シン・ゴジラ、観賞前。
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・次男・・・ウルトラマンが大好き。怪獣大好き。
・長男・・・戦車、戦闘機大好き。ラジコン、プラモ大好き。
・母・・・国難映画、力を合わせて困難を乗り越える設定大好き。
・久しぶりのゴジラ映画だが、初めてゴジラが登場するという設定。
・子供たちにとっては、初めての映画館での観賞作品となる。
・母が初めて映画館で観た映画は、「キングコング」。
・息子たち、ゴジラの動きは野村萬斎氏がやっていることを知っている。
家のテレビとは違って大画面、大音量で観賞できる大迫力映像が映画館では楽しめる。
自衛隊大好き、自虐史観・自称リベラル・左翼が大嫌いな私。
ゴジラが現れた日本の首都・東京を、政治家や官僚、科学者、自衛隊など「公」の精神を持つ人たちがどうやって守るのか、その姿を息子たちと一緒に見届けたい。
以上の条件がそろえば、あとはもう、
「シン・ゴジラ」を観るしかない!!
『シン・ゴジラ』予告2
観賞後。感想と考察
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※ ネタバレを含みますので、ご留意ください。
♪パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・! スタンディング・オベーション(エア)
なんて清々しい。
なんと素晴らしい。
あ~~! 観てよかった!
自分史上、邦画の最高傑作です。
エンドロールの最後には、エアでなく、しっかり拍手をしました。
その時には、9人いた観客は、私たち3人だけになっていましたので。
主演の長谷川博己さん、竹野内 豊さん、石原 さとみさんのメインキャストにつづき、
五十音順で総勢328人もの名前が流れていきます。
あの俳優さんも、あの重鎮も、あいうえお順に並んで紹介されていきます。
そして、最後に、野村萬斎氏。
スタッフも、文字の大小、重軽もなく、同じ様に列記されます。
圧巻です。
素晴らしい映画を観たときには、その映画を創った監督、脚本家、映像や音響スタッフ、出演者、協力者、スポンサー・・・、制作に関わったすべての人に敬意を表して、最後まで見届けることを子供たちに教えたかったのです。
その間のBGMは、あの伊福部 昭氏作曲の「ゴジラのテーマ」、そしてヤシオリ作戦で使用した「宇宙大作戦テーマ」、さらにエヴァンゲリオンの「EM20」・・・。
1. 『巨大不明生物特設災害対策本部』略して「巨災対」。
かっちょええーーーーっ!
巨災対とは(ピクシブ大百科)
巨大不明生物の上陸とそれによる多大な被害を目の当たりにした日本政府は来るべき再上陸に備えるために内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)に命じて対策本部を編成させる。矢口は盟友の保守第一党政調副会長・泉修一(松尾諭)の協力を得て各省庁から様々な分野のエキスパートを集結させ、巨大不明生物特設災害対策本部を編成した。
かくして集結した面々は
“首を斜めに振らない”と形容される骨太の連中……といえば聞こえはいいが、その実は そもそも出世に無縁な霞ヶ関のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児など、ドがつくほどの曲者揃いであった。
しかし彼らは
上下関係も所属も関係ない一つ屋根の下に集うことで各々のポテンシャルを最大限に発揮し、やがて巨大不明生物=ゴジラから日本を守る中心的存在となっていく。
劇中では僅かなサンプルと牧悟郎の残したデータからゴジラの体内原子炉器官の冷却システムの原理を早い段階で理解し、そのシステムを停止させることがゴジラを倒せる手段であると見抜いた。
他にも国内外のコネを総動員してゴジラの生体組織の解析やゴジラの原子炉停止に必要な薬剤の生産、そしてそれゴジラに投与する作戦実行のための重機集めといった下準備を進めたのも彼らである。
なお、東京におけるゴジラの暴走によりこの組織の人員にも大きな被害が出ており、立川臨時施設で再合流した時には総人員数は半数にまで減っている
(以上、
ピクシブ百科事典「巨災対(きょさいたい)」 より引用しました )
あ~~~~ (☆´ -`)(´- `☆)。o0(ステキィ…)。
憧れの天才的理系脳、思考し、行動するキレッキレの利巧者たち!
一匹オオカミ同士が組織の枠や常識に囚われずガチで目的に邁進すると、突破口が見えてくる!
そう。
日本にいる、まだ棲息している、なかなか理解されにくいオタクと紙一重の天才たち。
一握りのこのような天才たちが生まれ、育ち、社会で生かされるために、義務教育は大切なのです!
この人たちが出現するためには、好奇心、興味関心を自由に広げ、型から入り型を出る小学校教育が必要なのです!
この人たちを生んだ古くから存在する日本の土壌に感謝し、これからも守っていかなくてはならないという思いを、強く持ちました。
残念だけど、このようなメンバーにはとても加われない自分が目指すのは、・・・。
片桐はいりさん扮する官邸ベテラン職員かしら。
三角斤をかぶって、、テーブルをそっと片付けながら、寝る間も惜しんで働く主人公たちにおにぎりやみそ汁を振る舞ってちょっと癒しを与える、そんな存在になれたらいいなあ。
2.二世議員&官僚、「公」の精神を持って大いに活躍する。
親のコネクション、大いに結構!
日本やアメリカという大きな国を動かす政治家や官僚には、幼い頃からその職を身近に感じ、家庭の中でも培われる資質、精神が不可欠です。
お金や名誉のために、権力の座に就こうとする卑しい人物は、政治家や官僚になってはいけません。
舛添・前都知事、元外務次官小和田 恒氏が、まさにそのワルイ例。
お金に卑しかったり、地位や名誉に執着するような育ちの人物が、人のために役に立とうとなんてするものですか!
利己的な人には、社会のため、他人のため、公のための利他的な行いはできません。
現総理の安倍晋三氏も、名門政治家一族のサラブレッド。
お子さんがいらっしゃらなくても、奥様と共にご自分の子供のように「日本」を守り、「日本人」の未来を信じて、日夜職務を遂行してくださっているように拝察しています。
長谷川博己さん演じる内閣官房副長官の、誠実で真っ直ぐ、正義感、熱血漢あふれるエリート官僚の、ただひたすらに「日本を守りたい」という信念が、爽やかで清らかで、心から有難く、嬉しく思えました。
このような人たちを、真の「上級国民」として尊敬し、見習いたい!
石原さとみさん演じる、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンも、40代で大統領を目指す政治家一家のお嬢さん。
アメリカンなネイティブ・スピーキング・イングリッシュが、スカしてイイ感じでした。
セクシーな唇に、いつも目がくぎ付け。 あっ。 ・・・筋肉マンの唇に、似てる?
自信満々で、キュートで、とってもステキです♪
おばあさんが日本人で、二度も原爆を落とされたことに言及するところも、ポイントでしたね。
3.国難。そのとき国は、指導者は、どう動くか。
ゴジラが東京湾に現れてから、変態・進化していきます。
なんと、第四段階まで!
ゴジラといえば、最終進化型しか知らない私にとっては、驚きであり新鮮でもあり。
はじめの爬虫類のような、ツチノコのような、深海魚のサメが進化したような、ギョロ目とエラが特徴的な形態。
(ええっ? これがゴジラ?)
その後、二足歩行になり、巨大化して、背中や尻尾からも青い閃光を放ち、どうにもこうにも止められそうにない。
それぞれの段階で、はじめは楽観的であった政府も、どう対処するのか迫られる。
その過程が実に、日本らしい。
会議ばかり開き、ようやく決定されたことは後手後手に回り、目の前のテレビ中継の映像によって覆され、先手が打てない。
「総理、何者かが海底にいる可能性があります」
-「会議録に記録されるんだぞ」
-「お前を押した長官の立場も考えろ。いいな、忠告したぞ」
本音を発言することを憚られる会議。人数ばかり多く、遅々として進まない対策会議。
「有識者会議」に召集された保身第一の御用学者のご意見は全く役に立たず、まさに時間の無駄。
しかし。
待ったなしの非常事態に際しては、官房長官、防衛庁長官が提言し、そして総理大臣が全責任を負って決断を下す!
・・・その前に、アメリカ大統領のご意見を伺って(苦笑)
シンゴジラでの内閣は、日本らしい優柔不断さと責任回避する場面もありながら、切迫した事態に、きっぱりと決断をくだしました。
では、ゴジラ上陸時にも匹敵する、あの未曾有の国難に見舞われた東日本大震災の菅内閣ではどうだったのか。
そのことは、こちらのブログに詳しい。
「シン・ゴジラ」にみる日本的意思決定
池田 信夫氏ブログ「アゴラ」
2016年8月30日
(一部、引用させていただきます)
会議のディテールはよく取材しており、首相がやたらにどなり散らすところは震災のときの某首相のパロディだし、「有識者会議」ばかり開いて何も決まらないところも民主党政権を笑っているのだろうが、実際の菅内閣はもっとひどかった。
映画では「閣議決定で**法を出す」というシーンがたくさん出てくるが、
民主党政権は震災のとき、ほとんど閣議決定をしていない。法律も出していない。「閣僚会議」と称する
非公式の会合で「閣議了解」なる根拠法のない決定を乱発したのだ。
某首相が原発を止めたときも、原子力規制委員会は
その「超法規的」な決定を追認し、3ページのメモで全国の原発を止めてしまった。止めたプロセスが非合法だから、合法的に運転再開できない。改正された原子炉等規制法でも、原発のバックフィットに関する規定はいまだに欠けたままで、関連法も委員会規則もない。
これは庵野監督のような普通の民間人には、理解不能だろう。
映画では過剰に法律で決まるように描かれているが、逆なのだ。日本では三反園知事のような「無法者」が政治を決め、官僚はそれを法律で追認し、マスコミが「法を超えた正義」を応援するのだ(映画にはマスコミが出てこない)。
(以上、一部引用 了)
モゥダメポ゙━━。゚(。ノωヽ。)゚。━━ォ!!!
民主党政権は、ひどかった。ただひたすらに、杜撰で幼稚でどうしようもないごっこ遊びの集団だった。
自己責任を負えない、自意識過剰で自己顕示欲が強くて自分が大好き、「有害なナルシスト」な政治家たちが、自己陶酔し、権力を握ることの危険性と愚かさを、日本人は肝に銘じ、今後二度と許してはいけない。
大きな組織が、国体を揺るがす重要事項を決定する場合には、個人の資質、判断にゆだねると取り返しのつかないことになりかねない。
シンゴジラでは、内閣官房副長官のもと、
絶妙かつ的確な人選で急ぎ招集された「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」の活躍により、ゴジラ対策の方針が決まり、迅速な作戦遂行に向けて全ての力が結集されたことが、結末につながった。
『上下関係も所属も関係ない一つ屋根の下に集うことで各々のポテンシャルを最大限に発揮』できる日本人の叡智を結集させ、ひとつの目的に対して集中して力を合わせる日本人の組織ごとのチームワークが見事に描かれていた。
では、政治家や官僚はどうであったか。
防衛大臣(余貴美子)「総理!撃ちますよ。いいですね?」
かっこいい!
少しも動揺せず、揺るぎない信念で自衛隊を活動させる責任者。
現・稲田大臣の幼稚で残念な様が、際立ってしまう。
あのちゃらい服装(娘がコーディネイト? 止めなさいよ)、辻元氏に対する答弁での涙…。
女性閣僚は、肝が座った人でなければつとめられない。
余防衛大臣は、どの男性の大臣よりも、強くてカッコよかった。
内閣府特命担当大臣(中村育二)は、甘利元大臣そっくりで、画面に映るたびに、草www

■左側が中村さんで 右が甘利さん(笑)
当初の総理大臣(大杉漣)、官房長官(柄本明)、適役。
まさに、現実に内閣にいそうなナチュラルな役者さん。
松尾スズキ、古田新太、片桐はいり、塚本晋也、高橋一生、松尾諭・・・。
劇団出身のステキな俳優さんが、過剰でない演技で「現実に、ゼッタイいるいる」な人になっていて、ホントに楽しかった。
自衛隊幹部(國村隼)、「仕事ですから」。
超、カッコいい!
自衛隊員(ピエール瀧)、出番は少ないのにあの存在感。
かつての自衛隊の知り合いが、ピエール瀧さんと柔道の古賀稔彦さんとボクシングの村田諒太さんを足して3で割ったような人だったから、余計に親しみがわきます。
そして、最後に責任をとって退陣する臨時内閣総理大臣(平泉 成)。
年功序列で仕方なく引き受けた背景も日本的なら、黙って頭を下げ続ける最高責任者の描き方も、日本的。
平泉さんの飄々とした感じとあのかすれ声は、いつだって私のツボです。
たまらないわ。
日本、万歳!
シン・ゴジラ 巨災対のテーマ
3.日本人とは。それぞれの役割。
シンゴジラの出演者の役名と日本のリアル組織比較
じつに、約300人の出演者と多数のエキストラ。
ゴジラに対峙する政府や自衛隊、科学者だけでなく、市井の人々もたくさん登場します。
国難に瀕した際、それぞれがどう動くのか、働くのか。
指導者である政府、官僚の動きと、できるだけ穏便に自力で解決しようと奮闘する科学者や自衛隊、消防や警察。
「公務員」として、「公」のために全力を尽くそうとする人々の姿は、美しくもあります。
息子たちに、本来の公務員、公のために尽くす人々、リーダーの姿がしっかりと描かれている映画を見せることができて、本当に幸せです。
本当の日本人の「上級国民」とは、自分のポテンシャルをあらゆる方法を模索しながらフルに活用し、国のため、国民のために行動にうつせる人々のことである。
映画を観ていてイラっとこなかったのは、マスコミや反対勢力を目にすることがなかったからかもしれません。
「環境保護団体」「各団体」からの声として、当初、ゴジラを捕獲保護する要請が来ていたことに、草www
主人公たちが寝る時間も惜しんで対策を講じ、帰宅もせず霞が関の部屋の椅子で眠ってしまう後ろで、「安保法案反対」の時のようなデモ隊の拡声器の声は聞こえていたりwww
ゴジラが海に一度帰って行く前、自衛隊の攻撃のチャンスがありながら、おばあちゃんを背負った民間人がそばを通ったため、攻撃を中止したり。
(ソフトバンクのCМになっていると、息子たちが教えてくれました。幸村がでてポッキー?を配ろうとしているそうで・・・)
もし、野党やマスコミ、環境保護団体などの反対勢力まで丁寧に描いていたら、映画のテンポは格段に悪くなっていたに違いありません。
そして、むかむかしていたはずです。
『映す価値なし』と、脚本・総監督の庵野秀明氏が判断したのは、正しいです。
邪魔ばかりして役立たずの人々の存在は、あえて取り上げる必要もありません。
安倍総理の「最終的かつ不可逆的に解決」するはずの日韓合意への対応や、米大統領選挙の結果に対して、一喜一憂して揚げ足ばかり取っているマスコミや自称保守の人も、私には同じカテゴリーにしか思えません。
口だけ番長の自称保守・自称愛国者の人たちよりも、映画に描かれていた恐怖や不満も持ちながら、避難勧告に粛々と従い実行する一般国民の姿が頼もしく見えました。
「信用できる政府」をとことん信じ、速やかにその指示に従い、自分にできることを周囲の人と協力して実行することが、日本人としてのあるべき姿だと思いました。
4.ゴジラの正体。そして、本当の「敵」とは。
謎に満ちたゴジラの正体。
キーマンである牧博士は、ボートから消えたまま。
折り鶴と宮沢賢治の本がヒントになりそうですが、一度観ただけではよくわかりません。
ゴジラが凍結した後の最後のシーンで、ゴジラのしっぽに人間の形をしたものが映り、想像を掻き立てられました。
ゴジラは東京湾に現れたけれど、誕生する背景には、各国が海底に不法投棄した放射能廃棄物が関係していることは間違いありません。
東京湾…、というより、バンバン捨てられている日本海に現れてもおかしくありません。
日本海側の町では「絵」になりませんから、日本の首都に現れる、またはそこに誘導するほうがインパクトはありますから、映画的には当然ですが。
福島第一発電所の水素爆発による放射能汚染ばかりがクローズアップされて、日本国内でも、日本の原子力発電所の稼働反対ばかりしていますが、本当に杜撰で危険なのは、中国、韓国の原子力発電施設であり、露西亜、アメリカなど原子力潜水艦や放射能の不法投棄です。
ゴジラに対する自衛隊の攻撃は、百発百中。
遠く、富士山のふもとからもミサイルが発射されました。
多摩作戦の実行もお見事!
しかし、火力の効果はほとんどありませんでした。
代わって、米軍の兵器を使ったところ、ゴジラには甚大なダメージを与えたものの、更なる進化を促し、その結果、東京中がめちゃめちゃに攻撃され、壊滅状態に追いこまれてしまいました。
さらに、ゴジラを倒すためにアメリカが出した答えは、何と、核兵器の使用!
びっくり仰天!
ゴジラが分裂して、さらに被害が広がることを防ぐために、東京ごと犠牲にすることを、アメリカは躊躇なく選びます。
もちろん、名ばかりの国連を表に出して。
そう、アメリカは、そういう国なんです。
対岸の火事に対しては、同盟関係の名の下、協力しますが、自分に火の粉がかかろうとすれば、全力で振り払い、自国の利益を第一に考える。
それを、日本人は自覚しなくてはいけないのです。
<憲法九条があれば大丈夫。>
そんな寝言を言っている、現実を見ないでキレイごとばかり信じたがるお花畑さんは、核兵器を使われる状況に追い込まれたとき、何と言うのでしょうか。
自国を守るのは、自国の政府。自国の軍隊。自国の国民。
アメリカの核の傘の下で守られている日本の現実を、米軍基地に反対している沖縄県知事やプロ市民、憲法九条の会、左翼、無知で無関心な日本国民すべてが、受け止めなくてはいけない。
そのための機会が「シンゴジラ」であり、この度の「トランプ新大統領の誕生」でもあると思います。
日本人が、本気で自国を守ることを考えなくてはならない時がやってきたのです。
そんな日本存続の瀬戸際で、憲法改正を阻止するためなのか自分たちの家族のことが最優先なのか、国体そのものである皇室のガタガタは、甘っちょろくて腹が立ちます。
何が一番大切なのか、優先順位をお間違えではないのでしょうか。
(# `)3′)▃▃▃▅▆▇▉▉▉ ブォォォォ
映画を観て帰宅した後も、興奮冷めやらぬ息子たち。
パジャマに着替えながら、長男はこんなことをつぶやきました。
「なんだか、ゴジラがかわいそう・・・」
はっΣ(゚д゚ )!!
その発想、自分にはなかった・・・。
映画を観終わった後、不思議と清々しく爽快な感覚を味わったのは、「公」のために尽くそうとする人たちに対して、足を引っ張ったり妨害したりする存在がなかったことと、「正義」対「悪」という図式の、単純な勧善懲悪の物語ではなかったから。
そうだ。
ゴジラは、生まれたくて生まれてきたわけではない。
街を破壊したくて海から上がってきたわけでもない。
人間が生み出した、・・・それも不法投棄を平然としている国々が生み出してしまった「人ならざる」「畏れ」「神の化身」。
突然攻撃され、びっくりして、怖くて痛くて、最後には凍結させられてしまって、立ったままの姿を晒しつづけるゴジラは・・・、
そうね。 かわいそう・・・。
シン・ゴジラ Shin Godzilla - Who will know (24_bigslow) / 悲劇 W.Lyrics ver.2
切ないね。
そしてその夜、息子は「うわーーーーー‼」と、うなされたのでした。
アマゾンのイゾラドをNHKスペシャルで観た後のように。
「ゴジラはおうちに帰ったよ。もういないよ。だいじょうぶだよ」
息子の背中をトントンしながら沿い寝した母でした。
5.怪獣映画、国難映画、日本再生映画でもあるシン・ゴジラ。荒ぶる神、 「呉爾羅」。
ゴジラの動きを止めるために凍結剤を開発した矢口プランを採用した、ゴジラを倒すための作戦
「ヤシオリ作戦」。
ヤシオリとは、漢字で書くと
「八塩折」。
そう、あのヤマタノオロチを倒す時に用いた日本酒、八塩折之酒のことです。
八塩折之酒とは・・・。
『日本書紀』には、須佐之男命(素佐男尊とも。すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治するために八塩折之酒(やしおおりのさけ)という八度にわたって醸す酒というものを造らせる記述がある。実際の酒質がどのようなものであったか、重複して醸すという点でのちの貴醸酒に通じるものがあるのか、などの疑問点がいまだ解明されていないが、これも日本酒の起源を考えるのに興味深い史料の一つである。
日本酒の歴史Wikipedia より引用
「作戦名が長いので、ヤシオリ作戦というのはどうでしょう」
さらっと主役の矢口さんの口から出で来る、ヤシオリ作戦。
超エリート官僚、政治家は、日本の歴史についても造詣が深くなくてはいけません。
※エヴァンゲリオンにも、源平合戦での那須与一が扇を射抜くエピソードにもとづいた「ヤシマ作戦」が登場しますね☆
同盟国のアメリカ様は、ゴジラの存在、ゴジラの血液の秘密に気づきながら、なんと、核を使用することを決めます。
あの、大東亜戦争の「原爆」投下実験と、同じではありませんか。
同盟国でもある日本、民間人である日本国民の命を軽んじていることに、それでも驚きを感じてしまいます。
性善説、相手の善意だけを信じて、盲信的に楽天的に構えているばかりではいけないことを、痛感します。
日本はおそらく、特殊な国なんです。
日本が各国に根回しして工作できることを各国が意外に感じてしまう程、外交が下手くそな国なんです。
外務省には、ハニトラにひっかかった売国奴ばかりで、真の愛国者が少ない証拠です。
今回も外務省は、クリントン氏が次期大統領に当選するオプションしか想定しておらず、トランプ氏と安部首相の対談を事前にセッティングできないほど、無能で国際政治音痴で、中国共産党とCIAの工作員ばかりが集まる省庁になり果ててしまっているのですもの。
公共放送であるはずのNHKのクリントン氏当選ありきの報道は、いったい何?
トランプ氏を愚かな暴言吐きのキチ○いとして扱い続けるのは、クリントン側、中共、欧米やユダヤの裏の組織から便宜を図られ命令され、日本人を洗脳するため?
中国を名指しで非難し、アメリカの労働者を守ろうとするトランプ氏は、アメリカの真の愛国者ではないの?
・・・・・・・orz
アメリカ様は、ゴジラの秘密を日本とアメリカだけで共有しようと謀ります。
中国・露西亜も、核の使用を止むを得ない事態だと判断し、止めません。
自分たちに被害が及ばないことが、なによりも大事だからです。
韓国の名は、・・・出てこなかった気がします。
しかし、どんな手段を使ってもゴジラの動きを止めさせたい日本は、世界中の科学者に情報を提供し、共有し、世界中のスーパーコンピュータを活用して、「血液凝固剤」と「活動抑制剤」を一刻も早く製造しようと尽力します。
ドイツの科学者が前向きに協力しようとするシーンには、胸が熱くなりました。
※最近は、「BLUE GIANT シュトリーム」のドイツ人に感激していることもあり、ドイツ贔屓です。
アメリカの核の暴走をとめるためのカギは、どうやらフランスであったようです。
ヤシオリ作戦。
ゴジラが停止している場所が東京駅である必然性が、分かりましたww
一斉に発進、衝突する列車の壮絶なシーンには、子供たちも声をあげて驚いていました。
在来線、新幹線、戦闘機、戦車、働く車、そして怪獣。
男の子が好きにならないはずが、ありません。
女の子だって・・・(笑)
シン・ゴジラ ヤシオリ作戦
※ ※ ※ ※ ※
縄文の太古の昔から、村社会の中で役割と責任を持って生きてきた日本人。
聖徳太子のいた(実在するのか蘇我入鹿なのか、伝説の人物なのかは別として)その昔から、
「十七条の憲法」で貴族や役人(公務員)を律し、
「武家諸法度」で武士(公務員)を律し、
「慶安の御触書」で農民(一般国民)を律し、
村社会、町文化の中で培われた国民性は利己主義よりも協調性を育み、
ついに、明治維新で外敵(英仏米など列強諸国)から国体を守り抜き、堅持しました。
それが、日本人の持つDNA。
日露戦争に勝利し、傲慢になり慢心した政府や軍部やマスコミ、国民は、大東亜戦争で敗北し、戦勝国による洗脳によって、必要以上に委縮し、自虐的になり、愛国者は国の中枢から退けられ、利己的な権力や金銭の亡者、共産主義者ばかりが出世し、GHQによる日本弱体化政策は完成し、戦後70年に渡って続いてしまいました。
日本人の遺伝子に組み込まれている、「責任感」「使命感」「利他的精神」をもつ素晴らしい政治家や官僚、指導者は、きっと存在してくれています!
虎視眈々と、日本の敵を追い詰めて、捉え、追い出そうとしています。
そして、「真の愛国者」も、存在しています。
政治の世界に対してだけでなく、自らの存在意義を否定し左翼化しつつある皇室に対しても、恐れることなく声をあげ、情報を発信しています。
インターネットの発達により、一般国民もマスコミによって意図的に流されていた偏った情報だけでなく、自ら情報を取捨選択し、発信できるようになったことで、マスコミの欺瞞、罠に気づき、メディアリテラシーも身につけつつあります。
そんな時代に、この「シン・ゴジラ」が制作され、多くの支持を集めていることに、神意や大いなる動きを感じます。
日本や世界が『浄化』され、日本人全体が『向上』していく潮流を感じています。
「国」ではなく、世界中の一人ひとりの人間が、日本的な価値観に『共鳴』し、ともに『高め合う』ことの実現へ。
EUからの離脱を選択せざるを得なかった英国人も、
トランプ氏に投票せざるを得なかった米国人も、
浅はかで愚かなわけではないのです。
一時の流行や潮流から、間違った選択をしたわけでもありません。
※ただし、レンホウ氏に投票した東京都民は、浅はかで愚かな情報弱者そのものです。
経済的な側面、株や円の相場の損得から判断することが賢明な選択だと思っている賢い人は、本当に賢い人なのでしょうか。
経済的な成長だけが、その国やその国民にとっての一番大切で幸せなことなのでしょうか。
自分たちはどんな国をつくり、何を大切にして、次の世代に引き継いでいくのか。
十分なお金や経済的な成功よりも、もっと大事な「お国柄」。
ずっと守り続けていかなくてはいけない伝統や文化、自然や国土、誇り。
それを改めて考え、気づかせてくれる映画が、『新・真・神ゴジラ』です。
また、観たい。 何度でも、観たい。 きっとまた、観ます。