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青と緑の稜線のブログ一覧

2016年08月16日 イイね!

【お気持ち】象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば【憲法違反】

【お気持ち】象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば【憲法違反】
それを聴いたのは、車の中だった。

長男が参加した4~6年生対象のフィールドワークのまとめ、グループ発表を某大学で行うため、参観することになっていた。

その日の朝、長男を集合場所に送った時、同じ小学校の同級生も先輩もおらず、他25人程全て近隣の小学校の子たちだった。しかし、そんなことはあまり気にせず、誰とでも話しいつの間にか仲良くなって打ち解けられるところは、頼もしく感じている。


集合時間は、15時20分。

車を走らせているとき、その録音の再生ははじまった。


・……………………・……………………・……………………・……………………・

7月13日、夜。

公共放送局の突然のリーク。
それにならって、時間差を置かずに翌朝、各新聞、放送局が全力報道。

宮内庁は、事実無根だと一蹴するが、リークした者を咎める沙汰もなし。

そうこうするうちに、8月8日午後3時より、録画したビデオで「お気持ち」を公表するという。


なーんだ。

はじめから「お気持ち」やら「お言葉」を発表することは、決定事項だったのね。
だったら、宮内庁は否定しなければいいのに。

宮内庁、皇室が、一度ならず二度、三度、国民をだまし、嘘をついたということなるのよ!

【後日談】
昨日、週刊新潮を読んだところ、7月25~28日まで天皇皇后両陛下が葉山でご静養中の26日、恒例の宮内庁記者会とのオフレコ懇談で、「生前退位が話題になっていますが」との質問に、陛下自らが「そのことはまたいずれ」とお答えになったそう。宮内庁は公式には否定してきたが、陛下は否定されなかったという。



8月8日。

リオデジャネイロ・オリンピックも始まり、広島と長崎の原爆投下の日の間。
中国が傍若無人に尖閣諸島に大船団を送り、緊張が高まっているさなか。

陛下の健康状態に問題があるわけでもなく、国民の目は日本人選手が活躍するリオ五輪に向けられているのに、なぜ、この時期に発表するのか。

私は、かつて中国に返還されていないイギリス統治時代の香港に旅行に行ったことがあるが、中国人にとって「8」という数字は特別な思い入れがあることを知った。
香港の夜景を見渡せる山腹へ向かう途中、高級住宅地、別荘地に駐車している高級外車のナンバーに注目するようガイドが言う。
「8888」というナンバーが最も価値がある、億万長者しか付けることができない憧れのナンバーであり、中国人の数字へのこだわりの強さを知った。

中国公船、漁船は、8日をピークに接続水域、そして領海にも侵入した異常事態。

中国がねらう日本の皇室への、何らかのアピールや脅しではないのだろうか。


・……………………・……………………・……………………・……………………・


ラジオでの約11分の「お気持ち発表」は15時から聞き、長男をのせて帰宅する途中もう一度、番組の終わりの放送を聞いた。

一緒についてきた高校野球マニアの次男が、ラジオで野球放送を聞きたがっていたが、どうしても聞かせてねとお願いして、耳をすませて聞いた。

押し黙って聞こうと思っていたけど、つい、突っこみを入れてしまう、そんな内容だった……orz






社会の高齢化が進む中,天皇もまた高齢となった場合,どのような在り方が望ましいか


えっ・・・。一般の高齢者と天皇陛下の在り方は、違って当然でしょ?

介護施設が満床で費用もかかり、誰にも面倒を見てもらえない老老介護の高齢者とは違うんだし。
公務に関わる役人から、身の回りのお世話をする人まで、数多くの使用人に囲まれ、ご自分でなさる心配は全くないのだし。皇太子ご一家でも、50人以上のサポートしてくれる職員に囲まれている。
お金持ちの社長、会長さんだったら、引退して、息子なり後継者に任せて悠々自適にホテル並みの施設で余生を送るのもよさそうだけど・・・。
もしかして、お金持ちやセレブみたいな悠々自適な老後を送りたいのかしら。
私的に韓国旅行に行きたい、なんておっしゃっる可能性もあるのかも。



天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。


それでは、一切、「生前退位」みたいなヘンな言葉や「譲位」みたいな言葉は仰らず、そんなニュアンスも醸し出さないということね。
安心したわ。
それはそうよね~。天皇の政治介入なんて、とんでもない憲法違反になるのですもの。
でも、矛盾している言葉だわ。「個人として」伝えれば、憲法違反ではなくなるみたいな…。




◆日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を,日々模索しつつ過ごして来ました。


「象徴天皇」ですから、望ましいも何も、政治介入せず、そこにいてくださればいいのです。いてくださることに、大きな意味があるのです。
もちろん、GHQが皇室解体を目論んで、国民の中で大きな存在力をもたせないために「象徴」なんていうお立場にさせたのだけど、憲法になくても、本来の「宮中祭祀」はしっかりと継承してくださること、これが一番大切なお役目です。




◆日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考えつつ,今日に至っています。

「伝統を現代に生かし」とは、伝統をそのまま引き継ぐのではなく、現代風に、ご自分たち風にアレンジしたり止めてしまったりすることを、正統化している感じがします。
125代続いてきた皇室の在り方、続けてきた意味合いを、軽く受け止めていらっしゃるのではないのかしら。
まさに、「皇室の私物化」と言えるのでは。

「いきいきと」って、ご自分たちの一族、集団の皇室のことを表現するのは、どうかしら。他人をほめる時に使う表現のような気がしますが…、ちょっと違和感を感じます。




◆従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合,どのように身を処していくことが,国にとり,国民にとり,また,私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき,考えるようになりました。


ズバリ! 
「摂政」を置かれたり、まだお元気でご公務を続けたいなら「名代」「代理」で皇太子殿下や秋篠宮殿下に代行してもらえばいいですね。
そう、皇室典範にも謳われていて、実際、大正天皇の摂政として、大正時代の晩年は昭和帝が「摂政の宮様」としてご活躍になられました。




◆これまでのように,全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが,難しくなるのではないかと案じています。


ええーーっ!
「全身全霊」ですって?
そんなお言葉は、横綱の昇進の挨拶とか、命懸けで金メダルを取りに行くアスリートなどをたたえる言葉で、自身の行動をこう表現するのは、一般人でも憚られます。
自画、自賛・・・?
陛下のことを称賛しながら書いた、ゴーストライターがいるのではないのかしら。
ちょっとね、普通なら自分自身のことを、こんな言葉で表現できないわ、いくら頑張っていたとしても。




◆私が天皇の位についてから,ほぼ28年,この間私は,
  (略) 
  思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。



出た! 「寄りそう」
皇后陛下の十八番!




◆天皇が象徴であると共に,国民統合の象徴としての役割を果たすためには,天皇が国民に,天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,天皇もまた,自らのありように深く心し,国民に対する理解を深め,常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。


「象徴」であられるのは、天皇陛下として、存在してくださればよいのです。
国事行為や国賓のおもてなしなど、「象徴天皇」として最低限の公務をおつとめいただければ、それだけで国民はありがたく感じているのです。
お忙しくなりすぎたお役目の原因は、本来はしなくともよい公務だったのです。




◆こうした意味において,日本の各地,とりわけ遠隔の地や島々への旅も,私は天皇の象徴的行為として,大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め,これまで私が皇后と共に行おこなって来たほぼ全国に及ぶ旅は,国内のどこにおいても,その地域を愛し,その共同体を地道に支える市井しせいの人々のあることを私に認識させ,私がこの認識をもって,天皇として大切な,国民を思い,国民のために祈るという務めを,人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした。


全国津々浦々の旅が、象徴的行為として大切?
う~ん、そうですね。
大東亜戦争の終戦後、荒れ果てた国土と人々の心を、もう一度復興の道へと明るく導いてくださった昭和天皇の全国ご巡幸は、まさに、心の底から、魂からの民への思いが溢れた決死のご巡幸でしたね。
平成の天皇陛下として、国体や植樹祭、豊かな海づくり大会など、ご夫婦そろって全国を回られて、国民に会ってくださることは、国民にとっても大変感激するありがたい機会でした。何処へいかれても大歓迎の大人気。
私たち国民も、ミーハーな薄っぺらい表面上の両陛下や皇室しか見てこなかった気がします。
皇室ウォッチャーとして、ようやく皇室の本質を見つめよようとするようになったのは、雅子さんの入内後のありえない言動、それを諫めない皇太子、両陛下に対する疑問と不信感からでした。
平和な時代だからこその、増えすぎてしまったご幸啓でもありましたね。





◆天皇として大切な,国民を思い,国民のために祈るという務めを,人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした。


大事なことだから、もう一度。

「国民を思い,国民のために祈るという務め」

私も、今だから理解しました。陛下の祈りこそ、天皇の存在理由であることを。
天皇、皇室にとって一番大切なお役目は『宮中祭祀』であるとは、マスコミは一切知らせません。学校でも習いません。親も子供に、教えません。親も知りません。
天皇陛下を中心として、神道でひとつにまとまる日本を恐れ、本来のお役目を隠したのは、戦後のGHQの政策でした。
お正月の早朝から、大みそかまで、季節ごとの大切な祭祀を陛下が行ってくださっているありがたさを広く国民に知らせないまま、国民は知らないままに平成も28年まできてしまいました。

お姿が見えない宮中深くで、日本に起こる災いをわが身を通して受けてくださっている陛下の祈り。
それこそが、天皇陛下の存在意義であり、その祭祀を継承していくことこそ、皇位継承の一番大切なポイントだと、国民はあまりにも知らなすぎました。
「人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした」
このお言葉は、神道の最高位としてのお役目を果たす天皇陛下には、相応しくないように感じてしまいます。天皇陛下の祈りは、孤独で厳しく、ご自分に向けられたもののはず。
いつもすぐおそばにいる、キリスト教を信仰している皇后陛下による作文なのでしょうか。




◆天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。


そうでございましょうか。
本来ならご公務でないことまで拡大されたのは両陛下です。
縮小すべきところは、思い切ってするべきです。
「象徴天皇」とは、無限に全国を回って歩いたり、展覧会やオペラ、コンサートなどの芸術鑑賞に出かけたり、官民の要請に応じてイベントなどにご臨席したりすることが本質ではないのです。
どうしても縮小できない公務には、「摂政」にお任せになればよろいしのです。
そのために、「摂政」という制度がもうけられているのですから。




天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。


この文章は、私には理解することが難しいです。
「天皇が未成年」?

その場合、誰が摂政になるのでしょうか。
現実的には、悠仁親王殿下が天皇になるときは、それより前の皇位継承順位の皇太子殿下、秋篠宮殿下がお隠れになっているはずですから、次の皇位継承者は、常陸宮殿下。
未成年の悠仁天皇がすでに結婚され、お子さんをもうけていらっしゃる夢のような設定もありますが。その時は、男のお子さんが皇位継承者です。なんとしても、ご健康でご成長され、皇室のお役目をよくご理解しご覚悟のあるお嫁さんとご成婚していただかなくては。
悠仁親王殿下の次の皇位継承者は今のところいらっしゃらないので、おじ上、父上がご健在の時には、男児をたくさんお産みいただき、皇室の安定に努めていただきたく存じます。
外国かぶれで他の宗教を信仰しているような、先代、先々代の皇太子妃のような方では困ります。
日本を愛してくださる、紀子妃殿下のようなお方に、どうか巡り会いますように・・・。

・・・・・・。

現実的ではないここの部分に、なんとなく、女性宮家、女性皇族を皇位継承者にしようという策略が匂ってきますが…。
旧皇族の男系男子の血を引くお子さんと女性皇族とのご結婚で、皇位継承者となりうる男系男子のご誕生も有り得ないことではありません。しかし、旧皇族の復活には、陛下は消極的で、ご自分(皇后陛下?)の血縁でしか、皇位継承をお考えにはなっていらっしゃらない印象があります。

「重病などによりその機能を果たし得なくなった場合」

こちらは、皇太子殿下や秋篠宮殿下を想定することができます。
実際、皇太子殿下は、健康に深刻な問題を抱えていらっしゃるご様子。
秋篠宮殿下も、ご持病があると漏れ伝わってきますが、そこは普段の生活で節制され、奥方の紀子妃殿下もお食事など殿下のご健康に十分なご配慮をされていることと推察いたします。
皇太子殿下の場合は・・・・。大好きなお酒を昼間から嗜まれ、本来でしたら薄味で健康的な大膳の作るお料理を召し上がっているはずなのですが、雅子妃殿下は和食はお嫌いで、ピザなどこってりとしたお料理がお好き。お酒とカロリーの高い洋食をご結婚されてからずっと、好んで召し上がりつづけていれば…。
下々の者でも、健康を害することは安易に想像できます。

「しかし」と、逆接の接続詞がつづきますが、どう「しかし」なのかしら。

「しかし」という言葉を使うことで、摂政を置くことが難しいように錯覚させていますが、これはワナです。
『天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。』
これこそ、象徴天皇のお役目ではございませんか。
いてくださればいいのです。
生きていてくだされば、それだけで天皇陛下としての存在意義があるのです。
何もせず、何もお話しならなくとも、その代わりを「摂政」がおつとめになり、天皇陛下として最後の時を迎えるのが、「平成」の終焉となるのです。
陛下に、ご高齢でお身体が自由に動かなくなっても、認知症などの高齢者特有の症状がおみえになっても、公務や祭祀をしていただきたいなんて、誰も思いませし、望みません。
ゆっくりと、「摂政」にお任せになり、お休みいただければ、それでありがたいのです。

陛下よりも少し年輩の義母について、少し触れさせてください。
我が家の高齢の「ばあば」(私にとっては義母、息子たちにとっては祖母)にも、「ばあばは、いてくれればいいんだからね。おしめをしても、歩けなくなっても、認知症になってしまっても、いてくれればそれでいいんだから、何も気兼ねしないでね。」と話しています。
「お気持ち発表」のこの日、私たちが長男のお迎えに行き留守にしていた一時間半足らずの間に、ばあばは部屋にかけていたクーラーを寒く感じて切ってしまい、私たちが帰ってきたときには暑くなりすぎて、ソファーに半分さかさまにひっくり返って意識が朦朧とした状態でした。熱中症の症状がでてしまい、トイレにも行けず、粗相していました。
それでも、子どもたちも私も、優しくて働き者のばあばのことが大好きで、どんな状態になっても大切にするから、長生きしてほしいと願っています。

惧れおおくも陛下におかれても、何の憂いもなく、後進にお任せしてごゆっくり老後を過ごされればよろしいのです。
長生きされること。
それが、日本国民のお父さん、太古から続く祭祀王の末裔であせられる天皇陛下の、何より大切なお役目なのです。




◆天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。


全く影響がないことはあり得ませんが、天皇陛下がお隠れになる前に、年号が変わり、天皇陛下が交代する方が、ずっと深刻で多大な影響がでることと思います。
それに、皇太子殿下の次の天皇は、秋篠宮殿下です。
ご兄弟で続けて天皇に即位なさるとすれば、普通に考えると、次の御代、またはその次の御代はとても短くなることが想像されます。
皇太子殿下が、50代の若さで深刻なご病状(ズボンに頻繁に尿のシミ、さらには尿袋をご使用とのこと)が出ていることが事実であれば、そのことをどうして国民に黙っているのか、不審に思います。
皇太子殿下は、健康診断もなかなか行わず、2007年に天皇皇后両陛下の再三のすすめで検査した時には、十二指腸に大きなポリープが見つかり、切除されました。
ポリープとの発表ですが、2012年の海外公務の折には、泌尿器科の医師が同行されたとの話もあります。
ご家族でそろって規則だたしい時間にお食事を取らず、妃殿下や愛子内親王は、23時過ぎに夕食を取るとの話題もありました。不規則な食生活、飲酒、ストレス、皇太子妃の斯くも長き不在…。
「次期天皇」が早々につとまるどころか、「摂政」でさえも十分につとまらないのではないかと懸念いたします。

宮中祭祀では禊を行いますが、尿袋をつけたまま神前に上がり、祭祀することは可能なのでしょうか。




◆重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀に関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。


これには、思わず息をのんでしまいました。
「残される家族」・・・・。
もがりの行事とは、天皇が崩御されてから2か月間続く、葬儀の行事です。
その後の葬儀に関する行事も、1年間続くそうです。一般家庭でも、一周忌まで様々な法事がつづきます。

庶民の家庭でも、家族が亡くなること、葬儀をすることは、大変難儀なことです。
精神的にも肉体的にも、金銭的にも大きな負担となります。
しかし、かつてのきめ細やかな葬式の行事の中でも、省略できるものは省いて、出来るだけ簡素に執り行いたいとの遺志を遺族に残す方も多くなりました。
それが、高齢化、核家族化が進み、経済的にも苦しくなってきた一般家庭での風潮です。

かつて、昭和天皇は、ご自分の殯の行事のための負担を少しでも減らそうと、節約につとめ、質素にお暮らしになったと聞き及びます。
憲法上、大喪の礼(前天皇陛下の葬儀)と天皇の即位の礼は、全て国の予算で賄うことはできないようです。
古式ゆかしい平安装束に身を包み、国内外大変多くの賓客をお招きしての一大行事ですから、その規模から大変さは下々の者でもわかります。

「残される家族」

「こうした事態を避けることは出来ないものだろうか」

ショックです。
陛下は、天皇家を一般家庭のようにとらえていらっしゃることが、はっきりとわかってしまいました。

数年前に、「埋葬」ではなく「火葬」で、規模の小さい陵墓をお望みとのことも報道されました。
内廷皇族(天皇皇后両陛下、東宮ご一家)には、法律により3億2,400万円 内廷費として支出されています。内廷皇族にだけは、学費、教育費、御料牧場の肉、野菜、牛乳などの食糧が無償で支給されますが、他の宮家は、自費で購入しなくてはいけません。
ちなみに、秋篠宮家の皇族費は6710万円です。

皇后陛下のちょっとイケてない悪趣味のお洋服は、最高級の生地を使った新調のものばかり。
海外の結婚式にもシワシワの古着で出席してひんしゅくを買った雅子妃は、被服費を何に使っているのでしょうか。
噂では、小和田家の父親の莫大な借金を返すため、皇室のお宝をヤフオクなどで売ったり、国有財産であるティアラをバラして売り飛ばしてしまっていたり、そんな信じ難いきな臭い話も聞こえてきます。

昭和天皇のように、ご自分たちで伝統行事に備えることを続けてこられたら、「残された家族の心配」など、天皇陛下がなさる必要はないはずです。
しかも、そのような心配を、国民にこぼされても・・・。





◆始めにも述べましたように,憲法の下,天皇は国政に関する権能を有しません。
(略)
象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。
国民の理解を得られることを,切に願っています。



・・・・・・・・・。

天皇の国政の介入は憲法違反です。

そう何度もご自分でお話しされているのに、国民に対して、何を理解しろとおっしゃるのですか?






私の中では、

●残される家族が心配。葬式の行事を簡素化したいな~。

●天皇の業務を全身全霊で取り組んできたよ~。わかってくれてるよね。

●象徴天皇の在り方が、まだよく、わからないんだよ~。

●天皇をもう、やめたい。
 でも、「摂政」はダメ、ゼッタイ。 
← 理由は不明


という、「私」全開の泣きごとばかりで、「公」の立場で「国民」に見せてくださる覚悟や決意は、うかがいしれませんでした。




天皇陛下が、国民のことよりも、どうしてこんなにご家族のことを心配しているのか、それはただ一つ、長男の教育、指導に失敗したからではありませんか?

天皇陛下は、かつて、昭和天皇からは名代として篤く信頼され「東宮ちゃんがいるから大丈夫」と手放しの賞賛を受けたのではございませんか?

今、ご自身は「皇太子がいるから大丈夫」と、自信をもっておっしゃることができますか?


ご自分たちの子育ての不手際を差し置いて、国民が気づき始めてる皇太子一家の大いなる問題点から目をそらし、秋篠宮殿下と比べられることなく、皇太子を次の天皇に据えようとする、そのご真意は何でしょうか。


中国船籍の動きと、何か関係がありますか?
中共のスパイに、弱みを握られていることはございませんか?
中国との戦争に備えるために、現政権が憲法を改正し軍備を強化しようとしている動きをけん制しているということはありませんか?


「お気持ち」の発表が、私にとってはあまりにも残念な内容で、感動も感激もなく、空疎な内容でしたので、率直に感想を述べてみました。


天皇陛下は、賢帝でいらっしゃらなくてもよろしいのです。

ご自分のことやご自分の家族のことよりも、国民を案じ、愛してくださる方ならば、それだけでその資格がお有りになるのです。
それだけで、国民は嬉しく、ありがたく、大切に思うのです。


「私」よりも「公」。


国民のところまで下りて、国民に媚び、人気を取ることが天皇や皇族の役割ではないのです。

外国に対して、いつまでも謝罪と反省を述べることが左翼に喜ばれているから、いいことをしているなんて勘違いなさらないでいただきたい。

日本の国体、皇室、天皇陛下をお護りするため命懸けで闘ったご英霊にこそ、報いていただきたい。



自虐史観をお持ちの天皇陛下、GHQの洗脳を受け、ファミリー主義になった天皇陛下、韓国や中国ばかり大切にする天皇陛下。



天皇家は、日本の縮図。

今の日本、日本人が、「公」よりも「私」が大事、目に見えるわかりやすい価値観でしか物事をはかることができなくなってしまったから、陛下が象徴天皇の立場を超えて、政治介入するような事態になってしまっているのです。

望んでその立場になられたのではないのに、大変な時代に皇太子となり、天皇陛下として長年真摯におつとめになってくださった天皇陛下。

ありがとうございます。感謝しております。


あとは政府と学者と国民が、ゆっくりと時間をかけて、陛下の思いを理解し議論します。


陛下を、憲法違反の政治介入した天皇陛下として、歴史に悪名を残すことがないようにしなくてはいけません。


皇太子殿下が、本当に天皇として宮中祭祀を継承し、次代に引き継ぎ、国事行為などの公務をおつとめになることができるのか、どうぞお試しになってご覧になってください。

陛下の薫陶を受け、「象徴天皇とはなにか」をご理解されていらっしゃれば、立派な次期天皇として活躍し、陛下を安心させてくださることでしょう。



何よりも、国民が心からご信頼申し上げる秋篠宮殿下と悠仁親王殿下がいらっしゃいます。

国母に相応しい、憧れの紀子妃殿下、悠仁親王殿下をお支えする姉君の眞子内親王殿下、佳子内親王殿下もいらっしゃいます。


どうか、ご安心ください。


「摂政」をおけば、全て解決するのです。



富士宮市の県水産技術研究所富士養鱒場ご視察



「第12回日本アグーナリー」ご視察  富士宮市の県立富士山麓山の村

Posted at 2016/08/16 02:50:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 皇室破壊 | 日記
2016年08月15日 イイね!

日本人の対照的な二つの生き方。

日本人の対照的な二つの生き方。
現代の日本では、当たり前のことのように思える選択肢の多さ、多様な生き方。

職業、住むところ、結婚、趣味、服装や髪型、持ち物、思想、信仰、宗教。

選択は、個人の自由に委ねられている。



ほんの数十年前の日本、そして現代の日本以外の諸外国を思い浮かべてみても、これほど多くの選択肢があり、自由に選べる現在の日本は、なんと恵まれた稀有な存在なのでしょうか。



この日本で生まれ育ち、今まで生を全うすることを与えられてきた幸運。

この暑い夏の「二つのできごと」から、思いを巡らせ、じっくりと考えてみる。



◇ 二つの対照的な出来事。対照的な日本人。



いつもの年よりもさらに暑く感じる今年の夏。
それでも変わらない、恒例行事。


ご先祖さまをお迎えするお盆の時期。

終戦の日、先の大東亜戦争で亡くなった方々の御霊をお慰めする時期。

故郷を代表して対戦する、夏の高校野球全国大会。




それに加えさらに二つ、この夏だけの、自分にとって深く思いを巡らせる、あの対照的な出来事。



先人が辿り、積み上げ、築いてきた道。

愛しく思い、憧れ、少しでも近づきたい「かつての日本人」の姿。




過去にも、どの時代にも、現代と同じようにいろいろな人がいたことでしょう。

利己主義な人も、個人主義な人も、拝金主義や、悪代官のような人やラスボスも、私の憧れるかつての日本にも、間違いなくいたことでしょう。


でも、自由な選択肢が溢れている今より不便で生きづらい時代であっても、自身の享楽快楽のためだけに生きるのではなく家族、愛する人、大好きな故郷を大切に思い生きてきた人がいました。

それが奪わようとしている危機に際しては、大切なものを命懸けで守ろうとした多くの日本人が、当たり前のように存在していたことは、間違いのない事実です。

おそらく、今、現在の日本に存在している人の割合よりももっともっと多くの素敵な人たちが、つつましく明るく楽しく、協力し合って生きていたはずです。


ご英霊と呼ばれる御霊は、特攻隊などで戦死を遂げた方ばかりではありません。
さまざまな持ち場で、人知れず命を落とした多くの方々の犠牲の上に、今の日本があります。
私と感覚や考えが違う方。お願いですから「ご英霊は美化されている」なんて云わないでください。大変失礼で恥ずかしいことですから。

自分にはとてもそんなことできないと思っていても、その時代を生きた方たちにとっての当たり前の精神や覚悟を貶めることは、許されないことです。





◇ よりよく生きる、とは。



ああ、今日も生きている!
息をしている!
手足、身体が動く!
お日様がでている!
子供たちも元気だ!
地震や火山の噴火も自然災害もなく、変わらない故郷がそこにある!


失くしてしまって気づくこともあるけれど、実際に失わなくても想像することで、当たり前のように「そこにある」ことに感謝できるのです。
『足るを知る』気持ちがあれば、ありがたさが身に沁みます。

人と比べたり過去と比べたりすれば、少なくなってしまったものや失くしてしまったことは確かにあるかもしれない。
でも、健康で生きてさえいれば、また取り戻せるかもしれないし、近づきそれを超えることもできるかもしれない。

たとえお金やモノがたくさんあっても、本当に欲しいモノは手に入れることはできないのかもしれないのだから、ないモノや失ってしまったことを考えて嘆いていても仕方がありません。



それならば、今ある幸せ、幸運を実感しながら、また感謝しながら生活すれば、明るく楽しい気持ちで過ごせるはずです。


自分が楽しくて明るい気持ちでいることで、周りの人にも、そんな気持ちが波のように伝わって、一緒に楽しい気分になれるはず。

「類は友を呼ぶ」で、同じく明るい波長の人同士、共鳴し合って楽しくいられるはず。

「無いモノ」を数えず考えず、「そこにあるモノ」を見つめてニッコリと笑い、感謝できる。


そんな生き方は、小さなことでも幸せを感じることができる、お得で楽しい生き方だと思っています。




そして、自分自身の運命や環境を受け止め、受け入れながら、楽しく明るく生活しようと思いつつ、自分以外の誰かのため、大切な人、大切な故郷のために役に立ちたい、この日本や未来の日本を守りたいと思い、やはり明るく楽しく生きていこうとすることが、「よりよく生きる」ことにつながっていくと信じています。

手にしていないモノに不満を持たず、今手にしているモノをありがたく思う。

マイナスの感情やネガティブな考えばかりしている人の近くにいると、つらく悲しい気持ちがうつってしまいます。

多くの人に影響を与える要人、有名人、スポーツマンなどが、自分自身の快楽、利益を追求するためだけでなく、公の心を持ち、明るいオーラを放ちながら楽しく前向きに生きていらっしゃると、本当にありがたいことだと感謝したくなります。



◇ 自分自身が楽しい!



自分が楽しいから、楽しい!
自分以外の人が愉しんでいる姿を見ていても、楽しい!


ちょっとの違いだけど、ものすごく大きな違いだと思いませんか。


自分が好きなことをやっていたり、美味しいものを食べていれば、楽しい気分になることはよくわかりますよね。

大好きな車に乗ってドライブしたり、大好きな音楽を聴いたり、気の合う友達とおしゃべりしたり、好きな本や漫画、映画などを見たり、季節の美味しいものをいただいたり、美しい景色を見たり・・・。

でも、それだけでなくて、自分の周りの人や頑張っている人の充実した楽しい気持ちを一緒に味わうことができると、楽しい気分がもっと増えるのです。


子供たちの笑顔、家族の満ち足りた顔。
挨拶を交わすご近所さんのいつもの明るい顔、家族旅行に出かける友達一家。
高校野球で試合をする高校球児、応援団、家族の人たち。

僻んだり妬んだり嫉みの気持ちをもたずに、素直に共感して、一緒に明るく楽しい気分になっちゃうのです。






そして、地球の裏側でリオデジャネイロオリンピックに出場し、練習の成果を発揮して活躍している選手たち!


アスリートの皆さんの積み重ねてきた努力の日々に感嘆し、驚き、称賛します。


鍛えあげた肉体が、何もかもを語っています。

どれほどの日々、時間を、己を鍛え磨き上げることに費やしてきたのか。

犠牲にしたことも、我慢したこともあるでしょう。
しかし、自らが進んで選んだ道だから、「犠牲」や「我慢」なんてネガティブな思いは持たずに、進んで受け入れて、自分を信じて邁進してきたことでしょう。
誰かに強要されたものでも、イヤイヤながら取り組んできたことでもないはずです。


きっかけが何であろうと、オリンピックという選ばれた者しか立つことができない舞台にあがるまでには、自分自身の意思で強く、速く、誰にも負けない力を培おうとした努力があります。

肉体を鍛え技を磨き、人と競い合い自分と闘うアスリートのひたむきな姿からは、まぶしいオーラが放たれ、何も語らなくとも圧倒的な存在感があります。

見事に本懐を遂げた方、あと一歩で悔しい思いを残した方、饒舌な方も口下手な方も、どれほどの努力を重ねてそこにいるのか、見ている人に想像させるだけの圧倒的な肉体がそこにはあります。


メダル獲得の有無に関わらず、持って生まれた才能や環境に恵まれていた人、そうではない人。

全ての努力を重ねてきた人や、その人たちを支えてきたスタッフに対して、尊敬と感動の気持ちが湧きあがってきます。

これは、オリンピックの時だけでなく、例えば「プロジェクトX」や「プロフェッショナル」のような、スポーツ界以外でも、有名無名に関わらず各界で活躍している人々を取り上げる番組を見たり、本を読んだり、ネットで知ったりするときにも湧きあがってくる気持ちです。

過去の日本人の、当たり前にように振る舞う気高い精神をうかがい知る時にも、同じ様に心が震えます。



それは全て、自分で選んだ己の道。決して人のせいにはしない道。

その道で正解なのかどうかもわからずに、でも信じて進む険しい道。

自分の技術や肉体を磨き、極限まで到達しようと努力し創意工夫し挑戦する道。

誰かに強要されて仕方なくやっているわけではなく、自らが望んで歩む茨の道。


自分自身の満足のために追求している過程でありながら、そこには応援してくれる誰かのため、家族のため、仲間のため、世の中のためになる要素も含まれている。
それが、日本のため、お国のためという気持ちに繋がっているのかもしれない。

私心を超えて、とてつもない偉業をやってのける人たちに共通する強さと優しさにこそ、それまでの日本人が歩んできた道が見えるような気がします。





いつの日かやってくるその時。

長く困難な心身の鍛錬のあと、力尽き、己の「限界」に向かい合い「引退」を悟る時。
潔く後進に道を譲り、その道を照らし、それまで協力・応援してくれけた方々に報いるように、今度は指導、応援する立場にまわり、相応しい立場で生きていこうと決意します。


そんな方たちにこそふさわしいのが、「全身全霊」という言葉です。





◇ 『自分を活かす極意』



話はちょっと変わります。


暑いある日の昼下がり。

となりにゴロンと寝転んで「BLUE GIANT」の単行本を読んでいる長男と一緒に、私も本を読み始めました。

ふと、何気なく手に取ったのは、齋藤 孝著 『齋藤スタイル 自分を活かす極意』です。


【目次】

第一章 日本語 PARTⅠ  対談:福田和也 本上まなみ 大槻ケンヂ
第二章 腰・肚、身体
第三章 「できる人」になる  対談:和田秀樹 フローラン・ダバディ
第四章 教育、子ども   対談:福田和也
第五章 日本語 PARTⅡ  対談:ねじめ正一 立川談四楼 塚越孝
第六章 コラム
第七章 読む   対談:林望 鈴村和成 谷川俊太郎


日本語力と身体感覚を磨け
「型」こそ基本。
「ムカツク」隆盛の今「腰・肚文化」復権を
「ムカツク」と「キレる」のメカニズム
10代の意欲を引き出すには
沿いつつ「ずらす」コミュニケーション
日本人はみな上達好きだった






「声に出して読みたい日本語」でおなじみの、現在は明治大学教授の齋藤孝先生。
陽気なオーラに包まれた、なぜかトッポジージョを思い浮かべてしまう齋藤先生のファンです。
この本は、2003年に出版された初版本です。


オリンピックの時期にぴったり。
偶然この本を手に取ったのも、何かの啓示かもしれません。

日本人の身体感覚についても書かれていたことを思い出しました。
相撲の四股、腰や肚、丹田、呼吸法など、昔の日本人が農作業や武道の鍛錬などをしながら自然に鍛えていた身体と精神について、大切さを再認識しました。

ぬかる田んぼに入って、根を張った雑草を抜くとき、身体のどこに力をいれることが肝要なのか、実際に体験して改めて実感しました。


教員をしていた当時から、次第に子供たちはゲームで遊ぶ機会が多くなり、友達と相撲をしたり身体を使ったり触れて遊ぶ機会も少なく、いざという時の胆力もないことが気になっていました。

身体を使って遊ぶことだけでなく、腹式呼吸で大きな声で歌い心を合わせて合唱したり、名文を大きな声で気持ちよく読むことも実践しました。


今、自分の息子たちは二つ学年は離れていますが身体の大きさはほぼ一緒なので、怪我をしないように気をつけながらじゃれあったり相撲をしてよく遊んでいます。

武道に取り組む時にも、一番大切なのことは腰や肚や丹田、姿勢、そして素直に学ぶ真っ直ぐな心だと思っています。
「型から入り、型を出る」という、高校時代に学んだ剣道の先生の言葉を今も大事にしています。


日本人が古来から大切にしてきた身体と心の鍛錬について、自分に厳しく向き合い鍛え抜いてきたアスリートたちの姿を見るにつけ、改めて考える機会となりました。



第一章 日本語 PARTⅠ の大槻ケンヂさんとの対談を、一部ご紹介します。

  齋藤 孝著『齋藤スタイル 自分を活かす極意』P41~43 より 一部引用



大槻●もう一度言いたいんですが、面白さの面でマンガやゲームに負けてしまうという部分は、いったいどうしたらいいんでしょう。

齋藤●家ではマンガやゲームが勝ちますが、学校では違う。学校自体も相撲部屋、常識が違う。つまり、日常ではないんですよ。世間がどう変わろうと、九九は教えるし、漱石を読ませる。頑固ジジイのようなところが、ちょっと必要なんですよ。

大槻●オレ、それ、いいなあ。そうだと思う。「何でこれを覚えなければいけないの?」のような、生徒の自主性とかという話になるとね・・・。

齋藤●「自主性は家で両親の思うように育ててください。しかし、学校は相撲部屋ですよ」ということです。そういうものがなくなると、結局、ゲームを親子で楽しむ文化だけになって、大人が子どもの文化に寄り添うことになる。すると、子どもが大人になりたがらなくなるんです。大人への憧れがなくなる。だから、大人には凄みが必要で、子どもに見せつけなければならない。大人が下りていって子どもに合わせるのではなく、子どもが大人に合わせるようにすべきです。

大槻●大人になってから、教科書の作品を読み返して、凄さの意味に気づいたりするんでしょうね。


(略)


齋藤●シェイクスピアを読ませるのも、四股です。でも、子どもたちにすごい人気だったんですよ。「マクベス」を授業でやったら、続きが読みたいと大変な反響でした。

大槻●朗読するからこそ、盛り上がるという部分もあるのでしょうね。

齋藤●さすがシェイクスピア、みんなの気持ちを高揚させるんです。

大槻●フランソワ・ラブレーの「ガルガンチュワ物語」というのも、とんでもないですね。知らない作家だったんですが、びっくりしました。時代もジャンルも違いますけど、先輩のパンクミュージシャンの町田町蔵、現在は作家の町田康の歌とか小説を思い起こすような作品でした。

齋藤●そうですか? 大槻さん、凄いセンスだな、それは。実は小学生に町田康の「爆発道祖神」を読ませたら、バカ受けだったんですよね。

大槻●町田康を小学生に読ませますか?(笑) それっていいんですか?

齋藤●三色ボールペンで線を引かせると、主観大切の緑をみんなバンバン使うんです。それで『三色ボールペンで読む日本語』に入れて、欄を引く説明の作品にしたかったのですが事情があり、代わりにラブレーの「パンダグリュエル物語」を入れたんです。ラブレーと町田康は似たところがあると書いたんですが、この本は読まれてないんですよね?

大槻●ええ。オレ、いいところついているよ。あらら、嬉しいな(笑)。

齋藤●音楽をやる人は、絶対に文章を書くのに向いていると思いますよ。文章の命はリズムですからね。読んでいてリズムを感じさせるのが名文の秘訣です。若いコはそれがよく分かるんでしょうね。子どももリズムがわるいと、なかなか入ってこない。

(略)



私は、本を読む時も音楽を聴くときも、直感で好きな人を選んで、好んで「摂取」します。
齋藤孝さんも大槻ケンヂさんも、大好きです。
自分の中に、憧れるところ、似ているところがあると、読んでいたり聴いていたりしても楽しくて、自然に嬉しい気持ちになってきます。


…………………………………・・



さあ、ここまで読んでいただいて、対照的な「日本人」像について私がお伝えしたいこと、なんとなくお分かりになった方はいらっしゃいますか?



それは、「リオ五輪に出場しているアスリートの皆さん」と、お気持ちの発表をした「天皇陛下」から推察する日本人像です。



五輪自体は審判の不正疑惑やドーピング問題、人種差別や白人優位のためのルール改正などIOCに問題がいっぱいあるし、メダル至上主義のようなマスコミの報道の仕方にも不快感はあります。

しかし、ここまでオリンピック前半を終えて登場した選手の皆さんの、フェアで、真摯に競技に取り組む姿勢やご活躍には、自然と胸が熱くなり、感動しまくっています。

本人のとてつもない努力はもちろんのこと、それを支えているスタッフや家族、組織の力添えも見事だと思います。



日本人の、その道を究めようとたたゆまぬ努力を続ける姿勢。

自分の選んだ道をひたすら追い求め、人のせいにせず突き進む姿勢。

後進や、その競技界全体のことを考え、どう役に立つか考えての引き際。




好き嫌い、快や不快など、個人のレベルで考えるのではなく、まずは「相撲部屋のように」その世界にたとえ嫌でもどっぷりとつかり、身体に沁み込ませることで初めて気づくこと、悟ることもたくさんあるのが世の中です。
つらいから、イヤだからといって習い事や部活をすぐにやめてしまったり、学校や会社からリタイヤしてしまうと、大切なことや面白さに気づけないこともあるのかもしれません。



社会全体、日本全体に影響を及ぼし役に立てるお立場にありながら、結局は自分の運命を受け入れられなかったという、さしてありがたくもなく感動もなく、情けなくさえ思う「お気持ち発表」には、心底がっかりしました。


天皇というお立場が、ずっとお嫌でご負担だったのですね。

早くその立場から下りて、安堵なさりたかったのですね。




しかし、後継者の方に憂いなく、安心してお任せになれるのですか?
ご長男に、ご自分のお気持ちをしっかりと引き継ぎ、ご指導なさってこられたのですか?
まずは、天皇家、皇室の中で「摂政」として引き継いでいただくのが筋ではございませんか?

国民にご自分が「全身全霊」で取り組んだとおっしゃっられてもありがたいことだとは思いますが、その大切な使命、お心構えをまずは伝えるべきご長男に「全身全霊」でお伝えし、ご指導されているのですか?
された結果が、アレですか?

自画自賛のお言葉にも驚きましたが、よもや、「残された家族が心配」などという言葉を、公人中の公人のお方のお口から聞くことがあるとは、思ってもみませんでした。



ご自分の生まれた家、環境、立場、将来。

決してご自分が自由に選択したわけではない、宿命。

しかし、その宿命、運命に添ってみよう受け入れてみようとご覚悟を決め、むしろ皇族としてありがたい経験ができることに感謝して日々の公務に臨んでいらっしゃるお気持ちを、秋篠宮殿下のお誕生日会見から拝察することができます。
お子様方にも、それは見事に引き継がれていらっしゃいます。

大変すばらしく、日本国民としてただただありがたいことだと感謝しております。


昭和帝と秋篠宮殿下が持っていらっしゃる公的なお立場のご自覚や祭祀王としてのお覚悟と、今上天皇陛下のそれとは、全く異なっていらっしゃることが、私的な「お気持ち」をなぜかここの時期に電波ジャックして放送した結果、分かってしまいました。


それにつけても、自ら憲法違反の行為だと認めながら、言葉の外に含めた憲法を改正したいという「お気持ち」は汲みとってほしい・・・。

現在の皇室典範に則った「摂政」ではなく、皇室典範を改定する必要がある「譲位」する方向へと舵を切るよう強要している「憲法違反、しかも公人なのに私的につぶやいたお気持ち」など、矛盾も甚だしくちゃんちゃらおかしいのですが、そのような声は一部ネットの中でしかあがっていないように思われます。


一般家庭の高齢者問題とは、全く次元が違うのです。





憲法で男系男子の皇位継承が定められているにも関わらず、女系天皇、女性宮家のついての議論を進めようとされていることにも、驚きと不満を私は隠しません。
そこに、天皇陛下のご意向がないとは、考えられません。

日本の伝統ある皇室は、欧州諸国の王室とは全く異なる性質をもつものです。

「宮中祭祀」を継承し、国のために己の命をかけて祈ることが天皇、ご皇室のお役目です。


キリスト教的価値観、男女同権、長子優先、家庭内の問題と、「日本そのもの」である皇室の問題が矮小化されていることを懸念しています。

皇位継承は、皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁親王殿下へ引き継がれていく。
そこにいったい、何の問題があるのでしょう。

「摂政」という制度が現行の皇室典範にあり、昭和天皇も大正天皇の摂政をおつとめになり、今上天皇も晩年の昭和天皇に代わって公務を代行されてきたのです。


いったい、どんな問題があるのでしょう。

「皇太子」が空位となっても、「皇太弟」として秋篠宮殿下が次代を引き継ぐのみ。

どうしても今、天皇を退位して、年号も変え、皇太子殿下に即位していただく理由が見当たりません。

これまで公務をさぼりつづけ、国民のことよりも妻子のことが大切としか思えないような言動をされ、外国での公務でも失態続き、家庭問題だけでなく、発表はされていないけれど深刻な健康問題も抱えている皇太子殿下に全てを引き継ぐことより、むしろ、肝要なご公務の大半を恙無くおつとめになられている秋篠宮両殿下に宮中祭祀を引き継いでいただくことこそ、急務かと。




「お気持ちを重く受け止める」


皇太子殿下もそうおっしゃったそうな。
流行語大賞でもねらっているんでしょうかねえ。

皇后陛下お得意の「心を寄せる」と同じく、皇太子殿下の発言は、なんとなく当たり障りのない玉虫色のマジックワードにしか思えません。


救いは、真摯な面持ちで「重く受けとめ」、陛下自らが大好きでいらっしゃる憲法にとって違反とならないように、天皇の政治利用に当たらないよう慎重にことを進めようとしている安倍総理はじめ政府の対応です。

そうなんです。政府も「重く受け止める」と言いながら、必要のない公務、勝手に拡大し過ぎたお楽しみの観賞や式典参加などをまず、減らしていけばいいんです。

そして、皇太子殿下に代理として陛下のなさっている公務をどんどん引き受けていただく。
働き盛りの50代半ばですから、国民の鑑としてバリバリと働いていただく。


ぜひ、真心のこもった公務を拝見させていただきたく存じます。





安倍総理を信頼していますが、安倍内閣も自民党も一枚岩ではなく、獅子身中の虫である親中、反日金権議員も紛れ込んでいます。

10億円をちらつかせながら某国に慰安婦問題の解決を迫り、国際社会に対しても約束を守る姿勢を見せるよう強く厳しく対処していくのと同様に、「重く受け止める」という便利で素晴らしいお言葉通り、政府も国民も、焦ることなく真剣に考え、見守っていくことが大切です。








びっくりするなあ、もう。 コレ、釣り針だよね?

「天皇が変わる = 年号が変わる」 だけの認識なんでしょうね。







実に、タイムリー。目の付けどころが速い。目聡いなあ、もう。


Posted at 2016/08/15 00:15:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 生きること | 日記

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