6月9日、ロックの日。
行ってきました、仙台へ!
初、KANさんLIVE!
息子たち二人にとっては、ミュージシャンの初LIVE!
(「おかあさんといっしょ」「仮面ライダーショー」など、生ライブは経験済みw)
その名も、
『弾き語りばったり #23 三歩進んで何故戻る?』
小6の長男は、その5日後に、再び修学旅行で仙台へwww!
ことの経緯は、LIVE出発の1週間ほど前。
食卓の話題は、再来週に迫った兄の修学旅行。
母の小学校時代の修学旅行@ 東京は、国会議事堂と皇居と後楽園遊園地(古っ)。
引率した教え子の時代は、上野の国立科学館や靖国神社、NHKスタジオパーク。
兄「そういえば、スタジオパークって早く行って並んでいると、すぐ近くで見学できるんだよね」
母「そうだね。会いたい人がゲストの時には、気合いを入れて並べば会えるね~」
兄「おかーさん、KANさんがもしゲストなら、会いたい?」
母「うん、もちろん!NHKがもっと近かったら、朝から並んで会いに行くかも♪」
(・・・・・。今回の弾き語りLIVE、秋田には来ないけど、仙台といわき、まだチケットある・・・。)
母「KANさんね。実は、近くに来るんだよ。来週、東北で弾き語りLIVEがあるの。行きたい?」
兄「えーーーっ! 本当? 行きたい、行く行く!」
母「○○、その週に修学旅行で仙台に行くじゃん?」
兄「下見、下見。仙台は何回も行ってるし、これからもすぐ行けるし」
ということで、毎日、チケットの販売状況をKANさんのオフィシャルサイトでチェックしていて、
まだ発売していることを知っていたので息子たちに聞いてみると、全力で行きたい旨。
ヰセキの農機具展示会、翌日は町内の運動会に少年団の入場行進と種目で参加予定。
おとーさんに相談してみると…。
父「よーし。おとーは牛タンを食って待ってるから、3人でコンサート、行っておいで」
取り急ぎ、ローソンチケットで3席ゲット!
小さい劇場だから、ピアノの発表会のようなこじんまりとした雰囲気かしら。
出かける前に、水が入りにくい田んぼに水を入れたり、草刈りをしてちょっと時間が押しましたが、
いつもビックコミックを買う地元の本屋さんへ立ち寄り、最新号をゲット、
イセキにも立ち寄り、トラクターや田植え機の最新の動向を知り、垂涎のまなざしで見つめ…。
時間節約のためセブンイレブンで昼食を買いこみ、途中から高速に乗っていざ、仙台へ!!
・・・このとき、わたしが買いこんだもののなぜか食べなかった「あんかけ焼きそば」が、
のちの悲劇を生むことに。
その週はちょっと肌寒い日が続いていましたが、ようやく晴れて、絶好のドライブ日和。
助手席より運転席が好きな私は、ご機嫌で運転を担当していましたが、
長い信号待ちの時間だけ廻ってくるビッグコミックに我慢が出来なくて、
途中で助手席に移動。
今回も、エモーショナルでエキサイティングな『BLUE GIANT SUPREME』。
読むのが惜しいほどにゆっくりと堪能し、一度読んでから、また噛みしめるように読み返し、
『バディドッグ』のAI搭載自立型ペットロボ「バド」の活躍と可愛らしさに心奪われ、
それぞれがお気に入りをひとつずつ読んだ後、順番にマンガを回して読みました。
途中、二車線になったところで、左右ひとつずつの丸目を持つスマートな白い車体。
めちゃくちゃ早い車に追い越され、いつもなら「あのかっこいい車を追いかけて!」
というところですが、あまりの速さに目で追うしかない、そんな車に遭遇しました。
VIDEO
父「あれが、フェラーリの買い物用の車、カリフォルニア。
ポルトフィーノもいいぞ。いつか買ってやるからな!」
母「(はいはいw) カッコいいねえ、フェラーリは赤もいいけど、白も素敵だね~」
弟「おかーさん、スカイラインとあの車と、どっちがいい?」
母「う~ん、やっぱり、スカイライン♪」
東北道では、某県一桁ナンバーのスカイラインに遭遇し、熱いまなざしを送ると、
運転手さんは訝しそうにこちらを見てました。
失礼しました~。
そうこうするうちに、予定時間に仙台に到着。
開演時間は16時30分ですが、会場には16時に入りました。
おとーさんとは、ここでお別れ。
みんなで夕飯にたべる牛タンの前にちょっと梯子して、別のお店でご飯抜きで食べてくる・・・、
はずだったのですが。
子供たちは、公演会場横の「サツキの盆栽展」におじゃまします。
展示室に入る前に一礼、退出する前にも帽子をとって「ありがとうございました」と一礼するのは、
少年団活動で学んで身についた礼儀作法で、それにはおじい様方も感心されていました。
見事な美しい花を咲かせているサツキと、サツキと一緒に並んでいる小さな苔などの盆栽。
「どうしてサツキだけでなく、小さい盆栽も並べるのですか?」
「色の違う花がひとつの木に咲くのは、どうしてですか?」
気になることを会場の入り口に座っていたご年配の方に質問すると、丁寧に答えてくださいます。
そして、
「きみたちも、いっしょにサツキを育ててみないかい?」
「いっしょにサークルにはいらないか?」
とスカウトされましたが、秋田から来たことを伝えると、
それならと、小さなサツキの苗をプレゼントしてくださいました。
素敵な花を見せていただいたあと、いよいよ開場時間です。
ピンクの紙に、質問したいこと、誰のものまねをやってほしいかなど書きこみます。
MCの中で、選ばれた何名かと直接お話しできるとのこと。
子供たちは、かなり真剣に書いてます。
あたるかな~、読まれるかな~と、ドキドキしていたみたい。
グッズ売り場では、『素数トランプ』を購入。
兄は、修学旅行へ持って行って、新幹線の中で遊んだそうです。
いよいよ、会場にはいります。
ピアノの音が聞こえてきます。
客席は明るいのですが、うすぐらいステージでピアノを弾いている人がいます。
KANさんの弾き語りLIVEでは、開演前のステージでピアノの練習をしていること、
今回のツアーのセットリストもネットで調べて伝えてあったので、
「あ~、本物のKANさん、いた!」
「ふつーにいるし」
「けっこう間違ってる?暗くて見えにくいのかな」
すると、
『時間通りに開演しますので…』
と、ステージからKANさんが客席に話しかけます。
もう、気持ちはワクワク。
17時になると、会場のアナウンスが聞こえてきます。
真面目な女性の声で
「・・・スマホ、スマヘの撮影、録音はご遠慮ください」
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
子供たちは、ダジャレ好きでおちゃめなKANさんのコンサートが始まる期待に、興奮マックス!
客席が暗くなり、ステージが明るくなり、KANさんの登場です。
さっきまで練習していたから不思議な感じ(笑)
正装してるKANさんは、小柄でもカッコイイです。
マイクを通して聞こえるあの歌声と、迫力ある美しいピアノを全身で感じると、
背筋がゾクゾクしてきます。
足の腿の上に置いたバックが、共鳴して振動するほどの音量。
曲名と歌詞が、ステージの右上にモニタリングされます。
ずいぶん高い位置にあるのは、いちばん前の客席の方がグランドピアノ越しに読めるぎりぎりの位置を考えてあるとのこと。
さり気ない気遣いが、ステキです。
大好きなあの曲も、久しぶりに聴くあの曲も。
楽しくて、洒落ていて、ちょっぴり辛口で笑ってしまうおしゃべりも。
CDで聴いた通りの素晴らしさ。
五感、肌で感じる興奮は、LIVEならではの感動。
ちょっとシリアスで感動的な曲を演奏すると、隣に座ってる弟は、母の顔を覗き込みます。
感動して泣いていると思うみたい。
・・・ということは、息子もそんな曲だと思っているんだなあと、ちょっと感動したり。
ピンクカード、残念ながら我が家からは誰も選ばれませんでしたが、
前の席に座っているお姉さんの「餃子博」の質問が選ばれ、
すぐ目の前で、楽しくおしゃべりしているのを見ることができました。
■セットリスト
指輪
寝てる間のLove Song
死ぬまで君を離さない
何の変哲もないLove Song
遥かなるまわり道の向こうで
キリギリス
朝日橋
Lullabye (Goodnight, My Angel) by ビリージョエル
あの、ゆるやかな日々 by チューリップ
青春の影 by チューリップ
東京ライフ
けやき通りがいろづく頃
よければ一緒に
愛は勝つ
雪風
<アンコール>
今度君に会ったら
弟「KANさんて、おしゃべりがすごいおもしろいんだね」
兄「こんどはどこの町に行く? いわき? 青森? 静岡? wktk」
会場の観客とKANさんといっしょに歌った「よければ一緒に」と「愛は勝つ」の一体感。
息子たちのニコニコと弾むような笑顔が、なにより嬉しかったです。
そうか~、自分が楽しむことより、息子たちが楽しんでいるのを見るほうが楽しいんだ。
これまでいろんなLIVEに行ったけど、楽しみ方が少しずつ変わってきていることに気づきました。
子供たちはサツキの苗を手にし、まだ明るい仙台市泉区「イズミティ21」をあとにしたのでした。
そして。
一足早く、別の牛タンやさんで楽しんでいたはずのお父さん。
ホール前まで車で迎えに来てくれているはずが、ちょっと離れたコンビニの駐車場にいる。
「どうしたの?」
「腹の具合が悪い」と、蒼白な顔。
聞けば、ゴミを片付けている時に、わたしが食べなかったあんかけ焼きそばを見つけ、
食べてみたと。
変な味がしたと。
途中でやめたけど、ヤバい感じがしたと。
とりあえず、我が家一押しの牛タンや「利久」へいって、
お父さんだけは定食にせず、単品で牛タンだけたくさん注文。
一口食べたけど、・・・あとは。
子供たちとわたしは、厚くて柔らかい牛タンを堪能しました。
お父さんが回復するまでしばらく仙台に滞在し、翌日の町内運動会に間に合うように
夜の高速道路をクルージングして帰路に就きました。
長男は、先日、再び仙台へ修学旅行へでかけ、リゾートホテルの夕食で再び牛タンと出あい、
翌日の昼食でも、伊達の牛タン定食を食べ、楽しい想いでとお土産いっぱいで帰宅しました。
わたしにとって初めてのミュージシャンのコンサートは、佐野元春さんでした。
息子たちにとっては、KANさん。
KANさんの歌に出てくる男の子、男の人のような日本男児になってほしいな。
ひたむきで真面目だけどユーモアがあって、ウィットに富んでる人になってほしいな。
弱さを自覚している、だからこそ強くてやさしい人間になってほしいな。
そんな願いを込めて、これからも聴きつづけます♪