっとみんなで見ていた。





すぐ足元に、長さのあるクロバーがたくさん生えていて、シロツメクサで花の冠を作ったよ。

弟は、「ちょっと遅いけど、母の日のプレゼント」なんて言って。まったく、調子がいいんだから。
お母さんは、ひとつは首に懸けて、もう一つは頭に載せて、大喜びしてたよ。





こうして、ぼくたちのいろいろあった休日は終わった。


Posted at 2015/05/23 08:53:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年05月21日 イイね!

100人載っても、だいじょーぶ(*^o^)/\(^-^*)

100人載っても、だいじょーぶ(*^o^)/\(^-^*)
おかげさまで、愛車紹介へのイイね!
100人の方が、ポチっとしてくださいました。
ごく、極簡単な紹介にも関わらず、訪問してご覧になってくださった皆様。

ありがとうございます( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


2014年の1月にみんカラを始めて以来、右往左往。
場違いなSNSに混ぜていただいて、イイね!をもらったり、コメントを寄せていただいたり。
お友達になってくださる方もいらして、楽しいカー&リアルライフを過ごしています。


そして、ついに昨日、100人目のポチっと様がいらっしゃいました。

『かえるGO様』です。ありがとうございます(*´ー`*)


しかし。
実は。


現在、4月より既に新しい愛車に乗っていることを、愛車紹介には載せておりませんでした。
申し訳ございません。

100人の方がいらしたら、新しい愛車紹介を投稿しようと決めていたので、すっごく眠いのですが、初志貫徹、載せさせていただきました。




100人載せても、大丈夫、ですね♪

どうか今後とも、よろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます(///∇///)










Posted at 2015/05/21 01:02:59 | コメント(5) | トラックバック(0) | お車 | 日記
2015年05月12日 イイね!

子供と『食』と大人たち【これでいいの・・・か?】

子供と『食』と大人たち【これでいいの・・・か?】

食べることは、生きること。

人は毎日、食べ物を口にして生きています。
食べることは、喜びでもあります。
美味しく食べられることに喜び、美味しく食べてくれる顔を見ているだけでも、喜びを与えられます。

毎日、食事だけでも三回、おやつや間食もいれるともっとたくさんある「食べる」時間は、生きていくための手段だけでなく、意識するしないに関わらず、性格、人格の形成に影響を及ぼしているのではないかと思った出来事がありました。


時は少しさかのぼり、昨年の冬。
拙ブログ、子供とゲームと大人たち【これでいいの・・・か?】にもでてきた、子供は五人しか参加しなかった子供会。
そう、ずっとゲームをやっているお子さんがいた集いです。

みんなで席を囲んで、「いただきます」になりました。
それでもゲームを離さない子もいましたが(親は気づいていない?)、取りあえず、箸を持って、お寿司から食べ始めました。

回転寿司ではない「お寿司屋さん」から出前を取った美味しそうなお寿司が、桶に入っています。
「たまご」「蒸し海老」「サーモン」「カッパ巻き」などは、たくさんありますが、高級そうな「まぐろ」「いくら」「ブリ」などは、人数分しかありません。
子供用に、わさびは入っていません。

我が子たちは、数が多いネタから順番に食べている様子。

ゲームに熱中して箸を割らない年長さんの男の子に、声をかけます。

「A君、なに食べたい?」
「う~ん。ぼく、マグロが食べたい!」
「はーい。マグロ、一丁!」

小皿に入れてあげると、パクっ。 美味しそうに食べてます。
「みんなも、どんどん食べようね」
『はーいヾ(*´∀)(∀`*)ノ゙♪』

またゲームをやろうとするA君に、
「食事の時間は、ゲームはちょっとお休みして、せっかくだから美味しくいただきましょうね~」
(お母さんは、となりのテーブルで大人同士でお酒を飲みながら会食中…)

「はーい」と素直にゲームは置いて、食べようとするA君。
「今度は、何食べる?」
「ぼく、マグロがいい」
「えっ。・・・マグロは5つしかないよ」
「マグロが食べたいよ」

子供の人数分しかないネタは、一人ひとつずつだけだと、寿司桶を見れば察してくれるものだと思っていたので、自分はちょっと驚いてしまいました。

「マグロが大好きなんだね。でもね。一人でたくさんたべてしまうと、他のお友達が食べられなくなっちゃうよ」
と言うと、もう一人の年長さんの女の子が
「わたし、マグロ嫌いだから、食べていいよ」と。

「やったー!」とA君。

我が子たちは、数が多いネタを順番に食べ進んでいる。

「A君、他にもおいしいお寿司があるから、いろいろ食べてみようか」
「えー。ぼく、マグロが食べたい」
「・・・・・・・・・(絶句)」


どうしてなのかは、想像がつきました。
A君は、一年前に引っ越してきました。若いお母さんが離婚して、隣の市から実家に帰ってきたそうです。
途中から、幼稚園のお友達になじめるか、若いおばあちゃんがとっても心配していました。でも、A君は、明るくて人懐こいお子さんだから、すぐにお友達とも仲良く遊んでいました。

近所に住む次男とも同級生だから、公園で一緒に遊んだり、お家で遊んだりもしました。
お宅におじゃました時は、たくさんのポケモングッズがあってゲームをしながらいろいろ説明してくれたけど、次男はあんまり興味がわかなかったようで、その後は、一緒に外遊びをするくらいになりました。

私のことも「○○くんのおかーさーん」と、遠くからでも手を振って声をかけてくれる、可愛い男の子です。

おそらく、子供はひとりきりの家庭で、お父さんと一緒に住んでいないことをご家族が不憫に思って、欲しいものはおねだりすれば簡単に手に入るのかもしれないな、そんなことを想像してしまいました。

小柄な男の子で食が細いことをおばあちゃんは気にしていたので、食べたいものはどれでも何でも、いくつでも、構わず食べられるのかな、と。


そんな環境で育てば、食べたいマグロだけ、たとえそれが幾つであっても気にせず食べるのだろうな。


でも。
折角の機会だから、A君にお話しました。

「A君の大好きなマグロ。もしも、他のお友達がひとりで全部食べてしまったら、どう思う?」
「ずるーい」
「そうだよね。みんなが食べたいもので、人数分しかないものは、みんなで一つずつ食べるのがいいよね」
「うん。その方がいい」

「えらい! よく気がついたね。よーし、じゃあ、他にも美味しそうなお寿司があるから、まず、一個ずつ、食べちゃおうか」
「うん(^-^)/」



兄弟がいる家庭といない家庭、両親や祖父母がいる家庭といない家庭。
それぞれ違いはあるけれど、『食べる』ことから、習慣やマナーを身につけたり、思いやりの心を育てることはできると思います。
かつての日本の家庭のように、贅沢ではないけれど母や祖母が作る心づくしの食事をとったり、大人数で食べたりすることで、自然に身につくこと。


 家長、年長者の「いただきます」の挨拶でいただく。
 好きなモノばかり食べない。みんなで分けあって食べる。
 苦手なモノも食べる。身体にいいもの、栄養のバランスも考えて食べる。
 箸の持ち方や姿勢、マナーに気をつける。
 その日の出来事を話しながら食卓を囲む。
 お母さんやおばあちゃんは、自分は食べなくても子供たちが好きなモノは子供に分けてくれていることに気づく。
 最後にお茶碗に緑茶を注いで、おコメ粒を残さないようにして飲む。 
  ↑ 静岡だけかな?
 使った食器は、自分で台所に運ぶ。


学校の給食の時間でも身につけられることはあるけど、家庭ならではの「躾」は、毎日の食卓で身につけさせたいものだと思います。


+++++++


もう一つ。

また、考えさせられることがありました。

これまた、子供とゲームと大人たち【これでいいの・・・か?】でも登場した、卒園前のお別れ会での出来事です。

一生懸命、歌や演技を披露してくれた子供たちに、担任の先生方から労(ねぎら)いの言葉と、ご褒美のお菓子をいただきました。

お菓子は、白い箱に入った、いろんな種類の季節のお菓子です。

桜餅、みたらし団子、丸いチョコケーキ、バナナボード、おせんべい等。
それに、ペットボトルのお茶は、参観した保護者の分もあわせて二本いただきました。

子供たちは、先生から箱をいただくと、早速中を覗いてみて、感嘆の声をあげて食べ始めます。

もくもくと食べています。
もぐもぐと食べています。

ΣΣ(゚д゚lll)・・・?

みんな、わき目もふらず、声もかけずに食べています。


そんな中で。
「はい、アーンして。これはお母さん」
自分が食べたあと、母にも桜餅を食べさせてくれる、息子。

「これは、ばあばが好きだから、ばあばに残してあげる」
「◇◇(兄の名前)には、これ」


たくさん入っているのに・・・、この後、家に帰って昼食を食べるのにその前に・・・、とても一人で食べきれる分ではないと思われるお菓子を、子供たちはみんな、黙って食べています。

一緒に来ている家族に食べさせている子は、我が息子だけ。弟や妹も一緒に来ている子もいるのに、・・・他には一人もいませんでした。

 ガ━(゚Д゚;)━ンゴ━Σ(゚Д゚;)━ンギ━Σ(゚Д゚||;)━ン!!!)ノ

かなり、ショックでした。

家の人も、椅子に座っている子供のすぐ隣にいるのです。
子供たちが美味しそうに食べていれば、それで満足なのでしょうか。
自分は食べなくても子供が美味しそうに食べていれば、それで嬉しいのが親です。
でも、自分だけが大事で独り占めし、分けあって食べる姿はなくひとりで黙々と食べている子供たちの姿と、そのことに対して何も疑問を感じていないように見える保護者が、私にとってはなんだか、哀しく思えてしまったのです。


☆☆☆☆☆

実は、我が家では、子供たちが本当に幼いころから続けてきた習慣があるのです。
これは、主人がしてきたことです。

ソフトクリームやアイスクリーム、ジュース、お菓子、果物。

どれも、我が家は、一つを分け合って食べます。
量が少ない時には、もう一つ、同じようにして食べます。

まずは、「おかあさん」。
主人の方針で、うちで一番たいせつなのはおかあさん、つぎは、ばあば。
つぎに、去年亡くなったじいじ、おとうさん、そして、子供たち。

親子で食べる順番は、母、父、兄、弟、です。
どんなものでも、その順番。

子供たちは、大好物で、今すぐ食べたくても、自分の順番が来るのを待っています。一口ずつ、順番に。思い切り大きな口で食べることもあります(笑)
最後に残るわずかなものは、子供たちで上手に分け合って食べるように言って、任せます。
どっちが多い、少ないと云いながらも、上手に分け合っています。


こうすることで、我慢して待つことを身につけました。
自分よりも、大事にしなくてはいけない人がいることを覚えました。

母としては、一番先に子供たちに食べさせたいのですが、父親が一番大事なのは母親だと話すことで、感覚としてだけでなく、母親が大事だということを伝えたいと言ってくれます。

だから、私は、お母さんが大事だと思う順番は「ばあば(超・人格者)」「じいじ(子供みたいな方だった)」「お父さん」「お母さん」だよと話しています。お年寄りが一番大事、そして、お母さんは、お父さんを立てないといけませんから。


この、一つのソフトクリームを分けあう習慣が、子供たちにちょっと我慢することと、みんなで分け合って食べることを教えてくれたのかもしれません。


☆☆☆☆☆


小学校の教員時代から、給食の時間を通して、子供たちの偏食、極端な好き嫌い、マナーを知らないこと、感謝の気持ちを持てないことなど、『食』に関わる深刻な問題に直面してきました。


◆「嫌い」「まずい」とは言わずに、「苦手」「自分の口に合わない」と言いましょう。
◆苦手なモノでも、一口は試してみましょう。
◆「いただきます」は、
 1.食材に対して
 2.食材を育ててくれた人や獲ってくれた人に対して
 3.調理してくれた人や配膳してくれた人に対して
 4.給食費を出してくれる家の人にたいして
 感謝の気持ちを伝えましょう
◆自分でも、お料理のお手伝いをしたり、作ってみたりしましょう
◆肘をつかない、箸を正しく持つ、「犬食い」しないでお茶碗を持つ、口の中に入れたまま話すことはしない
◆どうしても食べられないものは一口分だけ取り分けてもらって食缶に残せば、食べたい友達が食べてくれる
◆残食が出ないように、お代わりできる子はモリモリ食べよう
◆家で甘いジュースやお菓子を食べすぎてしまわない
◆スルメを食べて、顎や歯を丈夫にしよう
◆地域でとれたモノ、旬なモノ、添加物が少ないモノを食べよう



毎日、必ず費やす「食べている時間」。
何気なく過ごしてしまう時間だけど、子供の頃から、大切なことを身につけさせる時間でもあることを、大人は自覚しなくてはいけないと思います。




日本一美味しい(個人の感想・暫定) 丹那牛乳ソフトクリーム at フードストア あおき

Posted at 2015/05/12 01:56:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 食べること | 日記
2015年05月03日 イイね!

日本人の手による、日本国憲法を 【憲法記念日】

日本人の手による、日本国憲法を 【憲法記念日】






本日は『憲法記念日』です。

祝日のため、本日も我が家では国旗を揚げていますが、先日の『昭和の日』と同じく、長男の発案で「こいのぼり」の先頭に「日の丸」を掲揚させていただいています。

祝日でありながら、なんとなく釈然としない、心からお祝いする気持ちになれない日でもあります。
しかしながら、憲法について学び、これまでの、そしてこれからの日本国憲法の在り方について考える日となればいいとの気持ちで、一日がスタートしました。

…といっても、憲法のことばかり考えている訳ではなく、農作業したり子供たちとキャッチボールしたりもしているわけですが(笑)


今回リンクを貼り紹介させていただくのは、井沢 満さんのブログです。
いつも勉強させていただいています。ありがとうございます。


アメリカの押し付け憲法か ~憲法の日に寄せて~
2015-05-03

押し付けられた憲法なのか?
2015-04-29


「大日本帝国憲法」は日本人自らの手で作った憲法ですが、「日本国憲法」はアメリカ(GHQ)に押しつけられた憲法だと思っています。


「憲法改正」 = 「戦争賛成」「好戦的」

などというバカげたレッテルを張り、「九条を唱えてさえいれば戦争にならない、戦争に巻き込まれない」、といったお花畑の人や九条教徒の方が、まだまだ、この平和ボケした日本にはたくさんいらっしゃいます。

「進んで戦争をしたい故に憲法改正を考えている人」が、日本にどれだけいると云うのでしょうか。

戦争はしたくない、戦争に至らないように、国体を維持し、国民ひとりひとりが知識を持ち、国を守り愛する意識を高め、日本人自らが時代に即した自らの国の憲法の制定をすることに、何の不都合があるのでしょうか。

GHQによって骨抜きにされてしまった「日本人の誇り・精神」「先人の知恵」「天皇制の意義」「正しく美しい日本語」「日本人として生きるための教育」「公共心や道徳心」など、一人一人が身につけたいものはなにか、共通理解しながら、自分たち自身で「誇りある憲法」を創りたいと思いませんか。



それでは、2015-05-03のブログより、井沢満さんのお考えを提示させていただきます。


◆プレスコードで『GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判』を禁止事項にあげている
↓ 
日本国憲法を起草したとGHQ自ら云っている

◆GHQ憲法はCIAの前身にあたるOSSという組織が占領後の日本の政策を定めたものがベース。
二段階の革命を経て日本を共産化しようとしていて、その具現がマッカーサーのGHQ憲法であるという説もある

◆終戦連絡中央事務局の参与として、憲法に関わったとされている白洲次郎。
 「日本は戦争に負けたが奴隷になったわけではない」という卓越した言葉を発してもいる。
今なら誰でも言えるが、敗戦で打ちひしがれて米国へと草木もなびいていたあの時代に、これを言い放てる胆力。

≪転載開始≫

白洲次郎の次の言葉のほうが解りやすい。

「だいたい、一国の憲法を一週間で作ったなどと自慢たっぷりに話すような不謹慎を、ぼくはとらないものである。また彼の細君は、うそかまことか、当時、休暇で日本に来ていた大学在学中の彼の息子が、草案の一章か一項を書いたんだと親バカ流に広言していたそうである。ぼくはそのことを、GHQのさる高官から聞かされたのではあるが、そのとき、この高官もなげかわしいといった表情で語ってくれたのを、今でもハッキリ覚えている」

翻訳者と白洲次郎は、マッカーサーが1週間で作らせた憲法草案を、これまたたった一晩で翻訳するのだが、その時の白州と翻訳者・外務省翻訳官小幡都の会話を白州はこう記している。


「白洲さん、シンボルというのは何やねん?」

 小畑氏はぼくに向かって、大阪弁で問いかけた。ぼくは「井上の英和辞典を引いてみたら、どや?」と応じた。やがて辞書を見ていた小畑氏は、アタマを振り振りこう答えた。

「やっぱり白洲さん、シンボルは象徴や」

 新憲法の「象徴」という言葉は、こうして一冊の辞書によって決まったのである。


《転載終わり》


◆ベアテ・シロタ・ゴードンというユダヤ系の22歳の女性が、GHQの起草メンバーにいたのは事実

彼女の思想は、日本で生い育った彼女の家のお手伝いさん(網元の娘)に影響されている。その影響のもとに、「日本女性は虐げられている」という主張で憲法改正に携わったorz

◆井沢満氏が憲法を好きでないのは、その日本語の醜さにもよる。

≪転載 開始≫



これ、読んですっと頭に入ります? 私は、この文章の言葉の選択、配列、違和感しきりなのです。

それと世界の実情を見るに「正義と秩序を基調とする国際平和」を誠実に希求って、嘘っぽくないですか。

「国の交戦権はこれを認めない」

この文章、平気ですか? 「認めない」ですよ。

国の交戦権はこれを用いない、ではなく「認めない」

この主語って、誰なんです? 認めない、って誰が? GHQ,アメリカじゃないでしょうね。

それに、自衛隊の存在が何とも曖昧です。

自衛隊が出来たきっかけは、朝鮮戦争です。韓国に援軍を送るアメリカが日本に要求して出来たのが「警察予備隊」です。

アメリカに要求され出来た警察予備隊 → 保安隊 → 自衛隊
憲法を押し付けてきたアメリカが、まっさきに憲法破りをしている、とも言われるゆえんです。

(略)・・・・・・


少なくとも、日本語を愛し大事にしている人の手になる文章ではありません。

私は国語は、その国の国体そのものだとさえ思っているので、この杜撰な日本語を日本国憲法と呼びたくない思いがあるのです。

うがてば、GHQが提示した英語を直訳したまま推敲もしてないのか、と。

この「戦争放棄」を後生大事にする人たちがいるわけで、私とて戦争放棄には賛成です。但しどの国も放棄してくれるなら。・・・・・

放棄しているのは日本だけでしょう。

スイスは、国民皆兵制でちょっと放棄とは趣を異にすると思います。

というと、侵略するよりされるほうがいいじゃないですか、という人がいて驚いたのですが、その人はいいとして子どもたちもそれで、よろしいとするのはエゴではないでしょうか。

チベットでの殺戮・強姦・拷問を知らないのでしょうか。侵略されるというのは、そんな生易しいものではありません。目の前で、大事な存在が殺されたり暴行を受けている時に「戦争放棄」「九条」と叫んでみても、虚しいと思いますが。

上記の文言を水戸黄門の印籠のように侵略者の前にかざして、相手がは、はーとひれ伏してくれるかどうかというのが、改正に賛成か反対かの分かれ道になるのでしょうか。

≪転載終わり≫


よりよい日本にするために、よりよい日本人の一員となるために、自分にできることは何か、ほんの少しだけでも毎日意識して生活していこうと思っています。




Posted at 2015/05/03 14:30:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 記念日 | 日記

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